●バランスをとる
・状況を良く分析してみると、私には充実させたいと思う5つの重要な分野があった。
・したいことをすべてしようとするのではなく、大切な5つの分野の中で、どの程度の活動が「ちょうどいい」のかを考えてみる。
・何をあきらめられるか、何が絶対に必要かを決める。
●お金を理解する
・「富と幸福の間の関連性は低い」
・収入が人生の満足度に与える影響は一時的なものにすぎない。
・一旦物質的な富を手に入れると、それを手に入れようと奮闘していた時に比べて精神的にずっと落ち込んでしまう人がいる。
・究極の通貨を稼ぐ。毎週できることで、あなたに最高の幸せと満足感を与えてくれる活動を5つ選んでリスト化する。
●本当の目標を知る
・経済的な目標のほとんどは、自らの欲求に深く根ざしたものではない。
・まず自分が人生で何をしたいのかを知り、次にその欲求に素直になる勇気をもつこと。
・人生にとって重要な分野で心の底から本当にしたいと思うことは何か、自分に問いかける。
・外からの要求に受動的に応じていくだけなのか、それとも積極的に自分の人生をつくり上げていくのか。
●天職を見つける
・人は仕事を「労働」「キャリア」「天職」の3つのうち1つととらえている。
・MPS質問、MEANING〈意義〉、PLEASURE〈楽しみ〉、STRENGTH〈強み〉に答える。
●気持ちを切り替える
・幸運なことに「幸せをあまり感じられない時期」でも不幸せに過ごさなければならないわけではない。
・ハピネス・ブースターを習慣化する。毎日のスケジュールに何か一つハピネス・ブースターを組み込む。
●深く根を張る
・人々の幸福は主として3つの要因によって決定される。「遺伝的に決まっている幸福の感性」「幸福に関連する環境的要因」「幸福に関連した活動と実践」。
・得られる幸福に限界はない。
・良いことをきちんと評価することで私たちは気分がよくなり、もっとその面を広げていこうとする。
●心をひらく
・最大の障害とは、人が「自分には幸福になる価値がない」と考えてしまうこと。
・「手に入れたいものがあるのなら、自分にはそれを手に入れ、楽しむ価値があると考えなければならない。」
・人は自分が幸福になる価値があると感じている時のみ、人生の究極の宝物を受け取ることができるのです。
●未来から今を眺める
・あなたは、若いあなた自身に何をつたえますか?
・死の宣告を受ける以前も、その人たちは同じ知恵と能力をもっていた。
・新しい知識を身につけたのではなく、今までずっと知っていたことにはっきりと気づいただけのこと。
・もっと幸せになるにはどうしたらいいか、現時点で始められることを若い時の自分にアドバイスしてみる。
今回私が最も重要だと思うことは「バランスをとる」ということです。仕事・家庭・健康など生活にはいろいろな分野があります。何かに偏りすぎてしまうと、何をやっても十分でないと感じてしまうことがよくあります。一度立ち止まって、自分の生活を一歩引いて眺めて状況を分析して、自分が充実させたいことを5つリストアップして、したいことをすべてしようとするのではなく、どの程度の活動がちょうどいいのかを考えてみることが効果的だそうです。真剣に生活をしていると、どの分野も重要に思えて完璧主義に陥ることがあるけれども、もっとゆるく俯瞰してみて「ちょうどよい」という加減を見つけることが大切だと感じます。
そしてもう一つ「未来から今をながめる」ことです。人は死に直面して初めて懸命に人生を生きるものらしいです。全てのことに感謝し、季節の移り変わり、人の愛の美しさを感じ、つまらないことで大騒ぎをしなくなり、自制心を身につけ、やりたくないことをするのをやめる。本当に素晴らしい人生を送るには死の宣告を受ける前からこの知恵と能力を持つということが大切になります。今の自分はどうしたらもっと幸せになれるか、若かった自分にどんなアドバイスを掛けられるかを自問することで一瞬一瞬を大切に生きることは徐々にできてくるのかなと思いました。