人生に起こることはすべてプロセス
・人生はすべて「因果」つまり「原因」と「結果」によってかたちづけられている。
・「失敗」はそのまま放置しておくから「失敗」になってしまうのであって、そのままにしなければ失敗になりえない。
・うまくいかなかったときほど、自分にとってのチャンスだと考える。二度と同じ失敗を繰り返さないために、原因を分析し、学ぶべきことを学んでいく。失敗しなければ気づけなかった自分の弱点に気づくことができる。
・一つ一つの結果に一喜一憂する必要などない。たった一つの結果に絶望することも、しがみつくこともない。それらすべては、人生が生み出す数多の結果の一部にすぎない。
本物の人間で居続けるために
・自分の人生に対して実直に生きている人。そういう人こそが本物である。
・常に変化を続けている自分の気持ち。昨日とは違っている自分の心。それらと折り合いをつけながら私たちは生きている。人間はつねに自己矛盾を抱えながら生きている。
・「心をニュートラル」にする。すべての物事を受け止め、それを自分自身の心と照らし合わせること。余計な計算や思い込みを捨て、それが果たして自分にとって善きものか否かを判断すること。
・つねに自分に実直でありたいという気持ちを忘れない。自分に正直かどうかを問い続けること。けっして解消できない自己矛盾を抱えて生きていくには、それしか方法がない。
人生は勝ち負けである
・「人生は勝ち負けでない」。30代・40代でこのセリフを口にしているとすれば、それは人生から逃げているだけではないだろうか。勝負することを避け、自分が勝手に創り上げた幻想の「幸福」のなかに逃げ込んでいる。
・人生の勝負は、勝つために挑むものではなく、自らを高めるために挑むのである。
・勝負から逃げている間に、可能性はどんどんしなびていく。
階段は一段ずつしか上がれない
・コツコツと地道に努力する。望み通りの人生を生きたいのなら、必要なのは、ただその一点である。
・コツコツの先には、努力した人にしか見えない景色が広がっている。
「美しい死に方」をイメージして生きていく
・親として大切なことは、つらさや苦しみも含めて子供に伝えること。そこから目をそむけさせるのではなく、人生の苦しみも教えること。自分がどのような哲学を持って生きてきたのか。どんな使命を持って仕事をしてきたのか。そしてどのように壁を乗り越えてきたのか。
・お金によって人生が変わるのではない。何らかの目的に向かって、自らの努力によってお金を稼ぐ。そのプロセスこそが人生を変えるのである。
・今やるべきことを一生懸命に考える。一年後、五年後の自分の姿を真剣に考える。とともに、自分が死ぬときのことも考える。いかに美しい死に方をするか考えること。そんな意識をもつことで、人生の風景は一変するものである。
今を生きるという実感
・一歩でも夢や目標に近づくためには、今という一瞬を大切にすること。
・死を意識することはすなわち、生を実感すること。今ここに、こうして生きていられること。その奇蹟のような状況に感謝しながら、自分に与えられた指名を果たす努力をしていくこと。
・自らの「定命」を意識することで、今この瞬間が愛おしく思えてくるのである。
まとめ
「人生は勝ち負けではない」
内心そのように考えていた自分がここにいました。。
ただ、30代でのこのセリフは確かに人生から逃げている自分を擁護するための妥協の産物だということに気づかされました。
数えきれない可能性がある中で、自分の可能性を限定して勝負から逃げていたのです。
こんなもったいないことはないですよね。
今自分の人生をふっと客観的にみると、平均寿命の半分程度。
まだまだこれからの時間を考えれば、何を始めるのにも遅くはないという年齢です。
一瞬一瞬の大切にし、輝かせる。
そして死に際でいい人生だったと振り返り、最後に冒頭のセリフを残せるような生き方を目指したいものです。