人は選択を通じて、人生をいつでも軌道修正できる
・今の自分は、過去の自分の選択にもとづいて生まれた結果である。
そして未来の自分は、これから自分が下す選択の積み重ねによって生まれる。
・われわれが選択するのは、未来が不確実だからだ。だから選択が求められる。
・不安があるというのは「未来に可能性があるのだ」という裏返しだと気づいたとき、
選択において感じる不安は、自分の中で喜びに変わる。
結果ではなく、最善を尽くすことを目標にする
・選択をするとき、一つ心がけておくといい。
それは、あらゆる選択の中で、最悪の状況を想定しておくことだ。
・ポジティブな状況でいたいなら、ネガティブな状況をあらかじめしっかり考えておくということである。
・選択の前段階においては、徹底的な悲観主義になっておくことをお勧めする。
・大事なことは、最善を尽くすこと、そして、最終的な結果については、あまり気にしないことである。
・目標を達成するために、過程を犠牲にしないことだ。明日の夢を実現するために、今日を犠牲にしない。
そんな風に過程を楽しむ方法の一つが、目標の内面化なのである。
回り道に見えたことが最短距離の場合もある
・人生においては問題を出す側も、解く側も、採点をする側も自分自身である、ということを忘れてはならない。
・愚かな一貫性より、懸命な柔軟性が求められる場面が、人生にはたくさんある。
われわれは自由に人生を選択できるし、人生を自由に自分の意思で変えていくことができるのだ。
人生の醍醐味は正解を自分で決めることにある
・正解は決まっているわけではなく、自分自身が正解にしていくのである。
・正解は、自分で決める。人生を生きる意味はまさにここにある。
・ここであえて自らに問うてほしい。
自分の人生を、まわりが決めた正解なるものにあわせ続けることで一生を終えてしまって良いのかどうか、と。
自分の信念を貫いた非常識は美しい
・誰がなんと言おうが、自分の信じるこの道を自分で納得した正しい道だと考える。
・100人いて、99人が左に行っても、自分は右が正しいと思ったら、自分を信用して右に行く。
・世の中から愚かだと言われても、自分にとっては正しい道を進む。
選択とはその他をすべて捨てること
・選択とは、ゼロから何かを創り出していくような創造的な行為ではなく、
捨てたり、やめたり、断ったり、削ったりという、極めて禁欲的な行為である。
・常に自分の人生の中で大切なことは何かを問い続け、それを先送りしない人生を生きることだ。
そういう人生であれば、人生は一度で十分。
・自分の人生は自分で守り抜くという意識と、絶対不可侵の人生を確立するという決意が、
われわれの人生に夢と希望と自由を与えてくれる。
まとめ
今の状況は過去の自分が下した選択の結果。
もしも、今の状況に不満を抱き愚痴をこぼすような毎日を過ごすならば、
それは過去の自分の選択を全否定することになりますよね。
これってすごく悲しいことですよね。
過去の選択を「これでよかったのだ」と認めてあげるために、
今ここを精一杯に生きて正解に近づけていけば良いのです。
もしもそれでも変わらない、変えられないのならば、
今ここで選択を下し、未来を変えていくしかないでしょう。
それは、何かを選ぶ代わりに何かを捨てるということ。
もちろん、そこには手放したくなかったものを失うというリスクもあります。
最悪の事態を想定しておかなければならない。
だけど今を精一杯に生きるために、
不満だらけの日常はすぐにでも捨てるべきなのだと感じます。