勝負の決め手は脳ミソの数だ。厳密に言うと体験の数だ–革命のファンファーレ


インターネットは「上下関係」を破壊し「水平関係」を作る

・信用がカジュアルに「お金化」できるの時代なので、「信用持ち」には、あらゆる選択肢が与えられる。

・これからは、”信用を稼ぎ、必要な時に必要な分だけ、自分の信用をお金に両替する”という生き方が当たり前になってくる。

 

老いていくことは「衰え」ではない「成長」だ

・100歳時代の僕達が幸せに生きていくためにやらなければならないことは、「アンチエイジング」を推奨することではない。歳を重ねることを、「衰え」ではなく「成長」にすることだ。その答えを探すことだ。

・「20歳から60歳までの仕事」と「60歳から100歳までの仕事」。僕らはこの人生において、前半と後半で2つの仕事をやらなければならない。

・若い人間にはない、ロボットにもない、老人しか持ち合わせていない能力(老人力)を見つけ、それを仕事化していかなくてはならない。

・20代よりも、80代の方が、「愛される欠陥(許され力)」の能力値が高いのだ。この「愛される欠陥(許され力)」を仕事かすることができれば、歳を重ねることをポジティブに捉えることができるし、その仕事はロボットに代替されることはない。

 

次の時代を獲るのは「信用持ち」だ

・「信用持ち」は現代の錬金術師だ。ここからは信用が力を持ち「信用持ち」が時代を獲る。

・まもなく、物質ではなく、サービスでもない、個人の信用そのものが売り物になる職業が世に出てくるだろう。

 

売れない作品は存在しない。キミの作品が売れないのは、キミが「売っていない」だけだ

・負けない(負けようがない)下地を作って、頃合いを見計らって勝負に出る。

・答えはいつも行動が教えてくれる。

・需要を操作するのは難しいけれど、需要を事前に知り、必要な分だけを作ることはできる。

・予測を立てるにしても「過去の実績」よりも「現在の受注数」の方が判断材料として精度が高いだろう。

 

踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ

・幸福度を決めるのはクオリティではなく、昨日からの「伸び率」だ。

・自分の個性というのは編集結果だ。そう考えると編集素材たるアイデア(他人の脳ミソ)の待ち合わせ場所になった者勝ちで、では、どういう人間が待ち合わせ場所として重宝されるかというと、とにかく行動する人間だ。

・勝負の決め手は脳ミソの数だ。厳密に言うと体験の数だ。

・行動することに、勇気は必要ない。

・一歩踏み出すために必要なのは、ポジティヴシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。

・情報は、行動する人間に集まり、さらなる行動を生み、また情報が集まってくる。

 

まとめ

やはり結論は行動なのだと思います。

人それぞれの個性が出るのは、それぞれの人が体験してきたことが違うからなんですよね。その体験したことが自分の中でデータ化されて滲み出てくるものなのだと思います。

より多く行動して体験を積んだ人の言葉にはやはり重みがある。そして起こす行動もまるで歯を磨くかのようにいとも簡単にボクらが考えもできないようなことを秒速で行動します。

それは多分彼らが、失敗を重ねながら行動して得てきている個性なんだと思います。それには年齢は関係なくて、若くても常に前のめりで行動しながら経験値を蓄えている人もいれば、ある程度年配の方でも自分の価値観から脱することができずに経験値がある一定のところで止まってしまっている人もいるように思います。

過去がどうかなんて全くもって関係ない。今動くかどうかが未来の自分への伸び率になります。ボクも40歳を越えてきたけれど、今まで以上に安全領域から飛び立ち様々な考え方を持つ人と触れ合いながら自分の経験値を高めたいと思います。

決して遅くない。今動くこと。

これからの人生100年時代においては、生涯学び続け世代を越えて行動力のある人たちとコミュニケーションを強めていくことが大切なのではないかと考えます。

 

