オリジナルなものを生み出す力
・だれにも「立場」というものがある。その立場から、どれほど離れられることができるか。その距離が、独創的なものを生み出す源泉となる。
・自分が「生活者」になることだ。多くの会社員は、職場を離れても「会社人間」のままでいる。職場を一歩離れたら、「生活人間」に切り替えなくてはいけないのに。
・ほかの人とちょっと違う「行動」を意識的に「演出」することが、同じ流れから抜け出す一つの方法なのである。素材との出逢いのチャンスを自ら創出するのである。
・平凡な体験であっても、「なぜ?」かを深く考えていこうとする筆者の精神の動きは、読む人に新鮮な印象を与えることになるはずである。
「好奇心」の領域を広げていく法
・ちょっとしたツテを有効に生かすことができるかどうかは、サラリーマンの能力の中でも特に重要な要素である。
・人間関係のツテは、ツテがあるというだけでは生きてこない。「知」の領域の広さがツテを生かす道である。いいかえれば、話題が豊富であること。
・ちょっとした「ツテ」、つまり「きっかけ」を大切にして、その都度、集中豪雨的に、次から次へとツテを継いで、調べを進めてゆくのである。「ツテ」を有効に生かすことこそ、人との付き合いや、「知」の幅を広げる道なのだ。
・「好奇心の領域を広げてゆく法」とは、遊びのこころであり、遊びの方法なのだ。
・何か一つ、こころに引っかかったら、糸をたぐるように追跡してゆく。いつも何者かに問いかけようと努めることを通じて、「こころに引っかかる」ものを求めてゆく。それからあと、集中豪雨的に一つのことに関心を集中させて、先へ先へと進んでゆく。
遊び上手は仕事上手
・人間はもともと「遊ぶ」ようにできているのである。だから、遊びたくなる自分に思い患う必要はない。むしろ、遊びたくならなかったら、体や精神のどこかが痛んでいるのではないかと、心配したほうがいい。
・仕事に追われれば、追われるほど遊びたくなるのは、人間としてごく自然なこころの動きなのだ。だから、遊びたくなったら遊ぶことだ。
・「火事場の馬鹿力」を仕事に応用する。「火事場の馬鹿力」を出すような状況を、意識的に作り出す。
・遊び心を無理矢理抑えつけながら、集中力のない仕事を続けるのに、それほどの勇気はいらない。だが、思い切って遊んでしまうには、それ相応の勇気が求められるのである。
・「勇気のない人は、遊ぶべからず」。「知性は、仕事よりもむしろ遊びに宿る」。「遊び上手は仕事上手」。
まとめ
遊ぶことに罪悪感を感じていませんか?
朝早くから夜遅くまで働いている。
休みの日もつぶしながら仕事をしている。
自分自身つまらないな〜と感じる毎日を送っていませんか?
私も30代前半がそんな感じ。
ただただ、自分も必死に「会社人間」であろうとした。
仕事が好きで持って帰ってしても充実しているという「仕事人間」ではなかった。
まわりの人に合わせて「自分もそうでなければならない」という思い込みをしていた「会社人間」でした。
休みも仕事。持って帰って家で仕事。
そんな生活をしていたが、結局能率があがらず時間に対する生産性が悪かった。
つまりは、すべてを「会社」や「仕事」のせいにして、内容の悪い仕事をしていたのです。
でも、今は自分の生き方の選択は自分自身ですることはできることに気づきました。
仕事のときは仕事を真剣にする。
遊ぶときは真剣に遊ぶ。
生活者に帰るという行為は、仕事の集中力を高め能率を上げてくれる。
そして、読書をしたり、SNSを通じて会社以外の人たちと触れ合うことで、自分の感性が磨かれ発想が豊かになる。
「遊ぶ」という行為はそんな好循環を生み出してくれるものだと感じます。
是非、遊ぶ勇気を持つことをオススメします(笑)。