時間力−「断言しよう。人生は変えられるのだ」


人生は時間の使い方でつくられている

・時間をどうマネジメントするのか。
それはすなわち、命をどうマネジメントするのか、ということである。

・時間の使い方は、単なるテクニックだけを学んでも意味はない。
時間によって人生がつくられているのだという感覚を持つことが、何より重要だ。

・自分が何に時間を割いているのか、何に時間を奪われているのかを徹底的に意識しなくてはならない。

 

人生を短くしているのは、自分自身である

・人生には限りがある、という終わりを意識することだ。
そうすることによって、瞬間を生きる意味が、初めて生まれてくる。

・終わりに向かっていくという意識が、人生のあらゆる時間にかけがえのない意味を与えてくれるのだ。

 

理想の時間の使い方を徹底的に意識する

・何をするかではなく、どんな心構えで時間を過ごしているか、ということが重要なのだ。

・何が必要な時間で、何が必要でない時間なのかを見極めるには、
自分の人生の中で何がいちばん大切なのかという判断基準を持つことが必要だ。

 

大事な二割を見極め、まず考える時間をつくる

・仕事ができる人は、本当に重要なことに自分の八割、九割の集中力と時間を使っている。
そして、仕事をスタートさせる前に、その見極めをしている。
とにかく頑張ればいい、ではなく、どこを頑張るのか、を最初に考えている。

・大事なのは問題の定義なのだ。
この仕事においては何が大切なのか、ということを考える時間をつくること。

・自分の時間を配分するということは、自分の命を配分することと同じだ、と強烈に意識する。

 

やめる、捨てる、断る、離れる勇気を持つ

・自分の命を守るために、また、大切にするためには、ある種の勇気が必要になる。
それは、自由に対するリスペクトから生まれる勇気である。

・やめることを躊躇しない。それが大切だ。
すべての、どうでもいいことに、もう時間を使わない、という決意。

・何でも頑張ればいいわけではない。
頑張るに値するかどうかを、まずは自分の中で見極めることが必要である。

 

「忙しい」という言葉を使うのは悲しい

・とにかくやってみたいと思ったことは、小さな一歩でもいいので、まずスタートしてみる。

・人生を変えるというと、何か大きなことをしなくてはいけないような気がしてくるかもしれないが、
大事なのは、ちょっとした新しいことを始めてみることなのだ。

・忙しいという言葉は使わないことだ。
それは、自分の器が小さいことの証明でもある。

・全ての瞬間は自分の選択の産物としてある、という意識で時間を使うことが大切である。

 

まとめ

自分の中で時間の有限性についての意識が高まっている。

「忙しさ」というものが押し寄せてくると、それに抗おうとしても耐えきれず流されてしまう。

自分自身でやること、やめることに明確な判断基準を持つこと。

それによって主体的に時間をコントロールできる。

 

必然的に死に向かって刻々と過ぎる時間に対して、

追われながら流されていく人生を歩むのか。

自分自身が主体的に時間を支配し、ワクワクすることに時間をつぎ込むのか。

全ては自分自身の選択次第なのだと肝に銘じたい。

 

 

人脈力ー「断言しよう、人生は変えられるのだ。」


期待された以上のものを相手に与える

・目指したいのは、自分自身を理解しようとするだけでなく、目の前にいる相手の感情をも理解することだ。

・相手自身が認識していなくても、相手以上に相手がおかれている状況や相手の感情を理解しようとすることによって、最終的に相手を制御することが可能となる。

・制御するというのは、強引にコントロールするということではない。自分が目指す目的地に相手を導くようなイメージである。

・与えることに徹すると、その間接的な効果として、周囲に自分と同様の「与えている人たち」が集ってくる。

・誰かに何かを与えた瞬間、取引は完結していると考えなければならない。

・自分が期待した以上のものが返ってきたとき、人は感動する。

 

違和感を大事にすれば、対人関係で間違わない

・まずは自分の心に聞くことだ。頭で考えるのではなく、何か違和感を持ったら、それを大事にする。

・そもそも言語というのは、完全ではない。感じたことのすべてを言語で表現することはできないのだ。だから、言語だけで物事を考えるのは危険である。

 

本当の強さを手に入れなければ、自然体にはなれない

・自分そのものが強くなければ、自然体にはなれない。

・自分の強さがわかっている人間は、他者に対して何かを見せびらかそうとはしない。

 

いい人になろうとしない

・自分の成長につながらない関係、愛情につながらない関係は、シビアに見極める必要がある。

・決して長くはない一生の間にどのような交友関係を築きあげるか。豊かな人生を築いていく上でこれ以上、大切なことはない。

・もとより人間関係においては、みんなから好かれる必要はない。そもそも全員に好かれることはできない。そして、そうあるべきではない。

 

誰もがパワーストーンのような存在になれる

・人は、価値観が合わない人に評価されても大して嬉しくないものだ。ならば、価値観が合わない人に非難されても、悲しく思う必要はない。

・対人関係において、自分と合わない人にまで、自分の心の中のエネルギーを使いすぎるのは禁物だ。心がすり減ってしまい、本当に大切な人に自分の愛情を注ぐことができなくなる。

