意味のある人生とは−「人生の目的」


意識を向けたものが手に入る

・人生では、その人の意識が向いたものが手に入るようになっています。

・もしも、お金を大事にしているつもりなのに、お金が入ってこないという人は、「大事にする」対象を間違えている可能性があります。
「お金」ではなく「お金がなくても頑張る自分」を大事にしているのかもしれません。

・誰だって、苦しいことやつらいことを経験したくはありません。
それなのに、なぜか「苦しいこと」を引き寄せてしまうのは、知らず知らずに、苦しいことこそが人生だと信じてしまっているからです。

 

「人生の意味」をどう見つけるのか

・人生には意味があるはずだと考える人は多くいますが、それが苦しみの原因になることもあります。

・いっそのこと、「人生には意味があるようで、意味がない」と考えてみるのも、一つです。なぜかと言うと、動物として人間を見たとき、一生は、「命をもらって、そして受け継ぐだけ」という側面もあるからです。

・あなたが「意味を感じる」ものを探せば、人生に意義を見出せるかもしれません。多くの人は、誰かを愛したり、誰かに愛されたりすることで、自分の人生の意味を見出します。

・あなた自身が「これは意味がある」と思えることでいいわけです。
それが、どんなに地味で目立たなくても、あなたがこれをやるために生まれてきたと感じる活動をやっていれば、心から充足する日々が送れます。

 

社会的な価値から脱する

・人生の意味を見出すためには、自分なりの価値観をもつことが必要です。
・たとえ世間がどう言おうと、あなたにとって大切なことを一番にしていかないと、人生の意味を見出すのは難しくなります。

・何が正しくて、何が間違っているのか。何が好ましくて、何が好ましくないのか。そういうことを一つ一つ整理していくことが、あなたの幸せにつながっていきます。

 

「いいか、悪いか」で判断しない

・私たちは物事をつい「いい」「悪い」で判断しがちです。けれども、ある時点では「いいこと」が別の時点では悪いことになったり、ある時点では「悪いこと」が、また別の時点でよくなったりすることはよくあります。

・簡単に「これがいい」「これが悪い」ということを考えずに、「これはいいかもしれないし、悪いかもしれない」「これは悪いかもしれないし、いいかもしれない」というニュートラルな状態でいなければ、人生の本質は見えてきません。

・何かを判断するとき、自分にとって絶対はずせない基準をもっておくことです。直観で決めるか、世間的に有利かどうかで決めるかでは、まったく違った決断になるでしょう。

・忘れてはいけないのは、誰かの判断で決めようとしないこと。自分の物差しをもつことです。

 

まとめ

人生では意識を向けたものが手に入るようになっている。

37年の人生を生きてきた僕は自分の求めてきたものを手に入れていると実感できる。
たとえば安定した仕事に就き、自分の家族をつくること。

逆に言えば、それ以上でもそれ以下でもない。

自分が大金持ちでもなければ、貧しさに苦しんでいるわけでもないのは過去の自分が安定した中流の平凡な暮らしを志向していた結果なのだと思う。

求めるものがもっと豊かなものであれば、もっと豊かな暮らしを得ていたのだと感じる。
僕が中流の家庭で中流の親に育てられ、それが正しいことだと思っていた。
つまり、そういう思考しかできない土壌で育ったのだと思う。
決して、だから不幸だと言っているのではない。
僕は十分幸せを感じている。

 

最近、SNSを通して過去の自分のお付き合いの枠を超えた方々と交流することが多く自分自身のそういったブロックも外れつつある。

自分の軸を保ちながらも、自分の外枠を広げていくことで人生の面白さをもっともっと味わえるのではないかと感じているのだ。

そういう風に社会的な価値や常識から判断しない見方で、人生を見つめ直すとこれからの半生はもっとワクワクしたものになるのではないかと期待に胸が躍るのです。

 

 

生き抜くために知っておくべき現在と未来−「答えを探さない覚悟」


生き残るのは自分を主語にして話す人

・特にこれからビジネスを有利に進めたいのなら、当事者意識のない日本人の態度はまったく通じません。会社に入って給料をもらったら、すでに当事者です。「部長が勝手に決めたこと」「私はいいけど会社が」などと口にしていたら、他社の人は違和感を抱くでしょう。

・ほとんどの人が当事者意識を持っていないわけですから、こうした人たちの中にあって自分さえ意識を強く持てば、リーダーになれるし、チャンスは巡ってくるし、世の中を変えていけるということでもあります。

・常に主語を「私」で言うと、自分の心持ちもポジショニングも変わってきます。逃げないことで、見える風景は変わってきます。そして周囲も変わってきます。

 

