選ぶ−時間に支配されない人生


前例があることはやらない

・前例がなければやらないではなく、前例がないからやる。むしろ前例があったらやらない。

 

つねに複数の選択肢を設ける

・読書をしたり、人から話を聞いたりするなど間接体験を通じて視点を増やす行為を能動的に行っていれば、体験できる世界が大きく広がる。

・選びうる複数の道を用意できて初めて、自分だけにしか選べない道を自信を持って進むことができるのだ。

 

何を選んだかで勝負が決まるのではない

・自分の人生は、運命により既に決まった道に乗ってしまっていると思うと、人は無気力になる。運命論者になってはいけない。誰もが世の中に対して強烈な影響力を及ぼす革新者になる必要はない。しかし、道なき道を開く、自分の人生の革新者であるという自覚を持って進んでほしい。

 

迷うことを躊躇してはいけない

・迷いは、そこに選択の可能性があるから生じる。迷いと選択はコインの裏表である。

・何を選ぶかに正解はない。正解は、その後の行動により、自ら構築するのである。

 

断りの「ノー」は内面への「イエス」

・本来なら「ノー」にしか値しないことに対して、中途半端に「イエス」と言ってしまうのは、他者の目、外部の基準に振り回されているからだ。

・最初にして最後に耳を傾けるべきは、内面の声以外にない。自分の時間、自分の行動に対する貪欲さを持って、決然と「ノー」を表明してほしい。

 

目的地は何度変更してもいい

・決断の精度を高める努力は大切だが、それ以上に重要なのは、決断後に軌道を修正する能力、変化する文脈を把握する能力である。

・目指す目的地に対し、ストイックに突き進む厳格さ。目的地を絶対視せず、変える時は変えるという柔軟さ。常にその二つを兼ね備えた人間でありたい。

 

昨日の自分にこだわる一貫性は無意味

・昨日の自分より今日の自分が成長している。今日の自分より明日の自分が成長している。成長するにつれて、自分の価値観が変わっていくのは当然である。変わらないということは、成長していないということである。

・根幹の部分はぶれない軸をつくり、それ以外については開かれた目を持って柔軟に適応する。そうしたしなやかな生き方を目指すべきである。

 

一ヶ月間必ず定時に帰宅してみる

・一度しかない人生を、義務感と生活の維持のためだけに費やし、自分にとって何が本当の幸福なのかを追求しないのは、とても残念な生き方に思える。

・変化の起点は、組織にあるのではない、あくまで自分が起点である。

・お金を稼ぐだけの仕事を成長のための仕事に変えるのは自分自身である。

 

 

まとめ

今までの自分は過去の自分の選択の結果。これはこれで、自分の中で納得感・満足感を持つことが大切だと思います。

でも、もし今の自分に納得感がないとしても、未来の自分はこれからの選択次第でいくらでも変えることができるということを常に自覚しておきたいと思います。

 

例え今が辛く、苦しいとしても、それは全て人生における自分自身の結果だから、他の何もののせいにもできないという自分の選択への責任感をもつこと。

そして、未来に大きな夢や希望をもって、自分自身がそれに沿った選択をしていけばいいこと。本当に単純なことなんですよね。

良い選択をするためには、自分自身に太い軸を持ち、絶対不可侵の自分をつくる。毎日がそのための積み重ねであるように瞬間瞬間の選択を大切にしたいですね。

 

 

 

 

 

 

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読むー時間に支配されない人生


著者とともに山を登るように読む

・一時間を読むことに費やしたらその後の三時間は考えることに費やすべきである。

・本はある人が深く考え抜き、その結果到達した地点から振り返って、たどってきた道や最終的に導かれた結論を記した完成物である。

・単に文章をなぞるだけの受動的な読書は、山道を自分で登らず、ヘリコプターで山頂まで上がってしまうようなものだ。そこから得るものは少ない。精神的な成熟を得るには、能動的な読書が不可欠なのである。

 

模倣に創造をまぜてストックする

・本の著者は多彩な、すぐれた視点を持っている。その様な視点を吸収し、自分の中に引き出しを数多く備えていくのである。

・著者の視点と自分の思索を混ぜ、統合されたものを新しい視点として手に入れる。それを自分の言葉として語る。そうなったときに初めて、その本は自分の糧、血肉になったと言える。

 

二百色の精密さで世の中を把握する

・自分にとって理不尽に思えることでも、他者にとってそれが合理的な真実なのであれば、認めるしかない。視点によって世の中の見え方が変わる以上、多くの視点を手に入れることで、相手の視点を把握するしかない。

・読書によって、視点を分類する際の精度と繊細度は格段に高められるのだ。

 

三回読めば完全に自分のものとなる

・三回読むと、一カ月、半年、一年と時間が経過しても、その論文について「構造+ポイント+自分の意見」を語れる。その様な立体的な読み方をしていないと、数週間程度で内容の理解が乏しくなり、どうでもよい瑣末なことしか言えなくなる。

