人生を最高の物語にするー「これでいい」と心から思える生き方


エンディングを意識することで今が輝く

・私たちは、死を意識することによって、人生が有限であることの自覚を強め、本当に大切なことのために生ききろうという覚悟を定めることができる。

・「人生草露のごとし。辛艱なんぞおそるるに足らん」(吉田松陰)

・「小事にこだわるには、人生はあまりにも短い」(デール・カーネギー)

・「明日死ぬと思っていきなさい。永遠に生きると思って学びなさい」(マハトマ・ガンジー)

 

人が真価を発揮できるとき

・私たちの真価や本領や持ち味というのは、常に今この瞬間に問われているのであり、そして、今この場で発揮できるのである。

・どんな状況に置かれていても、その状況の中でベストを尽くせば、そこに楽しみや喜びが見出され、さらに私たちの潜在的な力も引き出されて、人生は開けてくる。

・効率や結果ばかりを追求するあまり、今この瞬間を楽しむことができなくなってしまうと、人生が味気ないものになってしまう。

 

からないことの豊かさ

・わからないということは未知なるものを未知なるものして認めているということであり、様々な可能性を残しているということ。

・人と人とは完全にはわかり合えない。このことを覚悟するからこそ、相手とのコミュニケーションが思いどおりにいかなくても、すぐにさじを投げることなく、少しでも共有できる部分を探そうとして、建設的な対話の姿勢を維持できるのである。

・相手の気持ちを少しでも理解しようと思ったら、相手の話を自分の既存の知識で解釈するのをやめ、わかったつもりになるのをやめ、相手に対して評価や価値判断を下すのもやめて、「相手のことは、相手にしかわからない。自分が出来るのは、少しでもそれを理解しようとすることだ』という謙虚な姿勢で、頭を白紙状態にして聞くこと。

 

物事の両面性に気づく

・人生で幸福感を存分に味わいたかったら、私たちは感情のセンサーの感度を高めて、感受性を豊かにする必要がある。そして、そのことは、幸福感だけでなく、悲しみなどの他の様々な感情をも豊かに感じることが出来るようになるということ。

・割り切って片方だけをよしとし、他は切り捨てる、というのではなく、両方の要素をともに大切にし、あたためていく。そのような生き方の中で、矛盾する要素が統合され、自分だけの生き方が見つかる。

 

起きたことの深い意味は後で見えてくる

・私たちの人生に起こる出来事も、一つ一つははそれぞれ別々に起きたことでも、後でつなげてみたときに、何らかの意味が見えてくることがある。

 

悪い結果という思い込み

・私たちは、何事も自分のモノサシで測って判断しまいがちだが、すべてを「これでいい」と受け入れるためには、自分のモノサシを手放す必要がある。

・十年とか二十年というスパンで考えると、目の前の目標を達成できなかったことが、いいことなのか悪いことなのか、判断できない。いや、どんな出来事からも学び成長していく心構えがあるならば、すべて「これでいい」といえる。十年後、二十年後に「あの出来事があってよかった」といえるような、そんな生き方をしていけばいいのだから。

 

起きるべくして起きるシンクロニシティ

・起きたシンクロニシティの意味を知ることが大切なのでなく、「きっと何かの意味がある」と考え、目指す方向に向かって前進していくことが大切である。

・意味はわからなくていい。これまでの人生のストーリーや、すでにおきた出来事を「これでいい」と受け入れ、今出来ることにベストを尽くすことが大切。

・あなたが創造する、あなたの人生の物語は、人類の歴史上、同じものが全く存在しない、唯一の物語。その物語を紡いでいくことが、あなたの人生の意味を証明することであるのだ。

 

 

まとめ

大切なことは「今」出来ることに集中すること。

 

エンディングを意識して、そこから逆算することで目標を立てていくと、必然的に「今」何をすべきかがわかってくる。

人は必ず終わりを迎える。そのことを意識することで「今」の大切さを自覚することが出来る。

どれだけ「今」に集中して、その瞬間瞬間を燃やしていくかで人生の善し悪しは決まってくる。

 

 

完璧を求めるから挫折した時の自己肯定感が大きく下がる。

挫折や失敗は、その時は悪い出来事なのかもしれないが、その先の未来ではその経験が生かされ成功に向かっているのかもしれない。
その瞬間の自分にとってのマイナスな出来事を受け入れ、未来に向かって「今」をどれだけ一生懸命に生きられるのかが大切。

