40%の行動習慣が続く5つのコツ−幸せがずっと続く12の行動習慣


ポジティブな感情をより多く体験する

・ポジティブな感情は人生の意味を見つける力になる。

・原因は何であれ、幸せな気分になれば、人々は生産的で、行動的で、健康で、友好的で、創造的になるのです。
つまりポジティブな感情は私たちが目標を達成するための助けになるだけでなく、人生の意味や目的を見つける力にもなります。

・ポジティブな感情の源泉は自分自身にあるので、再生が可能なのです。

 

タイミングをはかり、行動に変化を起こす

・幸せになるための行動は、ユーモアと同様にタイミングが重要なのです。
したがって、適切な頻度や期間を考え、最大の満足感や安らぎ、喜びが得られるタイミングで行動することが大切です。

・行動が変化すれば、私たちはある行動にもすぐに慣れずに済みます。
「幸せがずっと続く12の行動習慣」の効果を高めるためにも、変化をつけることが重要なのです。

・行動にあれやこれやとちょっとずつ付け加えながら、時には定期的に一新し、時には自分自身にとってサプライズとなるように工夫してみてください。

・幸せを見つけるための行動は、一種の冒険やリスクを負いながらも、新しいことに挑戦して、進化を遂げるための回り道と考えましょう。

 

社会的なつながりを大切にする

・ほとんどの人は、幅広い人間関係を結び、社会的なつながりを持っています。だれでもまわりの人を頼りにしていますし、逆に目標達成も他者からの助けや強力なしでは実現できないでしょう。

・社会的支援は目標に進んでいく過程であなたの意欲をかき立て、導いてくれる役割を果たしてくれます。

そして最終的には、社会的支援のおかげで、仕事、人間関係、個人的な成長を含んだ幅広い範囲にわたって、目標を達成することが可能になるのです。

 

意識と献身的な努力をもって人と関わる

・大きな幸せを手に入れるための4つのステップ

①もっと幸せになるために、まず計画的に行動することを決意する
②学ぶべきものを学ぶ
③毎週、あるいは毎日、努力する
④長い間、いやおそらく生涯にわたって、その目標に全力を注ぐ

・意欲や何かを成し遂げようとする気力、ひらめき、決意、学習、努力、全力投球、これらは4つのステップすべてに欠かせないものです。
新しいチャレンジに対する熱意やアイデアで満ちあふれていると自ら気づいた時、成し遂げるための強い意欲に駆られていることがわかるでしょう。

 

行動は繰り返すことで習慣になる

・始めのうち、努力はかなり必要ですが、時が経ち、何度も繰り返すうちに新しい振る舞いや行動が習慣になると、努力はさほど必要ではなくなるものです。

・ポジティブな行動(たとえば、家族との食事を楽しむとか、つらい時期でも人生に感謝する)をもっと頻繁にとって、その行動(楽しむとか感謝すること)と、あなたの周りのきっかけ(家族との食事や日々の些細な問題)とのつながりを一層強めることです。
そうすれば次に家族と一緒の時間を過ごす時、愛する人がそばにいるだけで喜びを味わえるでしょう。

・幸福になるための理論を理解し、幸せになるための方法を実践していくうちに、驚くほど自分が自由になっていることがわかるでしょう。
幸福を構成する最も強力な要因が何かを知るだけでなく、幸せがずっと続くほんとうの変化を手に入れるための。
自分の中にある力を知ることによって。

 

まとめ

幸せになるための方法はこの本でしっかりと示されている。

あとはそれを実際の行動に移せるかどうか。

ここでは5つのコツが紹介されているが、すべて一気に実践しようとするとハードルが結構高い。

5つのコツのうち1つずつを自分の思考や行動のパターンにはめていけばいいと思う。

 

個人的にはいちばん大切なことはタイミングをはかり、行動に変化を与えることだと思う。

今ある日常を仕方ないものと受け入れるのではなく、視野を広げていろいろなことに挑戦する。

そこでひとつひとつ自分が変わっていくと同時に、社会との関係や対人関係にもおのずと変化があらわれてくるのではないかと思う。

 

たとえば、帰り道を少し変えてみるとかそんな簡単なことでもいい。

すこしでも日常に変化を加えることが大切なのではないでしょうか。

 

