自分にイノベーションを起こそうー走りながら考える


苦しい時こそ、種をまけ

・苦しい時ほど目の前のことだけにとらわれるのではなく、半年後に収穫するための種をまくことが未来につながる。

・すべてのことは常に変化していて、停滞はない。

 

自分の中にある無邪気なモチベーションを保つ

・批判は攻撃だから反撃しやすいけれど、期待は応援だから無視しにくい。

・大人になることと、自分の中の子供の部分を殺すことは違う。子供の部分の無邪気さが発するエネルギーとひらめきにはものすごいパワーが存在する。

・残酷な現実は、「努力」は「夢中」に勝てず、「義務」は「無邪気」に勝てないということ。

 

「それは自分らしいか」と確認する

・人間は、本来自分が持つ方向にしか、成長しない。

・自分があこがれるロールモデルの真似から入るという方法もあるけれど、その中から自分らしさが構築できなければ、どっちつかずになってしまい、やがて苦しくなってくる。

 

テンションが上がる原体験を思い出してみる

・自分のやる気が出る場所、モチベーションが上がる場所は誰にでも必ずあり、それが自分自身の「原点」だ。

 

毎日の「プチ挑戦」を自分に課す

・日常の中には実行できる小さな挑戦がたくさんある。

・自分の殻を破るには、少しばかりの勇気が必要だ。

・世界は、すべて自分との相対関係で成り立っている。だから自分が反応を変えると、必然的に相手の反応が変わってくる。

 

批判に慣れるため、小リスクにわが身をさらす

・人間には「批判耐性」がある。批判にさらされることで、批判を恐れず、普通に対処するレベルになる。批判を受けやすい領域に、あえて足を踏み入れてみる。

・小さなリスクを取ることは、不確実性の時代には誰もがやっておいて損はない。

・おそらく100人いたら98人は他者評価に惑わされている。

 

とにかく物理的に変えてしまおう

・自分の中にイノベーションを起こすためには、自分が変化を起こさざるを得ない状況を物理的につくり出すのが手っ取り早い。

・ルーティンを変えてみる。意識的に変化と遊びを取り入れる。定期的に習慣を崩しにかかる。

 

考え、問うことがイノベーションを引き起こす

・誰かを説得したり議論したり、人の心を動かしたりすることは、意外にも自分自身を問い詰めることで磨かれる。「自問力」のない人の言葉は、どうしても奥行きがなく深みがない。

・自分の言葉がどの程度影響力を持つか、共感を呼ぶかは、「なぜ」の説明の整合性にかかっている。

・自問できる強さがないと、人は強がるしかない。答えの出ない問いの中、葛藤の中に成長があり、そこを楽しみながら悶々と過ごす。考えること、問うこと。それが自分と世界にイノベーションを起こす。

 

 

 

まとめ

ふとした人との出会い、本との出会いによって、自分の今までの常識や思い込みが覆され、そのたびに自分の殻が破れた、成長できたと感じることが多々あります。

このような第三者からの影響による自分の中でのイノベーションはそうそう頻繁に起こるわけではありません。

 

第三者の力を借りずに自分で自分の中にイノベーションを起こすことができれば、本当に成長の速度が上がりますよね。

自分内イノベーションを起こす方法として大きくまとめると、

①苦境に達した時こそ、次の種まきをする。

②自分の成長する方向性を理解する。つまり大好きなこと夢中になれることに集中する。

③他者評価に揺るがされないよう、あえて批判のもとに自分の身を置く。

④自問自答を繰り返す。葛藤に身を置く。

自分の中で目の前に高いハードルが立ちはだかっている時、何か自分に納得がいかずに悶々としている時にこそ、自分内イノベーションを起こすチャンスだと信じてこの4つの行動を意識したいですね。

 

 