 

「今日の自分は昨日までの自分の結果、将来の自分は明日からの自分の結果。」

 

やっているときは地味な努力だけど、振り返ったときその努力した瞬間瞬間が輝いていて、「これでよかったんだ」と思える。

そんな最高の人生を送りたいものですね。

 

 

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自己受容を深めるー「これでいい」と心から思える生き方


自分を肯定できなくても大丈夫

・私たちは自己受容を出来る度合いに応じて他者受容もできるようになり、健康的・建設的な人間関係を築いていけるようになる。

・自分自身との関係こそが、あらゆる人間関係の基本になっている。

・ありのままの自分を受容できると、現実の自分にしっかりと根を張ることができるので、心の中に安定した土台が出来、自然に向上心が涌いてきて、自分の伸ばせるところを伸ばしていこうという意欲も涌く。

 

弱さこそが宝となる

・自己否定に基づいて努力するよりも、自己受容に基づく自然な向上心から行動するほうが、楽しいし、エネルギーが高いし、意欲が長続きする。

 

自己受容の訓練法

・自分自身の感情や気持ちをしっかりと受容できるようになると、自分が自分であることの確かさを感じられるようになる。これはまさに自己受容が深まっているということの証拠である。

・自分の感情を抑えてばかりいると、自分が自分であることの確かさを感じれられなくなるとともに、感情を感じるセンサーが鈍くなってしまって、他の人の気持ちを感じ取り理解する力も低下してしまう。

・強い感情が涌いてきたときは自分の感情を「支持する」ことを意識する。

 

感情との付き合い方

・自分の中の感情に気づいた時は、それを受け入れる言葉をささやきかけたうえで、感じることが出来そうだったら感じて味わってみるといい。

・私たちは感情を自分で引き受けて感じることができるようになるほど、自己受容が深まり、他者をも受容できるようになり、思いどおりにならないことも含めて、人生を楽しむことが出来る。

 

自立のためには依存も必要

・「心の自立」と「依存」は対立する概念であると印象があるが、「心の自立」は「依存』と対立するものではない。

・自立とは、まったく依存しなくなることではなく、自分が依存していることを自覚し、そのことに感謝できるようになること。

・人が幸せに生きていく上で、健康的な依存が不可欠なものである。

 

「健康的な依存」4つの要素

・一方的な依存ではなく、持ちつ持たれつの相互依存であること。

・お互いが相手の境界に侵入しないだけの自立を保った上での依存であること。

・依存していることに対する自覚があること。

・自分で決めることが出来ること。

 

心の自立度を高める方法

・健康的な相互依存の関係を人と築いていくためには、自分の甘えを受け入れていもらうことを期待する前に、まずこちらが相手の甘えを受け入れること。

・相手の甘えを受け入れられるようになるためには、自分の欲求を満たす習慣をつくること。

・欲求を満たすべく行動して欲求が満たされると、心に「安心感」と「余裕」が生まれるし、逆に、欲求を満たそうとしてみたされない時は、「思いどおりにならないことへの耐性』が育まれるので、いずれにせよ心の自由度が高まる。

 

まとめ

自己肯定感。最近私の中では大きなキーワードになっています。

 

他の人から失敗して怒られたり、自分で課した課題に対して忠実に出来なかった時、どうしてもネガティブになって自分を責めることはありませんか?

自己否定に入るとどんどん自信がなくなり、同じ失敗を繰り返したり、続けることをやめてしまったり。。。
負のスパイラルに陥ってしまいますよね。

 

そういう時は一旦、「理想的な自分」を手放してダメで未熟な自分を受け入れることが大切ですね。

自己肯定は難しいかもしれないけれども、現実のありのままの自分を受け入れること。

そして、何がだめだったのか、どのようにすれば良くなるのかを整理することで次の行動が明確化してきますよね。

 

ネガティブな感情を受け入れて、葛藤することで心の下地ができる。

その下地を自分で作ってる感覚を味わえるようになると、辛いことも辛いと思いにくくなるのかもしれません。

 

うちひしがれて立ち尽くしていても何も生まれない。

ダメな自分、未熟な自分を受け入れ、だからこそ伸びる余地があると思い、その成長の過程を楽しんでいく。

そんな心持ちでいたいですね(^_^)

