一流は「to be good」二流は「to do good」
・自分自身のイメージと、他者があなたに抱くイメージを一体化させていくと、素晴らしいブランドができていく。
・他者から見たあなたは、いくら事実とは違っていても、他者にとってはそれが「真実」。
・ブランド化された人のもっとも基本的な要素は「to be good」(善そのものであること、よい存在であること)。
センシティブ・トレーニング」のすすめ
・大切なことは「自分のイメージは、他人に聞くよりほかにない」ことを意識すること。
・ネガティブなフィードバックをきちっと指摘してくれる人ほどありがたいことを知っておくべきである。
・何人かの信頼できる人に、指摘をしてくれるようあらかじめ頼んでおくことで謙虚さを発揮できる。
誰にでも平等に関心を持つ
・一流の人は、相手の立場や肩書に関係なく、誰に対しても同じように接する。むしろびっくりするくらい腰が低く、こちらが恐縮することすらある。
・「関心を持つこと」とは、まさしく「愛すること」である。
ロール・モデル」にする人の4つの条件
①大勢に慕われている人…素晴らしいブランドを持つ人には、人が自然と集まる
②勉強家の人…日ごろよく勉強しているために、何事にも自分なりの考え方をもっている
③謙虚な人…一流の人は周囲から学び続ける
④行動力のある人…「機を見るに敏」といえる行動力をもっている
ミッションをつくり、絶えず進化させる
・自分自身のこの世における存在理由を文章にしておくと、迷いが生じたときに、つねに「戻る場所」ができる。
・大切なことは「ひとりの人間としてどう生きるか」
・ミッションをつくったら終わりではなく、自分がどんなことに対して喜びを感じるかを確認しながら、ミッションを進化させていく。これを繰り返すことで働く喜びが明確になる。
一流は「相手の幸せ」を探す
・個人のブランド化は「幸せの追求」と大きく関係する。「ある人はブランド化されている」ということは、その人の志や思いが、他人に見えている状態である。その姿は幸せそうに映る。
・「今、相手が何をされると最も幸せを感じるか」を考えられる仕事。それは究極の「幸せ=利他」の姿で、いきいきと仕事ができるようになる。
・最初は、自分の愛する家族のためでもいいし、社員や仲間のためでもいい。大切な人のために自ら心をくばる。そしてそこから目線を高めていけばいい。
・人を喜ばせるために、あなたは存在している。
「未見の我」を信じる
・苦境に追い込まれたとき、辛い局面を迎えるとき、そして迷ったとき、自分には「未見の我」=自分の未開発の可能性があるのだ、ということを信じる。
・まだ見たことのない、まだ知らない自分はどこにいるのか。それを命が尽きるまで探し続けること。あたらしい自分に変わり続けること。
まとめ
“他者から見たあなたは、いくら事実とは違っていても、他者にとってはそれが「真実」です。”
この言葉を見てハッとしました。
自分が思っている自分が必ずしも他人が自分に抱いているイメージと一致するとは限らない。
自分が志や根幹に抱くミッションを表明し、主張しない限りは、自分と他者の共通認識(ブランドとなる部分)は認知されないということですよね。
さらにその主張はエゴや偽善の単なる押し売りではない、つまり「善人になる」ではなく、「善そのものであれ」ということ。
個人のブランドというものは「セルフブランディング」という表面的な見え方づくりの手法の上で形成されるものではなく、自分がどうありたいのか、どうすれば人の役に立てるのか、人を幸せにできるのか、そのために自分には何ができるのかということを考えに考え抜いた上に、その「情熱」や「志」が内面から滲み出て相手に伝わってこそ形成されていくものなのだということを感じました。