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誰もが死に向かって走っている−走りながら考える


日々老いていく中で、いったい何を目指せばいいか

・人は毎日老いる。だったら、今日という日を一生懸命に生きることしかない。
・人間、日々一生懸命に生きていると、終わりに近づくほど妙な清々しさが出てくる。

一秒でも速くより、「今自己ベスト」を突き詰める

・挑戦は常に失敗も込みである。
・衰えを責めず嘆かず、「こういうものだ」と眺め、道中で多くを感じ、理解し、淡々と走り続けることは大きな意義がある。

余命半年だとしたら、今の自分で本当に大丈夫だろうか

・いつのときも、準備と覚悟は必要だし、それらは悪いものじゃない。
・「必ず終わりがくる」という感覚になると、辛さ度合いも変わり、残された時間の使い方も変わってくる。

他人と比較して、自分の価値を計るのは無意味

・あるがままの自分を受け入れた人は強い、でも果たしてそのままの自分を受け入れられる人は、どのくらいいるのだろう。
・コンプレックスはしょせん人との比較の中から生まれるものだ。
・変に理論をこねくり回さず「自分はこうなるべき」とか「こうあるべきだ」もなく、このまま自分として勝てる場所を見据え、自分らしい方向に向かっていけばよいのだ。

子供のころにフタしてきたことを、終わらせにいく

・子供のころに受けた傷も含め、「終わらせていないこと」が今に与える影響は思いのほか大きくて、そして人は「あのときにフタをした何か」をずっとどこかで気にしている。
・起こった出来事は同じでも、自分がする解釈、自分がつける意味によって、物事の見え方が変わることはとても多い。

「自分はちゃんとやりきった」が、一生モノの自信になる

・結果が残せないからと挑まずにいたら、何も生み出せない。言い訳をしながら生きていると、何も選べないし、永遠に何も成し遂げられない。
・「いい思い出」というのは、必ずしも素晴らしい結果ばかりではないはずだ。
・結果云々ではなく、むしろ最善を尽くしたのだという履歴を残していくこと。それによって自尊心や本当のプライド、自分への尊厳というものが生まれていく。

ちっぽけな自分はそんなに悪くない

・現実の状況を変える手っ取り早い、そして最も効果的な方法がある。それは物事を見ている、自分自身の視点を変えること。
・自分や自分の観点が「小さく思える」ような体験をする。例えば星を見ること。
・「ちっぽけな自分」だって宇宙の構成要素のひとつ。そう思うとちっぽけな自分はそんなに悪くない。

 

まとめ

人間死ぬ時は必ず訪れるものですが、そんなことは日常考えたりしないですよね。でも、死ぬときに「いい人生だった」と振り返ることができれば、それは本当に素晴らしいことですよね。

そのために必要なことは、

人と比較しない。

現在を一生懸命に生きる。

失敗を恐れず挑戦し続ける。

結果ではなく、プロセスを重視する。

ということに要約できると思います。自分への尊厳を持って人生の終焉を迎えるために、今自分にできること、やりたいことに集中して、失敗を繰り返しながらも一生懸命に生きることが大切だと感じます。

 

 

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心と体の声を聞けー走りながら考える


自分の限界は体感で理解する

・「これ以上続けると自分が壊れてしまいそうだ」というのを、理屈ではなくて「体感としてわかっている」ということ。

・自分の限界が体感としてわかるということは、つまり、等身大の自分が分かるということ。

・人には可能性があり、限界がある。人生で進むべき方向は一つではなくて無数にある。そして、何かに限界を感じるのは次の世界の可能性を広げることだったりする。

 

心と体はどうしたって切り離せない

・自分を客観視できる一番のメリットは、自分の「崩れ際」がわかること。

・「感覚」を磨くには観察しかない。観察することで、「感覚」はやがて実感となる。

 

朝起きて10秒、「自分観察」の習慣

・一日は朝起きた時の空腹感の「観察」から始まる。

・状況に合わせたケアをするのもまた仕事の一環。責任感があればこそ、大事に至る前の睡眠、休養をしっかりとスケジュールする。

 

心も検温して体調を計る

・無心になることを目的とするよりも、「雑念がざわざわとしてきた」瞬間に気づくことが、観察の第一歩である。

・楽しい時、あるは楽しくない時に「なんでこんなに楽しいんだろう」「なんでこんなに楽しくないんだろう」と問いかけてみる。

 

