○一流の人は復讐心を持たない
・今日復讐心を捨てる決意をしよう。自分を傷つけた人を許すことを弱さの証とみなしてはいけない。許すには高い意識を持つ必要がある。
○一流の人は許すことを知っている
・自分を傷つけた人を列挙し、彼らを許そう。それを相手に伝える必要は必ずしもない。人は皆間違いを犯すという事実を認識し、心の中で相手と折り合いをつければいい。
○一流の人は協力的である
・自分がどれくらい協力的かを見極めよう。あまり協力的でないなら、他人と力を合わせることの重要性を認識する必要がある。
○一流の人は意見の対立を歓迎する
・「事なかれ主義に陥っていないか」を自問し、そうなら、すぐにその習慣を断ちきり、意見の対立を恐れずに積極的に行動しよう。
○一流の人は地球市民として生きる
・「地球市民として生き、自分の地域以外の人や場所に貢献しているか」と自問しよう。困っている外国の人々に支援の手を差し伸べて地球規模の問題に関わろう。
○一流の人は惜しみなく与える
・見返りを期待せずに、不遇の人にわずかなお金を差し出そう。その人は友人かもしれないし、見ず知らずの人かもしれない。慈悲の心は「豊かさ意識」を生み出し、自分の人生にさらなる豊かさを引き寄せる。
○一流の人はコミュニケーションの達人である
・相手の重要性を強調するような話し方を心がけよう。
○一流の人は功績を他人に譲る
・恐怖と欠乏におびえた自己中心的な意識を持っていないかどうかを検証しよう。もし持っているなら、愛と豊かさにあふれた意識と取り換えよう。
○一流の人はお互いに助けあう
・功績を認めてもらおうとして孤軍奮闘していないかどうかを検証しよう。そういう傾向があるなら、他人と協力してより大きな目標を達成する方向に軌道修正すべきだ。
○一流の人は自由を愛する
・「自由の意義に気づいているか」と自問しよう。
○一流の人は話を聞くのがうまい
・誰かと会話を始めた時に、自分がどれだけ長く相手の話を聞いていられるかを試してみよう。日ごろから相手の話に耳を傾ける練習をし、相手の本当の気持ちを感じ取る努力をし、聞く技術の向上を自分の課題の一つにしよう。
○一流の人はユーモアのセンスがある
・ジョーク集などでユーモアのセンスを磨いてプレッシャーを軽減しよう。
○一流の人は多様性を歓迎する
・自分と異なる思想や信条、宗教、哲学を持つ人に対して心を開こう。それを習慣にすると、それまで敬遠していた人から新しいことを学んで感動するだろう。
今回のテーマは「寛容」。二流の人は恐怖と欠乏にさいなまれ、一流の人は愛と豊かさを意識する。
少なからず人には復讐心というものがあります。自分が傷つけられたり、裏切られたりしたときにそれを恨んで復讐を誓う。その復讐心をバネにして経済的成功を収めたり、相手に勝利したりすることはよくある話です。でも復讐心で得た成功や勝利というものは充実感や幸福感にはつながらないようです。充実感や幸福感を得るには「許す」という行為が必要です。「許す」という行為は決して弱さの表れではなく、前進する強さであるということを肝に銘じなければいけませんね。
もうひとつ大事なことは意見の対立を歓迎するということ。自我が傷つくのを恐れて迎合するのをやめて、意見の対立を物事を立体的に捉える契機だと捉えることが重要。事なかれ主義にに陥るのではなく、間違っていることに関しては毅然として異論を唱えることも必要であると思います。
そして多様性を歓迎すること。自分と異なる思想や哲学を持つ人を敬遠するのではなく、積極的に触れてそこから学びを得ること。1つ上のステージに進むには愛と豊かさを持って寛容になることが前提条件だと感じますね。