 

 

 

 

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地に足をつけて新生するー「これでいい」と心から思える生き方


 

「自分は何者なのか」を決めるもの

・「自分は何者であるか?」

「何を大切にして生きるか?」

「どんな生き方をしたいか?」

などの問いの答を決めるにあたって、他者からの期待に振り回されるのではなく、他者からの評価に媚びるのでもなく、また、世間の目や常識に縛られるのでもなく、心の底からワクワクする答えを自分自身で見つけ出す。

 

葛藤と選択によってアイデンティティは確立される

・人は「…としての自分」をいくつも持っていて、状況に応じて、それらの中からどの自分に比重を置くのかをその都度選択している。

・アイデンティティというのは、いくつもの自分が統合されてできていくもの。

・ある自分と他の自分との間で起きる葛藤こそ、アイデンティティを確立するうえでの重要なプロセスになる。

・選択に伴うリスクや不安を引き受け、葛藤し、悩み、そして勇気を持って選択していく。

このプロセスこそ「自分は何をしたいのか」「自分にとって何がどのくらい大切なのか」を模索しながら見出していくプロセスであり、自分が何者であるのかを自分で確立していくプロセスなのである。

 

体験によって自分が見えてくる

・選択するまでの葛藤も大切だが、選択した後の体験も非常に大切であり、この体験を繰り返すことで、自分が何者であるかが見えてくる。

・自分の選択がもたらす現実を体験し、味わい、そして、その体験が自分にとってどのくらいしっくりくるものかを、自分の実感で確かめることが大切。

 

思いどおりにならないことへの耐性

・「思いどおりにならないことへの耐性」が強い人は、思いどおりにならない状況の中でも、相手のことを尊重しながら、対話の努力を建設的に続けていくことが出来るので、幸せで豊かな人間関係を築ける。

・現実を思いどおりに操作できるというコントロール幻想のため、現代人の「思いどおりにならないことへの耐性」は脆弱化してしまい、その結果、自己中心的な人が増えている。

 

心理的に大人になるための通過儀礼

・人は去勢(万能であることを諦めること)を経て、人生における限界と制限を受け入れ、「思いどおりにならないことへの耐性」を獲得し、地に足をつけて現実に対応できるようになる。

・去勢を経て、自分が万能でないことを自覚した人は、他者と助け合い、協力し合っていこうとする。自らの不完全さを、人間関係を通して補っていこうとする。

・親の持つ父性の機能とは、「切り分ける」「区別する」「境界線を引く」といったもの。一方母性の機能は、「包み込む」「一体化する」「融合する」など。

・子供に去勢をもたらすのが父性。子供のいいなりになるのではなく、親として子供にルールや規範を示し、子供がやってはいけないことをしたときにはちゃんと叱る。そういった父性を発揮することで、子供の万能感は去勢される。

 

求められる父性

・子供に対して父性を発揮するためには、親もしっかりと自我を確立して、自分らしい人生をいきている必要がある。

・大切なことは、子供に対して父性を発揮するという課題に葛藤しつつ取り組みながら、その家庭を通して、親自身も自我を確立していくこと。

・父性を発揮するというのは、決して高圧的・強権的態度で子供に接するということではない。親として判断すべきことはちゃんと引き受けて判断し、「やっていいこと」「やってはいけないこと」を切り分け、それを子供にはっきりと伝えるということ。

 

蓮の花は泥水の中で咲く

・人間というのは、人生におけるさまざまな失敗体験や挫折体験を通して、万能感を手放し、人知を超えたものやコントロールできないものに対する謙虚な姿勢を身につけ、精神的に成長・成熟していく。

・挫折というのは、自分の限界に直面したときに味わうものであり、また、限界というのは、自らの力を出し切ったときに直面できるもの。

・万能幻想が打ち砕かれたとき、幻想としての万能の自分は死ぬが、それによって、地に足をつけた等身大の自分が新生する。

 

 

まとめ

 

「思考は現実化」する。

潜在意識まで透徹するような、強い思いを持つことによって、自分の希望とする現実が訪れる。

これはまぎれもない事実であり真実だと思います。

 

でも、どんな成功者でも、その過程ではさまざまな「思いどおりにならないこと」を経験しています。

思いどおりにならないことへの悩みや葛藤を何重にも重ねた上に、本当の強い自我が確立されていくのだと思います。

 