・他者からどう思われるかということを改善したければ、まずは自分自身を大事にしなければならないのだ。

 

伝えたかどうかではなく、伝わったかどうか

・人間関係で大事なこと、とりわけ与える立場で大事なことは、愛するという気持ちを伝えるだけではなく、愛を本当に感じられるように、相手の立場に立って考えたかどうか、ということである。

・説得できるとは限らない。共感してもらえるとは限らない。自分の思いが相手に伝わっているとは限らない。

 

相手の目を見てサイレントギフトを贈り続ける

・相手に接するとき、相手が自分にとって特別な人間であることに気づかせてあげるとよい。実際、自分がこの人と親しくなりたいと認めた人であれば、相手は自分にとって特別な人間だと思っていいだろう。

・自分中心の感情を抑えて、相手の感情に目を向けることだ。相手がいかに素晴らしいかということを、相手に気づかせてあげる。

・相手に主役を譲るのだ。結果的になってしまった脇役は寂しいものだが、自分の意思で選んだ脇役は違う。心が平穏になると同時に、相手を気持ちよくさせられたことに、大きな喜びを見出せる。

 

 

まとめ

すべての人に好かれる必要はない。

この言葉で救われた気持ちになる人も多いのではないでしょうか。

 

相手の感情を理解し寄り添うことは必要だが、深入りし鵜呑みにしてしまうと自分が自分でなくなる。

自分自身の判断基準をしっかりと持ち強くなることで他者に依存しない自分をつくることが最優先課題。

 

自分が自分自身を大切に思い、自分の価値観を大切にすること。

それにより、共感してくれる人たちを引き寄せるということを実感する今日この頃です。

 

対話力−「断言しよう、人生は変えられるのだ。」


できるだけ自分からしゃべらない

・対話と言うと、まず思い浮かべるのは「どう話すか」ということだと考える人がいる。しかし、実は重要なことは話すことではない。聞くことだ。

・人間は自分自身のことをよくわかっていないのだ。自分自身を理解しているとは、限らないのである。

・口に出した瞬間、自分は何に悩んでいるのかが、わかるときがある。
これは書くことでも同様で、文字を見た瞬間、自分の心の中の状態が分かることがある。話したり書いたりすることは、自分を客観化する一つの方法なのだ。

・重要なことは話すことではない。聞くことだ。しゃべることは危険であり、不利なことでもあるのだ。

 

相手の話を遮らない、知ったかぶりしない

・言葉を聞きながら、目線で相手を感じる。
見るということを含めて、相手を深く飲み込み、吸収する。包み込むという感覚で相手を理解しようとする。その姿勢、そのオーラが、本当の意味で相手と自分との間での信頼関係を築き上げることになる。

・聞くことは観察すること。語ることは観察されること。

・会話においては、相手が輝くための舞台を自分自身が演出するという心構えを持っておくことが大切だ。
相手が特別であって、その特別な相手を最高に演出するために自分に何ができるか、という意識を持つ。

 

どうでもいいことは言わない

・深くは聞くが、鵜呑みにはしない。人の意見というのは、味わうものである。深く味わうことは大切だが、鵜呑みにする必要は必ずしもない。

・話す量を意識的に少し減らすことで、結果的に自分自身が語る一つひとつの重みが変わってくる。

 

言いたいことをワンフレーズで表現する

・世の中の現象は複雑で、全て記述しようとすると、本が何万ページあっても足りないものだが、それをワンフレーズに落とすことができるかどうか。
本質を見極めることができるかどうか。その訓練をするといい。

・自分が時間やエネルギーを配分したあらゆる体験に対して、思索を加え、自分の言葉に落としていく。
体験に思索を加えると、洞察になっていく。その洞察を書き残していくと、それがいずれ自分の哲学の素材になっていく。

 

議論に値しない人とはぶつからない

・議論をすることは大事だが、議論をする相手は慎重に選ぶことが大切だ。

・無知な人がしたり顔で議論しているときにも、平然といられることが賢者の姿勢であり、それが威厳をつくる。
時には、じっとされるがままにしているということだ。それはある意味では勇気であり、強さの証明でもある。

 

あえて語らないことも対話力の一つである

・語りたいことはたくさんあるけれど、あえて語らない、ということがあっていい。
意識的な選択として、沈黙を守るというのは、ある種の美学でもある。

・善悪は、強さがないと貫くことが極めて難しいものだ。
心が善であっても、それを守り抜く強さがないために、結果的に悪に加担してしまうということを忘れないようにしよう。
だからタダのいい人になってはいけない。

 

まとめ

自分の意見を持ち主張を通すことが自分軸を持つということと誤解している人もあるでしょう。

本当の絶対不可侵たる自分領域を持つということは対話力を高めること。
対話力とはいわゆるプレゼン力とか言葉による説得力ではない。

聴く力だ。
相手の話す言葉を全身で味わいながら受け止める。
途中でこちらの主張を入れたくなってもあえて沈黙を保つ強さ。

全く自分の主張を挟め得ない状況の中でもじっとこらえて余計なことを言わない。
それこそ対話力なのではないかと感じます。

議論をすべきでない相手と議論をしても不毛なだけである。
それならば、沈黙を通し相手の言葉を受け止めて、主体的に自分なりの解釈を加えて行動をするほうが前向きではないでしょうか。

