仕事と向き合う 超ガラパゴス人材になる-媚びない人生


代替不可能な自分を創り上げる

・近代は人間が機械に取って代わられる時代。グローバル経済の現代は人間が人間に取って代わられる時代である。

・この時代に意識しなければならないこと。それは代替されない自分を創り上げることに他ならない。

・そのためにも全てにおいて、自分の存在意義を意識することだ。何が自分の存在意義で、どうすれば自分の存在意義を高められるのかを意識しながら、仕事に取り組む。そのために重要になるのが、まずは現状、自分を取り巻く環境を理解することである。

・理想は、時代の流れや社会、組織の向かう方向と、自分の向かう方向が、完全に一直線に並ぶような人生をイメージすることである。

 

社会を知らずに仕事を選んでいることに気づけ

・本当の就職活動を、社会に出てから5年後にすべきである。

・5年後に本当に行きたいところ、本当につきたい仕事につけるような力量を身につけていくことが重要である。

・就職活動で不本意な結果が出てしまったとしても、悔やんだりする必要は全くない。

 

常に経営者的な意識を持つ

・本当に自分の理想とする仕事を目指したいのであれば、経営者になれるほどの力を手に入れる必要がある。どんな会社であっても、常に経営者的な意識を持ち、経営ができるほどの力を身につけることが重要である。

・送りたい人生を送る方法は無数にある。自分らしい人生という山を登るルートはたくさんある。ところが、周囲の空気にのまれてしまうと、それが一つしかないと思わされてしまう。それが人を不安にさせる。

・人生は一回しかない。ひとつの選択肢で汲々とし、その選択肢を失うことに怯えるだけの人生ではあまりに悲しい。自分の中でたくさんの選択肢を持てるよう、常に意識しておくことが大切である。

 

最終決定を他人のものにするな

・意識すべきは、たとえ上司が決めたことであったとしても、自分が決定したかのように考える。そう考えたなら、最終決定のプロセスに、第三者としてではなく、当事者として関心を持ち、時にそれを関与できるようになる。

・最終決定した物事には責任意識にを持てるようになる。誰かが決めたから、ではなく、自分が決めたこと、として捉えることができるようになる。

 

やりたいことをやるためにも、やるべきことを成す

・初歩的な仕事、つまらない仕事と思っている仕事ですら、その仕事から意味を見いだし、自分を成長させる、本当に満足のいく仕事として出来ているか。

・自分は明らかに未熟なのだ。自分が思うような仕事がもらえるほど、成熟していないのである。

・20代の10年間は未熟な自分を育てる期間とする。だから、やるべきことを徹底的にこなすべきである。

・20代は、理想とする自分と現実の自分とのギャップの大きさを味わい尽くし、もがき続ければいい。

 

見せるのは結果だけ。過程は見せない

・結果が出る前に過程を見せた瞬間。自分の内なる力が削がれてしまう。

・苦労話をしない、という決意のある人は、結果だけで勝負する。

・なぜ自分は負けたのか。何が未熟だったのか。何が足りなかったのか。そこでも言い訳を一切排除する。外的要因も排除する。あくまで原因を自分の中に探す。そして、どうすれば、その原因を解決できるのか必死で考えるのだ。

 

思いつきは99%実現しない

・最終的に踏み出したアイディアというのは、そのほとんどが、大変な苦しみの中で生み出したものである。発想の背後には、アイディアを支える何かがあったり、絶対に実現するのだという強い思いがあった。

・過ぎたことに縛られる、執着することは意味のないことである。常に前を向いて生きていくべきであり、振り返る際には前進のためのフィードバックを得るためであるべきということを忘れないことだ。

・最も確実なのは、最も常識的な努力の道を歩むことだ。

・ブレイクしたり、スポットライトが当たればいいのではない。それが持続しなければ、意味がない。そのことに気付いておくことだ。そうすれば、何よりぶれない軸を持った自分を築き上げておくことが大切だとわかる。

 

目的意識を持つ。アクション志向を持つ

・仕事における大きな落とし穴の一つは、何のためにこれをやっているのか、が次第に希薄になっていくこと。だからこそ、常に目的意識を持ち続けることが大切である。

・大事なことは、決まった以上はなるべく早くアクションを起こすことだ。何かが決まり、早くアクションを起こして、軌道修正をしていく。アクションを起こせば、何らかの変化が起きる。自分のアンテナも立つ。アクションを起こすからこそ、見えてくることはたくさんあるのだ。

・決断や選択は、プロセスの中で変わっていってもいい。選択や目標は、一度決めたら変えてはいけない、などということはない。むしろ、その選択や目標が、自分の仕事に、あるいは自分の人生に正当性があるかどうか、常に照らし合わせていくことが大切である。ときどき立ち止まり、冷静に精査することだ。

 

評価軸は外におかない

・自分の中にこそ、明確な基準軸を設定してあげることが大事。

・外よりもはるかにシビアに自分を見つめることである。

 

ボーダーを超える異端児となれ

・異端児は、社会に対する説得のプロセスと証明のプロセスを経て、今度は社会のリーダーになっていくのである。

・結果はすぐには出ないかもしれない。しかし、信念を貫き、努力を積み重ねていけば、社会は必ず認めてくれる。その意識を強く持って、物事に臨むことだ。

 

クリエイティビティは違和感から生まれる

・何かのアクションをした時、違和感を持たれることがある。実はそれこそがクリエイティビティの源泉なのだ。

・もっと勇気を持つことだ。自分の感覚を信じることだ。その違和感が持つ価値を社会に認めさせることだ。

・当初の違和感が大きければ大きいほど、それが社会の中で価値認定された時の革新性は高いものだ。

 

接点思考で新しい文脈を創り上げる

・全ての創造性の根源は、何かと何かの接点にある。

・全体を意識しながら接点をつないでいくことのできる人材の存在意義は、ますます大きくなっていくだろう。

・融合時代の接点思考こそ、これからの創造の大きなヒントになる。

 

まとめ

仕事と向き合う、その上で大切なことは二つ。

私が特に重要だと思うのは責任も常に自分に置くということ。

例え上司の決定だとしても、責任を自分のもとにおいて仕事をするということ。

ついつい「上司の指示だから」「組織が決定したことだから」と自分の中で妥協して責任を放棄しそうになることがあります。

そういう時こそ、「責任を自分の下におく」ということを意識して自戒するよう心がけるようにしています。

上司の指示、組織の方針を自分を自分の目的意識に従わせるということを意識しないと仕事を通しての成長や満足は得られないのかなと思います。

経営者意識を持って仕事をするということは、つまり自分自身の経営をすることにも繋がるのかなと思います。

 

そしてもう一つは代替不可能な自分を作ること。

組織の中での自分自身の存在意義を問い直し、自分が必要とされるにはどのような仕事をしなければならないかをふと立ち止まって考えることが必要なのではないかと思います。

他の人にはできないクリエイティブな仕事をするために、時には異端児になることも必要ではないかと思います。

人からは奇行のように思えるけれども、それに成果が付いてきたときにはそれがスタンダードになる。

すぐにアクションをすることが非常に重要ではないかと思います。
個人的な話ですが、ちょうど昨日上司に同じようなことを言われて反省していたところでした。ここでもう一度自分自身の仕事内容を見つめ直して、PDCAサイクルを回して行こうとやる気を奮い立たされました。

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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