セカンドクリエーターを味方につけろ–革命のファンファーレ


セカンドクリエーターを味方につけろ

・クラウドファンディングがメディアで取り上げられる時に、いつも「金額」が注目されるが、クラウドファンディングの金額には何の価値もない。目を向けなければいけないのは、支援学ではなく、もう一つの数字。支援者数だ。

・これまで僕らは「いかにお客さんを増やすか?」の競争をしてきたけれど、そんなことはしなくてよくて、「作り手」を増やしてしまえばいい。作り手は、そのまま消費者になるから。

・クラウドファンディングは、資金調達のツールではなく、共犯者作りのツールである。

・僕らが「買うモノ」と「買わないモノ」を線引きする基準は単純明快、「生活する上で必要であるか否か」だ。

・どうやら僕らは「作品」にはお金を出さないが、「思い出」にはお金を出すようだ。

・「おみやげ」は生活必需品だったのだ。

・人は「体験」に流れ、その「体験」を家族や友達と共有するべく「おみやげ」を買う。

・セカンドクリエーター(ラジオでいうハガキ職人)の層が増えに増えた。

・これからの時代は、このセカンドクリエーターのクリエーター心をいかに揺さぶるか。いかに「作ってみたい」と思わせるか。そこがヒットの鍵になってくる。

 

信用時代の宣伝は、口コミが最強。口コミをデザインせよ

・現代の宣伝力は、つまり信用力だ。信用が担保されない広告に、広告効果などない。

・広告は「いかに口コミをさせるか」の勝負になってくる。

・自分一人で広告をしてはいけない。”広告させる”ことが大切だ。

 

ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え

・大切なのはニュースを出すことではなくて、ニュースになることだ。

・手元にはどんなカードがあるのか?そのカードを使ったほうがいいのか、カードを使わないほうがいいのか?それはその時々で変わってくる。広告とは、常に「最適解」を探す作業だ。

 

お客さんは、お金を持っていないわけではなく、お金を出す「キッカケ」がないだけだ

・皆、1500円は持っているのだけれど、本屋には、1500円を出す「キッカケ」がないのだ。

・本屋に置かれている本は、「本の力」だけで売れなければならないのだ。

・そのプロモーションからゴッソリ抜け落ちているのは、コミュニケーションデザインと、それともう一つ、「お客さん側の手柄」だ。

・本気で本を売るのなら”本を買うキッカケ”をデザインする必要がある。それは「コミュニケーション」だ。

 

まとめ

自分自身はクラウドファンディングを立ち上げた経験はないのですが友人のクラウドファンディングの支援をしたことはあります。

その時感じたことは支援をし、プロジェクトに携わっているとそのプロジェクト自体が自分ごとのように感じられてくるということです。

書かれているように金額の多寡は全く広がりができないけれども、共犯者を多く作ることでその輪がさらに大きく広がり支援者が支援者を呼ぶ流れになるということを実感することができた貴重な機会です。

 

商品を売るにしても、サービスを広げたいと思ったとしてもやはりそれはいかに共感者を作ることが大切なのかということを実感します。

共感者となった人がその体験に満足を感じながらセカンドクリエーターとなって商品やサービスを自然発生的に広げていってくれる。そんな環境を作り出していくことができれば成功したも同然なのでしょう。

そのためには「この人のために」とか「お世話になっているから」という信用がその人自体になければならないのだと思う。

しかし信用は1日にしてならず。

結局は地道な努力を積み重ねて人とコミュニケーションをとりながら信用を積み重ねていくことが大切なのだと実感します。

常識にしがみつくな。その船は沈む。逃げろ。–革命のファンファーレ


 

2017年1月お金の奴隷解放宣言。

・奪い合うからお金は発生するのだ。

・もし”限り”がない、無限に続く土地があったなら、奪い合いは発生しない。奪い合いがなければ、お金は発生しようがない。

・インターネットによる物理的制約の破壊は、ありとあらゆるものを無料化した。

 

無料公開を批判する人に未来はない。

・価値がないもの(ゴミ)を無料で提供しても、お金は発生しない。価値があるもの(無料ではないもの)を無料公開しているから、ファンが生まれ、巡り巡ってお金が落ちるている。