感受力−「断言しよう。人生は変えられるのだ」


人間は裏では感情九割、理性一割で動く

・まずは、自分の感情を客観的に冷静に見ることができていなければならない。
そして、理性を介在させ、感情を制御する。その上で重要になるのが、相手の感情を理解しようといているか、だ。

・人間は、表では理性九割、感情一割で振る舞うように見えるが、裏では感情九割、理性一割で動くことも珍しくない。
そのくらい、人間は実は感情的な生き物なのだ。

 

理屈で納得させようとしてもうまくいかない

・表面的には理屈通りに進んでいたとしても、頭で納得するだけでは交渉は成立しないのだ。

・相手の感情的な内面の状態を、相手以上に深く理解しようという感受性を持つ必要があるのだ。

 

沈黙を恐れるな、間を置いて話をせよ

・意識すべきは、相手が話した後に、いったん、間を置くことだ。相手の話に深く入り込もうという、物理的な時間を稼ぐことによって、自分が相手に返す内容も、そしてその言葉も精査することができる。
言葉として組み立てる、時間的な余裕を手に入れることができるのだ。

・すぐ反応するのは、自分に自信がないという側面もあるし、深く相手に入り込めていない側面もある。だからこそワンテンポの間を意識することだ。

 

人生の決定を焦らない

・二〇代後半から三〇代前半にかけては、人生の決定を焦らない。

・焦って下した決定というのは、必ずどこかで綻びが出てくるものなのだ。落とし穴が待っているのである。

・決断をすること以上に、決断を留保することには勇気が必要なのである。

・年をとっていけばいくほど、決断の大切さよりも、決断できるにもかかわらず、あえて意識的にワンテンポ遅らせ、判断を留保することが、いわゆる人生の知恵だということに気づけるようになっていく。

 

人と対立することは無意味である

・自分の存在に対して不安があるから、敵をつくったり、対立軸をつくったり、物事を白黒に分けてトレードオフをつくりたがるのだ。

・弱い人間ほど、敵が欲しくなる。敵は、存在の不安から生まれるのだ。

・自分と言う存在に対して、自分自身で認めることができている人、自信がある人は違う。
自分を愛するという気持ちを持ったとき、人間は敵をつくらなくても済むようになる。

・他者によって自分が規定されるわけではなく、自分が自分自身を知り、信じることにより、他者との関係性の中で自分の存在を規定しなくてよくなるのである。

 

目の前の地味な仕事をこなすことが成長の近道

・今の仕事に対して、自分なりに最高の喜びを見出すことができるか。ということを常に自問しながら仕事をしてきたかどうか。

・大事なことは目の前にある完璧ではない環境の中で、自分がどのような意味を見出せるか、ということである。

・遠くも目標を見るのはかまわない。しかし、まずやるべきは、目の前にあるものの中から意味を見出す努力である。

 

理不尽なことを学びに変えていく

・問題の捉え方を変えれば、理不尽なことですら、学びになることに気づける。

・敵の中から自分が学べる材料を探してきたときに、その敵は感謝の対象に変わっていく。
それを延々と繰り返していく人生はたしかにつらいが、今の段階で付き合わなければいけない人であれば、その人を憎しみの対象ではなく感謝の対象に変えていくしかないのである。

・相手のペースに乗ってあげるくらいの気持ちであれば、状況は変わる。
そうした人の存在は、どんどん小さくなっていく。かわいそうな人だとわかる。

・余裕が大事なのだ。余裕を持たなければ、人生は楽しめなくなる。
生活の中で、精一杯にならないよう気をつける。そして同時に、自分のキャパシティを大きくしていく。
自分の器を思考力や感受力も大きくしていく。そうすることで、余裕はさらに大きくなっていくのである。

 

まとめ

組織の中で働いていると何かと理不尽に感じることも多いですよね。

理不尽だと感じながらその感情を持ったまま仕事をしていると、仕事へのヤル気や熱意が消失してしまう。
自分の仕事への誇りが持てずに仕事への自身すら失うという負のスパイラルに陥るという経験は誰しもあるのではないでしょうか。

一見理不尽だと思われることも、問題の捉え方を変える。
つまり、自分目線でなく相手の目線に置き換え、相手の立場を理解する。
そうすることで自分の肚に落とし、その仕事に対してなんらかの喜びを見つけること。
それが負のスパイラルを回避することだと考えられます。

すぐに感情的になり自分の正論を押し通すのではなく、
相手のペースに自分が乗ってあげるというような心の余裕を身につけなければならないと感じますね。

 

 

 

解釈力−「断言しよう。人生は変えられるのだ」


失敗に落ち込むことは失敗以上の失敗である

・短期的な失敗は、そこから得た教訓を次に活かし、それを長期的な成功の土台にすることができれば、失敗ではなくなる。

・我々の持っている過去は、記憶によって構築されたものに過ぎない。過去の記憶は自分の中で再構築することができる。

 

明日のために、今日を犠牲にしない

・人生においては、今日のこの瞬間が、実は結果なのだ。過程自体も結果であり、瞬間瞬間が結果なのである。

・すべての瞬間を楽しむとは、言葉を換えれば、自分を大事にするということである。

 