足首が立つ、脛が光る、アスリートは体のコトバを持っている

・アスリートは試合に合わせて自分のコンディションをピークに持っていく、ピーキングを常に行っている。一言でいえば「反応の調整」。

・自分の身体の変化に対する洞察力と、刺激と反応の因果関係を読み取る「推論力」によって、結果に大きな違いが出るのだ。

 

「考えた」でなく「感じた」「思った」トークをしよう

・人間は「知識」ではなく、体にいいもの、よくなるもの、心地いいものを本能としてすでに「知っている」「感じている」のかもしれない。

・体感は「ない」わけではなくて、本来、誰もが持っているもの。

 

心を抑えつけずにコントロールする

・自分の状況や考えを記録することによって、感情を切り離した客観的な評価を行う習慣が身につく。

・抑制しないといっても、ただ感情の赴くままに怒りまくるわけでは、もちろんない。怒りや悲しみという感情を表に出す方法を、ちょっと工夫する。

・人に本音を言うのは確かに恐ろしい。それなら、少なくとも自分の中でも認識しておきたい。時々本音を解放させてあげることで、自分自身が解放される。

 

体感の先にあるものが、イメージ

・イメージとしてちゃんと描けたことは、かなりの確率で実現できる。それは「やってやるぞ!」というよりも、「ああ、できてしまいそうだ」というのに近い。

・濃くてリアリティのあるイメージは、そんなに頻繁に描けない。

・リアリティのあるイメージと、ぼんやりと浮かんだイメージの違いが分からないと、何が自分にできることで、何ができないことか分からないんじゃないか。

・目標がどんなに困難に見えても、全ては自分から始まっている。イメージとは最初は霧みたいなもので、体験を経てそれが輪郭になる。

 

まとめ

体感の重要性を感じます。自分のことがよくわかっている人は体感として、自分の崩れ際や限界が分かる。

自分のことがよくわかっていない人は、その体感がなく限界を超えて心や体を壊してしまう。

人生でのバランス感覚のようなものが体感というものなのでしょうね。体感を鋭くするためには「自分と向き合うこと」がすごく大切だと思います。

 

自分の一番の理解者であり続けること。自分に厳しすぎず、甘すぎずのバランスが非常に重要だと感じます。

一度挫折しただけで、もう終わりだ、駄目だと落ち込み続けるのではなく、またほかのチャンスがあるとある意味楽観的に物事を考えられるしなやかさが必要なのではないかと思います。

そのためにはもっと自分を解放して「考える」から「感じる」生き方にシフトしていくことが大切ですね。

 

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それでもなお一番を目指すー走りながら考える


長期で追いかける大目標があると、短期であきらめるものが出てくる

・だれしもがきっぱりその「道」を見つけられるとは限らない。でも「他の選択肢」をあきらめるという決断なら、案外できるのではないか。

 

「自分が最も頑張れそうなところ」で目標設定しよう

・「目指していることで自分がちょっとワクワクする」ような目標をたてて、目標自体に自分を引っ張ってもらうと、その足取りは思ったよりも軽くなる。

・目標は自分の手が届きそうで届かないところに設定するのが理想だ。

・身の丈を把握することと、モチベーションを保ち続けて挑戦し続けること、そして継続することは実はすごく関係がある。

 

人の真似をし続けている限りは、ずっと2番のままだ

・人間のコンプレックスは、自分が属す(もしくは属したいと思っている)社会の基準に沿っている。

 

勝ちやすい「場」を探すのも手だ

・「どこなら自分は勝てるか」を見つける能力と、「その中でいかに勝てるか」を考える能力は役に立つ。

 

負けと上手く付き合って一番を目指す

・「一番になれていない自分はダメ」なのでなく「まだなれてない」だけだと思うこと。あるいは、なれなかったとしても「なろうとしていた日々」が楽しければOK。

・負けたり失敗したりしながら、そこには慣れず、上手く付き合いながら一番を目指して生きていく人生は決して悪くない。

 

