いまの人生を変える−「人生の目的」


 自分の生きたい人生

・自分が望んでいる人生があるとしたら、あなたは、何を優先するのか。それをまず決めていきましょう。

・自分の理想の生活に、あなたの人生の目的はあります。具体的にイメージしていくことで、それにつながっていくことでしょう。

 

人の望みか、自分の望みか

・私たちの不幸の原因は、自分が理想とする人生を生きていないことにあります。

・好きなことをやると、毎日が幸せ感と充実感で満たされていきます。そして、イキイキしたあなたは、魅力的になり、人やチャンス、お金を引き寄せやすくなります。

・逆に、自分の嫌いなことをしていると、イライラ、不満、倦怠感でいっぱいになります。人とお金を引き寄せるどころか、どんどん離れていってしまいます。

・人生の目的は、あなたが心から望むことをやっている延長線上に現れてきます。なので、いま退屈だと感じる仕事をやっていたとしたら、そこから本当にやりたいことへのシフトは、大切なステップになります。

 

自分の人生を生きるのに必要なもの

・あなたが心から幸せを感じて生きるためには、「自分がやりたいことはこれだ」と明確にすることです。

・まわりに遠慮ばかりして生きてきた人は、頑張って、利己的に考える回路が必要です。

 

変えなければいけないもの

・理想の人生を生きるためには、変えなければならないことが出てきます。それは、あなたの消極的な態度かもしれませんし、世界にてする懸念かもしれません。
自分の性格かもしれませんし、お金の使い方かもしれません。何を変えなければ行けないのか。これも戦略的に考えましょう。

・あなたが変えなければいけない分野は、複数あるはずです。
なぜならいまの生き方のなかに、たくさんの遠慮があり、自己制限があるからです。

・ダイナミックにライフワークを生きたとしたら、いまよりもお金をもっとたくさんもらうことになるでしょう。
すると、増えた収入を自分が学びたかったことのためや、人を助けるために遣うようになるでしょう。

 

自分の思考パターンを見る

・自分にどんな思考グセがあるかを知っておくと、自分が楽観しすぎているかもしれない、あるいは深く考えすぎているかもしれない、と気づくことができます。

・ふだん、ポジティブに見るクセのある人は、ネガティブな面を見るようにしてみましょう。
そして、普段ネガティブな人は、ポジティブな面を見て、積極的に生きるように心がければ、いままでとは違ったことを体験できます。

 

つき合う人を替える

・あなたの人生は、あなたがつき合う人で決まります。

・ふだんから幸せな人たちに囲まれていたら、自然とあなたは幸せになるでしょうし、いつも不満だらけの人と一緒にいると、彼らに影響されてしまいます。

・人生を変えるのに、いちばん簡単な方法は、ふだんつき合っている人を替えることです。

 

まとめ

あなたの人生は誰のものですか?

もちろんあなた自身のものです。

でも、知らず知らずのうちに誰かのための人生にすり替えていませんか?

例えば、親のためにいい大学に行って一流企業に就職する。

例えば、妻と子供のために辛くてやりたくない仕事をしなければならない。
それは自分自身の人生を放棄して他人の期待感や思惑のなかで生きていることになるのです。

主体的に生きるということは、利己的に生きるということと勘違いされやすい。

でも、僕が思うのは主体的に生きることでしか自分に関係する人にプラスの影響を与えていくことができないのではないかということ。

他人の人生を生きているうちは、本気で生きることはできないしステークホルダーたちにもいい成果をもたらすことができない。

だから利己的だと言われても、自分の生き方を貫くことが大切だと僕は思う。

まずは絶対に譲れない自分の人生の目的を形成する軸をつくることですね。

 

苦しみ、挫折、悩みとどう向き合うのか−「人生の目的」


ストレスがないときは一生やってこない

・人生を通じて、ストレスや問題がないという時期は、ほぼないと考えて間違いありません。

・幸せになるほど、心配の種も増える可能性がある。それが人生なのです。

・いろんな心配事を抱えながらも、毎日を生きていく。
これが、ある意味で、普通の人生だということを認識しておきましょう。

 

苦しみ、挫折は「期待する」から起きる

・苦しみや挫折がなぜ起きるかというと、人生に、期待してしまうからです。

・仕事の問題、恋愛、病気、事故などを含めると、必ずと言っていいほど、どんな人も、人生で何度かは、死にたくなるような苦しみを味わうようになっているのです。

 

