人生を変える「30日の公式」-たった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる 


■脳を鍛えるスポーツジムでの教訓

●一流の中の一流になるには、1万時間の集中的訓練が必要

●時間をかけて集中的訓練をすれば、誰でもパフォーマンスを改善することができる。

●日常業務を集中的訓練の場にせよ。そのために

・自分がどのくらいやれているか、次回はどのような改善が可能かを評価する

・建設的なフィードバックを得る

・チャレンジングではあるが、サポートがあれば達成できるような目標に取り組む

●自分を他人と比較するのではなく、自分自身と比較せよ。

●将来の計画を立て、目標を設定せよ。その上で現在においてベストを尽くせ。

 

■人間は複利計算のように進歩する

・1週目で1%改善すれば、2週目には1%改善したスキルの1%がさらに改善されることになる。

・集中的訓練自体を自分の生活の一部に組み込んでしまえば、複利計算的な改善が際限なく続いていく。

 

■なぜ「新年の決意」はむしろ有害なのか

・ほとんどの場合「新年の決意」は有効ではない。88%の人が、新年の決意を守り通すことができない。

・1月の第1週が終わる時点で、元日に建てた決意を守れている人はたったの75%。つまり四人に一人はほんの7日間ですら継続するだけの意志力を持ち合わせていない。

 

■脳は作り直すことができる

・脳の報酬系・動機系に作用する脳内化学物質が脳の奥深くで習慣というものを見事に作り上げる。その結果、毎回無意識的に同じやり方をとることになる。何かするたびに意識的な決定が必要になると脳が疲れてしまうからだ。

・新しいことを学んだり、新しい行動を始めたりすると、脳の神経細胞の間に「新しい接続」が生まれることになる。

 

■どんなことでも30日続ければ「脳」はだまされる

・まず実現したい変化を選び、その新しいやり方を30日間毎日やり続ける。すると、30日たったころには、その新しいやり方が習慣となって、無意識にできるようになっているはずだ。

・脳が新しい神経接続を形成するまでに最短で21日もあれば大丈夫。

 

■「ネガティブ」な習慣を破る「ポジティブ」な習慣

・人間というのは、頭の中で始終何かを考えている。その都度見るもの聞くものについていつも音声解説が付いている状態だ。その解説の方向性を決めているのが、心の習慣。心の、とはいっても他の習慣と変わらないくらい強力なものである。

・賦活事象(きっかけとなる出来事・ストレス)⇒信念(思考、思い込み)⇒結果

・結果をもたらすのは賦活事象ではなく、結果として生じる感じ方や振舞い方の原因になるのは、賦活事象そのものではなく、賦活事象についての信念である。

・信念が、その人の感じ方や振舞い方を決める。だから、信念には目標達成の手助けをする力がある。他方、その邪魔をする力もある。

 

■あなたの人生に奇跡を起こす(まだ)の魔力

・言葉には、あなたを救う魔力がある。カギとなるのは(まだ)の力。壁にぶつかった時、不思議な力が湧く。

・体は心を変化させ、心は体を変化させることができる。

・元気がなくなった時、それから何か目標を目指して頑張ろうと思った時、エクササイズと「まだの力」が効力を発揮する。

 

■つまずきを不運と思わずきっかけとする

・初期段階でつまずいてそのまま失敗してしまう人もいるけれど、最終的に成功する人というのは、そのつまずきを不運だと思わず、自分の決意を強化するためのきっかけだと思える人である。

・どこからでも「やり直し」がきくのが人生。つまずいたからといって転んでしまうとは限らない。

 

 

■まとめ

大事なことは脳の機能や習性を理解して、自分の脳を使うということにあります。

脳は作り直すことができるし、脳はだますことができる。

賦活事象(起こった出来事)に対する反応に対する思い込みが自分の人生の結果を悪くしてしまうことがあるということを知り、反応に対する信念を変えることで結果を好転させる。

 

そのための方法が心身ともにポジティブな習慣であるということです。

30日間の心身ともに良い習慣が、無意識のうちに脳をだまし、どんなネガティブな出来事が起こったとしてもそれをポジティブに変換してしまうのだろうと思います。それは動機系脳内化学物質の分泌という科学的な根拠があります。

 

脳に支配されるのではなく、行動により脳を支配する。これこそが自分の「影響の輪」を自分の中で広げていくポイントではないのかなと思います。

一万時間で一流になる方法ーたった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる 


■モメンタムとレバレッジの重要ポイント

●人は慣性の作用によって動けなくなる。だが、自ら行動を起こすことで、慣性に打ち勝つことができる。

●モメンタムの作用によって、人は動き続けることができる。

●レバレッジをうまく利用すれば、投入した努力に比べてけた違いに大きな結果を手に入れることができる。

●20:80の法則によって、行動における小さな変化が、結果における大きな変化を導くことが可能になる。

 

■あふれるほどの自信を裏付ける「全体把握力」

・周りの状況に常に注意を払い、あらゆることに対応する。

 

■1%の影響力は想像以上に大きい

・目標が長期的なものであればある程、1%の針路のずれが大きく響く。

 

■“天賦の才”はそもそも存在しない

・たまたま生まれついての才能があって成功したというのはデタラメにすぎない。大切なのは訓練。それだけである。

 

■1万時間=一流の証明

・何であれ一流レベルになりたいのなら、1万時間の集中的訓練が必要である。

・集中的訓練は特定のパフォーマンスを改善するために設計されたものでなければならない。集中的訓練は反復可能でなければならない。集中的訓練には建設的なフィードバックが必要である。

・30年働いたとしても、ほとんどの人は30年間の経験を積んではいない。ただ1年間の経験を30回繰り返しているだけにすぎない。

・時間と努力を費やして訓練すれば“誰でも必ず”上達する。そして上達したければ訓練しかない。

 

■将来に備えた訓練にいかに時間を割くか

・1日たったの1時間で人間は変わる

・「気の持ちよう」を変えるだけで必ず進歩する。

・気の持ちようを変えるだけで、日常業務を“ただやっている”あいだにも、“訓練している”ことになる。そうなれば日常業務はスキル改善のための訓練時間に変わる。

・大切なのは、その期間にどれだけうまくやれたか、次回同様の仕事をする際にはどの点を改善することができるか、それを評価することだ。

 

