なぜあなたは全力で仕事に向き合えないのか
・感動とは既知の概念を飛び超えたものに出会うということ。仕事は感動なくして成り立ちません。
・人に、予想もしていなかったような言葉を言われたり、部下がこちらの期待をはるかに超える成果を出したりしたとき、人は感動します。
これが仕事のモチベーションになるのです。
「驚き」が、人の心を動かす
・仕事に関わるすべての人を「感動」させなければ仕事ではありません。
・優秀な経営者は皆、感動させるために段取りしています。相手が消費者でも、スタッフでも、世界を動かす人たちには共通の行動だと思います。
・人間が生み出すことのできる最大の価値は感動。物で満たされた現代では、感動や驚きがビジネスにおいてますます重要なキーワードになっていくでしょう。
「がんばります」ではなく「数字」で魅せる
・ビジネスにおける説得材料は、基本的には数字だけです。ビジネスの現場で「たくさん顧客訪問をする」という言い方は無意味です。
「1年で180回訪問します」といった数値と、その根拠を提示しなければ、評価するほうもされるほうもハッピーな結果にはなれません。
・数字にするだけでゴールが明確になり、心持ちも変わってくると思います。
早く実行して、早く失敗して、早く対応する
・失敗こそ人が学ぶ絶好の機会です。むしろ失敗からしか学びはないと思っています。
・成功から多くは学べません。それどころか、成功体験が未来の成功を邪魔することもあります。
・やってみるから結果がわかる。頭で考えるだけでは、それがよい結果になるのか悪い結果になるのかわかりません。
・経営者は、失敗が小さなうちに即座に決断し、リカバリーします。大切なのは、失敗からどれくらいの期間で立ち直れるか。そして立ち直った時、どれくらい高くジャンプして成長しているかなのです。
・失敗の要因をしっかり分析して、同じ失敗を二度と繰り返さないように対策を立てるのです。
「なぜ」を考えれば、仕事は面白くなる
・何か問題が起こったとき、「なぜ」を考えないと根本的な解決になりません。
・その場限りの処置しか考えなかったり、繕ったりしていれば、本質的なことが考えられない人間になっていくでしょう。
・理由がなければ現象として現れることはありません。失敗した瞬間に一義的に否定するのではなく、背景を見るわけです。
好奇心がチャンスを生む
・普段から好奇心や疑問を持ち、もっとこうなったらいいと考えることのない人は、「仕事」ではなく、「作業」の繰り返しを人生の中心にせざるを得なくなります。
・いろいろなことに興味を持ち続けないと、時間はムダにあっという間に過ぎていきます。
変化を起こす側にいなければつまらない
・仕事をすることの意味の一つに、貢献する喜びがあります。私は、貢献とは変化や変革だと考えています。 ・仕事をするなら、人の暮らしが少しでも快適になるような変化を起こそうという気概を持ってほしい。
・どんなに小さいことでもいいので、生活によい変化を起こそうと考えることが、生き生きと仕事をするためには欠かせないのです。
まとめ
あなたは日々全力で仕事に向かっていますか?
仕事に追われて、苦悶の表情で仕事をしていると本来自分が何のために仕事をしているのかという目的意識が薄れてきます。
仕事をお金儲けのためだけが目的になっていたり、生活の手段になっていても同様に仕事に対して本当の意味で全力投球することはできない。
仕事というものは人生の大半の貴重な時間を投資するもの。
自分の生きる目的を明確にした上で、常に好奇心を持ち感動を追い求めていたいものです。
仕事が苦痛だと考えるなら、「なぜ」苦痛なのかということを一度よく考えてみることが必要だろう。
しかるべき答えが明確になったのなら、自ら進んで環境を変える選択と決断をするべきでしょう。
仕事が人生のすべてではないが、仕事は人生を豊かにするための重要なことの一つであることは間違いない。