「なりたい自分」に本気で近づくために−「答えを探さない覚悟」


どんな組織でも一度は上に立ってみる

・人間は命令されるだけの立場に長くいるとリーダーシップを失ってしまいます。大事なのは、身の丈に応じて人の上に立てる空間を作ること。

・自分が常にリーダーでいられる場所で活躍していれば、リーダーの経験をどんどん積み重ねることができます。

・周囲が優秀で、自分がリーダーシップを発揮するチャンスがない場所にいれば、リーダーシップを失っていくことになると思います。

・指揮命令系統の下にいるくらいなら、創意工夫がやがて生かされる可能性のある小さな組織のリーダーを目指すのも一つの方法ではないでしょうか。

 

ジャンル別に“師匠”を見つける

・ビジネスの世界には、その道のプロと呼ばれる人たちがいます。彼らを良き師、メンターとするのです。

・盲目的に一人の人に憧れるのではなく、複数の人の優秀な部分を自分の部品として取り込む。これを私は「インデックス型メンター」と呼んでいます。
それぞれの人の尊敬できる部分にインデックスを貼り、それを集めて自分の部品とするのです。
言わば、複数の尊敬できる人の「イイトコどり」です。

・成功も失敗もしているその道のプロからは、本よりも何よりも、圧倒的に効率よく学べます。
また、その姿を追っていれば、彼らの成長が自分にもフィードバックされ、自らも加速度的に成長することができます。

 

他人への心配りを大切にする

・こんな時代には、ハイテクに振り回されずに使いこなすスキルが必要です。
そして、それと同じくらい、いやもっと大切になっているのが、人への心配りや気配りです。
私はこのことを「ハイタッチ」の心構えと呼んできました。

・まず相手の人に真剣に関心をもつことが、人間関係の構築において重要な第一歩です。

 

コミュニケーションでは「顔を見て話す」が基本

・ノウハウでなく、「顔を見て話す」ことはコミュニケーションの基本です。

・人を動かすには、心を動かさなくてはダメです。

 

聞く力=話してもらえる人間性

・いい営業とは、間違いなく「聞く力」のある人のことです。
もっといい営業は、「こいつだったら話そう」と思ってもらえる人。
さらにいい営業は「今年、君の目標値はいくらなの?」と聞いてもらえる人です。

・「聞く力」を磨くというのは、誰よりもあなたに話したいと思わせる人間になることに他なりません。

・自分の話を聞いてもらいたければ、人の話を聞くこと。相手の立場に立ち、親身になって話を聞いてみてください。
相手から学ぼうという意識があれば、自然とトビラは開かれます。

・相手が話してくれたら、何らかの提案やアクションでそれに答えることです。
相手がくれた情報に対しては必ずお返しをして応える。
これが相手の信頼を得る第一歩です。

 

体力こそビジネスでの必須条件

・途中で投げ出さず、成功するためやり抜く体力は、最低限のビジネススキルです。

・海外では、トップに近づけば近づくほど健康に気を遣うようになります。役職が上がるほど体力を消耗する仕事が待っています。

・体力は集中力にも関わってきます。集中力はビジネスの成果に大きく関わる能力です。

 

 

まとめ

せっかく組織に属した以上は、リーダーシップを持つ体験はしたほうがいい。

それは僕自身も感じることだ。

確かに、命令される立場のまま甘んじていれば、自己肯定感や自信が失われ、リーダーシップが減退していくような感覚に陥る。
(これは15年間の社会人生活の中で6年間部下がいない生活を送った自分が感じること。)

お山の大将、ではないが、自分自身がたとえ小さくても人の上に立って動かしているという感覚は知らず知らずに成長に導いてくれるものなのだと感じる。

もちろん専門職について、そのことで社会に貢献していると実感して仕事の喜びを感じる方もおられるだろう。

しかし、会社組織に属した以上は、身の丈にあった組織において自分のリーダーシップを発揮できることは、仕事の喜びでもあり幸福感につながるものだと僕は思う。

 

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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