・グーグルやYahoo!も無料にした方が売り上げが伸びるという判断だ。一見無料のようだが、その実、マネタイズのタイミングを後ろにズラしているだけの話。

・「自分の意思」ではなく、「お金」によって、選択肢が狭められ、行動が抑制されている。そして、そのルールの外に出ようともしない。これを「お金の奴隷」と呼ばずになんと呼ぼうか。

 

 

過去の常識にしがみつくな。その船はもう沈む。逃げろ。

・モノを売るということは、人の動きを読むということだ。現代でモノを売るなら、当然、現代人の動きを読まなければならない。

・感情に支配されず、常識に支配されず、お金に支配されず、時代の変化を冷静に見極め、受け止め、常に半歩だけ先回りすることが大切だ。

・船ぞこに穴が空き、沈んでいく船の、”まだマシな部屋”を探してはいけない。最後に水が浸かる部屋を奪い合ってはいけない。

 

 

ネタバレを恐れるな。人は「確認作業」でしか動かない。

・人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」で、つまりネタバレしているものにしか反応していない。

・無料公開の出し場所を散らしてしまえば、情報を回収するコストよりも、本を買うコストの方が安いから、ビジネス書ですら無料公開した方が売り上げが上がる。

・無料公開することで実力が可視化されて売り上げが上がる人間と、無料公開することで実力不足が露呈して売り上げが落ちてしまう人間の2種類が存在する。

 

その作品を守るために、「著作権」は本当に必要か?

・かつての僕らは10人しかいない世界で生きていたわけだ。そんな中で、例えば一生懸命…それこそ1年間を費やして、とびきりかわいいキャラクターを生み出したとしよう。生み出すまでの間の収入はゼロだ。となるとこのキャラクターの権利を、”販売”しないことには生きていけない。

・一方1億人の世界だとどうだろう?同じように1年を費やしてかわいいキャラクターを作ったとする。ここで販売することを放棄し、1億人に無料で使われたら、10人の時と同じように食いっぱぐれてしまうのだろうか?いやいや、10人に使われた時と違って、そこには「1億人が使っている」という価値が生まれる。

・著作権の必要度は人口に左右される。場合によっては著作権を放棄した方が売り上げが伸びる場合もある。

・お金のための著作権なら尚のこと。権利を放棄し、できるだけ多くの人に無料で使ってもらい、そのことで多くの人の生活をバックアップし、「使わせてくれてありがとう」という信用を稼いだ方が良い。

・まもなく「貯金」の時代が終わり、信用を貯める「貯信」の時代が来る。というか、もう来ている。信用を貯めることが力を持つ時代に本当に著作権は必要なのだろうか?

 

 

まとめ

ボクらはついつい常識の範疇で、しかも今この時点で損か得かという基準を作ってしまいがちです。

今ここで権利を主張するというのは要は目的がお金であって、お金を奪われることに対しての防衛反応が働くからです。要はお金を奪い合ったり客を取り合ったりするからお金が発生するということを冷静に見る必要がある。

そして、そんな奪い合いに風穴を空けるようにインターネットが今までの常識をことごとく壊していっているということを理解しなければなりません。無料で公開すると提供した人や関係者が損をするというのは一昔前の話で、今では多くの人に知られ利用されることが価値になり様々なビジネスチャンスにつながるのです。

いちいち人の言うことやすることに反応することなく、自分を見つめ直して与えられる価値を見つけ育てることが大切なのだと思います。
それを無料で提供していくことが人の役に立ち、社会の役に立つ。

それはSNSが発達している現代では個人で実行することができるのです。

お金を小賢しく貯めることはそのうち何の価値をも生まなくなり、そうやって価値を提供して信用を貯めるということがその人の何者にも変えがたい価値になるように思います。

 