決断のスピードは情報の質と量で決まる

・今は、この膨大なデータの中から、必要な情報、適切な情報と、間違った情報を取捨選択する能力が求められています。

・膨大な情報量と付き合うためには、英語力とスピード、感覚が必要になります。正しい情報を得なければ、毒入りの米を食べることになるかもしれないのです。

・グローバル化した社会では、世界の情報が必要になります。以前より、必要とされる情報は膨大になっています。情報に、質だけでなくスピードや鮮度、量が求められる時代になったのです。

 

人は「もっといいもの」を求め続ける

・心地が良いということは、変化がない、成長がないということです。今は気持ちよくても。変化が止まればいつか衰退します。
・人間はすぐに飽きる動物です。人間ほど常に「もっといいもの」を求める生き物はいません。次々と新しい産業が起こるため、主役になっても、ずっと主役でいられません。

 

日本ブランドを伝えられる日本人になる

・海外に行くなら、日本の悪口ではなく。日本のより良い点を言える人になってから行ってほしい。
・海外に出て、日本の良さを知る機会を持つことも有意義だと思います。

 

まとめ

日本人ほど当事者意識に欠ける人種はいない。

そう言われても僕たちはハッと気づくことができないだろう。

それは、僕たち日本人の社会(会社生活においても政治においても)は責任を取る人がいない構造になっているからだ。

本来責任を取るべき人が、責任を負わないという現象は日本中のあちこちで見受けられるのではないだろうか。

グローバル化していくなかで、この状況をコンフォートゾーンとしている日本人が世界の国々に勝てるかというと非常に微妙な話だ。

僕たちができることは、一人一人が当事者意識を持つことだ。
「上司が言うから仕方がない」ではなく、自分自身が考え行動すること。
「政治が悪いから生活が悪い」ではなく、自ら生活をよくするために選挙にいくこと。

そういう当事者意識を持つ日本人が増えていくことで日本という国が強くなっていくのではないだろうか。
そういう期待を著者は若い世代に抱いているのでしょう。

 

「なりたい自分」に本気で近づくために−「答えを探さない覚悟」


どんな組織でも一度は上に立ってみる

・人間は命令されるだけの立場に長くいるとリーダーシップを失ってしまいます。大事なのは、身の丈に応じて人の上に立てる空間を作ること。

・自分が常にリーダーでいられる場所で活躍していれば、リーダーの経験をどんどん積み重ねることができます。

・周囲が優秀で、自分がリーダーシップを発揮するチャンスがない場所にいれば、リーダーシップを失っていくことになると思います。

・指揮命令系統の下にいるくらいなら、創意工夫がやがて生かされる可能性のある小さな組織のリーダーを目指すのも一つの方法ではないでしょうか。

 

ジャンル別に“師匠”を見つける

・ビジネスの世界には、その道のプロと呼ばれる人たちがいます。彼らを良き師、メンターとするのです。

・盲目的に一人の人に憧れるのではなく、複数の人の優秀な部分を自分の部品として取り込む。これを私は「インデックス型メンター」と呼んでいます。
それぞれの人の尊敬できる部分にインデックスを貼り、それを集めて自分の部品とするのです。
言わば、複数の尊敬できる人の「イイトコどり」です。

・成功も失敗もしているその道のプロからは、本よりも何よりも、圧倒的に効率よく学べます。
また、その姿を追っていれば、彼らの成長が自分にもフィードバックされ、自らも加速度的に成長することができます。

 

他人への心配りを大切にする

・こんな時代には、ハイテクに振り回されずに使いこなすスキルが必要です。
そして、それと同じくらい、いやもっと大切になっているのが、人への心配りや気配りです。
私はこのことを「ハイタッチ」の心構えと呼んできました。

・まず相手の人に真剣に関心をもつことが、人間関係の構築において重要な第一歩です。

 

コミュニケーションでは「顔を見て話す」が基本

・ノウハウでなく、「顔を見て話す」ことはコミュニケーションの基本です。

・人を動かすには、心を動かさなくてはダメです。

 

聞く力=話してもらえる人間性

・いい営業とは、間違いなく「聞く力」のある人のことです。
もっといい営業は、「こいつだったら話そう」と思ってもらえる人。
さらにいい営業は「今年、君の目標値はいくらなの?」と聞いてもらえる人です。

・「聞く力」を磨くというのは、誰よりもあなたに話したいと思わせる人間になることに他なりません。

・自分の話を聞いてもらいたければ、人の話を聞くこと。相手の立場に立ち、親身になって話を聞いてみてください。
相手から学ぼうという意識があれば、自然とトビラは開かれます。

・相手が話してくれたら、何らかの提案やアクションでそれに答えることです。
相手がくれた情報に対しては必ずお返しをして応える。
これが相手の信頼を得る第一歩です。

 

体力こそビジネスでの必須条件

・途中で投げ出さず、成功するためやり抜く体力は、最低限のビジネススキルです。

・海外では、トップに近づけば近づくほど健康に気を遣うようになります。役職が上がるほど体力を消耗する仕事が待っています。

・体力は集中力にも関わってきます。集中力はビジネスの成果に大きく関わる能力です。

 

