自分の人生を決めつけない
・人生の目的に、「ねばならない」という使命感を持たせてしまうと、どこかで無理が出て、毎日が苦しいものになってしまいます。
・たとえ人生の目的を見つけかけたとしても「自分にはそんな才能はない」「資格がない」と卑屈に考えてしまうと、結局は何も変えられなくなってしまうのです。
人生の目的がまわりを不幸にする場合
・人生の目的を勘違いしてしまうとは、それ自体はとても素晴らしい志と言えるようなことであっても、「自分やまわりの人を幸せにする」ということからは、それをやるほど遠のいてしまうことです。
・人生の目的で難しいのは、「大義名分」に偏りすぎると、個人的には不幸になる可能性があることです。
・まずは自分を不幸にしないことに気をつけてください。
無価値感が過度なワクワクと使命感をつくり出す
・最初の動機が、「自分はダメなんだ」というところからスタートしていないかということにも注意してください。
・人生の目的を、自分の価値と置き換えないようにしましょう。無価値感から、人生の目的を生きようとすると、ずっと不十分だと感じながら頑張らざるを得なくなります。
人生の目的を取り違えない
・使命感は、ある程度達成されるか、報われないと感じるとき、脱力感に変わります。
・人生のなかにある「人生の目的」が自分のものであるかを確認しておきましょう。それが誰かに促されたものではないか、誰の価値観にもとづくかを考えてみると、もっと自由に人生を選び直すことができます。
自分のモチベーションがどこから来ているかチェックする
・そのモチベーションが、どこから来ているのか。深いところから来ているのか、それとも浅いところから来ているのかを感じてみましょう。
・深いところから湧き出る情熱を見つけてください。そのためには、人が喜ぶかどうかではなく、自分が心から楽しいと感じるかどうかをひとつの基準にしてみましょう。
人生の目的と幸せのバランス
・人生というのは何を残せたのかということで評価される部分もあると思いますが、まったく何も残さなくても、個人的に幸せな人生をまっとうして死ぬという生き方もあるわけです。
・人生の目的とは、自分が納得できる生き方ができたかどうかです。
人生の目的を生きるのを阻むもの
・人生の目的らしきものを見つけても、多くの人が止まってしまいます。それは、お金が理由であったり、なんとなく感じた不安だったりします。
・あなたの心にずっとひっかかっていて、やっていないことは何かありますか?それが、あなたの人生を飛躍的に変えていくものです。
最初は、たいしたことがないように感じても、継続していくと、きっと大きな結果が出ます。
ぜひ「自分には無理だ」と思わないでください。
まとめ
僕自身が人生についてマジメに考えるようになったのは30代前半だったと思います。
他の人に比べて早いのか遅いのかわかりませんが、家庭を持ち子供が生まれてからくらいだったと思います。
人生について考えると、まず生きている間に何を残すかということを考えます。
いわゆる使命というやつです。
僕の経験上、使命をまっとうするために生きるということを考えると、自分の無力さや未熟さを感じて自分に対して無価値観を感じてしまいます。
どうしても陥ってしまうこの使命感からくる自己嫌悪を乗り越えなければ、本当の意味での人生の目的は見つけられず、人生は苦しいものになっていくのだと感じます。
方向性だけを明確にし、がちがちに目標を決めつけず日々精一杯生きているうちに、本当の目的はあるときにフッと現れるのではないかと僕は思います。