「休み」を活かして生産性を上げる法ーたった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起こる 


自らが実感する「変貌」と「変化」の瞬間

・ある習慣を身につけたいならば、それを30日間、毎日訓練せよ。そうすればいつのまにか、意識しなくてもできるようになっているはずだ。

・他の習慣についても同じことを繰り返せ。ただし一度に一つずつだ。

・出来事に対し、どう感じ、どうふるまうかを決めるのは信念である。

・賦活事象(きっかけとなる出来事、ストレス)⇒信念(思考、思い込み)⇒結果

・ネガティブな信念を見直して、目標達成に役立つようなものに変える。

・つまずいてもころばない。

 

■頑張り時と休み時のほど良い調和

・上位1%の人たちは、「集中して頑張る時間」と「計画的に回復する時間」を分けて、そのサイクルを一日に何度も繰り返している。

・睡眠は記憶を処理し固定するための時間。十分な睡眠をとることで、独創性、問題解決能力、長期的な観点から物事を考える力が増大する。

・「注意力」は90分のサイクルで強弱を繰り返す。

 

■仕事をよりシャープにこなす法

・問題を創造的に解決する「培養時間」。日課の中に休憩時間を組み込むことが大切。

・有酸素運動で「新しい脳細胞」が活性化する。定期的にある程度激しい運動をすることは、抗うつ剤と同等の効果がある。

・自分がバッテリーを充電しなければ、そのすきに他の人がバッテリーを充電してしまう。

 

 

■まとめ 

休養をしっかりと取ること。

自分のパフォーマンスを最大限に引き出すためには集中して仕事をする時間と計画的に休養する時間をしっかり分けてとること。

目の前に仕事が溜まっているとどうしても労働時間が長くなってしまうけれども、それではかえって仕事の生産性が落ちる。

 

人間の「注意力」は90分のサイクルで強弱を繰り返すため、90分に一回10分の休憩時間を計画的に入れることによって仕事の能率が倍加する。

そして、デスクワークが中心の場合、休日の有酸素運動が次の日の仕事のパフォーマンスを大きく改善させる。

 

ひたすら走り続けて様々なリスクを負うよりも、計画的に休養をとって集中的に仕事をするという1%の改善がいろいろな面で倍加した結果となって返ってくるということですね。

 

人生を変える「30日の公式」-たった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる 


■脳を鍛えるスポーツジムでの教訓

●一流の中の一流になるには、1万時間の集中的訓練が必要

●時間をかけて集中的訓練をすれば、誰でもパフォーマンスを改善することができる。

●日常業務を集中的訓練の場にせよ。そのために

・自分がどのくらいやれているか、次回はどのような改善が可能かを評価する

・建設的なフィードバックを得る

・チャレンジングではあるが、サポートがあれば達成できるような目標に取り組む

●自分を他人と比較するのではなく、自分自身と比較せよ。

●将来の計画を立て、目標を設定せよ。その上で現在においてベストを尽くせ。

 

■人間は複利計算のように進歩する

・1週目で1%改善すれば、2週目には1%改善したスキルの1%がさらに改善されることになる。

・集中的訓練自体を自分の生活の一部に組み込んでしまえば、複利計算的な改善が際限なく続いていく。

 

■なぜ「新年の決意」はむしろ有害なのか

・ほとんどの場合「新年の決意」は有効ではない。88%の人が、新年の決意を守り通すことができない。

・1月の第1週が終わる時点で、元日に建てた決意を守れている人はたったの75%。つまり四人に一人はほんの7日間ですら継続するだけの意志力を持ち合わせていない。

 

■脳は作り直すことができる

・脳の報酬系・動機系に作用する脳内化学物質が脳の奥深くで習慣というものを見事に作り上げる。その結果、毎回無意識的に同じやり方をとることになる。何かするたびに意識的な決定が必要になると脳が疲れてしまうからだ。

・新しいことを学んだり、新しい行動を始めたりすると、脳の神経細胞の間に「新しい接続」が生まれることになる。

 

■どんなことでも30日続ければ「脳」はだまされる

・まず実現したい変化を選び、その新しいやり方を30日間毎日やり続ける。すると、30日たったころには、その新しいやり方が習慣となって、無意識にできるようになっているはずだ。

