わくわく人生を生み出す4つの条件−「ソース」


ワクワク人生を生み出す4つの条件

・イキイキと喜びにあふれた人生を送るために重要な4つの行動

①人生のあらゆる面において自分が持つワクワクの「すべて」を見つける
②発見したワクワクは、ひとつ残らず「すべて」、現在の生活に生かす。
③自分がワクワクすることを自分自身や人のために無条件に使う。
④①〜③までを実行しながら、バランスのとれた生活を目指す。

・最大限のリスクを冒すというのは、可能な限り自分の枠を広げる努力をしながら、常に学び成長する態度を指します。

・イキイキと喜びにあふれた人生を送るには、4つの基本条件を満たすと同時に、思い切って自分の最大限の力を出すことが必要です。

 

生きた証を残す

・人のために何かをしようというとき、そこには偉大なパワーが生まれます。

・自分の心地よい領域からはみ出して、ほんのちょっとの冒険をするだけで、必要な情報や能力がすぐに得られる場合が多いのです。

・自分が何かを得るためには、まず人のために何かを与えなくてはならないのです。

・大事なことは、あらゆる行為を愛情の表現としておこなうことです。

 

あなたの存在意義

・ひとにとっていちばん重要な事業は自分の人生です。人生に目的がなければ、方向を見失ってしまいます。

・あなたの存在意義がはっきりしていると、それをコンパス代わりにして、人生を歩んでいけます。

・「あなたの存在意義」はその人の信念から生まれます。それが明確にわかれば、自分がなぜこの世に生きているのか、という自分の存在意義を理解する手がかりが得られます。存在意義とは自分がワクワクすることを実現することだ、と言えるからです。

・喜びや希望や方向性のない人生は本物ではありません。喜びや人生の方向性があってはじめて、豊かな人生だといえます。

 

ソースの車輪

・「あなたの存在意義」は、あなたの考え方や価値観の根本を表し、あなたが生きている理由や目的を表明するものです。
それに対して、「ソースの車輪」はあなたがこれからの人生で、あなたのワクワクを使ってどう生きていくかの具体的な指針であり、行動の指針であり、人生のそれぞれの分野で何をしたいのかを明らかにしたものです。

・ソースの10分野
①自分
②家族
③友人・同僚
④学ぶこと
⑤社会との関わり・社会貢献
⑥社交
⑦レジャー
⑧体の健康
⑨心の健康
⑩財政

・職業はあなたの生き方と無関係に存在できません。
人は職業に生きるのではなく、自分の生まれてきた目的、自分の存在意義に則った人生を送るのが本来の生き方だと思います。

・あなたがワクワクを通した人生設計をするときに、人生のあらゆる面で見落としがないようにと、ソースの車輪はデザインされており、十の分野、またはあなた自身が作ったすべての分野はどれも同じように重要です。

・好きなことを残らず実行していると、ワクワクしないことをする時間などはなくなり、自分の本来の目的を邪魔するものに時間をつぶすこともしなくなります。

 

ソースを生きる

・ソースを生きていると、朝元気に目が覚め、仕事が仕事と感じられないほど楽しく、一日があっという間に過ぎて、夜、満たされた気持ちで床につくことができます。ありのままの自分を愛してくれるパートナーに恵まれ、心から人を愛する生き方ができます。
自分の生きている理由がわかるので、人生に何が起きても動転しないで、安心して生きていけます。

・ワクワクは私たちにとって贅沢品ではありません。あなたがあなたであるためになくてはならない必要条件です。

・自分のソースを生きていると、人生に勢いがついて、次々と新しい人物やチャンスが引き寄せられてきます。精神的な刺激や豊かさをもたらし、あなたの人生に意味を与えるような活動や人物がまわりに集ってきます。

・ソースを生きていると、人生そのものが自己発見の旅になります。ひとつのワクワクを実践すると、それが新たなワクワクへとつながり、どんどんと自分の枠が広がって未知の自分に出会います。

・心の奥から聞こえてくる直観の声を便りに、「あなたの存在意義」をガイドラインにして、他の誰のものでもない、あなた自身のソース、世界にひとつしか存在しない貴重な「あなたというソース」を生きてください。

 

 

まとめ

何かをするために何かをあきらめなければならない。

それが常識的な考え方だと思います。

ソースの考え方はそんな常識に縛られるのではなく、ワクワクすることは残らずすべて実行し生活に活かすこと。

すごく贅沢な発想のように思えますよね。

 

自分自身の今の生活を省みるとやらなければいけないことにやりたいことが追いやられてしまっている。

これでは本当に人生を楽しみ尽くすということは叶いませんよね。

自分自身の生きる目的や存在意義に対してもっと真剣に考えなければならないと感じます。

 