・本を読む際にも、やはりその本質を見極めることに集中しなければならない。著者が一番伝えたいことは何かを考え、それに対し自分はどう考えるかをチェックする。

 

行動が伴わない読書は空虚

・思考と実行の両方があって初めて人間は成長する。どちらかだけではいけない。

・それまでにあった思考体系、価値観、行動指針、心構えを磨くために読むという姿勢を意識すればよい。

 

疑似体験から未知への対応策を学ぶ

・人は試行錯誤と実体験からしか学べないわけではない。そこにこだわり過ぎてはいけない。思考のみによっても、状況に向き合うことはできる。

 

生涯を通じて対話できる著者を持つ

・読み手の思考が深まり視野が広がることで、同じ文章であっても、そこから得られるものは変わってくる。本に命を与えるのは読者なのだ。

・自分がいくらでも泳げる海のような本を探そう。内面の友人を得れば、孤独は怖いものでなくなる。

 

 

まとめ

著者とともに山を登るように読む。

人生においては自分の経験や失敗を積み重ねることで、自分の学びになって成長できる 。

これはまぎれもない事実ですよね。

でも人生の中で遺されている時間って限りがありますよね。

経験を重ねるうちに、自分はどんどん年老いてしまいます。

 

もっと効率よく自分を成長させるものは何か。それは間違いなく主体的な読書だということです。

読書で著者の成功体験や失敗からの学びを疑似体験することによって、その考え方や行動ノウハウを学ぶこと。体では身につかないが、思考方法は身につけることができる。

その上でその思考方法に基づいて自ら行動すると、成長スピード・成長の角度というのが全く違ってきますよね。

 

受動的ではなく、主体的に読書することで読書の価値を何倍も高めていきたいですね。

 

 

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渇くー時間に支配されない人生


 渇望から全ての成長は始まる

・渇望があるから情熱が生まれる。情熱があるから挑戦できる。年齢を重ねても、渇望する力さえ失わなければ、人は青春を保つことができる。

・生きている限り成長を渇望し続けること、それこそが、生きる理由となる。

 

思考、感情、言葉、行動を成長させる

・内面の成長の4要素

①    思考…知識が増え、論理性や物事を考える能力が高まる。

②    感情…感情をコントロールし、つねに穏やかな状態を維持できる。

③    言葉…難しい言葉を使わず、説得力のある形で言葉を述べられる。

④    行動…考えを行動に移し、その結果から学びや次の行動の源泉を得る。

 

内面に揺るがない評価軸をつくる

・内面の成長とは、外部からの評価とは関係なく自分が決める成長である。

・「大人になる」とは、外部の評価軸を受け入れるだけでなく、自分の評価基準を育てることと同時進行でなければならない。そして、ある時点で、両者の主従を逆転させることが必要になる。

・自分の中に外部と内部の、二つの価値基準が存在することを意識する。そして信頼に値する内部の価値基準を育てることで、外部の価値基準に揺さぶられない自己を確立する。

 

見たいと思わなければ見えない

・人間は未熟がデフォルト(既定値)である。失敗を容認し、自分を完全否定せずに進んでいくしかない。

・自分に希望をもてないのは、過去と現在の自分だけを評価してしまうからだ。しかし、人間は未来に向かって生きる存在である。どん底に陥っても、前を向いて行動を起こし、そこから抜け出した人など世の中にごまんといる。

 

外部に原因を求めてはならない

・自分が成長できない理由を環境のせいにしようとしたら、理由はいくらでも見つけることができる。外部に原因を探している限り、環境をどんなに変えても自分は変わらない。そもそも設問が間違っている問題を延々と解き続けるようなものだ。

 

結果の最終評価者は自分

・自分では最善を尽くしたと思っていても、客観的な結果が得られない時、人は不安を感じたり、いたたまれない気持ちに苦しんだりする。だが、コントロールできない外部的な要因に、余計な時間とエネルギーを費やすのはもったいない。

・客観的な結果と自分の内面にある結果は違ってよい。最終的な評価者はあくまで自分である。客観的な結果とは違う次元で最善を尽くしたという感覚があるなら、それは完全に成功だと認識してよいのである。

 

幸福とは明日ではなく今日求めるもの

・一般的に、幸福は未来にあり、頑張って獲得するものだと捉えがちだ。しかし、今日頑張って明日目標が達成できた時の、明日を幸福だと考えるなら、人は永遠に幸福を追いかけなくてはならない。

・幸福は、目標達成を目指して努力する今日にある。幸福の置き場を未来に据えるのでなく、今日が幸福だから、明日も幸福なのだという補完関係に、自分のマインドをシフトさせよう。

 

 