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幸福度を高める12の習慣 その2ー幸福がずっと続く12の行動習慣


人を許す

・許しとは、あなたが自分のためにおこなうものであって、あなたを傷つけた人のために行うものではない。

「恨みや憎しみにしがみつくことは、あなたが憎んでいる相手よりも、あなたを傷つけることになる。」

・許した人を思い出すだけで、あなたは許した人たちを「私たち」と考えるようになり、他人への親しみが高まり、助けてあげたいという気持ちを覚えるのです。

・許されることの大切さがわかる、もう一つの方法は「自分自身が許しを得ようと努力をすることです。」

 

熱中できる活動を増やす

・「フロー」という言葉は、何かに没頭した状態や、現在の音に心から集中している状態を指します。

・チクセントミハイは、素晴らしい人生、幸福な人生というものは、フローによって、つまり「自分がやっていることに完全に没頭する」ことによってつくられると主張しています。

・あなたが注目し、関心を向けるものこそが、あなたの経験です。それこそが、まさにあなたの人生といえるのです。

 

人生の喜びを味わう

・幸福度を高めるすべての方法と同じように、本当の喜びを味わうためには努力も意欲も必要です。

・老人は思い出に耽ることに時間を費やせば費やすほど、よりポジティブな影響を受け、より道徳的になることが報告されています。

・人生でのポジティブな出来事について「書き記す」と、そうした出来事を体系的に分析せざるを得なくなり、その出来事に感じていた喜びが減少し、罪悪感や不安などネガティブな感情すら生まれるかもしれないのです。つまり書くことは「現在」には向かない。

 

目標達成に全力を尽くす

・まず優先すべきは、長期間にわたって幸せになれる目標を見きわめること、それに向かって努力することです。

・目標達成に全力を尽くすと、何よりもまず人生の目的が見つかり、自分の人生を自らがコントロールしている感覚が得られます。

・自分なりの価値観を理解し、優先するものや望むものが明確になっていれば、自分にぴったりと合う活動や人生の課題に出会った瞬間に、「これがそうだ!」とわかるでしょう。

・特定の目標に対する誓約を人前で口にすれば、達成する可能性が高まります。

・幸福とは、目標を追い求めることから生まれるのであって、必ずしも目標の達成から生まれるものではない、ということを覚えておいてください。

 

内面的なものを大切にする

・実際、トラウマとなる出来事を経験した後、信仰心のある人のほうが信仰心を持たない人よりも回復状態がよく、健康で幸福を感じることが、進歩しつつある心理学によって裏付けられています。

・信仰の厚い人が信仰を持たない人よりも幸せなのは、宗教的な信念や聖典などの本質による影響というよりも、信仰によって同じような精神の持ち主や思いやりがある人との交流が生まれるという単純な事実とおそらく関係がありそうです。

 

身体を大切にするー瞑想と運動

・鍵となるのは、自分の考えがよそにそれていることに気づいたら、心の中に目を向け、とらわれている状態から自分を「切り離す」ことです。
・微笑みや笑いは、ポジティブな感情をおだやかに高めてくれるのです。

さらに、小さな高揚感がきっかけとなり、社会的関係が強力な上昇スパイラルを描き、その結果、不安や苦悩が減り、もっと大きな幸福と喜びがもたらされるのでしょう。

 

まとめ

あなたは夢中になれる何かをもっていますか?

 

幸福感を得るためには夢中になれるものを持つことが大切。

それは仕事であっても、趣味であっても、恋人であってもかまわない。

とにかく、時間を忘れて没頭するくらいに熱中できる状態(フロー状態)をつくることが大切なのです。

 

人生においていちばん多くの時間をかけるのは仕事の時間。

仕事の中に、なにか夢中になれるエッセンスを取り入れていくこと。

 

与えられた仕事にやらされ感を持ちながら、日々の仕事をするのではなく、

自分の中で組織の目標を噛み砕き、自身の目標設定・挑戦・目標達成というサイクルをつくりだすことが大事ですね。

 

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幸福度を高める12の習慣 その1ー幸せがずっと続く12の習慣