ネガティブな要素を徹底的に洗い出す

・人をコントロールすることはできない。にもかかわらず、どうにかして折り合いをつけようとして、悪戦苦闘する人がいるのだ。

・環境に対してすべきことは、むしろ事前の対策である。ネガティブな結果をもたらす可能性が起き得る要素を、徹底的に洗い出しておくのだ。

 

思い出せないときは、自分の記憶に対して尋問する

・忘れてしまったときは、自分の記憶に対して尋問するのだ。どうしてお前は思え出せないのかと追求するのだ。

・記憶力を高めていくには、自分が忘れたことに対して、すぐに何かのソースに当たるのではなく、自分を責めることだ。
そうすると、その時は思い出さなくても、二、三時間後に、いきなり出てきたりする。

 

無意識の中で考え続けた結果が直感である

・無意識の中で思考をずっと積み重ねてきた結果が、インスピレーションだと思うのだ。
思い続けた結果、何かが出てきた、ということである。

・もしインスピレーションを求めたいなら、脳に指令を出しておくことだ。
意識的に発信しておけば、脳は無意識の中で勝手に働いてくれる。

 

付加価値こそが自分の存在意義であると考えよ

・いろんな側面から見ることは、極めて重要なことだ。
そして、いろんな側面から見るとは、自分で付加価値をプラスする、ということである。

・自分の存在意義は、自分の付加価値なのだ。聞いて終わるのではなく、聞いたことによって、何かを生み出すことが自分の存在意義なのである。

 

レシピをたくさん読んでも一流のシェフにはなれない

・知識は知識でしかない。その知識を理解し、知識をある目的に向けて組み立て、さらに新たな知識を生み出すのが、知性である。

・そして知性に体験が加わると、その知性は知恵へと昇華されていく。

・行動の伴わない思考は無力で、思考の伴わない行動は空虚であるように、自己の解釈を通じた思考を錬磨し、その思考を行動に移し、その結果への省察を心がけることが自己成長には必要なのだ。

 

 

まとめ

失敗をおそれて動けないということはよくあると思います。

過去に「失敗した」という痛い記憶があるから「同じ失敗をなぞるわけにはいかない」という決意からくるものなのかもしれません。

 

果たしてその「失敗」は本当に失敗だったのでしょうか?

 

過去の失敗は現在においては成功の種だったということも考えられるのです。

それに過去の時点の未熟な自分だから失敗をしたが、今現在の成長した自分ならそれを乗り越えられる可能性があるかもしれない。

 

過去への解釈を「今現在」という時間軸に置き変えることで新たな発見があるかもしれないですよね。

 

 

感情力ー「断言しよう。人生は変えられるのだ」


自分を苦しめる人に力を与えているのは自分である

・不条理や理不尽が蔓延する世俗と関わりながらも、心は常に凪のような穏やかな状態を保ち続けること。その境地に達することで人生は今よりはるかに豊かなものになるのではないか。

・自己成長と平静なる心は、両立するだけではなく、実は補完し合い、相乗し合う関係になり得るということに気づいておく必要がある。

・自分が権威や悪意に苦しめられていることに気づいたとき、実は彼らが力を持っていたのではなく、その力を容認していた自分を知ることができる。

・大事なことは、自分を大きくすること。相手に力を与えないこと。

 

自分を愛せなければ、他人は愛せない

・もし他者を愛したいのであれば、自分を愛することから始めなければならない。

・ネガティブな感情が生まれたとき、大切なことはその感情に自ら気づいてあげることだ。

・必要なことはネガティブな感情を、無意識の空間から意識の空間へ移行させていくことだ。

 

悪意にも一パーセントの真実が隠されている

・攻撃の九九パーセントが間違っていたとしても、そこに一つの学ぶに値する真実があるとすれば、その敵でさえ、敵対する相手ではなく、感謝の対象と捉えることができる。

・弱さの怖さを認識しておくことである。そして、悪意を持たないから自分は正しい、と思ってはいけない。

 

他者の欠点は、必ず自分の中にもある

・見えるものを増やしていくと、見えているもののそれぞれの意味を、深く刻んでいくことになる。これが、自分を深化させることになる。自分の内面世界を拡張していくことにつながる。

・他者の欠点を笑ったり、非難したりする人がいる。それ自体、自らの感情をネガティブに持っていく行動である。むしろ相手は、自分自身の中にあるかもしれない欠点に気づかせてくれた人だと感謝しなければいけない。

 

感情を制御するには飴と鞭が必要である

・まず心がけることは、自分の感情に自分自身が光を当て、深く理解しようとすること。

・自分の内面を理性と感情に分けて、役割を与える。理性を主人にし、感情を奴隷にする。理性と感情の上下関係をしっかり定めるのだ。

 

人間の力量はあたりまえのことをやる力量で測れる

・大事なことは、外面的な測定基準、判断基準ではなく、自分の中で内面的な判断基準をさだめることだ。最終的には自己評価の場をつくっていくしかない。なぜなら「比較」的なものの考え方というのは、いつまでたっても誰かの人生の話だからである。