 

まとめ

せっかく組織に属した以上は、リーダーシップを持つ体験はしたほうがいい。

それは僕自身も感じることだ。

確かに、命令される立場のまま甘んじていれば、自己肯定感や自信が失われ、リーダーシップが減退していくような感覚に陥る。
(これは15年間の社会人生活の中で6年間部下がいない生活を送った自分が感じること。)

お山の大将、ではないが、自分自身がたとえ小さくても人の上に立って動かしているという感覚は知らず知らずに成長に導いてくれるものなのだと感じる。

もちろん専門職について、そのことで社会に貢献していると実感して仕事の喜びを感じる方もおられるだろう。

しかし、会社組織に属した以上は、身の丈にあった組織において自分のリーダーシップを発揮できることは、仕事の喜びでもあり幸福感につながるものだと僕は思う。

 

「自分はナニモノなのか?」を知る−「答えを探さない覚悟」


自分の命を何に使いたいのか、自分の胸に問う

・自分が成功したいという形は具体的にどういうものなのか、もう少し深く自分の胸に聞いてみるのです。

・根幹の部分がはっきりしていないと、何をしても、達成感も幸福感も得られません。学校の先生や両親やマスコミが発信する「みんなが思う幸せ」や「みんなが目指す成功」に振り回されることになります。

・世間という名の圧力や、親の期待や友達との比較、自分のプライド、社会の常識などを取り払わなければ、本当の自分は見えてきません。

 

情熱を傾けられる職種や業界を見つける

・情熱を傾けられるものを見つけることは、自分なりのカッコいい生き方をするために何よりも重要な要素です。

・強いトリガーがなくても、自分の進路は見つけ出せます。まだ探し出せていなければ、どんな子供だったのか思い出してください。

 

転職は会社の構造を知ってから

・最初の会社に数年しかいないと、会社の構造もわからず、価値判断も身についていないうちに止めることになります。

・仕事で一番難しいのは人を育てることです。信条、言葉、家族構成、価値観すべて違う人たちを同じ方向に向かせるのは至難の業です。

・「なぜ転職しなくちゃいけないのか」「なぜ転職しない方がいいのか」について、それぞれ理由をノートの見開きの両ページに手書きで書きつらねていくのです。
そして、じっくりそれを眺めます。不思議なことに、否定の理由も、肯定の理由と同じくらい出てきます。決断するときには、それを天秤にかける。

 

何のプロとしてお金をもらうのか

・会社は義務教育の延長線上にはありません。会社はプロとしてお金をもらう場です。

・自分は何のプロとして報酬を得るのか、何で社会に貢献するのかを真剣に考えなくてはいけません。

 

独立する前に、稼ぎを具体的に見積もる

・起業するなら、具体的にシミュレーションしてみる必要があります。
具体的に稼ぎや経費を計算してみることは、独立しようという人はもちろん、すべての人に有効です。
自分の給料がどのような流れの中で支出されているのか理解できるからです。
これは、働く姿勢として大切なことです。

・一人ですべての仕事に対応する必要はありません。
プロジェクトごとに、それぞれの専門分野のプロが繋がってチームを作り、一つの目的に向かって進むのです。
うまく機能すれば、これで最高のアウトプットが可能になります。

・そのためには他人との差別化要因もスキルも必要です。
自分の専門分野を築き、誰にも負けないという自信を持つべく、好奇心を前回にして勉強する必要があります。

 

まとめ

僕には一つ後悔があります。
学生時代に、将来のことについて真剣に考えていなかったことです。

今、働いている会社に務めていることに全く後悔はない。
これは本当に縁というか偶然の産物だと思う。

今、就職活動中の学生には絶対に後悔してほしくはない。
本書はそのための羅針盤となるので是非読んでもらいたい。
就職活動中の学生のみならず、今働いている方も是非自分を見つめ直す機会にしてもらいたい。

自分は何をするために働いているのか?
子供の頃の自分はどんなことに好奇心を持ち、ワクワクしていたのか?

そして転職を考えている人に問いたい。
その理由は今の職場がイヤだからという理由ではないか?

やりたいこと、ワクワクすることを軸に据えているのか?