■機会をうまくつかむ人、つかめない人

・今の自分より「1%だけ優れた人間」になる。

・自分と他人と比較しても何の得にもならない。自分を自分と比較するほうが有益。一番大切なのは、現在の自分よりも「1%優れた人間」になることだ。

・ポジティブ思考ができる人はいくらでもいる。だが、実際に計画を実行し、夢をかなえるために必要な行動をとることができる人は少ない。望むだけではだめだ。行動することが不可欠だ。

・人間は未来からも、過去からも出発できない。現在のこの位置から出発しなければならない。現在においてベストを尽くすことだ。

・一番つらいのは他人を頼ることだ。援助を求めることだ。自分を頼るしかない。誰も助けてくれない。

 

 ■まとめ

1万時間で一流になる方法。

天才という言葉はあるけれども、そこに至るまでに天才と呼ばれる人は人並み外れた努力をしている。

 

1万時間で一流になるということは科学的に証明されているそうです。

1万時間と一口に言えば、非常に気の遠くなるような話ですが、要点は、長期的な視野を持ってそこに向けて帆を張って進むために1%の針路のずれが目的地に着くことを阻害する。

その針路のずれを修正するために、毎日毎日1%コツコツと修正を加えていけば自分の目的地に到達できるということです。

「30年間働いたとしてもほとんどの人は30年間の経験を積んではいない。ただ1年間の経験を30回繰り返しているだけだ」という言葉はすごく刺さりました。

 

気の持ちようを変えて、日々の仕事を訓練だと思い仕事をするのとただなんとなく仕事をするだけでは自分の成長の角度は大きく変わってくると思います。

コツコツと毎日1時間でも自分の成長角度を変えるために努力しなければいけないと再認識しました。

小さな“てこ”で大きな成果を生む魔法ーたった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる 


■モチベーションと行動の重要ポイント

●モチベーションを増大させるには、行動を増大させるのがベスト。

●一つ行動をやり遂げるたびに、モチベーションも増大する。

●まずは行動すること-最初は小さいことでよい。

●目標をはっきりさせる必要がある

●とりかかるべき行動は、目標達成にとって有効であり、かつ効率的でなければならない。

 

■ニュートンの〈運動の第一法則〉をおさらいする

・外部からの力が作用しない限り、静止している物体は静止し続け、運動している物体は運動し続ける。

 

■成功を求める人の敵〈慣性の法則〉に打ち勝つ法

・外部環境が自分に作用してくるまで座して待つ必要はなく、自分の生活で、何か一つ、自分にとって重要な改善をしていくことに決める。その改善活動を一つ始める。そうすれば、ニュートンの法則が働いて、ずっと動き続ける。

・自然界では「ニュートンの法則」が働いて、一度動き出したものはずっと動き続ける。

・なんらかの力が作用して物体が止まると、慣性が働いてその物体は止まったままになる。慣性は成功を求めて努力する人みんなの敵となる。慣性があるせいで、人は動けなくなり、前進できなくなる。だからこそモチベーションと行動の法則のうち、行動から始めることが大切になる。

 

■大きな結果をもたらす小さな変化

・アルキメデスは「てこの原理」を発見したが、これは日常生活や仕事の全てに応用される。トップにいる人たちは、その「応用名人」である。

・てこの力によって、行動上の比較的小さな変化がけた違いに大きな結果をもたらす。

 

■大逆転を可能にする20:80の法則

・結果において大きな変化を得るには、それを生み出す行動上の小さな変化の方に注目しなければならない。

・80対20から20対80へと法則の名称を変更すること自体が、行動上の小さな変化がけた違いに大きな結果を生み出すことの一例となっており、結果の方の大きな変化ではなく、行動上の小さな変化の方が注目されるという結果が得られる。

・「てこの原理」と「勢いの構築(モメンタムビルディング)」の相乗効果を得る。

・あなたが今より幸せになれば、波及効果で周りの人まで幸せになる。

 

 

 ■まとめ

1%改善の取り組みをしていくポイントは自然界の各法則よく理解し、それを生活の中で取り入れていくこと。

「ニュートンの法則」は人間の行動にもあてはまり、一度動き出すとそれが加速していく。

また一度止まってしまうと慣性が働いてずっと止まってしまう。

 

人は行動を起こすことによってモチベーションを生み出すことによって、延々と動き続けることができる。

また“てこの原理”と言われる「アルキメデスの原理」や人口統計や売上分析で使われる「パレートの法則(80対20の法則)」もこの行動における原理に応用できる。

小さな行動を起こすことが、将来においてより大きな結果に繋がるということを意識すれば、小さな行動を起こすモチベーションが上がる。

 

とにかく1%を見くびることなく毎日改善の行動を起こすことが重要ですね。

モチベーションを引き出す「逆転の発想」-たった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる


■優秀な人と特別に優秀な人の差はわずか1%

・あなたが「なりたい自分」に必ずなれる、と約束できるのには理由があります。これから様々な考え方、テクニックを身につけていくことになるが、その有効性には「科学的根拠」がある。

・5つの気づき

●優秀な人と特別に優秀な人の差=1%

●他の人よりも100%優れた人間になることは無理だが、何百の事柄のそれぞれについて1%ずつ改善してくことは可能。

●常に勝てるわけではない。負ける時だってある。でも、昨日よりもうまくやることができれば勝利者の気持ちになることができる。

●誰もが偉大な人間になれるわけではない。でも、現在の自分よりも優れた人間になることは誰にでもできる。

●より速く、より高く、より強く、を目指す。最も速く、最も高く、最も強く、ではなく。

 

■1%ずつ改善の驚くべき効果

・モチベーションが行動を引き起こす。その逆も成り立つ。つまり、何か行動をやり遂げることが、モチベーションを引き出す。

・行動的になればなるほどモチベーションは上がる。モチベーションが上がると、もっとたくさんのことをやりたくなる。やり遂げられることが増えると、さらにモチベーションが上がる。これがモチベーションの「自給自足のサイクル」。

 

■明確な目標に対する行動の有効性と効率性

・「なんでもいい」。とにかく、それを達成する。そうすればモチベーションが上がる。モチベーションが上がれば、また別のことが達成できる。そうなればまたモチベーションが上がる。また別のことを達成する。それでまたモチベーションが上がる。

・モチベーションを上げるための行動を選ぶ前に、その行動が自分の目標達成にとって有意義かどうかを見極める。そもそもすべきでないことをいくらうまくやっても意味がない。

・この方法の中核には、よく似ているけど全然違う二つの概念がある。一つは有効性。つまり、自分が選択する行動それ自体の正しさ。もう一つは効率性。つまりその行動のやり方の正しさだ。自分が選択する行動は正しくなければならない。つまり有効でなければならない。これが何よりもまず大切なことだ。