もっとワクワクすることに自分のエネルギーを使うことができたのなら、それが人のためや社会のために活かされる可能性もあります。

だから自分を過小評価せずに、可能性を信じてソースの車輪をゆっくりと回していきたいものです。

 

人生の方向性と仕事とお金ー「ソース」


仕事は向こうからやってくる

・仕事と私生活が分離されてしまったことは、現代の悲劇のひとつといえます。
多くの人たちにとって、毎日の生活に一貫性がなく、相互に無関係な活動を次々にするだけになってしまいます。

・理想の職業人生とは、自分が生まれ持ったあらゆるワクワクをひとつ残らず日々の生活に生かして、社会に多大なる貢献をする。
人生の選択は、自分がこの世に生きる目的である「あなたの存在意義」に沿って行うので、バランスのとれた一貫性のある生き方ができる。

・ワクワクに根ざした自分らしい生活を始めると、仕事やチャンスが私たちのところに呼び寄せられてきます。
仕事を自分らしい生き方の延長として考えると、仕事をわざわざ探しに出かけなくとも、仕事が向こうからやってくるのです。

・仕事を辞めさせられることはあっても、ワクワクにあふれた情熱人生から解雇されることはないのです。これがソースにおける職業の定義です。

・「ソース」の方法論のひとつに「好きなことのまわりをうろつく」というものがあります。そうすると新しい仕事にであえることがあるのです。

 

ワクワクの本質

・自分のワクワクを本質までにさかのぼると、自分がどの部分に夢中になるのかが理解できます。

・具体的な形に対する執着を捨てると、本質が見えてきて、選択肢が広がります。表面の形ではなく、「ワクワクの本質」に目を向ければ、もっと楽にワクワクが暮らしの中に入ってきます。

・自分が本当に望んでいることが本質レベルで自覚できると、選択肢が増え、実現の可能性が飛躍します。
自分の夢が何かを得る手段なのか、「こうありたい」という自分の姿を求める本質的なものか、検討してみましょう。

・あるひとつのワクワクにフォーカスを当てて仕事を決めてしまうと、何か自分と合わない部分が出てきてしまう可能性がありますが、複数のワクワクを組み合わせると、よりあなたの本質的な仕事に近づけます。

・現在のあなたがどんな状況にあるとしても、やるべきことはひとつです。自分のワクワクにマッチした「ワクワクの本質」をできるだけ多く生活に取り入れましょう。そうし始めると、おもしろいことに、自分がどんな人生を送りたいのかがますます鮮明になって、新しいアイデアが次々に浮かんできます。

 

ワクワクすることをしていれば、お金は自然についてくる

・とにかく朝から晩まで一生懸命自分の夢やワクワクを追いかけましょう。自分の好きなことやワクワクすることを中心にした生活をするようになると、その度合いに応じて、夢の実現を助けてくれる機会や人物があなたの前にどんどん現れます。

・まわりの人の目には失敗しているように映っても、夢を追っている本人は心が満たされています。同じ苦労をするにしても、こちらのほうが何倍も楽しい苦労です。

・まず夢を持たねばなりません。夢というのは、あなたのワクワクや好奇心、関心、夢中になっていることなどの集合体から生まれます。

・自分が何をしたいのかが一点の疑いもなくわかれば、それをいつどこでどのように実現すればよいか、自然にわかります。

・仕事と私生活の区別がつかないほど仕事が大好きな人は決して退職しません。

 

プラス因子とマイナス因子

・人生を変え、人間として成長したいと思うときに大切なのは、どんな活動や人物が自分の願望の達成を手伝ってくれるか、そしてどんな活動や人物が目的の邪魔をするかを見分けることです。

・自分が使った時間やエネルギー(体力と気力)に対してどのような見返りがあるのかを検討するという意味で、投資収益率を考えることです。
私たちが本当に所有しているのは、自分の時間と自分のエネルギーだけだからです。

・現在の生活を振り返って、できるだけたくさんのプラス因子を生活に取り入れましょう。
そしてマイナス因子やどっちつかずのゼロ因子はさっさと取り除くのです。

・マイナス因子やゼロ因子を取り除いてしまうと、ありのままのあなたを受け入れ、目的意識や元気を与え、生活を豊かで楽しいものにしてくれる活動や人物だけが残ります。

・表面上華やかなものではなく、自分を元気にしてくれるものや、自分の存在価値を感じられるようにしてくれるものを追いかけなさい、ということです。

 

まとめ

あなたは自分自身のワクワクの本質について遡ったことがありますか?