そんな僕もまだまだ模索中ですが、情熱をもってする仕事のほうが楽しいに決まっていますよね。

なぜあなたは全力で仕事に向き合えないのか−「答えを探さない覚悟」


なぜあなたは全力で仕事に向き合えないのか

・感動とは既知の概念を飛び超えたものに出会うということ。仕事は感動なくして成り立ちません。

・人に、予想もしていなかったような言葉を言われたり、部下がこちらの期待をはるかに超える成果を出したりしたとき、人は感動します。
これが仕事のモチベーションになるのです。

 

「驚き」が、人の心を動かす

・仕事に関わるすべての人を「感動」させなければ仕事ではありません。
・優秀な経営者は皆、感動させるために段取りしています。相手が消費者でも、スタッフでも、世界を動かす人たちには共通の行動だと思います。

・人間が生み出すことのできる最大の価値は感動。物で満たされた現代では、感動や驚きがビジネスにおいてますます重要なキーワードになっていくでしょう。

 

「がんばります」ではなく「数字」で魅せる

・ビジネスにおける説得材料は、基本的には数字だけです。ビジネスの現場で「たくさん顧客訪問をする」という言い方は無意味です。
「1年で180回訪問します」といった数値と、その根拠を提示しなければ、評価するほうもされるほうもハッピーな結果にはなれません。

・数字にするだけでゴールが明確になり、心持ちも変わってくると思います。

 

早く実行して、早く失敗して、早く対応する

・失敗こそ人が学ぶ絶好の機会です。むしろ失敗からしか学びはないと思っています。

・成功から多くは学べません。それどころか、成功体験が未来の成功を邪魔することもあります。

・やってみるから結果がわかる。頭で考えるだけでは、それがよい結果になるのか悪い結果になるのかわかりません。

・経営者は、失敗が小さなうちに即座に決断し、リカバリーします。大切なのは、失敗からどれくらいの期間で立ち直れるか。そして立ち直った時、どれくらい高くジャンプして成長しているかなのです。

・失敗の要因をしっかり分析して、同じ失敗を二度と繰り返さないように対策を立てるのです。

 

「なぜ」を考えれば、仕事は面白くなる

・何か問題が起こったとき、「なぜ」を考えないと根本的な解決になりません。
・その場限りの処置しか考えなかったり、繕ったりしていれば、本質的なことが考えられない人間になっていくでしょう。

・理由がなければ現象として現れることはありません。失敗した瞬間に一義的に否定するのではなく、背景を見るわけです。

 

好奇心がチャンスを生む

・普段から好奇心や疑問を持ち、もっとこうなったらいいと考えることのない人は、「仕事」ではなく、「作業」の繰り返しを人生の中心にせざるを得なくなります。

・いろいろなことに興味を持ち続けないと、時間はムダにあっという間に過ぎていきます。

 

変化を起こす側にいなければつまらない

・仕事をすることの意味の一つに、貢献する喜びがあります。私は、貢献とは変化や変革だと考えています。
・仕事をするなら、人の暮らしが少しでも快適になるような変化を起こそうという気概を持ってほしい。

・どんなに小さいことでもいいので、生活によい変化を起こそうと考えることが、生き生きと仕事をするためには欠かせないのです。

 

まとめ

あなたは日々全力で仕事に向かっていますか?

仕事に追われて、苦悶の表情で仕事をしていると本来自分が何のために仕事をしているのかという目的意識が薄れてきます。

仕事をお金儲けのためだけが目的になっていたり、生活の手段になっていても同様に仕事に対して本当の意味で全力投球することはできない。

仕事というものは人生の大半の貴重な時間を投資するもの。
自分の生きる目的を明確にした上で、常に好奇心を持ち感動を追い求めていたいものです。

仕事が苦痛だと考えるなら、「なぜ」苦痛なのかということを一度よく考えてみることが必要だろう。
しかるべき答えが明確になったのなら、自ら進んで環境を変える選択と決断をするべきでしょう。

仕事が人生のすべてではないが、仕事は人生を豊かにするための重要なことの一つであることは間違いない。

 

人生に“一人勝ち”なんて、ないー「競争からちょっと離れると、人生はうまくいく」


世の中が不平等なのは「自然なこと」

・仏教でいう「共生(ともいき)」の思想のいちばん根本にあるのは、「幸せを分かち合う」ということです。
競争社会でいう勝ち組、負け組、あるいは、一人勝ちといったことは、いっさいないのが「共生」の考え方なのです。

・それぞれが自分の能力を十分に発揮できるようなチャンスを与えられる、その中で誰もが自分にふさわしい幸せを感じる。
それが「共生」の考え方に立った、幸せを分かち合うということです。

 

自分一人の力など、たかが知れている

・一人ひとりが自分を磨き上げて、互いにそれを「和」していく。
個はいってみれば、ジグソーパズルのひとつのピースです。

・会社も、また、ひとつの「個」です。
それらを「和」することで、社会がよりよいものとなっていきます。

 

思いどおりにいかないから、人生は面白い

・「梅花雪和香(ばいかゆきにしてわしてかんばし)」という禅語があります。
梅花は、長く厳しい雪の寒さに耐えてこそ、美しく花開き、気高い香りを放つということです。
この梅のように、人も思いどおりにならない人生の中での精進あってこそ、人としての「輝き」や「深み」ができていくのです。

・思いどおりにならなくて、哀しさと向き合ったら、他人の哀しみにも心を寄せることができる。
人間的に成熟する、とはそういうことだと思います。

 