思えば何でも叶う!という期待感や短絡的なポジティブ思考を手放すこと。

時にネガティブな悩みと葛藤を通して「思いどおりにならないことへの耐性」を身につけ、強い自我を身につけること。

その上で理想や目標について、強い信念を持ち思い続ける自分でありたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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選択する力を養うー「これでいい」と心から思える生き方


「自分に由る」ことで創造性や独自性が育つ

・自由という言葉は「自分に由る」と書く。これは、自分の考えや、自分の感じたことや、自分の心の声を拠りどころにするということである。

・「自分に由る」ということは、既成の理論や常識に縛られることなく、その枠を超えて、自由に感じ、そして独自のものを生み出していくということ。

・「生きる力」とは「自分で決める力」つまり「自分を拠りどころにして生きていく力」。そしてそれは「自分らしい幸せを実現していく力」である。

 

生きる力をどのように育むか

・内発的動機(内から生じる興味や関心によって行動しようとすること)によって行動するとき、自己決定感という感覚を強く感じる。自己決定感とは「他者に左右されることなく、自分で決めている」という感覚。

 

人は葛藤を通して成熟する

・自分を拠りどころにして自由に生きたいと思うなら、自分がどんな社会通念の影響を受けてきたのかに気づき、自分を縛ってきた社会通念に対して適度な距離を置くことが大切である。

・多くの人が当たり前のように従っている考え方や常識に対して、それを鵜呑みにしたり、それに従順に従ったりするのでなく、疑問をぶつけ、自分の頭で考えてみる。

・何かの矛盾と直面した時は、安易に割り切るのではなく、その矛盾を抱えて葛藤してみる。こうしてとことん考えつつも、常に自分の心の声に耳を傾ける。心の中のワクワクや違和感を大切にする。

 

ものごとを「正しいか間違いか」で考えない

・私たちの人生に起きるさまざまな出来事や問題は、複雑で、混沌としていて、安易に割り切ることは出来ない。人生というのは正解のない世界。

・私たちは、自ら矛盾に気づき、そこと向き合って葛藤し、自分なりの答えを見つけ出していく必要がある。

・人生の達人とは、悩んだり葛藤したりすることがなくなった人ではなく、それらを楽しめるようになった人。

 

自由を獲得するための三段の変化

・ニーチェの「精神の三段の変化」

①らくだの精神…与えられた既存の価値観に従い、権威の奴隷になることを甘んじる精神。

②獅子の精神…自由を獲得するために、既存の価値観を打ち破る精神。

③幼子の精神…無心になって遊びに興じることにより、新しい価値を自立的に創造する。

・「自由に生きる」ということは、「自分で考え自分で選択することにともなう不安や孤独感を引き受けて生きる」ということにある。

・自らの不安や孤独感は自分で引き受け、自分の人生は自分で創造していく。その覚悟をもって生きたとき、他者に対する執着からも解放され、真の自由を獲得することが出来る。

 

一人でいられる能力の高め方

・一人の時間は、とても豊かで贅沢な時間。「誰にも気を使わなくていい、自分のためだけの時間」であり、「他者との人間関係から解放されて、自分の心の声に耳を傾けることの出来る時間」であり、「自分と深くつながり、自分が自分であることを実感し、本来の自分に立ち戻ることが出来る時間」である。

・一人の時間を自分流に楽しめるようになると、一人でいる能力が育まれ、自分の内面との対話も自然に起きてくる。

 

 

 

まとめ

自由に生きる。

本当に憧れる生き方ですよね。

 

自由に生きたいなら、自分が選択すればいいのだ。

と言葉では簡単には言えますが、現実問題簡単にできることではないですよね。

 

もちろん、割り切ってしまえば一時的に表面的な自由が得られるかもしれません。

けれども、往々にして簡単に手に入れた自由なんて言うものは、あっという間になくなってしまうと思います。

 

現実問題に起こる様々な障害や矛盾に対して葛藤することで自分自身の考え方や軸が定まってくる。

そういった自分の中での成熟感の高まりを感じたときに、本当の意味での自由を得るのだと感じます。

 

人生うまくいくことばかりではない。

どんな外的な作用が自分を苦しめても、不安や孤独と真っ正面から向き合い、それをプラスの力に変えていく心のあり方でいたいものです。

 