本当に強いのは、気づいたら努力していたという人

・「苦しさ」や「一生懸命」「必死」でやっている人は、「無我夢中」「リラックスした集中」でやっている人にはどうしたって勝てない。

・「無我夢中」を目指すことが、一番を目指すこと、そのもののように思う。

 

「勝ち負けがすべて」の世界と「モチベーションの持続」はトレードオフ

・子供のころから「絶対に負けられない戦い」を覚えてしまうと、勝てる試合しかしなくなり、結果、勝負弱い人間が出来上がってしまう。

・負けや失敗は、思っているよりも悪くない。勝ちには負けがつきものである。

 

一番を「目指す」をモチベーションに使う

・頂上だと思った場所は、次の山の入り口に過ぎなかった。現役でいる限りずっと「道中」である。

・「一番を目指す」のは人生を楽しくするため。

 

結果に依存しすぎると敗北感が強くなる

・結果とは関係なくプロセスの中にいかに喜びを見い出すかは大きな知恵だと思う。

・結果で努力や成果を計るのなら、誰もが成功が見込めるチャレンジしかなくなる。

 

一番を目指している。そのこと自体が幸せなのだ

・一番を目指していないと、むしろ「その途中」がつまらない感じ。

 

高みを「目指した」からこそ、見える景色がある

・人生における満足感や充足感は、一位とか高みとか成長を目指した、その山脈の先に見える景色のような気がする。結果を欲して挑んだから、プロセスが初めて見えてくる。

 

 

まとめ 

高すぎる目標を立てたために、現実とぶつかると今の自分と比較して自信を喪失したり、目標のあまりの高さに行動を続けることができなくなり挫折することは良くあることですよね。

目標を到達するためのポイントをまとめると、

1.高すぎる目標を設定しないこと。身の丈に合った届きそうで届かないくらいの目標を立てる。

2.自分の勝てそうな分野で勝負する。自分の強みにフォーカスする。

3.大好きなことが目標のための手段になるように設定する。

この3つのことに全て集約されると思います。

大好きなこと、得意なこと、人のためになることを自分の軸に据えて、日々意識的に目標に照らしていければ、いずれ夢や目標は叶うのではないかと思います。

そのために、今自分がそういった行動をとれているかどうかを日々立ち止まり確認し、修正していけるかどうかがカギになると思います。

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限界が人を強くするー走りながら考える


残念ながら「やればできる」は幻

・「やればできる」という姿勢は、結果責任が個人に向かいやすい。

・はじめのうちはその言葉を胸に頑張れるけれど、そのうち、どんなに頑張ってもどうにもならないものに出会ってしまう。

・夢を持つこと、そしてチャレンジの奨励に大事なのは、結果をその人の責任にしないこと。

 

アスリート人生は必ず途中で時間切れになる

・負けを知り、どうにもならないことを知り、コントロールできないところで生きていくのは、ある意味皮肉であり、人生のバランスでもあり、とても意味がある。

・若者が完璧を信じ、完璧を追い求めるのは、人生がまだまだ先が長いと思えるからだ。

・流されて生きれば何も達成できないまま人生は終わる。人生とはいつか終わる時間との勝負。

 

限界を超えた先の「足りない自分」とつき合う

・その瞬間にどれだけ能力を発揮できるかという「本番力」が大切になる。

・ゼロからスタートだと思った時、ようやく「もう一回、上にあがるぞ」という気分になれる。

・本当の意味での成長とは、未知の領域を認めること。

・「今はこんなものでしかない自分」をちゃんと認め、それでも前を向き続ける人が成長できる人。

 

あきらめた数が多いほど、成功しやすい

・生きていくということは、ある種、理想と現実のバランスをうまくとるということ。そして、そのバランスは、何をあきらめて、何をあきらめないかという選択にかかっている。