感謝の気持ちを表わす

・感謝とは物事を大切に味わい、それを当たり前だとは思わず、現在に価値をおくものです。

・感謝をよく示す人ほど、落ち込んだり、不安になったり、孤独を感じたり、嫉妬したり、ノイローゼになりにくいことがわかっています。

・人生に起こる「いいこと」を当たり前のように思わないなら、感謝をすることで「快楽順応」の影響にも抗うことができます。

 

楽観的になる

・楽観主義とは、単に「私はそれを手にすることができる」という考え方だけでなく、「どうやって達成できるか」というプロセスについてもしっかり考えることを意味するのです。

・「最高の自分像」を描くことに全力を傾けることで、自分を変える力は自分自身にあると気づき、価値ある目標に向かって進めるようになるのです。

 

考えすぎない、他人と比較しない

・心の底から幸せな人は、暗い考えや不安な考えから自分のエネルギーや注意をそらすことができる能力がある。

・人をうらやましく思っていたら、幸せにはなれません。「社会的比較」に注意を向けすぎる人はいつも傷つきやすく、何かにおびえ、不安を感じています。

 

親切にする

・親切にすることで得られる大きなメリットは、自己認識にかなりの影響を及ぼすことです。

・人を助けることで「誰かとつながりたい」「感謝されたい」という基本的な人間の欲求が満たされるのです。
・ボランティア活動という自分を惜しみなく与える行為のおかげで、幸福感が高まることははっきりと示されています。

・1つの親切な行動がいくつもの親切な行動を引き起こすことになるのです。

・「やるべきことをいろいろと取り混ぜ、変化を持たせるべき」だということです。親切な行動を絶えず変えるには、努力や創造性が必要です。

 

人間関係を育てる

・幸福な夫婦関係では、ポジティブな感情とネガティブな感情の比率が5:1だということです。

・良い知らせを伝えた時に称賛し認めてくれることは、パートナーがあなたのために喜んでいるだけでなく、あなたの夢を尊重し、あなたとの関係を大切にしていることを意味します。

・人間関係に投資すると、恋人や配偶者との関係でなくても、人生で重要なほとんどの人間関係において幸福がもたらされる。

 

ストレスや悩みへの対抗策を練る

・たとえ、あなたの人生にどんな困難やストレス、苦悩があろうとも、どのように考え、どのように行動するかが、最終的には「どれくらい幸せになれるか」に大きく関わってくるのです。

・「書く」というプロセスにおける重要なメカニズムの助けによって、人はトラウマを理解し、受け入れられるようになり、意味を理解できるようになるのです。

 

 

まとめ 

幸福度を高める12の習慣より前半6つの習慣のご紹介。

 

私が最も着目するのは、「感謝する」こと。

今の状況がどうあれ、今の状況を当たり前だと思わずに味わうこと。

 

幸せな状況が続くと、「快楽順応」があらわれるそうです。

人は現金な生き物である程度幸せを長く感じるとそれに慣れてきて、それが当たり前になってくるものです。

 

例えば、収入について。
収入が上がれば、心に余裕が出てついつい贅沢をしてしまうことはありませんか?

今までなら、我慢しておこうと思っていたものを迷わずに衝動買いしてしまったり。。

それは、経済的な快適順応が引き起こしているんですね。

 

人間関係についてもそう。

よくあるたとえ話はアーティストが人気が出て売れっ子になったときに、

不遇の時代に自分を支えてくれた大切な人の存在をないがしろにするような行為をすること。

これは、人間関係的な快楽順応が引き起こすもの。

 

このような快適順応に流されることなく、今現在をあじわいながら感謝の心を抱き、

過去に恩を受けた人々への恩を忘れないことこそが、幸福な感情を継続させる源なのではないかと思います。

 

 

感謝はすべての幸せの源。。。

感謝の心があれば、心に余裕が生まれ、

人に貢献する心を持ち、深切にしたり、

しっかりとした自己を持って、他者と社会的な比較をすることなく、

幸せな感情を維持できるのではないでしょうか。
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幸せがずっと続くためにすべきこと—幸せがずっと続く12の行動習慣


