■優秀な人と特別に優秀な人の差はわずか1%
・あなたが「なりたい自分」に必ずなれる、と約束できるのには理由があります。これから様々な考え方、テクニックを身につけていくことになるが、その有効性には「科学的根拠」がある。
・5つの気づき
●優秀な人と特別に優秀な人の差=1%
●他の人よりも100%優れた人間になることは無理だが、何百の事柄のそれぞれについて1%ずつ改善してくことは可能。
●常に勝てるわけではない。負ける時だってある。でも、昨日よりもうまくやることができれば勝利者の気持ちになることができる。
●誰もが偉大な人間になれるわけではない。でも、現在の自分よりも優れた人間になることは誰にでもできる。
●より速く、より高く、より強く、を目指す。最も速く、最も高く、最も強く、ではなく。
■1%ずつ改善の驚くべき効果
・モチベーションが行動を引き起こす。その逆も成り立つ。つまり、何か行動をやり遂げることが、モチベーションを引き出す。
・行動的になればなるほどモチベーションは上がる。モチベーションが上がると、もっとたくさんのことをやりたくなる。やり遂げられることが増えると、さらにモチベーションが上がる。これがモチベーションの「自給自足のサイクル」。
■明確な目標に対する行動の有効性と効率性
・「なんでもいい」。とにかく、それを達成する。そうすればモチベーションが上がる。モチベーションが上がれば、また別のことが達成できる。そうなればまたモチベーションが上がる。また別のことを達成する。それでまたモチベーションが上がる。
・モチベーションを上げるための行動を選ぶ前に、その行動が自分の目標達成にとって有意義かどうかを見極める。そもそもすべきでないことをいくらうまくやっても意味がない。
・この方法の中核には、よく似ているけど全然違う二つの概念がある。一つは有効性。つまり、自分が選択する行動それ自体の正しさ。もう一つは効率性。つまりその行動のやり方の正しさだ。自分が選択する行動は正しくなければならない。つまり有効でなければならない。これが何よりもまず大切なことだ。
■まとめ
この本は頑張って自分を変えようとするのではなく、毎日毎日1%ずつ自分が成長するための方法を「1パーセンター」と呼ばれる6人のメンター達との出会いを通して主人公が着実に身につけ、成長していく過程を見せてくれます。
多くの人が自分を変えたいと思う時に、自分の理想と目標を高く持ちますが出てくる結果に失望して、結果的にあきらめてしまったり、落ち込んでしまったりしてしまいます。
完璧を目指すのではなく、昨日の自分より1%改善を目指すこと。
その1%の積み重ねが蓄積されて大きな成長に繋がるということにつながります。
完璧を目指したり、自分の理想を実現するために努力することはすごくしんどいことですが、本書が進める方法はとてもゆるくて、自分自身が楽しめる方法であると思います。
前提となることは、有効性と効率性。
いかに効率よくできたとしても、ゴール自体が正しいものでなければならない。
目標を見極める目を養うことも必要であるということです。有効なゴールに向かって、効率的な行動を起こすことが重要だということ。
そして、モチベーション自給自足のサイクルを理解すること。
モチベーションが行動を起こすきっかけになるのは周知のことだけれども、行動がモチベーションを引き起こすということを理解しなければならない。
つまり、先立つものは行動だということ。
やってみたら意外と面白いと思ったりすることがよくあると思います。それもまた新しい自分の発見ですよね。