ポジティブ思考の限界

・ポジティブ思考が行き過ぎると、感情を麻痺させることにも繋がりかねません。

・ネガティブな感情があっても、自然に受けとめ、受け入れ、そのうえで前に進むことができたとき、ようやくポジティブに考えられるようになります。
それまで時間がかかったとしても、それはそれでいいのです。

・過剰に責任を取りすぎなポジティブ思考の人と、責任を取らなさすぎるネガティブ思考の人が、この世界をつくっているわけですが、その綱引きをやっているかぎり、人生の目的とつながることはできなくなります。

 

悲しみは人を深くする

・悲しみや苦しみを体験することで、人はより大きくなります。
それは、悲しみがその人を深くするからです。

・悲しみは避けられるものなら避けたいものですが、悲しみや苦しみが、豊かな人生観をつくるということもあるのです。

 

人生を苦行の連続にしない

・人生はあなたが望んだようになります。人生を修行だと考える人には、次々に試練が訪れます。

・今回の人生をネガティブな体験を中心にしてみようと無意識に決めている人は、本気で変えようと思わないかぎり、そこから出ることは難しいでしょう。

 

トラウマに、人生の目的は隠されている

・苦しい状態から抜け出すひとつの方法は、「幸せの種」を見つけることです。
幸せの種はつらい状況のなかにこそ、隠されています。

・人生の不思議なところは、その人が一番苦しかったことの周辺に、人生の目的も隠されているということです。

 

まとめ

ストレス・悩み・挫折。人生には付き物ですよね。

けれども、人間は弱い生き物でそんなことはわかっていても辛いものです。

どんなに幸せそうな人でも、経済的に成功している人でも何かしらの悩みに苛まれるということを聞きます。

人間は慣れの生き物だから、どんどん閾値が上がっていってしまうのでしょうね。

以前に悩んでいたことが思い出せば、些細なことで悩んでいたと感じることはありますよね。

本当に人間ってそのときそのときで悩みをつくり出していく生き物だと感じます。

 

大きなトラウマを抱えた人が、そのトラウマと向き合い自分のライフワークにされたという話はよく聞く話。

悩みや挫折は、人生の目的が潜んでいる可能性があると思って向き合っていきたいものですね。

 

 

 

これまでの生き方を振り返る−「人生の目的」


自分が生きてきた流れを知る

・あなたがこれまで幸せに生きてきたと感じていたとしたら、これから幸せに生きられる可能性は大です。
逆に、いままでストレスの多い人生だったと感じるとしたら、これからもストレスが多い人生になるでしょう。

・どんなときも幸せを感じるのが上手な人は、どんなにひどいところに行っても、そこに素晴らしいことを見出すでしょう。
逆の人は、たとえ天国に行っても、不満なことを見つけるのではないでしょうか。

大事にしたいもの、手放したいもの

・自分が何を大事にしてきたか、そしてそれがちゃんと手に入っているか見てみましょう。

・もういらないと思ったもの、それを思い切って、手放してしまうと決めましょう。きっと、心も体もフッと楽になると思います。

何を一番大切にしてきたのか

・あなたの人生の手元にあるものは、あなたがこれまで大切にしてきたものだといえます。
たくさんお金がある人は、これまでにお金を大切にしてきた過去があるはずです。

・現時点で、自分の人生で手に入れたもの、手に入らなかったものを見て、あなたは、深い充足感を得られているでしょうか。
それとも、空しい感じを持つでしょうか。
そこにこれからを生きるヒントがあります。

あなたの観念が、人生をつくっている

・ふだん意識しているいないにかかわらず、たいていの人は、「人生とは○○だ」と感じています。「○○」には、人それぞれ、様々な言葉が入るでしょう。

・「人生はつらいものだ」と考えている人にはつらい人生が手に入ります。
その観念を書き換えるには、過去のイヤな体験を受け入れ、「でも、人生は変えることができる」ということに気づくことが最初のステップでしょう。

あなたの幸せ、あなたの苦しみ

・自分はどうして、そんなときに幸せを感じるのか、悲しみを感じるのかを考えてみましょう。
そこにあなたの人生のヒントが隠されています。

・健康でなくても、お金がなくても、パートナーがいなくても、仕事がなくても、人生全体に不満を感じることもできます。

・人生が面白いのは、自分の心ひとつで幸福度が決まることです。

今までの人生で後悔していることは?