・世の中にはどうしようもないことがたくさんあって、そこに出口がないから、どうにかしようがあることに努力や時間を割いていった方がよい。

・あきらめたものが多い方が、一つのことに集中投下できる。それゆえ成功しやすい。

・大切なのは、どこなら自分が打ち込めるのか。輝けるのかを知ること。

 

小さいところで戦っていたら挫折はない

・努力と挫折はセットである。

・挫折経験のある人が優しく見えるのは、自分が弱いことを知っているから。

・挫折は辛いし、苦しいけれど、でも挫折があるからこそ感じる本当の喜びと優しさもある。

 

残念ながらほとんどの人生は負けで終わる

・世の中の人はほとんど一番にならないのだと思う。つまり一位以外は全員敗者だといえる。

・人生はその緩やかな挫折を受け入れることであり、人生、最後は「負け」で終わる。

・負けと幸福感は別である。

 

挫折は早いうちに味わった方がよい

・どんなに注意深く真面目に生きていても不幸は降りかかる。

・挫折を早く味わうということは、自分の「弱さ」を早く知るという利点もある。

 

座右の銘は今すぐ捨てなさい

・目標が「なれない自分になるため」だと、結果的に自分を追い込むことになる。

・今の自分を否定し傷つけることが、成長することや結果を生むことにはつながらない。

 

欠点には存在理由がある

・勝負は、欠点を克服したから優位に立てるというものではない。もっと、徹底した、長所と長所のぶつかりあいだ。

・全体のバランスでみ始めると、欠点が欠点だけで存在しているのではなく、長所とセットになっていることがほとんどだった。

・欠点も短所も悪い癖も飲み込んで、その中の伸びる部分を見つけ、そこに時間や労力を投下するという方法が効果的である。

 

短所の先にはまるで違う世界が見えてくる

・短所はそのままひっくり返して考えるといい。

・「仕事が遅いんです」という人は、早くするのでなく、より「正確」を心がければいい。

 

自分の限界を感じることは、清々しいことでもある

・自分の持てる力を全て出してやった後は、悲しさや寂しさを超えて「ダメなものはダメだったよね」という清々しさがある。

 

たったひとつの「きれいごと」が人生の価値を作る

・「夢がかなわない現実」の中をどう生きていくか。

・どうしようもないことはどうしようもない。それでもなお大事にしたい何かを練り上げることが大事だということ。

 

夢を持ちなさい。たぶん叶わないけれど

・「思いは叶う」それ以上に「叶わないこと」がある。それでもなお、いかに自分の中の気持ちを奮い立たせるのかは、知恵しかない。

・夢は持った方がいい。挑むことが大切だ。

・努力は夢を叶えるためにあるのではなく、努力するために「価値を目指している」という感覚。

・夢は「今」を輝かせるためにある。そしてその輝き自体は、その夢が叶う、叶わないなんて関係ない。

 

 

まとめ

挫折の大切さを痛感します。何も考えずにただただ流されていれば挫折は無いし、辛い思いもすることはない。

目標や夢を設定し、それに向かって努力すると必ずと言っていいほど限界を感じ挫折しますよね。

その挫折を味わったときにこそ、自分の目標の精度や努力の方向が間違ったことに気付きます。

 

そして挫折した自分の足りない部分を見直し、何をやるべきか、そして何をあきらめるべきなのかを考える機会を得ることができます。

 

そこからまた新たな夢や目標を設定することによって、より夢や目標の精度が上がり、現実化することに一歩一歩近づいていくのだと思います。

 

かなわない「将来の夢」や失敗で過ぎてしまった「過去」でなく、「今」にフォーカスし未熟な自分を受け入れて、より精度の高い目標に向けて瞬間瞬間を輝かせることが大切なのだと強く思いました。

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心のハードルを乗り越えろー走りながら考える


「小さなプライド」というゴールに立ちはだかる高いハードル

・努力では解消されない壁が心のハードル。

・何の得にもならないちっぽけなプライドを捨てていったら、人間としての自分を尊敬する気持ちが現れた。

 