多くの人は毎日の忙しい仕事の中に追われそれどころではありませんよね。
私もそうでした。そんな暇はないっ!って感じでした。

愚痴を吐きながら忙しい忙しいと文字通り心をなくしているとワクワクの本質どころか日常生活でワクワクすることすらなくなってしまいます。
そして、そのまま齢を重ねていってどんどん思考が硬直化していってしまいます。

ワクワクを追い求め、常に変化をし続ける人と考えが硬直化して行動も狭まっていく人。
二者の人生における充実感の差は開いていくばかりです。

どんなに忙しい環境におかれていても、自分と向き合う時間ほど重要なものはないと思います。
自分と向き合い、自分の中で本当にワクワクすることは何なのかということを自分に問いかける時間には大きな価値があります。

ワクワクすることが何なのかが自覚できれば、今まで苦しいと思っていた仕事にもワクワクの要素を見つけられるかもしれません。
「好きなことのまわりをうろつく」ことでワクワクがあなたを探し当てるかもしれませんね。

 

 

 

 

ソースを実行する6つの方法論ー「ソース」


自分のワクワクを書き出そう

・「ソース」のプログラムをすすめていく上の第一のステップは、自分の中にある、やむにやまれぬ興味や関心が何かを知ることです。

・「ソース」の第一歩は「過去」や「現在」「近未来」から自分が好きなものを探し出すことです。
そこでみつかったものが「ワクワクのリスト」を構成します。ワクワクのリストに書かれたことは、あなたの心をわきたたせ、喜びや満足感をもたらす活動です。

 

同時実行が生む相乗効果

・あなたにとって大切なことはすべて、今すぐ実行する価値のあることです。

・自分にとって大切なことに関心をはらいつつ、ワクワクのすべてを実生活に生かさない限り、人は幸せにはなれません。

・ワクワクを残らず実行していくと、人生の新しい扉が開いて、それまで夢にも思わなかった人に出会ったり仕事にぶつかったりします。
新しい生き方が生まれ、新しい出会いや天職に恵まれます。

 

同じ量の情熱を傾けよ

・自分がすることすべてに同じ量の情熱を傾けるようになると、最初に考えているより、時間の余裕が出てきます。
精神を集中して時間を有効に使うようになるので、少ない時間でより多くを達成できるようになります。

・同じ量の時間やお金をかけるのではなく、同じ量の情熱をかけることで、やりたいことを全部できる生き方が可能になります。

 

小さな一歩を踏み出そう

・たとえ目に見えないほどの小さな一歩でも、それが願望に向かって正しく踏み出されたものなら、動きにはずみがつき、もはやそれを止めることはできません。

・心の奥底に潜んでいたワクワクの実現に向かって小さな一歩を踏み出すと、ワクワクそのものに力がついてはずみが生まれます。
言わばワクワクに自己推進力がつくのです。

 

目標は立てるな

・将来の一点に目標を設定することは現実に合いません。むしろ目標にこだわるあまり、一見目標と関係ないように見える貴重な体験やすばらしいチャンスを見逃してしまう可能性があります。

・目標を立てる代わりに、目指す方向だけを決めておくほうが、長期的には多くを成し遂げられるのです。

・目標を定めていると、目標点に到達しない限り、たとえ何らかの成果はあっても敗北感につきまとわれます。

 

信念を持ち、自分の直観を信じよう

・信念には偉大な力があります。信念は私たちが望む方向に汽車を走らせる機関車の役割を果たす、人生の原動力といえます。

・重要なことであろうが、ささいなことであろうが、人物や状況に対して自分が直観的に感じたことを決して無視しないで下さい。

・直観の目的は、あなたの行動や進むべき方向を示して、あなたが自分らしい人生を歩めるように導くことです。

 

 

まとめ

「重点思考」や「優先順位」といった考え方は何かをなすためには何かを犠牲にしなければならないという考え方ですよね。

この既成概念が見事に打ち崩された感があります。

 

このソースのプログラムが提唱するのはやりたいことは余すことなくすべて実行するということ。

やりたいこと、わくわくすることに同じだけの情熱を注ぐことが大切なのだよと。

 

確かに何かをやりたいがために何かを犠牲にするという考え方では、結局心のどこかに不満やざわつきを残してしまうことになってしまう。

自分のワクワクすることすべてに向き合い、分け隔てなくすべてを実行するということを心がけたいものです。

 

そのためには、ガチガチに自分を縛るような目標は一切立てることなく、自由で開放的な自分の直観を信じて人生を展開させていくことが大切ですね。

 

 

 