 

 

■まとめ

この本は頑張って自分を変えようとするのではなく、毎日毎日1%ずつ自分が成長するための方法を「1パーセンター」と呼ばれる6人のメンター達との出会いを通して主人公が着実に身につけ、成長していく過程を見せてくれます。

 

多くの人が自分を変えたいと思う時に、自分の理想と目標を高く持ちますが出てくる結果に失望して、結果的にあきらめてしまったり、落ち込んでしまったりしてしまいます。

完璧を目指すのではなく、昨日の自分より1%改善を目指すこと。

その1%の積み重ねが蓄積されて大きな成長に繋がるということにつながります。

完璧を目指したり、自分の理想を実現するために努力することはすごくしんどいことですが、本書が進める方法はとてもゆるくて、自分自身が楽しめる方法であると思います。

 

前提となることは、有効性と効率性。

いかに効率よくできたとしても、ゴール自体が正しいものでなければならない。

目標を見極める目を養うことも必要であるということです。有効なゴールに向かって、効率的な行動を起こすことが重要だということ。

 

そして、モチベーション自給自足のサイクルを理解すること。

モチベーションが行動を起こすきっかけになるのは周知のことだけれども、行動がモチベーションを引き起こすということを理解しなければならない。

つまり、先立つものは行動だということ。

やってみたら意外と面白いと思ったりすることがよくあると思います。それもまた新しい自分の発見ですよね。

 

未来と向き合う 純度の高い自分を作る-媚びない人生


■スケジュールに白の空間を広げる

・忙しさに埋もれてしまっているというのは、仕事の非効率さを露呈してしまっているにすぎない。

・自分を大事にするという優先順位が低くなってしまっていることこそが問題なのである。

・スケジュール帳に白の空間を広げることで、できるだけ自分と向き合う時間を意識的につくることが、仕事のプロフェッショナルとしても大切になってくるのである。

・本当に忙しくても、忙しさを見せびらかさないこと。そうすることで、心に余裕が出てくる。そしてそれは、自分のキャパシティを拡大することにもつながっていく。

 

■居心地の良さを警戒せよ

・できるだけ日常の枠を超え、自らが成長する材料を探しやすくする

・どんなに抑圧された環境でも、自分の頭で考え、自分の言葉で語り、自分の意志で動けることが重要。

・一旦境界を超えると、自分の中でその境界は消えていく。今までの地図は塗りかえられ、自分を盟主とする帝国の無限なる拡張が始まるのだ。

 

■成功も失敗も「状態」である

・人生の成功は他者ではなく、自分で決めるのだ。自分が今、最善を尽くしているのであれば、それは何よりの成功である。

・世の中や他者が作った成功の評価軸に振り回されてはいけない。それよりも向き合うべきは自分だ。

・成功や失敗は、結果にあるのではなく、常にこの瞬間、この瞬間にあるのである。

 

■Fail faster, succeed sooner

・大事なことは失敗を恐れないことだ。失敗することを恐れて、チャレンジしない人が多いが、それはもったいない。結果的には失敗ということになることはあるかもしれないが、失敗を必ず次につなげることができれば、それは中長期的には、成功のために必要な構成要素を手に入れたと捉えられる。

・挑戦に踏み出した後は、結果を冷静に受け入れ、次に活かすこと以外は忘れてしまう。

 

■成功体験の奴隷にならない

・成功体験が成功の邪魔をする。

・時間こそ、既得権者や上の世代にはない、かけがいのない財産である。

・小さな成功には注意しないといけない。成功に安住し、うぬぼれたりしてしまえば、成功はそこで止まってしまう。

・高い目標を置き、それを更新するように高くしていく。それ自体に自分の人生を生きている実感を持つ。

そこには他社の評価軸などない。戦うのは常に自分。未熟な自分を成熟させる成長こそが、人生で最も大切なことだと認識する。

そういう人には成功体験の呪縛はない。

 

■すぐには役立たない本を選べ

・挫折は時に、成功では得られない力を生む

・すぐには役立たないけれど、自分の骨や筋肉、そうした土台が鍛えられる本がある。

 

■集中力とは、心身の細胞を制御すること

・体の中や脳の中で彷徨う細胞を集結させ、一つの方向に向けて並ばせること。これが集中力の定義である。集中力があれば、未来へつながる道がたとえ一本の糸のような細さであってもぶれずに歩き進むことができる。

・神経や細胞を意識する。自分のものだ、という感覚でケアをし、育て上げる。

 

■光を見つけ出す。そして見失わない

・集中力を高めるためには、雑念の統制が必要だ。そのためには、心の中で静かな空間を確保し、穏やかな領域を広げていくことが求められる。

目を閉じ、未来に繋がる光を探し出す。探し出した光が進む方向を直視する。そしてその光を見失わないようにする。

・集中力はふたつの状態から生まれる。ひとつは、追い込みの際に発揮する集中力であり、締め切り直前に発揮する集中力である。

もうひとつは、完全自由状態で発揮する集中力であり、完全解放状態で発揮する集中力である。

 

■過去に縛られず、未来に縛られない

・大事なのは、過去と未来を、今現在とどう向き合うか、ということにつなげていくこと。

・過去から見た今の自分が常に成熟した自分であるべきだ、と認識すること。

そして、未来から見た今の自分は常に未熟であるように現在の行動を持ってこれからの未来の自分をつくりだしていくこと。

 

■瞬間を生きる。次の瞬間死んでもいいように

・人間としての完成度を高めることこそ、人生の目的であり、自分自らが誇れる人間になっていくという、そのプロセスを、死ぬところまで続けていくとこが大切である。

・この瞬間に対して、自分の全ての心血を注ぐことだ。

・瞬間に対する緊張感とは、命に対する緊張感である。

・重要なのは、瞬間に対する緊張感を持ち、瞬間を刻むことだ。時間の長さではなく“魂”の温度を持って時間の濃度を限りなく高めていく。

・人間は人生のある時点で、自分の志や良心という尺度で人生を生きていく決意をする必要がある。また、時に自分の尺度が社会や組織の尺度とぶつかる時があろうが、その時は自身の尺度を優先する気概を持たないといけない。

・人間としての完成度を高めること。その意識を持つこと。それは必ず、このかけがえのない人生を堪能し、充実させることに繋がる。

 

 

 

■まとめ 

大事なことはまず、自分と向き合う時間に投資するということ。

忙しいと言っている自分を見つめなおすこと。自分の境界線がどこにあるのかを考え、それを広げることに集中すること。

 

次に、成功・失敗を状態と捉えること。

小さな成功体験に警戒しながら謙虚に自分を見つめなおし、失敗体験は次につながる要素だけを吸収し、あとは忘れ去ってしまうこと。

 

そして最も大事なのは、私たちに残されている唯一最大の武器が「時間」だということ。

今、とてもかなわないと思っている上司や先輩であってもこの時間に投資することによっていくらでも追いつき追い越すことができる。

過去の自分にとらわれず、未来の自分像に縛られないこと、つまり瞬間瞬間の自分を見つめながら、その瞬間瞬間を命を燃やすように生きることが結果として未来の成功に繋がる。

 

残りの人生の瞬間瞬間を輝かせるように、優先順位の高いことにフォーカスして燃えるように毎日を過ごしていきたいですね!

