ポジティブな感情をより多く体験する
・ポジティブな感情は人生の意味を見つける力になる。
・原因は何であれ、幸せな気分になれば、人々は生産的で、行動的で、健康で、友好的で、創造的になるのです。
つまりポジティブな感情は私たちが目標を達成するための助けになるだけでなく、人生の意味や目的を見つける力にもなります。
・ポジティブな感情の源泉は自分自身にあるので、再生が可能なのです。
タイミングをはかり、行動に変化を起こす
・幸せになるための行動は、ユーモアと同様にタイミングが重要なのです。
したがって、適切な頻度や期間を考え、最大の満足感や安らぎ、喜びが得られるタイミングで行動することが大切です。
・行動が変化すれば、私たちはある行動にもすぐに慣れずに済みます。
「幸せがずっと続く12の行動習慣」の効果を高めるためにも、変化をつけることが重要なのです。
・行動にあれやこれやとちょっとずつ付け加えながら、時には定期的に一新し、時には自分自身にとってサプライズとなるように工夫してみてください。
・幸せを見つけるための行動は、一種の冒険やリスクを負いながらも、新しいことに挑戦して、進化を遂げるための回り道と考えましょう。
社会的なつながりを大切にする
・ほとんどの人は、幅広い人間関係を結び、社会的なつながりを持っています。だれでもまわりの人を頼りにしていますし、逆に目標達成も他者からの助けや強力なしでは実現できないでしょう。
・社会的支援は目標に進んでいく過程であなたの意欲をかき立て、導いてくれる役割を果たしてくれます。
そして最終的には、社会的支援のおかげで、仕事、人間関係、個人的な成長を含んだ幅広い範囲にわたって、目標を達成することが可能になるのです。
意識と献身的な努力をもって人と関わる
・大きな幸せを手に入れるための4つのステップ
①もっと幸せになるために、まず計画的に行動することを決意する
②学ぶべきものを学ぶ
③毎週、あるいは毎日、努力する
④長い間、いやおそらく生涯にわたって、その目標に全力を注ぐ
・意欲や何かを成し遂げようとする気力、ひらめき、決意、学習、努力、全力投球、これらは4つのステップすべてに欠かせないものです。
新しいチャレンジに対する熱意やアイデアで満ちあふれていると自ら気づいた時、成し遂げるための強い意欲に駆られていることがわかるでしょう。
行動は繰り返すことで習慣になる
・始めのうち、努力はかなり必要ですが、時が経ち、何度も繰り返すうちに新しい振る舞いや行動が習慣になると、努力はさほど必要ではなくなるものです。
・ポジティブな行動(たとえば、家族との食事を楽しむとか、つらい時期でも人生に感謝する)をもっと頻繁にとって、その行動(楽しむとか感謝すること)と、あなたの周りのきっかけ(家族との食事や日々の些細な問題)とのつながりを一層強めることです。
そうすれば次に家族と一緒の時間を過ごす時、愛する人がそばにいるだけで喜びを味わえるでしょう。
・幸福になるための理論を理解し、幸せになるための方法を実践していくうちに、驚くほど自分が自由になっていることがわかるでしょう。
幸福を構成する最も強力な要因が何かを知るだけでなく、幸せがずっと続くほんとうの変化を手に入れるための。
自分の中にある力を知ることによって。
まとめ
幸せになるための方法はこの本でしっかりと示されている。
あとはそれを実際の行動に移せるかどうか。
ここでは5つのコツが紹介されているが、すべて一気に実践しようとするとハードルが結構高い。
5つのコツのうち1つずつを自分の思考や行動のパターンにはめていけばいいと思う。
個人的にはいちばん大切なことはタイミングをはかり、行動に変化を与えることだと思う。
今ある日常を仕方ないものと受け入れるのではなく、視野を広げていろいろなことに挑戦する。
そこでひとつひとつ自分が変わっていくと同時に、社会との関係や対人関係にもおのずと変化があらわれてくるのではないかと思う。
たとえば、帰り道を少し変えてみるとかそんな簡単なことでもいい。
すこしでも日常に変化を加えることが大切なのではないでしょうか。