順境も、逆境も、そのままに受け止める

・自分否定することを、禅では厳に戒めています。

・「いまの自分」を否定することは、その大切な「いまの心」を蔑ろにすることです。

・「即今、当処、自己」というのは禅的な生き方の柱といってもいいのです。
その意味は、即今=たったいま、当処=自分がいるこの場所、自己=自分自身、ということです。

・よかろうが、悪かろうが、順境だろうが、逆境だろうが、そのときどきの正味の自分を見つめていく以外に、人生をまっとうする道はないのです。

 

「征服」しようとすれば、必ず「報復」がある

・組み伏せよう、征服しようとすれば、必ず、手痛いしっぺ返しを食らうことになります。
「自然」とはそういうものなのであり、それが道理なのです。

・「一翳在眼 空華乱墜(いちえいまなこにあれば くうげらんついす)」という禅語があります。
目にかすかな塵が入っただけで、幻の華が宙を舞い、乱れ堕ちてしまう、という意味です。

・少し歩を止めてみる。そこに佇んでみる。
すると、素通りしていた時には気づかなかった、確かな自然の営みが感じられるのではないでしょうか。

 

人生を限りなくシンプルに生きる

・たくさんの人が禅に共感を覚えるのは、あらゆるものを捨てていく、削ぎ落としていく、という禅の世界が、いまの生き方の指針となるからかもしれません。

・シンプルに生きるとは、まさしく、「本分をまっとうする」ことにあるのです。

・「花無心招蝶 蝶無心尋花(はなはむしんにしてちょうをまねき ちょうはむしんにしてはなをたずぬ)」という禅語があります。
蝶も、花も、それぞれに本分をまっとうすることだけにつとめながら、蝶は花から蜜をもらい、花は蝶に花粉を運んでもらっている、互いに結び合い、助け合っているのだ、という意味です。

 

まとめ

限りなくシンプルに生きる。

これが禅が僕たちに教えてくれる最良の生き方なのではないでしょうか?

 

僕たちが生まれてきた、そして生かされているという理由は何かを考えたことがありますか?

僕たち一人一人は本当にちっぽけな存在だけれどなんらかの役割を全うするために生きているんですよね。

仕事を通して社会の役に立つことだけでなく、子供を育てたり親孝行をするのも立派な役割。

 

僕たちが生を受けたことに感謝の気持ちを持ちながら、

自分ができること、与えられた役割を全うすること。

そのために、それを阻害する要因を手放す。

それこそ「シンプルな生き方」なのかもしれませんね。
仕事での悩みや、対人関係の悩みなど本当に取るに足らないことのように感じます。

人生における優先順位はどこにあるのかということを自問しながら、

自分の本分というものを今一度考え直すいい機会を持つのもいいかもしれません。

 

 

 

 

人間的に成長する、とはこういうこと−「競争からちょっと離れると、人生はうまくいく」


「争う」のではなく、「切磋琢磨」する

・禅に「随縁(ずいえん)という言葉があります。現在ついている仕事も、結んでいる人間関係も、すべて「縁」によって、「縁」に随って成り立っています。

・ぜひ、私たちは縁の中で生かされている、ということを感じて下さい。
すると、まわりの景色が変わってきます。

 

なにより、「成長する」ことに力点を置く

・誰にでも、勝つこともあれば、負けることもあるのです。それは現実として受け止め、しかし、そこには力点を置かない。
仲間として一緒に成長していくというところに力点を置くのです。

・禅に「明明百草頭」という言葉があります。「百草頭」とは、さまざまな草花のこと。
「明明」とは、それぞれの草花みんなの生命がはっきりしているさま。
みんなが自分の役割をはたすために能力を磨くことに一生懸命になればいいのです。

 

「約束」に大きいも小さいもない

・「心施」は、人のために心を配る、ということですが、約束を守ることは、心施の「原点」だ、という気がします。

・禅では「分別するな(選り好みするな、軽重を考えるな)」と考えます。
分別してはいけない最たるもの、それが約束です。

・その人に対して常に誠意をもって向き合っていく。
はじめは一滴の水のようなかすかな信頼かもしれません。
しかし、そのことの積み重ねによって、嵩が増します。

 

人間関係を改善するには「まず、あなたから」

・他人の長所も、短所も、はっきりいってしまえば「独りよがり」の判断なのです。

・最初に考えるのは、長所をいかに引き出すか、最大限に生かすか、ということです。

・一方短所については、二つに分けて考えていきます。
ひとつはデザインのしかたやさまざまな工夫によってカバーできる、いわゆる「改善要素」、もうひとつは根本的に変えることのできない「阻害要素」です。

・相手のことは簡単に変えられません。
自分の「対応」を変える方がずっと簡単です。
良いとか悪いとかではなく、そのほうが合理的なのです。

 