失敗を「すべて」ではなく「一部」と捉える

・自分の全力を出し切っておくこと、そのことが後悔を整理することや、物事をきっぱり終わらせるためにもすごく重要。

・転倒=恥と感じる人、失敗=胸を張れないことと感じる人は多いかもしれないけれど、「胸を張れないこと=転ぶこと」では絶対にない。

・失敗を「すべて」ではなく、長い成功への道のりの「一部」としてとらえられるかどうか自分自身への自信の度合いが大きく変わる。

 

「恥ずかしい」という気持ちが、成長を止める

・間違うこと、失敗することに過度に反応したり、それ自体を「恥」として避けて生きている人は多い。

・失敗が恥ずかしい。その気持ちを克服しないまでも、きちんと向き合っておく方が、結果として競技力向上につながる。

 

「自分」をあきらめない。立ち上がった瞬間が自信になる

・失敗したけれど、もう一度跳ぼうと思った。その決意した瞬間が、その後にとても大きな影響を与える。

・挑んで、負けて、また立ちあがる。立ち上がった瞬間、自己肯定感が磨かれる。

 

自分で選んだものは、失敗や反省も含めて、濃い

・空気を読まずにタブーを打ち破る強靭さのようなものが、突き抜けるためには必要。

・失敗も成功も自分で選んだものは最初から最後まで自分の責任であるということ。

・自分の臨界点を知ると、頭で考えていたのとは案外違っていることにも気がつく。

・「できる」「できない」という臨界点の領域が明確であればあるほど「ピンとくる感覚」も鋭くなる。

 

初動が早ければ東大生にも勝てる

・初動の速さが全てに影響する。

・自分のいるところから動けないのは、正解を求めすぎるから。確信を求めすぎるから。

・仮説状態で即決即断し、素早く修正しながら前に進む。

 

いつもの毎日を「続ける」ことは、他の人生を毎日「あきらめる」ことである

・選択肢の存在を意識して、「今はこっちを選ばない」と知りながら生きているのと、ルーティンとしてただ「今までやってきたことをこのまま続けている」のとでは、大きく違う。

・「あきらめている他の人生」の存在に気づくかどうかが、人生を広げる鍵。

 

どうでもいいこだわりを、いかに減らせるかが成長の鍵

・成長の鍵は、自分が大事だと思い込んでいる「どうでもいいこと」を、どれだけ少なくできるかにある。

・本当に大事なことを突き詰めるには、こんなふうでいたい、こんなふうに見られたいという欲望との決別が必要になる。

 

「他人軸」から「自分軸」へシフトする

・結局、自己評価の揺れは、自分で何とか折り合いをつけるしかない。

・他人軸に入ったギアをニュートラルに戻す。それが「認識する」こと。すぐに自分軸へギアを入れることができなくてもいい。一旦ニュートラルに戻すこと。

 

ありのままでいることは結構難しい

・他人が自分を肯定してくれるから自分は素晴らしいと思っている間は、残念ながら満たされない。

・ただありのままの自分を認めてあげること。あなたとして生きていることを、ただほめてあげること。人生をかけて徐々に許していくことしかできない。

 

 

まとめ

心のハードルを乗り越える。失敗・恐れ・自分でつくる限界・常識・他人の目、数え上げれば心のハードルってやつはキリがありませんよね。

その一つ一つのハードルを乗り越えるには結局自分自身で理解して、折り合いをつけて受け入れることなんですよね。

失敗は誰にでもあるし、それは恥ずかしいことではなく、長い目で見たときの成長の過程にある一部のことであって、それは長い人生においては本当にちっぽけなもの。

むしろ行動を起こさず、自分がやらなくてはならないと思い込んでいることや他人の常識にとらわれて大事だと思い込んでいることをひたすら続けていると、「あきらめているもう一つの人生」に気がつかない。

今はあえてやらないと自分軸で選択しているのか、「どうせできない」と逃避しているのかを考えないといけない。

とにかく、思い込みを捨てニュートラルに自分を持っていくことが心のハードルを乗り越えるのに必要な精神状態なのだと感じます。
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