今この瞬間何をするのか②-最高の人生と仕事をつかむ18分の法則


■適切にイエスという

・やるべき仕事ではないのに手をつけて時間を浪費すれば、自分にとって、上司にとって、会社にとって損失となる。

・何もかも引き受けたいという誘惑に打ち勝つ

 

■相手を納得させるノーを言う

・ノーと言うときは本気で言う。いたずらに時間を失わないために。

 

■問題提起をするタイミング

・問題提起をするタイミングは遅すぎてはいけない。境界線があると知らせることでそれが尊重されるようになる。

 

■移動時間を上手くつかう

・次の仕事に映るための移行時間を活用すればこれから行う仕事を短く、スピーディに、そして誰にとっても生産的なものにできるだろう。

 

■切り替えに時間をかけない

・移行時間を短くするためのステップ

①    相手が不安に思っていることに十分に耳を傾ける

②    こちらの考えを一度だけ述べる

③    繰り返さない

・移行時間を短縮することで移行を境に新しい現実に対応しやすくなる。

 

■安心してオフを楽しむために

・せっかくの休暇を侵食されないために、休暇以外でも邪魔されたくないときは、あらかじめ時間をスケジュールに組み込んで全ての枠内で対処すればよい。

 

■生産的に気を散らすスキル

・気を散らすことは、集中することと同義である。Xからあなたの注意をそらすとはつまり、Yに集中する必要があるということだ。

・気を散らすスキルを活用すれば効果は絶大である。

 

■やたらに切り替えると効率が落ちる

・マルチタスクは実際には同時並行ではなく、タスクの切り替えを行っている状態である。それは非効率的で、非生産的で時には危険すらある。マルチタスクに走りたくなる誘惑に抗おう。

 

■完璧主義を克服する

・完璧主義に陥らない3つのアイデア

①    小さなステップで進んでいく-大きなステップの一つで成功しようと考えない

②    人を基準にしない-自分が正しいと思うことをする

③    同僚、上司を賢く選ぶ

・世の中で通用するのは完璧さではない。生産性の方だ。

 

■半分だけできていればいい理由

・より少ない資源でより多くを得なければならない。半分までつくるなら、かかる時間も半分ですむ。そしてよりよい成果が期待できる。

・不完全な状態で妥協するのではない。それを目指すのである。

 

■柔軟さを保つ

・注意を怠らず変化する状況に対応しよう。どんなボールであっても目をそらさないでいよう。

 

 ■まとめ

外的環境の影響によりいたずらに時間を奪われずに生産性を上げる方法について考えさせられました。

まず、日本人独特の「空気を読むこと」が本当は生産性に影響を与えることは、『失敗の本質』などでも示唆されているところですが、自分の仕事の中で本当に会社のために、業績に直結できる仕事を選び、それ以外のことに対してはノーと言える勇気を持つことが大切だと感じます。これにより遠回りすることなく、成果をスムーズに上げることができるということです。

そして完璧主義を捨てること、仕事を完璧にこなそうと自分では完璧なつもりでも上司からすれば6割の出来かもしれない。そうすれば、また上司の要求レベルの残り4割に時間をかけなければならない。それならば自分6割の出来とスピードで仕事を終え、上司の助言を受けながら残りの4割を上司の要求するレベルに沿ってさらにスピードを上げた方が生産性が高いと言えますよね。瞬間瞬間の時間の使い方というものを意識していくことが、仕事と人生で結果を得るコツなのかもしれませんね。

 

 

 

 

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今この瞬間何をするのか①-最高の人生と仕事をつかむ18の法則


モチベーションに頼らない

・一般に考えられている以上に行動は環境によって決定づけられる。

・悪い環境を変えないまま行動だけを変えようと必死になるのでなく、環境を変えればよい。

・やりたいことを自然にやりたくなるような環境をつくろう。

 

思ったほどモチベーションは必要ない

・何かを選択しようとする時には、最高の決断をするためのタイミング-意思の力に頼る必要が最も小さいタイミング-を選ぶことが大切だ。

・モチベーションが必要なのはわずか数秒間。自分の気持ちがぐらつくタイミングで的確にモチベーションのスイッチを入れよう。

 

