自分の命を何に使いたいのか、自分の胸に問う
・自分が成功したいという形は具体的にどういうものなのか、もう少し深く自分の胸に聞いてみるのです。
・根幹の部分がはっきりしていないと、何をしても、達成感も幸福感も得られません。学校の先生や両親やマスコミが発信する「みんなが思う幸せ」や「みんなが目指す成功」に振り回されることになります。
・世間という名の圧力や、親の期待や友達との比較、自分のプライド、社会の常識などを取り払わなければ、本当の自分は見えてきません。
情熱を傾けられる職種や業界を見つける
・情熱を傾けられるものを見つけることは、自分なりのカッコいい生き方をするために何よりも重要な要素です。
・強いトリガーがなくても、自分の進路は見つけ出せます。まだ探し出せていなければ、どんな子供だったのか思い出してください。
転職は会社の構造を知ってから
・最初の会社に数年しかいないと、会社の構造もわからず、価値判断も身についていないうちに止めることになります。
・仕事で一番難しいのは人を育てることです。信条、言葉、家族構成、価値観すべて違う人たちを同じ方向に向かせるのは至難の業です。
・「なぜ転職しなくちゃいけないのか」「なぜ転職しない方がいいのか」について、それぞれ理由をノートの見開きの両ページに手書きで書きつらねていくのです。
そして、じっくりそれを眺めます。不思議なことに、否定の理由も、肯定の理由と同じくらい出てきます。決断するときには、それを天秤にかける。
何のプロとしてお金をもらうのか
・会社は義務教育の延長線上にはありません。会社はプロとしてお金をもらう場です。
・自分は何のプロとして報酬を得るのか、何で社会に貢献するのかを真剣に考えなくてはいけません。
独立する前に、稼ぎを具体的に見積もる
・起業するなら、具体的にシミュレーションしてみる必要があります。
具体的に稼ぎや経費を計算してみることは、独立しようという人はもちろん、すべての人に有効です。
自分の給料がどのような流れの中で支出されているのか理解できるからです。
これは、働く姿勢として大切なことです。
・一人ですべての仕事に対応する必要はありません。
プロジェクトごとに、それぞれの専門分野のプロが繋がってチームを作り、一つの目的に向かって進むのです。
うまく機能すれば、これで最高のアウトプットが可能になります。
・そのためには他人との差別化要因もスキルも必要です。
自分の専門分野を築き、誰にも負けないという自信を持つべく、好奇心を前回にして勉強する必要があります。
まとめ
僕には一つ後悔があります。
学生時代に、将来のことについて真剣に考えていなかったことです。
今、働いている会社に務めていることに全く後悔はない。
これは本当に縁というか偶然の産物だと思う。
今、就職活動中の学生には絶対に後悔してほしくはない。
本書はそのための羅針盤となるので是非読んでもらいたい。
就職活動中の学生のみならず、今働いている方も是非自分を見つめ直す機会にしてもらいたい。
自分は何をするために働いているのか?
子供の頃の自分はどんなことに好奇心を持ち、ワクワクしていたのか?
そして転職を考えている人に問いたい。
その理由は今の職場がイヤだからという理由ではないか?
やりたいこと、ワクワクすることを軸に据えているのか?
そんな僕もまだまだ模索中ですが、情熱をもってする仕事のほうが楽しいに決まっていますよね。