・脳が新しい神経接続を形成するまでに最短で21日もあれば大丈夫。

 

■「ネガティブ」な習慣を破る「ポジティブ」な習慣

・人間というのは、頭の中で始終何かを考えている。その都度見るもの聞くものについていつも音声解説が付いている状態だ。その解説の方向性を決めているのが、心の習慣。心の、とはいっても他の習慣と変わらないくらい強力なものである。

・賦活事象(きっかけとなる出来事・ストレス)⇒信念(思考、思い込み)⇒結果

・結果をもたらすのは賦活事象ではなく、結果として生じる感じ方や振舞い方の原因になるのは、賦活事象そのものではなく、賦活事象についての信念である。

・信念が、その人の感じ方や振舞い方を決める。だから、信念には目標達成の手助けをする力がある。他方、その邪魔をする力もある。

 

■あなたの人生に奇跡を起こす(まだ)の魔力

・言葉には、あなたを救う魔力がある。カギとなるのは(まだ)の力。壁にぶつかった時、不思議な力が湧く。

・体は心を変化させ、心は体を変化させることができる。

・元気がなくなった時、それから何か目標を目指して頑張ろうと思った時、エクササイズと「まだの力」が効力を発揮する。

 

■つまずきを不運と思わずきっかけとする

・初期段階でつまずいてそのまま失敗してしまう人もいるけれど、最終的に成功する人というのは、そのつまずきを不運だと思わず、自分の決意を強化するためのきっかけだと思える人である。

・どこからでも「やり直し」がきくのが人生。つまずいたからといって転んでしまうとは限らない。

 

 

■まとめ

大事なことは脳の機能や習性を理解して、自分の脳を使うということにあります。

脳は作り直すことができるし、脳はだますことができる。

賦活事象(起こった出来事)に対する反応に対する思い込みが自分の人生の結果を悪くしてしまうことがあるということを知り、反応に対する信念を変えることで結果を好転させる。

 

そのための方法が心身ともにポジティブな習慣であるということです。

30日間の心身ともに良い習慣が、無意識のうちに脳をだまし、どんなネガティブな出来事が起こったとしてもそれをポジティブに変換してしまうのだろうと思います。それは動機系脳内化学物質の分泌という科学的な根拠があります。

 

脳に支配されるのではなく、行動により脳を支配する。これこそが自分の「影響の輪」を自分の中で広げていくポイントではないのかなと思います。

一万時間で一流になる方法ーたった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる 


■モメンタムとレバレッジの重要ポイント

●人は慣性の作用によって動けなくなる。だが、自ら行動を起こすことで、慣性に打ち勝つことができる。

●モメンタムの作用によって、人は動き続けることができる。

●レバレッジをうまく利用すれば、投入した努力に比べてけた違いに大きな結果を手に入れることができる。

●20:80の法則によって、行動における小さな変化が、結果における大きな変化を導くことが可能になる。

 

■あふれるほどの自信を裏付ける「全体把握力」

・周りの状況に常に注意を払い、あらゆることに対応する。

 

■1%の影響力は想像以上に大きい

・目標が長期的なものであればある程、1%の針路のずれが大きく響く。

 

■“天賦の才”はそもそも存在しない

・たまたま生まれついての才能があって成功したというのはデタラメにすぎない。大切なのは訓練。それだけである。

 

■1万時間=一流の証明

・何であれ一流レベルになりたいのなら、1万時間の集中的訓練が必要である。

・集中的訓練は特定のパフォーマンスを改善するために設計されたものでなければならない。集中的訓練は反復可能でなければならない。集中的訓練には建設的なフィードバックが必要である。

・30年働いたとしても、ほとんどの人は30年間の経験を積んではいない。ただ1年間の経験を30回繰り返しているだけにすぎない。

・時間と努力を費やして訓練すれば“誰でも必ず”上達する。そして上達したければ訓練しかない。

 

■将来に備えた訓練にいかに時間を割くか

・1日たったの1時間で人間は変わる

・「気の持ちよう」を変えるだけで必ず進歩する。

・気の持ちようを変えるだけで、日常業務を“ただやっている”あいだにも、“訓練している”ことになる。そうなれば日常業務はスキル改善のための訓練時間に変わる。

・大切なのは、その期間にどれだけうまくやれたか、次回同様の仕事をする際にはどの点を改善することができるか、それを評価することだ。

 