とにかく楽しむ

・自分の、あるいは他者のやる気を引き出す2つの方法

①    現実の課題と状況に焦点を絞る

②    お金を報酬にしない

・面白いと思うことにはいちいちやる気を出さなくても取り組める。楽しいと感じれば自然とやる気が湧いてくる。

 

スタートし、その状態を維持する

・恐れは変化のための強力な触媒となるだろう。その後は、喜びという報酬が新しい状態を維持していく。継続して進んでいくには、恐れと喜びのどちらか一方をえらぶのでなく、最初に恐れを、それから喜びを自分に経験させる。

 

自分自身を正しく伝える

・自分が納得しプラスの自己イメージを投影したストーリーは非常に強力なモチベーションとなる。自分を語るストーリーが進みたいと望む方向に移動するモチベーションとなることを自覚しよう。

 

自分流のやり方から脱却する

・頭の中で考えることは進みたい方向に進ませてくれる場合もあれば、それを邪魔することもある。進みたい方向にいけるように応援してくれる空想世界を選択する。

 

 

まとめ

自分の体験からもそういえばとピンとくる点が何箇所かありました。

モチベーションに頼らない、モチベーションは思ったほど必要ないということ。私は1年半くらい前から、ランニングを始めランニングがすごく好きになってしまいました。走っている時に四季の変化、自然の機微を感じること、そして走り終えた後の充実感。走ることが自体が楽しくてたまりません。

しかし周りの人は「頑張ってるね」とか「すごいね」とか「ストイックだね」と言葉をかけてくれます。周りの人からとると苦しいこと、しんどいことをどうしてそんなに真剣にするんだろうとものすごい努力家のように映るのでしょうね。

一瞬だけモチベーションという燃料を燃やし、歯車が回りだすと慣性の法則で自然に歯車が回りだすという実感があります。

これを応用し、いろいろなものに首を突っ込み好きになることで、自分の可能性というのはまだまだ開けるのではないかと思うようになりました。

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今日は何をする日なのか-最高の人生と仕事をつかむ18分の法則


■あらかじめ計画を立てる

・一日の計画を立てておけば、風を切って走るようにスイスイと目指す目的に向かって進んでいける。

 

■やることを決める

・やることがあり過ぎて何もできない状態を抜け出すには、リストを作成して課題を小口に分割し、今年一年集中するテーマに重点を置く。

 

■やらないことを決める

・自分のやるべきことをやり遂げるにはどこに集中するのかを選択するだけでなく、何に関心を向けないのかを判断することが重要だ。

 

■予定表を使う

・本当に実行したいことがあれば、「いつどこで」やるのかを決めよう。

 

■ToDoリストに残さない

・3日手つかずのものは次の4つの選択肢のどれかを選ぶ

①    ただちに実行する

②    予定表に組み込む

③    そのままにしておく

④    いつの日か/もしかしたら

・やることリストの項目は72時間以内に対応してリストから消す。それ以上とどまれば、やるべきことの妨げになる。

 

■よい中断は生産性を上げる

・的確にストップをかけると時間と自分自身をうまくコントロールしていくことができる。集中を続けるために、安定した状態を続けるために、時間ごとにストップをかけてみよう。

 

■夜は見直しと学習の時間

・一日の終わりに必ず数分間確保し、今日自分が学んだこと、そしてコンタクトを取るべき相手について考える。この数分間が明日を今日よりもいい日にするためのカギとなる。

 

■日課をつくる

・一日に運営する作業を日課にする

①    朝の日課(5分)あらかじめプランを立てる

②    改めて集中する(1時間ごとに1分)1時間単位で軌道を修正する

③    夜の日課(5分)今日を振り返る

・一日わずか18分の日課で、効率の悪い時間と決別できる。集中すべきことを慎重に的確に選択し、一日を通じて新鮮な気持ちで取り組めるように自分自身に働きかける仕組みをつくる。

 

■まとめ 

一年・一か月といった中長期のスパンよりも一日という短期のスパンにはスピード感が要求されますよね。今回特に勉強になったのは一般のビジネス書などには必須のToDoリストを活用するのではなく、やらなくていいことをまずリストアップすること。やらなければならないことにまみれて結局なにもできなかったということはよくあることですが、やらなくていいことを先にリストから外す作業をすれば確かに効率がよいということに気付きました。日常のルーチン業務の中にも削ればもっと大切なことが見えてくるということがたくさんあると思うのでこれはすぐにでも実践していきたいと思いました。