誰かと「横並び」の人生なんて、ありえない

・人生というその時間を、それぞれが自分の歩幅で歩んでいく。
そこに「平均」などはありません。

・禅語に「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」というものがあります。
人は本来、一切のものを持たない、まったくの空、絶対的な無の存在である、ということです。

・平均をはるかに超えたとしても、平均に遠くおよばなくても、それが自分の歩幅であり、そこでしか、たしかな人生の足跡を刻むことはできないのです。

 

自分も周囲も明るくする、たった三つの言葉

・人とのかかわりを円滑に進め、なおかつ豊かなものにする。
その秘訣は「三つの言葉」にあるのではないでしょうか。
「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」がその三語です。

・感謝はするほうの心もされるほうの心も、同時にあたたかいものにします。

・「愛語」という言葉があります。
相手を慈しんだ、心のこもった言葉、ということですが、禅では常にそういう言葉を使いなさいと教えています。

・禅に「一花開世界起(いっかひらいてせかいおこる)」という言葉があります。
たった一つの花で明るい世界になる、という意味です。
「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」のたった一言が、あなたと、あなたの周囲の毎日を明るく、幸せなものにしてくれます。

 

 

まとめ

みんながやっているから。

あの人がこうだから。

人は何も意識していなければ他人に左右されてしまう生き方をしてしまうものです。

競争による勝ち負けというのはまさしく、他者を軸において自分が巻き込まれていく受動的なもの。

それによって失うものは少なくはない。
では競争を「勝ち負け」と捉えず、「切磋琢磨」と捉えればどうだろうか。

そうすれば、自らの成長を軸に置いた考え方になるので主体的なものへと概念が変わってくる。

他人がどうあれ、自分自身の成長を基軸に考えて生きていく。

そのことが心を豊かにし、人間関係をも豊かにしてくれるのではないでしょうか。

 

 

 

もっと“自分のペース”で行けばいいー競争からちょっと離れると、人生はうまくいく


「自分のペース」を知っている人は仕事ができる

・重要なのは「自分のペースをしっかりつかみ、それを守り抜く」ことです。

・道元禅師の言葉に「毫厘(ごうり)も差あれば、天地懸(はるか)に隔たり」という言葉があります。
一言でいえば、ちょっとの差もやがては天地ほど違ってくる、という意味。
コツコツと着実に進めるために、自分のペースを守るのが大事なのです。

 

「頑張る」のも、ほどほどにする

・とにかく努力をしなければならない、と自分を駆立てていく「努力主義」には落とし穴があるからやっかいです。

・「欠気一息(かんきいっそく)あるべし」。静かなところで、呼吸を整える。一息つくことが大切だ。

・「ひと息つく」ことは「視野を広げる」ことになります。そうすると全体を見通せるのです。

・「オーバーワーク」は自分のためにも周囲のためにもなりません。
闇雲な「努力主義」から一歩離れてみると、努力の「質」が高まるのです。

 

「自分を責める」前に、やるべきことがある

・「結果」はもう変えられないのですから、目を向けるべきは「プロセス」です。

・失敗したらきちんと「プロセス」に目を向けること。むしろ「結果」は放念してしまう。

・「一念忘機(いちねんきをぼうず)」という禅語があります。
心を働かせず、余計なはからいを一切捨てる、という意味です。

・まず「一念忘機」があって、それから「一念発起」をする。

 

「失敗を成功に転じる」禅的発想法

・失敗やミスを糊塗しようとして、すればするほど、傷口を広げることになるのが言い訳なのです。これは動かぬ原理です。

・マイナスをプラスに転じる。これは禅的な発想の基本です。

・「処々全真」という禅語があります。
失敗もミスも、それが今の自分にとってのすべての結果として、すべての真実として受け取る、という意味です。

 

負けから学べないものに成長なし

・「勝ってうれし涙、負けて悔し涙」。勝っても負けても、そこで涙を流せるくらいプロセスにおいて一生懸命にやることにこそ意味があるのだ。

・負けを活かすも殺すも、すべては「プロセス」にかかっています。

 

「手放す」ほど、大事なものが手に入る

・禅語でいう「身心脱落」。
ここでいう「脱落」とは「解脱」という意味で、一切合切を放下し、なんの執着もない、という「自由無碍」の境地を指します。

・道元禅師の言葉に、「放てば手にみてり」というものがあります。
欲や執着を手放したとき、本当に大切なものが手に入る、ということです。

・上手に「あきらめる」ことには、坐禅にも匹敵するような作用があるようです。

 

過度な競争心は、健康をもむしばむ

・競争からちょっと離れると、自分のペースを取り戻せます。

・感情は素直に表現して、なおかつ抑制がきいているのが美しい振る舞いといえるのではないでしょうか。

・「平常心是道(びょうじょうしんこれどう)」という禅語があります。
感情のままに自然に動いていいのです。しかし、いつまでもそこにとどまっていない、小さな振れ幅であるべき場所に戻ってくる。
それが「平常心」ということでしょう。