・これからの人生で問われるのは、自分自身で問題をつくることだ。

・人間の力量というのは、実は当たり前のことをやる力量だ。

 

悩みは概念化することで手放せる

・物事を一段、抽象化し、概念度を一つ上げる。抽象度を一つ上げる。そうすると思考ができるようになる。大局的になれるのである。

・悩みそのものを、概念化してしまうことだ。個別の事象の表面的で非本質的な要素をそぎ落とし、本質だけを引っ張り出す。概念的な思考は、こうした本質を見抜く思考でもある。

 

人間の命は、死ぬまでの借り物に過ぎない

・いろいろなものを決めつけ過ぎず、将来に対する種を蒔き続けることだ。そして、同時に、自分の前にある、自分の蒔いた種にも水をやる。

・結局、自分の命や人生は、すべて借り物だと考えるのだ。借りたものを満喫しながら、西遊的には返却しなければいけない。

・人生の充実は長さにあるのではない。深さにこそあるのだ。

・感情がネガティブに揺さぶられることが、どのくらい貴重な人生をの時間を毀損するか。

・将来を描くことも大事だ。しかし、それ以上に大事にしなければならないのは、今この瞬間である。目の前にいる人であり、目の前にあるやるべきことである。このことに気づければ、人生に緊張感が走り、そして集中力が高まり、今を深く刻みながら生きることができるだろう。

 

まとめ

相手から徹底的に非難や追求を受けたときあなたはどうでしょうか?

萎縮し、自分に自信がなくなり、さらには自分を責めてしまうのではないでしょうか。
逆に感情が先立ち、頭にきて反論することもあるのではないでしょうか。

大事なことは感情に任せて言い放つ相手に力を与えないこと。
萎縮や感情による反論は相手を余計に高ぶらせてしまいます。

平静な心を持って相手の言葉ひとつひとつに耳を傾けること。
自分の成長の助けになる部分は真摯に受け止め、感謝するくらいの気概でいたいものです。

ネガティブな感情が表れた場合、自己嫌悪するのではなくネガティブに居場所を与えてやること。
ネガティヴに気づいてあげて、意識下にもってきてゆっくり対策を考える。
そうすれば、自分を嫌いにならずに済みますよね。

人は感情次第で幸せにもなれるし、不幸せになりうる。
内面の思考によって、感情を制御する力を身につけていきたいものです。

わくわく人生を生み出す4つの条件−「ソース」


ワクワク人生を生み出す4つの条件

・イキイキと喜びにあふれた人生を送るために重要な4つの行動

①人生のあらゆる面において自分が持つワクワクの「すべて」を見つける
②発見したワクワクは、ひとつ残らず「すべて」、現在の生活に生かす。
③自分がワクワクすることを自分自身や人のために無条件に使う。
④①〜③までを実行しながら、バランスのとれた生活を目指す。

・最大限のリスクを冒すというのは、可能な限り自分の枠を広げる努力をしながら、常に学び成長する態度を指します。

・イキイキと喜びにあふれた人生を送るには、4つの基本条件を満たすと同時に、思い切って自分の最大限の力を出すことが必要です。

 

生きた証を残す

・人のために何かをしようというとき、そこには偉大なパワーが生まれます。

・自分の心地よい領域からはみ出して、ほんのちょっとの冒険をするだけで、必要な情報や能力がすぐに得られる場合が多いのです。

・自分が何かを得るためには、まず人のために何かを与えなくてはならないのです。

・大事なことは、あらゆる行為を愛情の表現としておこなうことです。

 

あなたの存在意義

・ひとにとっていちばん重要な事業は自分の人生です。人生に目的がなければ、方向を見失ってしまいます。

・あなたの存在意義がはっきりしていると、それをコンパス代わりにして、人生を歩んでいけます。

・「あなたの存在意義」はその人の信念から生まれます。それが明確にわかれば、自分がなぜこの世に生きているのか、という自分の存在意義を理解する手がかりが得られます。存在意義とは自分がワクワクすることを実現することだ、と言えるからです。

・喜びや希望や方向性のない人生は本物ではありません。喜びや人生の方向性があってはじめて、豊かな人生だといえます。

 

ソースの車輪

・「あなたの存在意義」は、あなたの考え方や価値観の根本を表し、あなたが生きている理由や目的を表明するものです。
それに対して、「ソースの車輪」はあなたがこれからの人生で、あなたのワクワクを使ってどう生きていくかの具体的な指針であり、行動の指針であり、人生のそれぞれの分野で何をしたいのかを明らかにしたものです。

・ソースの10分野
①自分
②家族
③友人・同僚
④学ぶこと
⑤社会との関わり・社会貢献
⑥社交
⑦レジャー
⑧体の健康
⑨心の健康
⑩財政

・職業はあなたの生き方と無関係に存在できません。
人は職業に生きるのではなく、自分の生まれてきた目的、自分の存在意義に則った人生を送るのが本来の生き方だと思います。

・あなたがワクワクを通した人生設計をするときに、人生のあらゆる面で見落としがないようにと、ソースの車輪はデザインされており、十の分野、またはあなた自身が作ったすべての分野はどれも同じように重要です。