また本書のテーマである18分の法則についての説明が出ていましたが、これも大きな歯車と小さな歯車が回るように一日単位と一時間単位のPDCAを組み立てていくということですよね。特に短いスパンで結果を出そうと思えば、一時間に一回軌道修正が必要になりますね。これを実践できれば、毎日仕事が順調に回り、一日一日の充実感も得られるのだろうと思います。

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今年は何をする年なのか-最高の人生と仕事をつかむ18分の法則


4つの要素を軸に考える

・4つの要素

①    得意なことを活かす

②    苦手なことを受け入れる

③    人との違いを明確に打ち出す

④    情熱を注ぐ

・今の自分を試すことからスタートし、それから次の行動を選択しよう。その際には四つの行動を満たすことを選び、今年一年に集中しよう。自分の能力を最大限発揮するために。

 

要素①得意なことを活かす

・あなたはどんなゲームをしているだろうか?それはあなたの特技と才能を発揮するのにぴったりのゲームだろうか?あなたが勝てるように、あなたの会社が勝てるように完璧に設定されているだろうか?そうでなければ、あなたの勝つことのできるゲームに切り替えるか、オリジナルのゲームを考案しよう。

 

要素②苦手なことを受け入れる

・苦手なことを避けて通ろうとするのではなく、受け入れよう。むしろ苦手なことが思いがけずプラスに役立つことがある。

 

要素③人との違いを明確に打ち出す

・自分と向き合ってみよう。あなたは誰とも違う存在だ。それをいち早く理解し、受け入れ、強調すれば、確実に成功するだろう。

・人と同じことをしようとしてはいけない。それでは一年が無駄になる。自分だけの持ち味を活かせばライバルに差をつけられる。

 

要素④情熱を注ぐ-どうしてもやりたいことをする

・人は必ずしもバランスがとれているから成功するわけではない。偏りがあるからこそ成功できるともいえる。絶対に譲れない大好きなことは、成功のヒントとして非常に有力な手掛かりとなる。

・情熱を取り戻すにはどうしてもやりたいことを追求してみるという手がある。これからの一年で「すべき」よりも「したい」ことができるように的を絞ろう。

 

要素④情熱を注ぐ-粘り強さ

・必ずやり遂げる3つの条件

①    やり遂げたいと望んでいる

②    やり遂げることができると信じている

③    やり遂げられるまで「試みる」ことを楽しめる

・好きでたまらないことを選んでみよう。あなたにとって重要な意味があり一年間続けられるもの。そしてうまくいかないときでも続けられるものを選ぶ。そこに的を絞って情熱を注ごう。

 

要素④情熱を注ぐ-力を抜く

・心底楽しめて、苦もなくできる仕事に打ち込めば最高の一年を過ごせる。情熱を注ぎながら、飽くことなく精力的に働くことができる。どんな困難な仕事もた易く感じられる。

 

要素④情熱を注ぐ-意義

・最初に現状で価値を感じられることは何かを考えてみる。次に現状では特に価値があるとは思えないことは何かを考えてみる。最後に時間を無駄にしていると感じることは何かを考える。

・本当に大事なことに集中して一年を使おう。自分にとって特別な意味のあることをしよう。

 

視野が狭くなるのを避ける

・ときどき一時停止して周囲の状況を見れば-道しるべを確認し、自分の得意なこと、苦手なこと、人と違うところ、情熱を確認する-着実に正しい方向に進める。

 

失敗してもあきらめない

・失敗を避けることはできない。失敗は無駄ではない、あなたを育ててくれる。とにかくあきらめず、投げ出さずに、一年を通じて集中すればきっと成果は出る。

 

見通しが立たなくても停滞しない

・先が見通せなくても足を止めてはいけない。とにかく前に向かって進もう。

 

あわてて結論を出さない

・どんな場合でも、得意なことを活かし、苦手を受け入れ、人との違いを明確に打ち出し、情熱を注ごう。そうすれば自分は大事なことに時間を使っている、正しい方向に向かって進んでいると自信を持つことができる。それを続ければ、短期的な結果に振り回されず、成功にも失敗にも落ち着いて対処できる。