誰もが信じている嘘−「ソース」


責任感のウソ

・人がとるべき責任ある行動はただひとつ。自分が心からしたいことをすることである。
それが人生で最も責任あるこうどうであり、その人が負う最高の責任である。

・世間のいう責任感の問題点は、それが罪悪感にもとづいている点です。罪悪感は恐れの感情に根ざしています。

・人にとって最高の責任感とは、自分自身に正直になり、自分の心からの願いやニーズに忠実になることです。

 

ヤル気のウソ

・無理矢理にヤル気を出す必要があるのは、したくないことをしなければならないときだけです。

・多くの人が仕事にヤル気を持てずに能力を出し切っていないのは、他の人が期待することをしているからです。

・心から夢中になれるものがあると、人はそれを無心に追い求めます。
そのワクワクを周りの人間も認めてくれ、励まされると、ワクワクに自己推進力がつき、勝手にどんどん前進していきます。

 

能力のウソ

・ワクワクすることや好きなことに適性がないと思う場合は、なおさらそれをやろう。

・大切なことはただひとつ。自分をワクワクさせることや夢中にさせてくれるもの、幸せな気持ちにさせてくれるものを一途に追い求め、実行することです。
・自分がワクワクする分野に適性や能力がある人はすばらしいと思います。迷わずにそのまま突き進んで下さい。
しかし能力や適性がないと思っている人も、そのワクワクを実行に移していきましょう。これは選択の問題ではなく、自分に対する義務なのです。

 

上手のウソ

・ワクワクすることなら、人は自然にヤル気が出てきて、だんだん上手になっていくし、幸せで満足そうな人のところには人や機会やお金が引き寄せられてくるものです。

・注意しなければならないのは、能力がなければやれないと思い込んでいると、怖くて足を踏み出せない、という点です。

・誰でも好きなことがあります。生まれつき好きなことがあります。それは人と比較したり批評するためにあるのではありません。
生かされるためにあるのです。自分を表現するためにあるのです。

 

決断のウソ

・決心をぐずぐず先に延ばすのは、ものごとの進行過程においてすこぶる自然で必要なことです。悪いことではありません。
私たちがぐずぐずと決断を先に延ばしているとき、実際は、潜在意識が情報を収集して、次に起こる事態にそなえて準備をしているのです。

・決断を延期することにはもうひとつ別の効果もあります。自分にとって精神的または肉体的に好ましくない状況を避けることです。
必ずといっていいほど、ある状況に入り込むほうがそこから抜け出るよりも簡単です。

 

妥協のウソ

・現在の自分に能力がないからといって、自分のワクワクを無視してはいけません。

・自分がやりたいことを全部やるのは可能だ。むしろ、やりたいことはすべてやるべきだ。真に豊かな人生を送っている人たちは、やりたいことをすべてやれる生き方をしている。

・自分の思い通りの人生を、自分でデザインしましょう。夢をすべて叶えることは可能です。人生に妥協など必要ないのです。

 

優先順位のウソ

・優先順位はどこか無理があって、不自然です。経営学や一般の成功哲学では物事に優先順位をつけるように教えますが、人間の基本的なニーズである自己実現という面ではマイナスの効果しかありません。

・いつも優先順位に従って生きていると、心のよろこびがわからない人間になり、人生の重要な決断をする際に多面的に考える能力を失います。

・人生において大切なことはたった一つ。自分が生まれた目的を見つけ、心も体も満たしてくれる方向に向かって歩んでいくことです。自分が生まれながらに持っているワクワクや夢をすべて実現する方向です。人生の目標地点を定めたりせずに、方向のみを定めましょう。

 

 

 

まとめ

目からウロコだったのは、今まで読んだ自己啓発書の中では完全に推奨されていたことが完全に否定されていること。
多くの自己啓発書は「決断しなさい」「優先順位をつけなさい」「妥協してはならない」。。。
と書かれているものが多いのですが、著者はこれを嘘だと言い放ちます。

世間にある多くの自己啓発書によって陥ってしまう罠があります。
それは「成長のためにこうしなければならない」「変わらなければならない」とプレッシャーを感じてしまうこと。

いわば、他者の成功体験による自己を矯正するかのような言い回しによって、自分自身に鞭を打ち強いるように自分の行動を縛ってしまうことです。

強制を伴う行動はたとえポジティブな行動であっても、疲弊し本末転倒となってしまいます。

本当に必要なことは、内側から沸き立つようなワクワク感に突き動かされて実行していくことですよね。
なにか目が覚めたような感覚を覚えました。

あなたが目標の奴隷となっているなら、一度手放してみませんか?
なによりもあなたのワクワクするものが現れるまで待っても遅くはないと思います。