■モメンタムとレバレッジの重要ポイント
●人は慣性の作用によって動けなくなる。だが、自ら行動を起こすことで、慣性に打ち勝つことができる。
●モメンタムの作用によって、人は動き続けることができる。
●レバレッジをうまく利用すれば、投入した努力に比べてけた違いに大きな結果を手に入れることができる。
●20:80の法則によって、行動における小さな変化が、結果における大きな変化を導くことが可能になる。
■あふれるほどの自信を裏付ける「全体把握力」
・周りの状況に常に注意を払い、あらゆることに対応する。
■1%の影響力は想像以上に大きい
・目標が長期的なものであればある程、1%の針路のずれが大きく響く。
■“天賦の才”はそもそも存在しない
・たまたま生まれついての才能があって成功したというのはデタラメにすぎない。大切なのは訓練。それだけである。
■1万時間=一流の証明
・何であれ一流レベルになりたいのなら、1万時間の集中的訓練が必要である。
・集中的訓練は特定のパフォーマンスを改善するために設計されたものでなければならない。集中的訓練は反復可能でなければならない。集中的訓練には建設的なフィードバックが必要である。
・30年働いたとしても、ほとんどの人は30年間の経験を積んではいない。ただ1年間の経験を30回繰り返しているだけにすぎない。
・時間と努力を費やして訓練すれば“誰でも必ず”上達する。そして上達したければ訓練しかない。
■将来に備えた訓練にいかに時間を割くか
・1日たったの1時間で人間は変わる
・「気の持ちよう」を変えるだけで必ず進歩する。
・気の持ちようを変えるだけで、日常業務を“ただやっている”あいだにも、“訓練している”ことになる。そうなれば日常業務はスキル改善のための訓練時間に変わる。
・大切なのは、その期間にどれだけうまくやれたか、次回同様の仕事をする際にはどの点を改善することができるか、それを評価することだ。
■機会をうまくつかむ人、つかめない人
・今の自分より「1%だけ優れた人間」になる。
・自分と他人と比較しても何の得にもならない。自分を自分と比較するほうが有益。一番大切なのは、現在の自分よりも「1%優れた人間」になることだ。
・ポジティブ思考ができる人はいくらでもいる。だが、実際に計画を実行し、夢をかなえるために必要な行動をとることができる人は少ない。望むだけではだめだ。行動することが不可欠だ。
・人間は未来からも、過去からも出発できない。現在のこの位置から出発しなければならない。現在においてベストを尽くすことだ。
・一番つらいのは他人を頼ることだ。援助を求めることだ。自分を頼るしかない。誰も助けてくれない。
■まとめ
1万時間で一流になる方法。
天才という言葉はあるけれども、そこに至るまでに天才と呼ばれる人は人並み外れた努力をしている。
1万時間で一流になるということは科学的に証明されているそうです。
1万時間と一口に言えば、非常に気の遠くなるような話ですが、要点は、長期的な視野を持ってそこに向けて帆を張って進むために1%の針路のずれが目的地に着くことを阻害する。
その針路のずれを修正するために、毎日毎日1%コツコツと修正を加えていけば自分の目的地に到達できるということです。
「30年間働いたとしてもほとんどの人は30年間の経験を積んではいない。ただ1年間の経験を30回繰り返しているだけだ」という言葉はすごく刺さりました。
気の持ちようを変えて、日々の仕事を訓練だと思い仕事をするのとただなんとなく仕事をするだけでは自分の成長の角度は大きく変わってくると思います。
コツコツと毎日1時間でも自分の成長角度を変えるために努力しなければいけないと再認識しました。