人生と向き合う 5年後の計画は立てるな-媚びない人生


■人生の目的、方向、スピードを意識する

・人生は車の運転に似ている。どこに向かうか、という意思がなければ車の運転は始まらない。

また、何のためにそこに向かうのか、によっても運転は変わる。準備も変わるし、用意するものも変わる。心構えも変わる。

・目的地がない船には、どんな風も順風になることはない。

・軌道修正のサイクルの頻度と精度こそが、実は大きな結果の違いを生む。

・目的地に対する方向感覚、ハンドリングをする集中力、それを持続させる持続力。

 

■5年を一つの人生として捉える

・遠すぎる将来に対する具体的すぎる目標は立てるべきではない。未熟な自分が、より成熟するはずの将来の自分の可能性を縛らないように、目標設定には謙虚になって、少し抽象性の高い目標にすることが望ましい。

・今、目の前でやっていることから意味を見出す努力をすることだ。目の前にあるものを誰よりも徹底的にこなす。自分に何が期待されているのかを想像し、それを最大限にして外に出す努力をする。

・抽象的な力こそ、人生を生き抜いていくベースになる。

・5年おきに人生が変わる。人生のステージが変わる。そう考えると毎日に対する緊張感が生まれる。

 

■動いた分報われる

・アクション志向でいること。どんなに頭を使っても、アクションして見えてくることには絶対にかなわない。頭の良さだけでなく、動くことが、人生には大事である。

 

■当事者意識を持つ

・一度しかない人生、脇役ではなく主役で自分の人生を生きたいと思っている人は多い。にもかかわらず、それを自ら降りてしまう人が後を絶たない。起きていることに対して、当事者意識を持たない人が驚くほど多いのである。

・当事者意識は、組織やトップも変えていく。ポジティブオーラはすぐに伝染するからだ。当事者意識や責任感を持たない立場では、組織や国家を語る資格はない。文句も言うべきではない。

 

■直感を信じ、直感を磨く

・直感とは、感情と思考の結晶である。

・最も重要なのは、若い時に簡単に判断を下せないような問題にたくさん直面することである。

苦しい経験、日々思い悩む経験は、直感を磨くための重要なプロセスなのだ。実は苦しめば苦しむほど、直感は磨かれている。そう自分に言い聞かせてもいい。

 

■緊張を楽しむ

・もとより緊張は、実現する可能性があるからこそ、しているのである。緊張しているというのは、ちょっと頑張れば次なる自分に行けるという、成長の場面、自分にとってはかけがえのない場面にいるということなのだ。

・自分を成長させるためにも、あえて緊張する場に向かう。それは間違いなく、成長の角度を変えてくれる。

 

■戦略的にやめる

・続けることが必ずしも善ではなく、やめることが必ずしも悪ではない。

・スマートに、戦略的にやめること。

・殻を破る作業は、時にやめる作業でもある。やめることによる犠牲が大きければ大きいほど、やめる選択を主体的に自己責任で下し、実践した場合の代価も大きくなる。そういう選択をした人間は必ず強くなる。

・瞬間瞬間の自分の思考や感覚に対する絶対的信頼を持つ。

・人生の一貫性は他者の評価によって決まるのではなく、自分でしかその判断はできない。不可侵領域だと認識すること。

・本質以外のものを削り落す。つまりどうでもいいことを早く見つけて関わらないようにする。

 

■書籍をA4の紙一枚にまとめられるか

・重要性の度合いに応じて、優先順位を決めて、自分の時間とエネルギー、そして集中力を配分することが重要。

・大事なことは本質の存在を意識しながら過ごすこと。

 

■肯定のオーラの起点となれ

・他者のために何かを与えるには、自分をどうするか。与えることに喜びを感じる人になること。

・ポジティブを主導する。ポジティブ発想と肯定のオーラの起点となることが人生の充実につながる。

 

■全てを「師」に変えていく

・常に出会いを学びにつなげようとしている人と、そういうことは全く何も考えていない人、人との出会いをネガティブにとらえるような人とでは、全く印象が異なってしまうのである。

・日々起きることや、日常の全てのことを自分の学びの材料に、自分を成長させていくための材料にする。

 

■理想の自分に変わる方法がある

・自分のことを誰も知らないところでこそ、自分を大きく変えられる。

・自分の中で気に入らないと思っていることを全てリストアップして、それを捨てようと考える。

・自分で“脚本”を書き自分が“演じ”、“演技指導”までする。

 

■旅に出よ。居場所を変えよ

・冒険家たちは、死ぬ危険に直面するために冒険しているのではない。生きていることを実感するために冒険するのだ。

・日常から非日常に移動するだけでも大きな意味を持つ。

・そもそも人間のアイデンティティは、差異から生まれる。違いを見て、初めて自分を実感することができる。他者と接し、そして理解することによって、初めて見えてくる自分もある。

 

 

■まとめ

とにかく大事なことは人生における目的地を見つけること。

目的地がなければ何も始まらない。そして人生を長期的に捉えるにあたってあまりに目標をあまりに具体的にガチガチに立てるのではなく、抽象的に立てて日々修正を繰り返すということ。

そのために5年をひとつの人生と捉えて目標を立てるということ。確かに5年後10年後の自分がどうなっているかなんて想像に及ばない。

そんな未熟な自分が、5年後10年後の成熟した自分の可能性を制限する目標は確かによくないものであることが理解できる。

5年間ただ目の前にある目標をひたすら努力して生きることこそが本当に人生に向き合うことになるのだろうと思う。

 