お金を稼ぐな!信用を稼げ!~革命のファンファーレ


キミの才能を殺したくなければ、お金の正体を正確に捉えろ。

・クラウドファンディングはお金の成る木ではない。

・「有名人だから、お金が集まる」というわけでもない。

・「お金」とは信用を数値化したものだ。

・形や素材の価値はコロコロ変われど、信用証明書(お金)を介して交換されているものは今も昔も変わらない。「信用」だ。

・クラウドファンディングとは信用をお金化するための装置だ。

・「好感度」と「信用」、「認知」と「人気」は、それぞれ全く別物だ。

 

お金を稼ぐな。信用を稼げ。「信用持ち」は現代の錬金術師だ。

・嘘は「感情」でつくのではない。我々は「環境」によって嘘をつかされる。

・問題は「何を言ったか?」ではなく「誰が言ったか?」だ。信頼関係のない「イジリ」はイジメだ。イジリとイジメの境界線は言葉の強弱ではなく、「信頼関係の有無」だと僕は考えている。

・「嘘をつかない」ということは、「自分の意思を明確に表明する」ということだ。

・自分の意思を明確に表明する為には、意思を明確に表明できる環境を作っておく必要がある。感情は環境に支配される。

 

意志決定の舵は「脳」ではなく「環境」が握っている。

・僕らの意志決定の舵は、僕らの「脳」ではなく、「環境」が握っている。

・クラウドファンディング同様、オンラインサロンもまた、「信用をお金化する装置」である。ここでもやはり「人気」と「認知」の話になってきて、人気タレントには有料会員が集まり、認知タレントには有料会員が集まらない。

・肩書きを変える程度のことで炎上してしまう世間の風潮が、職業に寿命がやってくる、これからの時代を生きる上で極めて危険だと思う。

・嘘をつかなくても良い環境になっているので、そもそも「嘘をつく」という選択肢がない。

 

入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。

・売れている作品がさらに売れる理由の一つは、売れている作品がニュースにしやすい数字を持っているからだ。

・クラウドファンディングや、オンラインサロン、その他もろもろの「信用をお金に両替するツール」の登場により、正直者がバカを見る時代は完全に終わった。

・これからは、本音は別の場所にあるのに、生きていく為に周りと意見・足並みを合わせる「空気を読む」という行為が、リスクになってくる時代だ。

・インターネットにより、全てのものがガラス張りになった今、お客さんの価値感覚は極めて正確だ。

・どのように数字を配置すれば、自分の数字をさらに増やすことができるのか?今あるマネタイズのポイントは、自分の目的に対して最適化されているのか?今一度整理してみると良い。

 

まとめ

つくづく大きな時代の潮目に来ているという実感しかない。
旧式の価値観がますます通じなくなってきているってことです。

そもそも、お金とはなんぞやとこれほど考えさせられる時代もありません。ボクたち会社員は会社から給料をもらっています。
だから自分で稼いでいるという感覚を持っている人はほとんどいないと思います。

そのために会社に対してある程度「空気を読んだ」行動を取り、自分自身の本音を押し殺して疲弊しながらも会社内では競争に乗り遅れないように足並みを揃えて意見を揃えるような人が多いことも事実です。

会社からお金をもらう為に仕方なくという考え方は捨てなければいけない時代に来ているのだと思います。むしろ会社に自分の価値観を否定されるようなことがあるのならばこちらから距離をとって自分で稼ぐ方法を模索するくらいの逞しさがなければ生き残れない時代なのだと思います。

 

お金というのは給料明細上の数字であったり、銀行口座の数字であったり、財布に入っている紙幣や硬貨がお金であるという感覚しかない人がほとんどなのだと思います。ほとんどの人がこの数字のために自分の時間を割いて働いていると考えているように思います。

でもこの本はお金=信用を数値化したものとお金の概念についての転換を迫って来ます。

昨今話題になっている仮想通貨が生活の中で浸透して来たら、、と考えたり、SNSなどで身近な人たちがクラウドファンディングを成功させていっているのもみるとクラウドファンディングは信用をお金化する装置なのだということを実感できます。

自分自身の信念や価値観を持ち、それを発信しながら価値を生み出すことを本気で考えていく時代が来ていて、それに早く気づき行動した方が未来につながるのだと感じワクワクする今日この頃です。