■機会をうまくつかむ人、つかめない人

・今の自分より「1%だけ優れた人間」になる。

・自分と他人と比較しても何の得にもならない。自分を自分と比較するほうが有益。一番大切なのは、現在の自分よりも「1%優れた人間」になることだ。

・ポジティブ思考ができる人はいくらでもいる。だが、実際に計画を実行し、夢をかなえるために必要な行動をとることができる人は少ない。望むだけではだめだ。行動することが不可欠だ。

・人間は未来からも、過去からも出発できない。現在のこの位置から出発しなければならない。現在においてベストを尽くすことだ。

・一番つらいのは他人を頼ることだ。援助を求めることだ。自分を頼るしかない。誰も助けてくれない。

 

 ■まとめ

1万時間で一流になる方法。

天才という言葉はあるけれども、そこに至るまでに天才と呼ばれる人は人並み外れた努力をしている。

 

1万時間で一流になるということは科学的に証明されているそうです。

1万時間と一口に言えば、非常に気の遠くなるような話ですが、要点は、長期的な視野を持ってそこに向けて帆を張って進むために1%の針路のずれが目的地に着くことを阻害する。

その針路のずれを修正するために、毎日毎日1%コツコツと修正を加えていけば自分の目的地に到達できるということです。

「30年間働いたとしてもほとんどの人は30年間の経験を積んではいない。ただ1年間の経験を30回繰り返しているだけだ」という言葉はすごく刺さりました。

 

気の持ちようを変えて、日々の仕事を訓練だと思い仕事をするのとただなんとなく仕事をするだけでは自分の成長の角度は大きく変わってくると思います。

コツコツと毎日1時間でも自分の成長角度を変えるために努力しなければいけないと再認識しました。

小さな“てこ”で大きな成果を生む魔法ーたった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる 


■モチベーションと行動の重要ポイント

●モチベーションを増大させるには、行動を増大させるのがベスト。

●一つ行動をやり遂げるたびに、モチベーションも増大する。

●まずは行動すること-最初は小さいことでよい。

●目標をはっきりさせる必要がある

●とりかかるべき行動は、目標達成にとって有効であり、かつ効率的でなければならない。

 

■ニュートンの〈運動の第一法則〉をおさらいする

・外部からの力が作用しない限り、静止している物体は静止し続け、運動している物体は運動し続ける。

 

■成功を求める人の敵〈慣性の法則〉に打ち勝つ法

・外部環境が自分に作用してくるまで座して待つ必要はなく、自分の生活で、何か一つ、自分にとって重要な改善をしていくことに決める。その改善活動を一つ始める。そうすれば、ニュートンの法則が働いて、ずっと動き続ける。

・自然界では「ニュートンの法則」が働いて、一度動き出したものはずっと動き続ける。

・なんらかの力が作用して物体が止まると、慣性が働いてその物体は止まったままになる。慣性は成功を求めて努力する人みんなの敵となる。慣性があるせいで、人は動けなくなり、前進できなくなる。だからこそモチベーションと行動の法則のうち、行動から始めることが大切になる。

 

■大きな結果をもたらす小さな変化

・アルキメデスは「てこの原理」を発見したが、これは日常生活や仕事の全てに応用される。トップにいる人たちは、その「応用名人」である。

・てこの力によって、行動上の比較的小さな変化がけた違いに大きな結果をもたらす。

 

■大逆転を可能にする20:80の法則

・結果において大きな変化を得るには、それを生み出す行動上の小さな変化の方に注目しなければならない。

・80対20から20対80へと法則の名称を変更すること自体が、行動上の小さな変化がけた違いに大きな結果を生み出すことの一例となっており、結果の方の大きな変化ではなく、行動上の小さな変化の方が注目されるという結果が得られる。

・「てこの原理」と「勢いの構築(モメンタムビルディング)」の相乗効果を得る。

・あなたが今より幸せになれば、波及効果で周りの人まで幸せになる。

 

 