また、私も緊張しやすく、人見知りもしやすいのですが、「緊張するのはできる可能性があるから」という言葉にすごく励まされました。

緊張を成長の機会と捉える。そして人との出会いを学びにつなげる。自分と他者との差異を理解し、新しい自分を発見する。

このポジティブな思考こそが、人生を好転させることに繋がるのだろうと実感できました。

仕事と向き合う 超ガラパゴス人材になる-媚びない人生


代替不可能な自分を創り上げる

・近代は人間が機械に取って代わられる時代。グローバル経済の現代は人間が人間に取って代わられる時代である。

・この時代に意識しなければならないこと。それは代替されない自分を創り上げることに他ならない。

・そのためにも全てにおいて、自分の存在意義を意識することだ。何が自分の存在意義で、どうすれば自分の存在意義を高められるのかを意識しながら、仕事に取り組む。そのために重要になるのが、まずは現状、自分を取り巻く環境を理解することである。

・理想は、時代の流れや社会、組織の向かう方向と、自分の向かう方向が、完全に一直線に並ぶような人生をイメージすることである。

 

社会を知らずに仕事を選んでいることに気づけ

・本当の就職活動を、社会に出てから5年後にすべきである。

・5年後に本当に行きたいところ、本当につきたい仕事につけるような力量を身につけていくことが重要である。

・就職活動で不本意な結果が出てしまったとしても、悔やんだりする必要は全くない。

 

常に経営者的な意識を持つ

・本当に自分の理想とする仕事を目指したいのであれば、経営者になれるほどの力を手に入れる必要がある。どんな会社であっても、常に経営者的な意識を持ち、経営ができるほどの力を身につけることが重要である。

・送りたい人生を送る方法は無数にある。自分らしい人生という山を登るルートはたくさんある。ところが、周囲の空気にのまれてしまうと、それが一つしかないと思わされてしまう。それが人を不安にさせる。

・人生は一回しかない。ひとつの選択肢で汲々とし、その選択肢を失うことに怯えるだけの人生ではあまりに悲しい。自分の中でたくさんの選択肢を持てるよう、常に意識しておくことが大切である。

 

最終決定を他人のものにするな

・意識すべきは、たとえ上司が決めたことであったとしても、自分が決定したかのように考える。そう考えたなら、最終決定のプロセスに、第三者としてではなく、当事者として関心を持ち、時にそれを関与できるようになる。

・最終決定した物事には責任意識にを持てるようになる。誰かが決めたから、ではなく、自分が決めたこと、として捉えることができるようになる。

 

やりたいことをやるためにも、やるべきことを成す

・初歩的な仕事、つまらない仕事と思っている仕事ですら、その仕事から意味を見いだし、自分を成長させる、本当に満足のいく仕事として出来ているか。

・自分は明らかに未熟なのだ。自分が思うような仕事がもらえるほど、成熟していないのである。

・20代の10年間は未熟な自分を育てる期間とする。だから、やるべきことを徹底的にこなすべきである。

・20代は、理想とする自分と現実の自分とのギャップの大きさを味わい尽くし、もがき続ければいい。

 

見せるのは結果だけ。過程は見せない

・結果が出る前に過程を見せた瞬間。自分の内なる力が削がれてしまう。

・苦労話をしない、という決意のある人は、結果だけで勝負する。

・なぜ自分は負けたのか。何が未熟だったのか。何が足りなかったのか。そこでも言い訳を一切排除する。外的要因も排除する。あくまで原因を自分の中に探す。そして、どうすれば、その原因を解決できるのか必死で考えるのだ。

 

思いつきは99%実現しない

・最終的に踏み出したアイディアというのは、そのほとんどが、大変な苦しみの中で生み出したものである。発想の背後には、アイディアを支える何かがあったり、絶対に実現するのだという強い思いがあった。

・過ぎたことに縛られる、執着することは意味のないことである。常に前を向いて生きていくべきであり、振り返る際には前進のためのフィードバックを得るためであるべきということを忘れないことだ。

・最も確実なのは、最も常識的な努力の道を歩むことだ。

・ブレイクしたり、スポットライトが当たればいいのではない。それが持続しなければ、意味がない。そのことに気付いておくことだ。そうすれば、何よりぶれない軸を持った自分を築き上げておくことが大切だとわかる。

 

目的意識を持つ。アクション志向を持つ

・仕事における大きな落とし穴の一つは、何のためにこれをやっているのか、が次第に希薄になっていくこと。だからこそ、常に目的意識を持ち続けることが大切である。

・大事なことは、決まった以上はなるべく早くアクションを起こすことだ。何かが決まり、早くアクションを起こして、軌道修正をしていく。アクションを起こせば、何らかの変化が起きる。自分のアンテナも立つ。アクションを起こすからこそ、見えてくることはたくさんあるのだ。

・決断や選択は、プロセスの中で変わっていってもいい。選択や目標は、一度決めたら変えてはいけない、などということはない。むしろ、その選択や目標が、自分の仕事に、あるいは自分の人生に正当性があるかどうか、常に照らし合わせていくことが大切である。ときどき立ち止まり、冷静に精査することだ。

 

評価軸は外におかない

・自分の中にこそ、明確な基準軸を設定してあげることが大事。

・外よりもはるかにシビアに自分を見つめることである。

 

ボーダーを超える異端児となれ

・異端児は、社会に対する説得のプロセスと証明のプロセスを経て、今度は社会のリーダーになっていくのである。

・結果はすぐには出ないかもしれない。しかし、信念を貫き、努力を積み重ねていけば、社会は必ず認めてくれる。その意識を強く持って、物事に臨むことだ。

 

クリエイティビティは違和感から生まれる

・何かのアクションをした時、違和感を持たれることがある。実はそれこそがクリエイティビティの源泉なのだ。

・もっと勇気を持つことだ。自分の感覚を信じることだ。その違和感が持つ価値を社会に認めさせることだ。

・当初の違和感が大きければ大きいほど、それが社会の中で価値認定された時の革新性は高いものだ。

 

接点思考で新しい文脈を創り上げる

・全ての創造性の根源は、何かと何かの接点にある。

・全体を意識しながら接点をつないでいくことのできる人材の存在意義は、ますます大きくなっていくだろう。

・融合時代の接点思考こそ、これからの創造の大きなヒントになる。

 