 

 

 

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心の安全基地を確保するー「これでいい」と心から思える生き方


目標を達成しても心が満たされないのはなぜか

・すべての人の願望をつらぬく根本的な願いは、「幸せでありたい」という願いである。

・目標を達成し、夢や願望を実現したとしても、心が満たされていないとしたら、それは本当の意味での幸せとは言えない。

・本当の幸せを実現するうえで根本的に大切なことは、「自分を大切にして生きる」ということ。

・自分の気持ちを大切にするためには、自分と他者の間の境界線を明確にし、心の中に安心できるスペースを確保する必要がある。

 

自分に与える許しのメッセージ

・人は自分のことを大切にできるようになってはじめて、相手のことを“無理なく自然に”尊重できるようになる。

・まず自分を受け入れ、自分を愛し、自分を大切にすることが、幸せな人間関係を築いていく上での土台になる。

・自分がすぐに変わることを期待するのではなく、すぐには変われない自分を受け入れながら、気長にアロワー(許しのメッセージ)を与え続けること。

 

子供の頃に決めたことの影響力

・子供にとって、親から拒否されたり、親に見捨てられたりすることは、自らの命の安全が脅かされるくらいの極度の不安に直結する。

・子供の頃に親との関係で、「相手の期待を決して裏切らないように生きよう」と決断した場合、大人になって、相手が親でない場合においても、その幼児決断が心の中で生きていて、相手の期待に応えようと頑張ってしまう。

・アロワーなどを使って、無意識の中の幼児決断をゆるめていくことが、より柔軟で幸せな生き方をしていくうえで、とても役に立つ。

 

「イヤ」を大切にすると「喜び」が生まれる

・自分の心が何に喜びを感じているのかに気づく感性を取り戻す。

・人は、イヤなことに「ノー」と言うことで、自分にとって受け入れられるものと受け入れられないものの間に境界線を引くとともに、自分と相手の間にも境界線を引き、心の中に安心できるスペースを創り出す。

・人間関係における「イヤ」を大切にできるようになると、自分の中の「喜び」「好き」「ワクワク」が豊かに育まれる。

 

健康な家族は夫婦間や親子間にも境界線がある

・本来、相手のがっかりや不機嫌は相手側の問題であり、こちら側が責任を負うことではない。しかし、自分と他者の境界があいまいだとそこを混同してしまう。

・自分と他者の間に境界線を引けない人は、他者が自分の人生に侵入してくるのをゆるしてしまうが、同時に、他者の境界線を破って、他者の人生に侵入する傾向がある。

・人は、自分の境界線を明確にして、それを守ることが出来るようになると、他者の境界線も尊重することが出来るようになる。自分の「イヤ」を大切にできるようになると、他者の「イヤ」も尊重できるようになる。

 

相手の問題は相手に返す

・相手の機嫌がよいか悪いかは相手の問題であり、その責任は相手にお返しするしかない。

・私たちに出来ることは、自分の機嫌や感情の責任を引き受けること。他人の機嫌や感情はコントロールできないが、「自分の欲求や気持ちを大切にするかどうか」「自分が機嫌よくいられるような選択をするかどうか」は、私たちが自分の責任で選べることである。

 

 

 

まとめ

自分に期待をかけすぎてませんか?

自分が高い目標を持ちすぎて、達成できなかったときにすごくショックを受けたりネガティブな気持ちになること。

そして、自分には無理だったと落ち込み、自分ってだめなんだと自己否定する。

こんなことってないですか?私はよくありました。。

 

今感じているのは、自分自身に期待をかけすぎずに、自分を許しながら自己肯定感を高めることの大切さ。

自分のことを大切にすれば、人のことを大切にできるというのはすごく納得のいくことです。

たとえうまくいかない時でも、自分を否定しない。

そんな状態を受け入れて、どうすればできるようになるのか自分の内面と向き合いながら糸口を探すことが大切ですよね。

 

そして、他者との関係。相手の軸に振り回されてませんか?

相手を簡単に変えることはできない。

自分のまわりに境界線を張り、まずは「自分がどうしたいか」ということを優先にすること。

人間関係はお互いを尊重しながらも、自分の内面には忠実であることで円滑に進むことがあるように思います。

 

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