 

一年を通じて集中するテーマを決める

・自分の人生を最も充実させるテーマを5つに絞り、自分の時間の95%をその領域に費やし、残り5%をその他に使おう。

 

 まとめ

今年はこの4つの要素をしっかりとりいれた計画を立てたいと思いました。

特に④の「情熱を注ぐ」ということは今年の自分にあてはめてしっかりと実践していきたいと思います。

とにかく「やらなければいけないこと」を軸にするのではなく「やりたいこと」にスポットを当てて行動すること。

「やらなければいけないこと」を真剣に本当に必要なのかどうか吟味して捨てる部分を決めて絞り込む。

そして「やりたいこと」についてしっかりと考える。

自分の人生のミッションについて問い直して「やりたいこと」がそれに向けた手段になっているかを立ち止まり考えることが重要だと感じました。大好きなことを情熱的にやりたいですね!

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一時停止ボタンを押す 空に浮かんだ世界を眺めよう-最高の人生と仕事をつかむ18分の法則


前に進もうとするスピードを落とす

・優れたリーダーは自分自身の視点を客観的にとらえ、他者の視点を重用する強さを備えている。彼らは一旦「ペースを落とす」。自分が正しいとわかりきっている時でも、それを実行できる。

・前に進もうとする勢いを少し弱めると自分の可能性をふさいでいた思い込み、習慣、感情、忙しさから自由になる第一歩を踏み出せる。

 

一時停止ボタンの威力

・行動に出る前に深呼吸をひとつすると、その間に前頭前皮質が感情的な反応を抑えることができる。

・短い一時停止を挟むと次の行動を賢く選択できる。

 

スピードアップのための一休み

・定期的に中断して休息を取ることは抜群の効果がある。心身ともに元気になり本当に大事なことをするために無理なく人生の軌道を整えることができる。集中的に力を注ぐための時間と対象をつくり出すことができる。

 

先入観にとらわれず、ありのままの世界を見る

・私たちはうっかりすると自分の思い込みで目が曇って現実を見誤る。過去のデーターを現実に優先させる、予想を事実として扱うミスをおかす。(確証バイアス)

・世界は変化し私たちも変化している。そのスピードがあまりにも早過ぎてかえって気づきにくい。最大限に力を発揮するには今までどおりの予想や思い込みで目を曇らせずに物事を見て考え選択する。ありのままの世界、ありのままの自分を見なければならない。

 

自分自身を多面的にみる

・自分で自分をどうとらえているのか、という基本的な認識を点検してみる。その際には、自分の本質的な部分についての固定観念も問いかけてみる。

・人生とは自分の一部だけで味わうものでなく全てで味わうものだ。どの部分も切り捨てるのでなく、全てを融合させよう。

 

自分の可能性を認識する

・自分だけに与えられた能力で自分を形作ろうとすれば勇気がいる。そこに立ち、自分をさらし、純粋に自分自身でいるという意思が必要だ。

・本当の自分よりも劣った自分で妥協してはいけない。それは人のためにも自分のためにもならない。

 

自分はどこに着地したいのか

・「出来事」に反応するのではなく、望む「結果」を出すための反応をする。つまり過去ではなく未来を向いて、どう反応するかを決めればよい。

・自分はどんな結果を望んでいるのだろうか。それがわかっていれば、そのことだけに集中して衝動的な行動を避けることができる。自分を袋小路に追い込むような結末を回避できる。

 

まとめ

いかに自分が前のめりになっていたかということを感じました。

前のめりになって忙しくなると、ついつい過去の経験から自分の行動や思考を最適化して楽な方へ流れたり、守りに入っていろいろな自分の可能性を潰してしまいますよね。

前のめりの状態になると「出来事(他からの影響)」にまともに反応してしまい、自分がどうしたいかという目的や結果を見失いがちになってしまいます。

 

人生の結果をよりよくしたいのであれば、一時停止をして自分と向き合いながら、自分の可能性をふさいでいた習慣や感情や思考を修正していかなければならないと感じました。

「常識」や「確証バイアス」に自分の可能性を縛られることなく、自分を過小評価せずに過ごすよう心がけたいですね。

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