まとめ

仕事と向き合う、その上で大切なことは二つ。

私が特に重要だと思うのは責任も常に自分に置くということ。

例え上司の決定だとしても、責任を自分のもとにおいて仕事をするということ。

ついつい「上司の指示だから」「組織が決定したことだから」と自分の中で妥協して責任を放棄しそうになることがあります。

そういう時こそ、「責任を自分の下におく」ということを意識して自戒するよう心がけるようにしています。

上司の指示、組織の方針を自分を自分の目的意識に従わせるということを意識しないと仕事を通しての成長や満足は得られないのかなと思います。

経営者意識を持って仕事をするということは、つまり自分自身の経営をすることにも繋がるのかなと思います。

 

そしてもう一つは代替不可能な自分を作ること。

組織の中での自分自身の存在意義を問い直し、自分が必要とされるにはどのような仕事をしなければならないかをふと立ち止まって考えることが必要なのではないかと思います。

他の人にはできないクリエイティブな仕事をするために、時には異端児になることも必要ではないかと思います。

人からは奇行のように思えるけれども、それに成果が付いてきたときにはそれがスタンダードになる。

すぐにアクションをすることが非常に重要ではないかと思います。
個人的な話ですが、ちょうど昨日上司に同じようなことを言われて反省していたところでした。ここでもう一度自分自身の仕事内容を見つめ直して、PDCAサイクルを回して行こうとやる気を奮い立たされました。

他者と向き合う 絶対不可侵領域を持った自己を育てる-媚びない人生


他者の目を気にしない。評価を過大評価しない

・自分を信じる力を最も阻害するのは、実は他者の目である。

・本来は、自分自身の未熟さと向き合わなければいけないはずが、気がつけば他者の目と向き合っている自分に気づくことになる。

・まずは他者の目を排除することが重要である。そうすることによって自分を信じる力が大きくなる。その上で自分の未熟さと向き合う。

自分を信じながらも、自分の未熟さを知る。それこそが、自分を強くしていく一歩である。

・向き合う相手を変えることが重要である。8割、社会や他者、家族などの外に向いている視点やアテンションを、自分に向けるのだ。

これまで2割しか向けていなかった自分への視点やアテンションを、8割にする。そうすることで、他者や外の環境に振り回されない確固たる自分の核を作ることができる。

・他者の評価を意識するようになると、他者から評価されるための言動をすることになっていく。

短期的にはそれは評価に繋がるかもしれないが、長期的にそれは相手に合わせた自分を作ってしまうことに他ならない。

 

事前許可なしで動ける人間であれ

・何か行動を起こすときに事前許可を得る。それは、ある意味では権威に対するリスペクトの象徴でもある。しかし、ある意味では責任転嫁でもある。

・クリエイティブというのは、事前許可なしに生まれていくものである。

・事前許可なしで動いてもいいと思えるほどの気概を内面に確立することが重要。

 

言葉は、量ではなく重さで勝負せよ

・意識するべきことは、誰かが語れる話はできるだけしない、ということ。

・ポイントを明快にする。

・話したいことがはっきりしていないときには、人間は沈黙すべきである。

 

時には戦略的に取り込まれてみる

・重要なのは、自分の意志を持った中で取り込まれるのと、意志を持たないまま取り込まれるのでは、大きく違うということである。

・取り込まれるべきというのは、より大きな目的のためにそれが必要だと感じた時だ。それこそ戦略的に取り込まれればよい。

・自分のモノサシが完璧であれば問題はないが、若い時代にはそうはいかない。もっと改善する余地があったり、ここなら学べると感じられた時には、取り込まれてみるのも、自分を成長させ、自分を強くするひとつの方法となる。

・自分を持ちながらも、同時に柔軟性を持つことも重要である。そうであれば、周りからは緊張感を持った形で接してもらうことができる。

 

群れから離れる

・居心地のいい群れの中を自覚したなら、そこから距離を置く意識を持つことだ。

・群れから離れるというのは、自分の中で緊張感を高め、危機感を生むための戦術である。

自分が一人で独立し、自立した形で生きていくための条件である。

・自ら群れを出る勇気を持つと、新たな人との関わりが大きな喜びになっていくものである。

・群れを離れるといっても、他者に対して排他的になるわけではない。

自分と向き合う時間を作り、自分というものをよりしっかりと創り上げていく。そして誰に対しても媚びずに、対等な関係を築き上げることを心がける。

 

枠から意識的にはみ出す勇気を持つ

・群れの中にいることが当たり前だと思い込んでいると、新しい枠を発見したり、枠を超えて移動したり、場合によっては自分で枠を作り上げたりする意識が、希薄になるのである。すでにいる場所にばかりこだわり、枠を制限するのだ。

・実は枠は構築可能なもので、潜在的に無限なものなのだ。

 

自分だけの山を見つける

・社会において山は一つだけではない。創造的な人材は、自ら山を見つけ、その山を登っていく。

いちばん高い山をみんなで競争しながら登るということではなく、自分の山を見つけて登るのだ。それは、社会に新しい価値を生む可能性を呼び込む。

・誰も登ったことのない山を見つけ、登ることこそが今は求められているし、挑戦し甲斐のある山なのだ。

・エリートは、実はある意味不利であり、不幸なのだ。築き上げたものがあり、過去にみんなで競う高い山登りに成功体験があり、山を降りたこともない。

だから、ほかの選択肢が思い浮かべられないのである。

・幸運なことに挫折感や失敗をしてきた人は、ここで大きなチャンスに遭遇する。

・中途半端な努力で、中途半端な偶然が積み重なって、中途半端な幸運に基づいて成功するより、自分で一生懸命苦悩して、努力して、それで失敗したほうが、長期的には自分の人生のためになるのだ。

・これまで、誰かに与えられた山をうまく登ってこられなかったという人も、もう心配する必要はない。

これからは、自分の山を見つけて登ればいいのだから。むしろここからが人生の本当の勝負なのだ。

自分で主体的に考えて、自分で主体的に選択するという生き方ができれば、人生は必ず豊かになり、常に成長が続く幸せなものになるはずである。

 

 

 

まとめ

まず重要なことは、他人の目線を排除するということ。

人間というのは他者の目をすごく気にするものです。私も少し前までは過剰なほどに他者や社会からどう見られているかとかどう見られたいとかいうことにすごくこだわっていたような気がします。

他者のモノサシで自分を見ようとすると、自分の自身が余計にそぎ落とされていくし、自分が委縮していくし成長が止まるように思えます。

しかし他者の目を排除することで、自分の物差しで自分の内面の未熟さに向き合うことができるし、自分を信じる力が身に付きますよね。

 