・好きなことを残らず実行していると、ワクワクしないことをする時間などはなくなり、自分の本来の目的を邪魔するものに時間をつぶすこともしなくなります。

 

ソースを生きる

・ソースを生きていると、朝元気に目が覚め、仕事が仕事と感じられないほど楽しく、一日があっという間に過ぎて、夜、満たされた気持ちで床につくことができます。ありのままの自分を愛してくれるパートナーに恵まれ、心から人を愛する生き方ができます。
自分の生きている理由がわかるので、人生に何が起きても動転しないで、安心して生きていけます。

・ワクワクは私たちにとって贅沢品ではありません。あなたがあなたであるためになくてはならない必要条件です。

・自分のソースを生きていると、人生に勢いがついて、次々と新しい人物やチャンスが引き寄せられてきます。精神的な刺激や豊かさをもたらし、あなたの人生に意味を与えるような活動や人物がまわりに集ってきます。

・ソースを生きていると、人生そのものが自己発見の旅になります。ひとつのワクワクを実践すると、それが新たなワクワクへとつながり、どんどんと自分の枠が広がって未知の自分に出会います。

・心の奥から聞こえてくる直観の声を便りに、「あなたの存在意義」をガイドラインにして、他の誰のものでもない、あなた自身のソース、世界にひとつしか存在しない貴重な「あなたというソース」を生きてください。

 

 

まとめ

何かをするために何かをあきらめなければならない。

それが常識的な考え方だと思います。

ソースの考え方はそんな常識に縛られるのではなく、ワクワクすることは残らずすべて実行し生活に活かすこと。

すごく贅沢な発想のように思えますよね。

 

自分自身の今の生活を省みるとやらなければいけないことにやりたいことが追いやられてしまっている。

これでは本当に人生を楽しみ尽くすということは叶いませんよね。

自分自身の生きる目的や存在意義に対してもっと真剣に考えなければならないと感じます。

 

もっとワクワクすることに自分のエネルギーを使うことができたのなら、それが人のためや社会のために活かされる可能性もあります。

だから自分を過小評価せずに、可能性を信じてソースの車輪をゆっくりと回していきたいものです。

 

人生の方向性と仕事とお金ー「ソース」


仕事は向こうからやってくる

・仕事と私生活が分離されてしまったことは、現代の悲劇のひとつといえます。
多くの人たちにとって、毎日の生活に一貫性がなく、相互に無関係な活動を次々にするだけになってしまいます。

・理想の職業人生とは、自分が生まれ持ったあらゆるワクワクをひとつ残らず日々の生活に生かして、社会に多大なる貢献をする。
人生の選択は、自分がこの世に生きる目的である「あなたの存在意義」に沿って行うので、バランスのとれた一貫性のある生き方ができる。

・ワクワクに根ざした自分らしい生活を始めると、仕事やチャンスが私たちのところに呼び寄せられてきます。
仕事を自分らしい生き方の延長として考えると、仕事をわざわざ探しに出かけなくとも、仕事が向こうからやってくるのです。

・仕事を辞めさせられることはあっても、ワクワクにあふれた情熱人生から解雇されることはないのです。これがソースにおける職業の定義です。

・「ソース」の方法論のひとつに「好きなことのまわりをうろつく」というものがあります。そうすると新しい仕事にであえることがあるのです。

 

ワクワクの本質

・自分のワクワクを本質までにさかのぼると、自分がどの部分に夢中になるのかが理解できます。

・具体的な形に対する執着を捨てると、本質が見えてきて、選択肢が広がります。表面の形ではなく、「ワクワクの本質」に目を向ければ、もっと楽にワクワクが暮らしの中に入ってきます。

・自分が本当に望んでいることが本質レベルで自覚できると、選択肢が増え、実現の可能性が飛躍します。
自分の夢が何かを得る手段なのか、「こうありたい」という自分の姿を求める本質的なものか、検討してみましょう。

・あるひとつのワクワクにフォーカスを当てて仕事を決めてしまうと、何か自分と合わない部分が出てきてしまう可能性がありますが、複数のワクワクを組み合わせると、よりあなたの本質的な仕事に近づけます。

・現在のあなたがどんな状況にあるとしても、やるべきことはひとつです。自分のワクワクにマッチした「ワクワクの本質」をできるだけ多く生活に取り入れましょう。そうし始めると、おもしろいことに、自分がどんな人生を送りたいのかがますます鮮明になって、新しいアイデアが次々に浮かんできます。

 

ワクワクすることをしていれば、お金は自然についてくる

・とにかく朝から晩まで一生懸命自分の夢やワクワクを追いかけましょう。自分の好きなことやワクワクすることを中心にした生活をするようになると、その度合いに応じて、夢の実現を助けてくれる機会や人物があなたの前にどんどん現れます。

・まわりの人の目には失敗しているように映っても、夢を追っている本人は心が満たされています。同じ苦労をするにしても、こちらのほうが何倍も楽しい苦労です。

・まず夢を持たねばなりません。夢というのは、あなたのワクワクや好奇心、関心、夢中になっていることなどの集合体から生まれます。

・自分が何をしたいのかが一点の疑いもなくわかれば、それをいつどこでどのように実現すればよいか、自然にわかります。

・仕事と私生活の区別がつかないほど仕事が大好きな人は決して退職しません。

 