・自分がいつも後悔することの共通点がわかれば、それを阻止することができます。
同じような状況になったときに、いつものパターンにならないように気をつければいいわけです。
それを心がけるだけで、これからの人生に後悔を少なくすることができます。

・お金や時間の使い方に関して後悔する人は、それを意識しておくことで、これからは、より後悔が少ない人生を生きられます。

まとめ

人生において幸せを得るために必要なことは、僕は人との競争に勝つことではないと思います。

過去の自分を見つめ直し、向き合い、過去の自分よりもいまの自分や将来の自分が成長するところに喜びや幸せがあると思っています。

今までの自分が、どんなことに幸せを感じ、後悔してきたか、そして自分が何を本当に大切にしているのか。

そんな風に一度自分自身を棚卸ししてみると、ふとしたことで自分が幸せに生きるためのヒントが見つかるのかもしれませんね。

人それぞれ感じ方は様々。一般的な常識や通念的な幸せでなく、自分にぴったりの幸せな生き方を見つけたいものですね。

 

 

意味のある人生とは−「人生の目的」


意識を向けたものが手に入る

・人生では、その人の意識が向いたものが手に入るようになっています。

・もしも、お金を大事にしているつもりなのに、お金が入ってこないという人は、「大事にする」対象を間違えている可能性があります。
「お金」ではなく「お金がなくても頑張る自分」を大事にしているのかもしれません。

・誰だって、苦しいことやつらいことを経験したくはありません。
それなのに、なぜか「苦しいこと」を引き寄せてしまうのは、知らず知らずに、苦しいことこそが人生だと信じてしまっているからです。

 

「人生の意味」をどう見つけるのか

・人生には意味があるはずだと考える人は多くいますが、それが苦しみの原因になることもあります。

・いっそのこと、「人生には意味があるようで、意味がない」と考えてみるのも、一つです。なぜかと言うと、動物として人間を見たとき、一生は、「命をもらって、そして受け継ぐだけ」という側面もあるからです。

・あなたが「意味を感じる」ものを探せば、人生に意義を見出せるかもしれません。多くの人は、誰かを愛したり、誰かに愛されたりすることで、自分の人生の意味を見出します。

・あなた自身が「これは意味がある」と思えることでいいわけです。
それが、どんなに地味で目立たなくても、あなたがこれをやるために生まれてきたと感じる活動をやっていれば、心から充足する日々が送れます。

 

社会的な価値から脱する

・人生の意味を見出すためには、自分なりの価値観をもつことが必要です。
・たとえ世間がどう言おうと、あなたにとって大切なことを一番にしていかないと、人生の意味を見出すのは難しくなります。

・何が正しくて、何が間違っているのか。何が好ましくて、何が好ましくないのか。そういうことを一つ一つ整理していくことが、あなたの幸せにつながっていきます。

 

「いいか、悪いか」で判断しない

・私たちは物事をつい「いい」「悪い」で判断しがちです。けれども、ある時点では「いいこと」が別の時点では悪いことになったり、ある時点では「悪いこと」が、また別の時点でよくなったりすることはよくあります。

・簡単に「これがいい」「これが悪い」ということを考えずに、「これはいいかもしれないし、悪いかもしれない」「これは悪いかもしれないし、いいかもしれない」というニュートラルな状態でいなければ、人生の本質は見えてきません。

・何かを判断するとき、自分にとって絶対はずせない基準をもっておくことです。直観で決めるか、世間的に有利かどうかで決めるかでは、まったく違った決断になるでしょう。

・忘れてはいけないのは、誰かの判断で決めようとしないこと。自分の物差しをもつことです。

 

まとめ

人生では意識を向けたものが手に入るようになっている。

37年の人生を生きてきた僕は自分の求めてきたものを手に入れていると実感できる。
たとえば安定した仕事に就き、自分の家族をつくること。

逆に言えば、それ以上でもそれ以下でもない。

自分が大金持ちでもなければ、貧しさに苦しんでいるわけでもないのは過去の自分が安定した中流の平凡な暮らしを志向していた結果なのだと思う。

求めるものがもっと豊かなものであれば、もっと豊かな暮らしを得ていたのだと感じる。
僕が中流の家庭で中流の親に育てられ、それが正しいことだと思っていた。
つまり、そういう思考しかできない土壌で育ったのだと思う。
決して、だから不幸だと言っているのではない。
僕は十分幸せを感じている。

 

最近、SNSを通して過去の自分のお付き合いの枠を超えた方々と交流することが多く自分自身のそういったブロックも外れつつある。

自分の軸を保ちながらも、自分の外枠を広げていくことで人生の面白さをもっともっと味わえるのではないかと感じているのだ。

そういう風に社会的な価値や常識から判断しない見方で、人生を見つめ直すとこれからの半生はもっとワクワクしたものになるのではないかと期待に胸が躍るのです。