そしてもう一つ大事なことは群れから距離を置くこと。

群れにいるのは居心地がよい、孤独でいるよりも様々な責任やリスクを軽減できるように思うからです。

でも、実は群れにいることは自分の可能性を制限するものであって、群れから飛び出すことで自分の枠組みを広げることが自分の成長に繋がるということです。

本文にもありましたが、今までの日本ではひとつの高い山に向かって群れで競争しながら競り勝つことが成功であり、豊かな人生だったかもしれません。

でもこれからの日本では、それぞれが山を見つけて、孤独と向き合いながら山を登ることが豊かな人生を送るということではないかと思います。

 

今まで社会や常識に規定された成功という概念をもう一度疑ってみて、自分のモノサシを磨くことが重要な時代にきていると思います。

社会と向き合う 不可抗力に逆らわず、可効力の統制に集中する-媚びない人生


■不可抗力に逆らわない

・自分でコントロールできない不可抗力には逆らおうとせず、自分でコントロールできる可抗力の統制に集中する。

・この線引きができるようなると、結果を常に意識せず、必要なパフォーマンスに集中できるようになる。結果が出たら、結果を真摯に受け止められるようになる。

・今他者を変えられないとしても、努力を積み重ね、実績をだすことで、自分の説得力は高まり、その結果、他者を変えられる可能性は高まる。

・不可抗力に縛られることなく、統制できる領域を増やしていく。

 

■普遍的な真実はない。社会的な真実があるだけ

・社会的な真実は複数あり、それが共存しているのが社会。真実というものは極めて気まぐれで胡散臭いものである。

・社会の中では大多数が、あるいは権威のある人たちが決めたものが、その社会の中で真実として受け入れられているのである。それによって社会は動いているということだ。

 

■説得力によって、社会的な真実を創り上げる

・社会的な真実の持つ胡散臭さを理解すると同時に、自らで社会的な真実を構築する力を手に入れること。それは、自分らしい人生を生き抜くための大きな武器になる。

・誰かによって構築された真実ではなく、自らの正義や善、志と一致した自らの真実を構築するのだ。そしてそれはやがて、自己実現にも、社会に対する貢献にも繋がっていく。

・何より周りを説得し、巻き込む力が必要だ。

・伝える工夫を常に心がける。相手の立場に立って、相手に配慮したうえで自分の考えていることを伝えていく。そうした心がけが、結果的に周りの共感を生む。

■理解なき批判をしない

・最終的な判断を少し留保することが重要。

・物事を短絡的に判断せず、相手が言おうとしていることの背後にある、この言葉が発せられた意味を想像しようとすると、より深い理解ができるようになる。その姿勢が相手に伝われば、大きな共感が生まれる。これは重要な信頼の一歩になる。

・共感なき賛同には説得力は生まれない。

 

■2割話し、8割聞く

・傾聴は相手への、好意を示す重要なメッセージとなる。

・相手の利益の構造を理解しておくことが重要である。相手が何を望んでいるのか、何を目的としているのか。

自分の利益について語る前に、相手の話をよく聞くことだ。その姿勢は間違いなく相手に伝わる。

 

■空気を破る 自分は独立した存在であることを示すために

・読むべき空気と、読んではいけない空気がある。だからこそ、あえて破っていい空気もあると確信している。それこそ8割は空気を読む。しかし、残りの2割については、空気を読むことに懐疑的になるのである。

・空気というのは、いろんな人たちが出すオーラの結晶としてあるものだ。

だからこそそれなりにリスペクトするに足るものもある一方、自分の感覚としては微妙に違和感を持つことも間違いなくあるはずである。

・大事なのは、そこでしっかり声を出すこと。自分は同意できない、していない、と意思表示をするのだ。

出すことによって、場合によっては権威や大ぜいを敵に回すことになるかもしれない。しかし、出すべき時には、確固たる決意を持って出していく必要があるのだ。

・もし、自分の判断が未熟で、それが失敗に終わったとしても、空気を破ろうとしたという事実は残る。

そこには学びの材料が生まれるし、自身も生まれるのだ。

 

■常識を疑い、前提を疑う

・物事を鵜呑みにする行為は、ある意味では自分を放棄する行為である。例え世の中で常識や前提と言われていたとしても、一度自分の中でしっかり吟味し、消化してみる必要がある。

・常識や前提も真実と同じであり、極めて社会的なもの、政治的なものである。

・社会を変えるのは大衆ではない。個人なのである。その変革の起点に自分がなるよう、力をつけていくことである。

 

■むやみに自己主張はしない

・むやみやたらに自己主張をすることは、決して褒められることではない。

・重要なことは、自分の意志や主張を通すべき時には、どうしても通したい時にこそ通す。

・自己主張をあまりにしすぎると、人間に軽さが生まれてしまう。

・重要になってくるのが、自分は何を主張したいのか、という優先順位をしっかりと考えておくことだ。

 

■多元的に物事を見る機会を作れ

・多元的な価値を持つことこそ、物事を正しく見る目を養い、自己防衛力を高めることにつながっていく。

 

■見えないものを見て、聴こえないものを聴く

・見た目や表面的なものでなく、人間的な本質を感じる、つまり見えないものを見ようとしているかどうか、という意識こそが重要である。

・意識して育てなければならないことは、見えないものを見て、聴こえないものを聴こうとする力だ。

 

■誰も見たことのない地図へと塗り替えよ

・分類の存在は人々の思考構造を固定化させる力を持つ。社会にある分類は自分の力で超えられる。

・自分の思考に最初から制限を持たせてはいけない。それは人生に制限を設けることと同じである。

・国境のない地図から、どう自分なりの地図を作っていくか。そんな地図作りこそが、人生という旅なのではないか。

 

 

 ■まとめ

不可抗力に逆らわず、可抗力に集中する。

ここで重要なことは、社会や常識や前提というものは権威や大多数の人が決めたもので必ずしも真理ではないということを理解すること。

それらを鵜呑みにすることなく、自分のリテラシーを高めていく。

社会や常識や前提というものが、醸し出す空気感というものを見極め、率先して打ち破ることが自分の成長に繋がる。

 

そして、もうひとつ重要なことは、自分の利益を横に置いておいて、相手の利益を考え、相手の立場に立って話を聞くこと。

自分の中での常識や前提が必ずしも相手のそれとは一致しないということを理解しておくことが重要。

そしてそのコミュニケーションを自分の中でパターン化して身につけていき、積み重ねることがコミュニケーション力を高めるポイントだということ。

 