プラス因子とマイナス因子

・人生を変え、人間として成長したいと思うときに大切なのは、どんな活動や人物が自分の願望の達成を手伝ってくれるか、そしてどんな活動や人物が目的の邪魔をするかを見分けることです。

・自分が使った時間やエネルギー(体力と気力)に対してどのような見返りがあるのかを検討するという意味で、投資収益率を考えることです。
私たちが本当に所有しているのは、自分の時間と自分のエネルギーだけだからです。

・現在の生活を振り返って、できるだけたくさんのプラス因子を生活に取り入れましょう。
そしてマイナス因子やどっちつかずのゼロ因子はさっさと取り除くのです。

・マイナス因子やゼロ因子を取り除いてしまうと、ありのままのあなたを受け入れ、目的意識や元気を与え、生活を豊かで楽しいものにしてくれる活動や人物だけが残ります。

・表面上華やかなものではなく、自分を元気にしてくれるものや、自分の存在価値を感じられるようにしてくれるものを追いかけなさい、ということです。

 

まとめ

あなたは自分自身のワクワクの本質について遡ったことがありますか?

多くの人は毎日の忙しい仕事の中に追われそれどころではありませんよね。
私もそうでした。そんな暇はないっ!って感じでした。

愚痴を吐きながら忙しい忙しいと文字通り心をなくしているとワクワクの本質どころか日常生活でワクワクすることすらなくなってしまいます。
そして、そのまま齢を重ねていってどんどん思考が硬直化していってしまいます。

ワクワクを追い求め、常に変化をし続ける人と考えが硬直化して行動も狭まっていく人。
二者の人生における充実感の差は開いていくばかりです。

どんなに忙しい環境におかれていても、自分と向き合う時間ほど重要なものはないと思います。
自分と向き合い、自分の中で本当にワクワクすることは何なのかということを自分に問いかける時間には大きな価値があります。

ワクワクすることが何なのかが自覚できれば、今まで苦しいと思っていた仕事にもワクワクの要素を見つけられるかもしれません。
「好きなことのまわりをうろつく」ことでワクワクがあなたを探し当てるかもしれませんね。

 

 

 

 

ソースを実行する6つの方法論ー「ソース」


自分のワクワクを書き出そう

・「ソース」のプログラムをすすめていく上の第一のステップは、自分の中にある、やむにやまれぬ興味や関心が何かを知ることです。

・「ソース」の第一歩は「過去」や「現在」「近未来」から自分が好きなものを探し出すことです。
そこでみつかったものが「ワクワクのリスト」を構成します。ワクワクのリストに書かれたことは、あなたの心をわきたたせ、喜びや満足感をもたらす活動です。

 

同時実行が生む相乗効果

・あなたにとって大切なことはすべて、今すぐ実行する価値のあることです。

・自分にとって大切なことに関心をはらいつつ、ワクワクのすべてを実生活に生かさない限り、人は幸せにはなれません。

・ワクワクを残らず実行していくと、人生の新しい扉が開いて、それまで夢にも思わなかった人に出会ったり仕事にぶつかったりします。
新しい生き方が生まれ、新しい出会いや天職に恵まれます。

 

同じ量の情熱を傾けよ

・自分がすることすべてに同じ量の情熱を傾けるようになると、最初に考えているより、時間の余裕が出てきます。
精神を集中して時間を有効に使うようになるので、少ない時間でより多くを達成できるようになります。

・同じ量の時間やお金をかけるのではなく、同じ量の情熱をかけることで、やりたいことを全部できる生き方が可能になります。

 

小さな一歩を踏み出そう

・たとえ目に見えないほどの小さな一歩でも、それが願望に向かって正しく踏み出されたものなら、動きにはずみがつき、もはやそれを止めることはできません。

・心の奥底に潜んでいたワクワクの実現に向かって小さな一歩を踏み出すと、ワクワクそのものに力がついてはずみが生まれます。
言わばワクワクに自己推進力がつくのです。

 

目標は立てるな

・将来の一点に目標を設定することは現実に合いません。むしろ目標にこだわるあまり、一見目標と関係ないように見える貴重な体験やすばらしいチャンスを見逃してしまう可能性があります。

・目標を立てる代わりに、目指す方向だけを決めておくほうが、長期的には多くを成し遂げられるのです。

・目標を定めていると、目標点に到達しない限り、たとえ何らかの成果はあっても敗北感につきまとわれます。

 

信念を持ち、自分の直観を信じよう

・信念には偉大な力があります。信念は私たちが望む方向に汽車を走らせる機関車の役割を果たす、人生の原動力といえます。

・重要なことであろうが、ささいなことであろうが、人物や状況に対して自分が直観的に感じたことを決して無視しないで下さい。

・直観の目的は、あなたの行動や進むべき方向を示して、あなたが自分らしい人生を歩めるように導くことです。

 

 

まとめ

「重点思考」や「優先順位」といった考え方は何かをなすためには何かを犠牲にしなければならないという考え方ですよね。

この既成概念が見事に打ち崩された感があります。

 

このソースのプログラムが提唱するのはやりたいことは余すことなくすべて実行するということ。

やりたいこと、わくわくすることに同じだけの情熱を注ぐことが大切なのだよと。

 