 

けっして、自分以外を“主体”にしてはいけない

・時代が移ろうと、社会が変わろうと、けっして変わることなく輝き続けるもの。
それが「道理」であり「真理」です。

・ふれあい、結ばれる絆の強さ...。それらは、思いやる心が生きる拠り所にするに足る真理であるからこそ、感じられるものではないでしょうか。

・「自灯明、法灯明(じとうみょう、ほうとうみょう)」。
常に「自分」というものを主体に置いて、時代を超えて変わらないものを拠り所として生きていれば、心はいつも安心です。

 

 

まとめ

気がつけば自分のペースが乱れている。
そんな状況ってよくありませんか?
自分のペースを守るということは人生において何かを成し遂げるために本当に大切なことだと思います。

それでは自分のペースが乱される時ってどんな時でしょうか。

競争にさらされる時。

自分自身の環境に変化が起こる時。

いわゆる空氣を読まなければならない時。

。。。

色々な状況があると思います。

そのような状況が長く続くと病んでしまいますよね。

上のような状況は、他人軸に自分が取り込まれてしまっている状態ですよね。

 

では、自分のペースを守るためにどうすればいいのか?

禅の言葉「自明灯、法明灯」に集約されているのではないのでしょうか。

とにかく「これは自分の人生なんだ」ということを自覚する。

そして人生を主体的に当事者意識を持って生きる決意をすることにあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

競争から一歩はなれるという人生のコツ−「競争からちょっと離れると、人生はうまくいく」


徹底的に「プロセス」を大事にする禅の教え

・競争社会を生きている現実を変えることは誰にもできません。
しかし、その現実をどう受け止めるか、人生の価値観をどこに置くかを変えることは誰にでもできるのです。

・禅では「結果」を重んじません。目を向けるべきは「プロセス」です。
「結果」だけに目を向けている限り、競争原理の苦しみから抜け出すことはできません。

・競争相手を「他人」から「自分」にシフトしていくのが、禅的な「競争からちょっと離れるためのコツ」です。

・禅に「結果自然成(けっかじねんなる)」という言葉があります。結果がでないのは、努力が足りないわけではありません。
努力をしてもいい結果が出ないときもあります。
結果というのは「自然に」出てくるものであって、コントロールできるものではない。

「白黒つけない」という賢い生き方

・仏教の教えの根幹にあるのが「中道」という考え方です。

・「曖昧さ」というのは、じつは賢く生きる知恵なのです。

・禅に「両忘(りょうぼう)」という言葉があります。
これは「自分の言っていることが正しい」「あの人の言っていることは間違っている」と二者択一でものごとを捉えるのをやめなさい、という意味。
自分とは違うが、相手も受け入れていこう、というのが多様性を認める、ということです。

「オンリーワン」には競争は要らない

・競争にさらされるのは、みんなと同じ土俵に上がろうとするからです。

・禅に「工夫弁道」という言葉があります。
禅では日常の食事や掃除など一切の所作にも工夫がなされていなければなりません。

・「日々、工夫をすること」は「毎日をていねいに生きること」です。

・たくさんの工夫をして、「自分だけの土俵」を見つけて下さい。

評価を「少しばかり」上げることに右往左往しない

・どのくらいの人間か、どの程度の能力か、というときには、誰かと比べて上か下か、という「ものさし」が必ず持ち込まれています。
つまり、評価はいつも「相対的なもの」なのです。

・評価というのは、所詮、他人が勝手にする「レッテル貼り」です。

・禅に「善悪難定(ぜんあくさだめがたし)」という言葉があります。
これは、なにがいいとか、何が悪いとかは簡単に決められることではない、ということです。

・正しい「ものさし」は充実感、納得感です。
たとえ、周りからの評価としては成果が上がっていなくても、自分がその仕事に懸命に打ち込めたということなら、おおいに自分を評価してよし、なのです。

 

「こうあるべきだ」が、余計な苦しみを生む

・理想はあってもよし。ただし、それに「執着」してはいけません。

・禅に「無縄自縛」という言葉があります。
これは、ありもしない縄(こだわり)で自分を縛りつけてはいけない、という意味です。

・「うを(魚)水をゆくに、ゆけども水のきは(際)なし。
「いま」自分ができることに全力を傾ける。
明るく元気に「いま」を生きる。その結果は自然のまま、流れるまま。
そこには競争はありません。

 

勝っても勝っても必ず「上には上がいる」

・勝ちにおごると自分の立ち位置がわからなくなるのです。
世の中は広いものだ、という意識を持たなければなりません。

・禅語に「増上慢」というものがあります。
人より自分は優秀だ、有能だ、と、傲り高ぶり、謙虚な気持ちを失うことを戒める言葉です。

・勝ったときこそ謙虚でいる。これは、この競争社会を賢く、したたかに生き残る知恵でもあるのです。

 