生きていく中では様々な不可抗力というものがある。

けれども、自分の中に制限をもうけすぎてどんどんと自分の可能性を削っていくよりは、少しでも自分の可効力を広げるよう思考も行動も変えていくことによって、自分の世界地図を広げていくほうが人生楽しいですよね。

自分と向き合う−媚びない人生 


漠然とした不安に負けない

・若い時代の漠然とした不安というのは、ネガティブな証拠ではなく、ポジティブな証拠である。

・自己の統制能力というのは、自己の感情、思考、言葉、行動を統制することであり、すなわちそれは、内面のコントロールに他ならない。

・内面こそが人生の始発駅であり、終着駅である。生きるということは内面を深めていく、成熟させていくプロセスである。

・不安は成長の原動力にもできる。

 

恥じるべきは無知への無知

・学びたいという気持ちがあれば、他者の無知ではなく、自分の無知を大切にすることができる。

・無知だと思う瞬間は、むしろ喜ばねばならない。

・スマートな答えをする人は決して少なくないが、スマートな質問をできる人は極めて少ない。それは、自分の無知を知り、問題意識をしっかり持っているからこそできることなのである。

 

知ったふりはしない

・知ったふりをするのは、「他社への欺瞞」であると同時に「自分への侮辱」である。

 

途方もない目標を立ててみる

・人は目標設定によって限られた時間の中での集中力が変わってくる。

・人間は定めた目標に対して、限られた時間の中でどれぐらいの集中度で、どれぐらいの濃度の努力をして、それにたどり着くかということを逆算して考えるからだ。

 

日常は自分が選択した結果にすぎない

・日常というものは、過去の自分の選択の産物。世界も広いが自分の宇宙も途方もなく大きい。

・自分の宇宙を、自分で作り上げていく意識を自分で持つことが大切になる。そうすれば、実は世の中というのは、いかようにでもなるということに、やがて気付けるようになる。

・結局のところ、日常というものは過去の自分の選択の産物でしかない。

・世界も広いが、自分の宇宙も途方もなく大きい。そのことに気づければ、世界観は大いに広げられる。自分で世界は変えられるのだ。

 

孤独とは、自分と向き合う時間

・孤独は決して、克服すべき対象ではない。

・孤独な時間、自分と向き合う時間こそ、絶対に確保すべき時間である。

・自分を信頼し、孤独を楽しもうとする時間も、必要なのである。

 

ネガティブな感情に居場所を与える

・ネガティブな感情は、居場所を与えられて、表に出されると、きわめて居心地が悪くなる性質をもっている。

・ネガティブな感情の習性を理解して、きちんと真正面から向き合ってやれば、ネガティブな感情は逃げていく。

どうするのかというと、例えば嫉妬でも、焦りでも、妬みでも、なんでもいいのだが、それを感じた時に、ネガティブな感情を自覚することである。できるなら、言葉に出してみるのである。

・ネガティブな感情が湧きでたとき、それを見て見ぬふりすることは、その瞬間は楽である。

しかし、それでは彼らは全く逃げることはしない。それどころか潜在意識に住みついて、中長期的に徐々に自分の心をむしばんでいく。

・その存在を認め、真正面から向き合うことは瞬間的には辛いことかもしれない。

しかし、そうすることで、永遠にネガティブな感情からは解放されることになるのである。

 

すぐに結果が出ることなど、大した挑戦ではない

・一生懸命に努力しているのに結果がでないと感じた時は、今こそ踏ん張るときだと思うことだ。

・努力してなかなか結果が出ないときほど、喜ぶべきだ。最終的に得る結果は大きくなると信じて努力し続ければいい。

 

起きてしまったミスは、肯定的にとらえる

・自分がコントロールできる部分について、さてこれから何ができるか、と切り替えられるようにならないといけない。そうでなければ自分自身だけでなく、周りにもさらに迷惑を掛けてしまうのだ。もちろんミスは反省するが、問われるのは未来志向のアクションなのである。

・ミスしなければ、学べないことがある、と捉える。

・ミスを悔やんだり、くよくよしていても仕方がない。問われるのは、それを自己成長にどう生かしていくか、なのだ。

 

結果に対する全責任を負う決意に基づいた選択は、常に正しい。

・選択が生み出す結果に対して責任を負う決意に基づくものであれば、その選択は正しい。

・自己の思考、感情、言葉、行動に対する全ての権利も義務も自分にあると考えよう。

安易に周りに合わせたりしない、時にはみんなを敵に回すことになるにしても、自分が正しいと思うこと、心から信じていることを考え行動することだ。

その思考や行動の結果は、明日の成長した成熟した自分を作り上げるための学習材料と捉えることである。

・結果から学び、次なる自己成長につなげることはできる。たとえ、それが周りから失敗といわれるものであったとしても。

・短期的な失敗は、実は長期的な成功のための土台、ステップになる。

 

成長に終着駅はない

・うまくいっている時ほど最大の危機である。

・人間は本当に死ぬときまで、成熟し、成長していくことができる。

・一流ではなく、超一流を目指す。誰かにつくり上げられたペルソナではなく、本当の自分で戦う。

・社会が規定したものを鵜呑みにすることほど危険なことはない。

・成長に終着駅はない、という意識さえ持っていれば、大きな可能性が拓けていく。

 

 まとめ

結局のところ自分の可能性を広げるも狭めるも自分次第だということです。

自分がコントロールできるのは自分自身だけであって、他人でも、外的環境でもない。

自分の可能性を広げるためには、自分の思考・感情・言葉・行動に限界を設けないこと。

自分をよく把握して、自分をコントロールする力を身につけることで、この世界はいかようにでもなるということを理解することが重要だと思います。

 

そのためには、まず簡単には達成できない途方もない大きい目標を立てる。

目標に向かうことを潜在意識に刷り込むことによって、自分の思考・感情・言葉・行動はそれを俯瞰・逆算して目標に向かうように変わっていく。

 

そしてたとえ失敗に終わったとしても、それを全て自分の責任に帰すということ。

自分が心から信じて選択した行動を尊重して、その結果から生まれる課題に対して、自己成長の機会と喜んで受け入れること。

決して外的環境や、他人のせいにはしないこと。

 

とにかく自分の信念を持ち、他者が作り上げたペルソナに負けずに行動することが重要だと思います。

それは妄言や自己主張、わがままではなく原理原則に沿ったものでなければならない。

つまりは全て内面から湧き出るもの、内面をもっと磨かなければならないと自省しました。