確かに何かをやりたいがために何かを犠牲にするという考え方では、結局心のどこかに不満やざわつきを残してしまうことになってしまう。

自分のワクワクすることすべてに向き合い、分け隔てなくすべてを実行するということを心がけたいものです。

 

そのためには、ガチガチに自分を縛るような目標は一切立てることなく、自由で開放的な自分の直観を信じて人生を展開させていくことが大切ですね。

 

 

 

誰もが信じている嘘−「ソース」


責任感のウソ

・人がとるべき責任ある行動はただひとつ。自分が心からしたいことをすることである。
それが人生で最も責任あるこうどうであり、その人が負う最高の責任である。

・世間のいう責任感の問題点は、それが罪悪感にもとづいている点です。罪悪感は恐れの感情に根ざしています。

・人にとって最高の責任感とは、自分自身に正直になり、自分の心からの願いやニーズに忠実になることです。

 

ヤル気のウソ

・無理矢理にヤル気を出す必要があるのは、したくないことをしなければならないときだけです。

・多くの人が仕事にヤル気を持てずに能力を出し切っていないのは、他の人が期待することをしているからです。

・心から夢中になれるものがあると、人はそれを無心に追い求めます。
そのワクワクを周りの人間も認めてくれ、励まされると、ワクワクに自己推進力がつき、勝手にどんどん前進していきます。

 

能力のウソ

・ワクワクすることや好きなことに適性がないと思う場合は、なおさらそれをやろう。

・大切なことはただひとつ。自分をワクワクさせることや夢中にさせてくれるもの、幸せな気持ちにさせてくれるものを一途に追い求め、実行することです。
・自分がワクワクする分野に適性や能力がある人はすばらしいと思います。迷わずにそのまま突き進んで下さい。
しかし能力や適性がないと思っている人も、そのワクワクを実行に移していきましょう。これは選択の問題ではなく、自分に対する義務なのです。

 

上手のウソ

・ワクワクすることなら、人は自然にヤル気が出てきて、だんだん上手になっていくし、幸せで満足そうな人のところには人や機会やお金が引き寄せられてくるものです。

・注意しなければならないのは、能力がなければやれないと思い込んでいると、怖くて足を踏み出せない、という点です。

・誰でも好きなことがあります。生まれつき好きなことがあります。それは人と比較したり批評するためにあるのではありません。
生かされるためにあるのです。自分を表現するためにあるのです。

 

決断のウソ

・決心をぐずぐず先に延ばすのは、ものごとの進行過程においてすこぶる自然で必要なことです。悪いことではありません。
私たちがぐずぐずと決断を先に延ばしているとき、実際は、潜在意識が情報を収集して、次に起こる事態にそなえて準備をしているのです。

・決断を延期することにはもうひとつ別の効果もあります。自分にとって精神的または肉体的に好ましくない状況を避けることです。
必ずといっていいほど、ある状況に入り込むほうがそこから抜け出るよりも簡単です。

 

妥協のウソ

・現在の自分に能力がないからといって、自分のワクワクを無視してはいけません。

・自分がやりたいことを全部やるのは可能だ。むしろ、やりたいことはすべてやるべきだ。真に豊かな人生を送っている人たちは、やりたいことをすべてやれる生き方をしている。

・自分の思い通りの人生を、自分でデザインしましょう。夢をすべて叶えることは可能です。人生に妥協など必要ないのです。

 

優先順位のウソ

・優先順位はどこか無理があって、不自然です。経営学や一般の成功哲学では物事に優先順位をつけるように教えますが、人間の基本的なニーズである自己実現という面ではマイナスの効果しかありません。

・いつも優先順位に従って生きていると、心のよろこびがわからない人間になり、人生の重要な決断をする際に多面的に考える能力を失います。

・人生において大切なことはたった一つ。自分が生まれた目的を見つけ、心も体も満たしてくれる方向に向かって歩んでいくことです。自分が生まれながらに持っているワクワクや夢をすべて実現する方向です。人生の目標地点を定めたりせずに、方向のみを定めましょう。

 

 

 

まとめ

目からウロコだったのは、今まで読んだ自己啓発書の中では完全に推奨されていたことが完全に否定されていること。
多くの自己啓発書は「決断しなさい」「優先順位をつけなさい」「妥協してはならない」。。。
と書かれているものが多いのですが、著者はこれを嘘だと言い放ちます。

世間にある多くの自己啓発書によって陥ってしまう罠があります。
それは「成長のためにこうしなければならない」「変わらなければならない」とプレッシャーを感じてしまうこと。

いわば、他者の成功体験による自己を矯正するかのような言い回しによって、自分自身に鞭を打ち強いるように自分の行動を縛ってしまうことです。

強制を伴う行動はたとえポジティブな行動であっても、疲弊し本末転倒となってしまいます。

本当に必要なことは、内側から沸き立つようなワクワク感に突き動かされて実行していくことですよね。
なにか目が覚めたような感覚を覚えました。

あなたが目標の奴隷となっているなら、一度手放してみませんか?
なによりもあなたのワクワクするものが現れるまで待っても遅くはないと思います。