「小さな勝ち」への執着が「大きな負け」を呼ぶ

・全ての仕事の成果は、人の協力、サポートの上に成り立っています。

・「多くの人に支えられて自分は仕事をしているのだ」、という「真理」をいつも心に留めておくことが大切です。

・感謝の気持ちを伝えられる人ー「おかげさま」と言える人には、周囲の強力やサポートが集ってきます。

 

まとめ

「結果がすべて」。特にビジネスの世界ではよく言われている言葉です。
でも、本当に結果がすべてなのでしょうか。

結果を出すためにはどんな手段を使ってもいいのでしょうか。
僕は違うと思います。
しかるべきプロセスを踏まない結果はすぐに毀れるのではないでしょうか。

「こうあるべきだ」という結果のみに執着する考え方は自分自身を苦しめる。
他者がつくり出す競争の世界に巻き込まれていくからだ。

ではどうすればいいのか。
自分自身のものさしを持ち、ゆるがない価値観を見出すこと。
そして、その価値観にもとづき瞬間瞬間の努力を怠らず充実させることが大切なのではないでしょうか。

そうすれば、自然と結果はついてくるのだと禅は教えてくれます。

 

 

 

 

選択力ー「断言しよう。人生は変えられるのだ。」


人は選択を通じて、人生をいつでも軌道修正できる

・今の自分は、過去の自分の選択にもとづいて生まれた結果である。
そして未来の自分は、これから自分が下す選択の積み重ねによって生まれる。

・われわれが選択するのは、未来が不確実だからだ。だから選択が求められる。

・不安があるというのは「未来に可能性があるのだ」という裏返しだと気づいたとき、
選択において感じる不安は、自分の中で喜びに変わる。

 

結果ではなく、最善を尽くすことを目標にする

・選択をするとき、一つ心がけておくといい。
それは、あらゆる選択の中で、最悪の状況を想定しておくことだ。

・ポジティブな状況でいたいなら、ネガティブな状況をあらかじめしっかり考えておくということである。

・選択の前段階においては、徹底的な悲観主義になっておくことをお勧めする。

・大事なことは、最善を尽くすこと、そして、最終的な結果については、あまり気にしないことである。

・目標を達成するために、過程を犠牲にしないことだ。明日の夢を実現するために、今日を犠牲にしない。
そんな風に過程を楽しむ方法の一つが、目標の内面化なのである。

 

回り道に見えたことが最短距離の場合もある

・人生においては問題を出す側も、解く側も、採点をする側も自分自身である、ということを忘れてはならない。

・愚かな一貫性より、懸命な柔軟性が求められる場面が、人生にはたくさんある。
われわれは自由に人生を選択できるし、人生を自由に自分の意思で変えていくことができるのだ。

 

人生の醍醐味は正解を自分で決めることにある

・正解は決まっているわけではなく、自分自身が正解にしていくのである。

・正解は、自分で決める。人生を生きる意味はまさにここにある。

・ここであえて自らに問うてほしい。
自分の人生を、まわりが決めた正解なるものにあわせ続けることで一生を終えてしまって良いのかどうか、と。

 

自分の信念を貫いた非常識は美しい

・誰がなんと言おうが、自分の信じるこの道を自分で納得した正しい道だと考える。

・100人いて、99人が左に行っても、自分は右が正しいと思ったら、自分を信用して右に行く。

・世の中から愚かだと言われても、自分にとっては正しい道を進む。

 

選択とはその他をすべて捨てること

・選択とは、ゼロから何かを創り出していくような創造的な行為ではなく、
捨てたり、やめたり、断ったり、削ったりという、極めて禁欲的な行為である。

・常に自分の人生の中で大切なことは何かを問い続け、それを先送りしない人生を生きることだ。
そういう人生であれば、人生は一度で十分。

・自分の人生は自分で守り抜くという意識と、絶対不可侵の人生を確立するという決意が、
われわれの人生に夢と希望と自由を与えてくれる。

 

 

まとめ

今の状況は過去の自分が下した選択の結果。

もしも、今の状況に不満を抱き愚痴をこぼすような毎日を過ごすならば、
それは過去の自分の選択を全否定することになりますよね。

これってすごく悲しいことですよね。

過去の選択を「これでよかったのだ」と認めてあげるために、
今ここを精一杯に生きて正解に近づけていけば良いのです。

もしもそれでも変わらない、変えられないのならば、
今ここで選択を下し、未来を変えていくしかないでしょう。

それは、何かを選ぶ代わりに何かを捨てるということ。

もちろん、そこには手放したくなかったものを失うというリスクもあります。
最悪の事態を想定しておかなければならない。

だけど今を精一杯に生きるために、
不満だらけの日常はすぐにでも捨てるべきなのだと感じます。