 ■まとめ

1%改善の取り組みをしていくポイントは自然界の各法則よく理解し、それを生活の中で取り入れていくこと。

「ニュートンの法則」は人間の行動にもあてはまり、一度動き出すとそれが加速していく。

また一度止まってしまうと慣性が働いてずっと止まってしまう。

 

人は行動を起こすことによってモチベーションを生み出すことによって、延々と動き続けることができる。

また“てこの原理”と言われる「アルキメデスの原理」や人口統計や売上分析で使われる「パレートの法則(80対20の法則)」もこの行動における原理に応用できる。

小さな行動を起こすことが、将来においてより大きな結果に繋がるということを意識すれば、小さな行動を起こすモチベーションが上がる。

 

とにかく1%を見くびることなく毎日改善の行動を起こすことが重要ですね。

モチベーションを引き出す「逆転の発想」-たった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる


■優秀な人と特別に優秀な人の差はわずか1%

・あなたが「なりたい自分」に必ずなれる、と約束できるのには理由があります。これから様々な考え方、テクニックを身につけていくことになるが、その有効性には「科学的根拠」がある。

・5つの気づき

●優秀な人と特別に優秀な人の差=1%

●他の人よりも100%優れた人間になることは無理だが、何百の事柄のそれぞれについて1%ずつ改善してくことは可能。

●常に勝てるわけではない。負ける時だってある。でも、昨日よりもうまくやることができれば勝利者の気持ちになることができる。

●誰もが偉大な人間になれるわけではない。でも、現在の自分よりも優れた人間になることは誰にでもできる。

●より速く、より高く、より強く、を目指す。最も速く、最も高く、最も強く、ではなく。

 

■1%ずつ改善の驚くべき効果

・モチベーションが行動を引き起こす。その逆も成り立つ。つまり、何か行動をやり遂げることが、モチベーションを引き出す。

・行動的になればなるほどモチベーションは上がる。モチベーションが上がると、もっとたくさんのことをやりたくなる。やり遂げられることが増えると、さらにモチベーションが上がる。これがモチベーションの「自給自足のサイクル」。

 

■明確な目標に対する行動の有効性と効率性

・「なんでもいい」。とにかく、それを達成する。そうすればモチベーションが上がる。モチベーションが上がれば、また別のことが達成できる。そうなればまたモチベーションが上がる。また別のことを達成する。それでまたモチベーションが上がる。

・モチベーションを上げるための行動を選ぶ前に、その行動が自分の目標達成にとって有意義かどうかを見極める。そもそもすべきでないことをいくらうまくやっても意味がない。

・この方法の中核には、よく似ているけど全然違う二つの概念がある。一つは有効性。つまり、自分が選択する行動それ自体の正しさ。もう一つは効率性。つまりその行動のやり方の正しさだ。自分が選択する行動は正しくなければならない。つまり有効でなければならない。これが何よりもまず大切なことだ。

 

 

■まとめ

この本は頑張って自分を変えようとするのではなく、毎日毎日1%ずつ自分が成長するための方法を「1パーセンター」と呼ばれる6人のメンター達との出会いを通して主人公が着実に身につけ、成長していく過程を見せてくれます。

 

多くの人が自分を変えたいと思う時に、自分の理想と目標を高く持ちますが出てくる結果に失望して、結果的にあきらめてしまったり、落ち込んでしまったりしてしまいます。

完璧を目指すのではなく、昨日の自分より1%改善を目指すこと。

その1%の積み重ねが蓄積されて大きな成長に繋がるということにつながります。

完璧を目指したり、自分の理想を実現するために努力することはすごくしんどいことですが、本書が進める方法はとてもゆるくて、自分自身が楽しめる方法であると思います。

 

前提となることは、有効性と効率性。

いかに効率よくできたとしても、ゴール自体が正しいものでなければならない。

目標を見極める目を養うことも必要であるということです。有効なゴールに向かって、効率的な行動を起こすことが重要だということ。

 

そして、モチベーション自給自足のサイクルを理解すること。

モチベーションが行動を起こすきっかけになるのは周知のことだけれども、行動がモチベーションを引き起こすということを理解しなければならない。

つまり、先立つものは行動だということ。

やってみたら意外と面白いと思ったりすることがよくあると思います。それもまた新しい自分の発見ですよね。