自分で変えられる40%に集中しよう

・幸福を「創造する」とか「築く」と考えるほうが、もっとその意味を表していると考えます。

なぜなら、私たち自身ののなかに幸せをつくりだす力があることが、これまでのさまざまな調査からわかっているからです。

・人はお金があれば、長期間にわたって大きな幸せを得られると考えられてきたが、

じつはお金があっても、短期間のささやかな幸せを得られるにすぎない。

・人それぞれ幸福度の違いのうち50%が、遺伝子に決定づけられた設定値に起因することを示しています。

・「裕福か・貧乏か」「健康か・病気がちか」「器量がいいか・人並みか」「既婚者か・離婚経験者か」などの生活環境や状況による違いは、幸福度のわずか10%しか占めない。

・つまり、幸福になるための最大の鍵は、遺伝子の性質を変えることにあるのではなく、「環境を変えること」にあるのでもなく、「私たちの日々の意図的な行動」にあるのです。

・幸福を追い求めるということは、感情的な豊かさだけでなく、人生に数えきれないほどポジティブな副産物をもたらします。

 

 

幸福度の測り方

・幸福な人は、あなたにとっては「脅威」としか見えないものを「挑戦」と捉えているのです。

・幸福は、自分自身の中にあるのです。「幸福」とは、なんといっても「心の状態」であり、自分や住んでいる世界をどう感じるかなのです。

・環境の変化がどれほどポジティブで素晴らしいものでも、実際に満足度をもたらすのはたった10%しかないのです。

・生活の状況を変えることで幸せになろうとしても、結局はうまくいかないという結果が、数々の研究結果によって示されています。

・快楽順応の存在はとても強力です。なぜなら、富や家、財産、美しくなること、美人に囲まれること、健康、そして結婚という、好ましい変化にもさえ慣れてしまうからです。

・目標、それ自体が幸福や人生の満足度と深く関わっています。だからこそ、新しい幸福感を高める方法はやってみると、目標がある最初のうちはどれも効果があるのです。

 

 

幸せになるための最適な行動の選び方

・もっと幸せになるための秘訣のようなものがあるとしたら、それは幸せになるためのどの方法や行動が自分に最適かを突き止めることでしょう。

・幸福になろうとしても失敗してしまう一番の理由は、不幸にも選択を間違え、本質的に無益だったり、自分に合わない方法やアプローチを選んでしまうからです。

・幸福感を高める特定の行動とは、具体的な問題や弱点に自分なりに取り組むことです。

・最適な行動を選ぶための3つの方法

①自分の不幸の原因に合わせる

…幸福度を高める特定の行動とは、具体的な問題や弱点に自分なりに取り組むことです。

②自分の強みに合わせる

…自分の強みや才能、目標を認識することから行動をスタートさせる。

③自分のライフスタイルに合わせる

…選んだ行動が自分のニーズやライフスタイルにどの程度合うのか考える。

 

 

まとめ

幸せがずっと続くためには。。。

 

著者が言うのは幸せの構成比=

遺伝子によるもの(50%)+環境によるもの(10%)+自分の日々の行動で変えられるもの(40%)

ということ。

 

不可抗力である60%に抗ったり、悩みを持って立ちすくみ一歩も踏み出せない状況はとても不幸なことです。

 

 

質問です。あなたは幸せですか?

もし幸せでないというならば、まずはその原因についてさかのぼる必要があります。

 

もし、過去になにかしらの辛い経験があり、そのことが原因で不幸だと考えているならば、

過去について受け入れて、新たな意味付けをしていく必要があります。

なぜなら、過去は遺伝子レベルに刻み込まれた不可抗力の50%に含まれてしまうからです。

 

でも未来に向けて思考や行動習慣を変えることは、幸せになるために自分が変えることが可能な40%に含まれるのです。

だからこそ、過去と向き合い自分の課題を整理するその過程こそが幸福感を生むのだと思います。

 

もしあなたが幸せであるとおっしゃるならば、

どうか「快楽順応」に屈しないでほしい。

人間は贅沢な生き物。幸せにどっぷりつかるとそのありがたみがわからなくなる。

「もっと、もっと」と欲求は止まらなくなってしまうのですね。

常に今の幸福な状況に感謝の念を持つことを肝に銘じましょう。

 

次回は具体的な行動習慣について掘り下げていきたいと思います。
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