 まとめ

「渇く」と聞くとカラカラで何か(水分?)が足りない状態とどちらかと言えば、マイナスイメージの表現ですよね。

著者が捉える「渇く」というのはすごくポジティブなイメージ。

成長のためのエネルギーに必要な状態。そして年齢にかかわらず「渇く」ことで生涯にわたって成長への原動力を得ることができる。

人間、現状に満足してしまった時点でそれ以上の成長はありませんよね。常に渇き続けたいものです。

 

もちろん潤すという目的があってこその渇きですが、「潤し」を未来に据えて必死に苦しい努力しているのでなく、毎日の成長に向けた努力で瞬間瞬間に「渇き」と「潤し」を交互に得ることが成長に繋がると感じます。

 

たとえ「渇き」を潤そうとして行動した客観的な結果(他者評価)が間違っていても、それが自分の内面の軸(ミッション)に沿っていれば自信が持てたり、成長を自覚したりできますよね。

いつもそういう思考をしていたいものです。

 

 

 

 

 

 

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聞くー時間に支配されない人生


会話の八割は聞くことに徹する

・聞くことは自分が観察者になることであり、ときに相手よりも優位なポジションを保てる。

・八割は聞くことに徹し、残りの二割を話すことにあてる。自分が話すことも、二度考えていたうちの一度話すくらいの感覚でいいだろう。

相手が表現しきれない部分まで聞く

・聞くとは自分の注意や集中力、時間を相手に与えることである。話を真剣に聞いてあげる姿勢を見せるだけで、人間は好感をもたれる。

・聞き方としては、相手がことばとして表現しきれない、あるいは相手の内側にある事まで理解しようとする姿勢が大切である。五感を総動員し体全体で聞く。

自分が発する言葉の稀少性を高める

・自分が語る場合は、基本的に聞かれることに答えるというスタンスでいい。しかもできるだけ簡潔な言葉で語る。決して語り過ぎてはいけない。

・言葉の稀少性を高めなくてはならない。発する言葉の一つひとつの意味が本質的であること。それを周囲に認識してもらえれば、この人の話には耳を傾けるに値する内容があると思ってもらえる。

・自分が発する言葉がどのような結果をもたらすかという想像力をもち、言葉を発する前に深く考えよう。そうすると、言葉の量は少なくなるし、速度も遅くなる。それでまったくかまわない。

10個主張するうちの9個を譲る

・自分の主張を通すためにはその稀少性を高めなくてはならない。

・表向きには大きな包容力で接し、内面には山のように動かない信念を持っている。外部に合わせても、内面で自分を裏切らなければいい。

相手の欲望の源泉に働きかける

・相手の行動を促すには、相手の欲望やモチベーションの源泉に働きかけなければならない。その時に有効なのが右脳的なコミュニケーションである。

・根源的にいえば、それは、相手が生きる価値をどこに求めているかを理解する作業なのである。

聞く耳を持たない人に反論しても無駄

・器の大きさは戦うことによって形成されるものでもあるので、若いうちは大いに戦っていい。その度に内面で反省し、徐々に成長していけばいいのである。

・互いに高め合える関係なのかを見極めよ。聞く耳を持たない人に反論しても不毛である。

他人の助言をうのみにしてはいけない

・自分がおかれた世界、向かおうとする世界がはっきりと見えない時、その世界を先に体験した人の意見を聞くのは大切である。しかし、それにより得られた知見は、あくまでも自分が最終的な判断を下すための材料にすべきだ。

・他者の意見はうのみにしないという決意を備えていないと、人は簡単に洗脳やマインドコントロールをされてしまう。対話の相手がどれほど素晴らしい人であっても、その決意を変えてはならない。自分の選択や決断を委ねるに値する意見は、世の中には存在しないのだ。

 

 

まとめ

聞くというのは、自分の集中力や注意、そして時間を相手に与える行為。

この本を読むまでは、聞くという行為についてその意味を特に何も考えていませんでした。

 

相手の話をとことんまで真剣に聞く、相手が言いたいけど言葉にしきれない、その内面までを理解しようとする。

そして、自らはその会話の中での2割の発言にとどめて、自分の言葉の稀少性を高めていく。

 

そうすることによって、自分の主張の価値や相手からの信頼感を得ることができるんですね。

ただただ主張することは、自らの価値を落とすことにもなりかねない。

 

自分の軸はしっかりと内面に持ちながらも、相手の主張を理解し、受け入れ、自分の内面を裏切らない範囲で受容することが大切なんですね。

 

 

 

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時間を支配するー時間に支配されない人生


時間を使うとは命を配分すること

・命の有限性を意識した時、自分が幸福に向けてできる最大のことは、自分に残されている命=時間を、どんな活動にどう配分するかを考えることにある。

・時間を使う上での判断基準となるのは、人生に置いて何を一番大切にするのかということだ。

自分が成長できる場だけに身を置く

・判断基準となるのは、それが自分が成長できる場か否かに尽きる。自分の内面を構成する4つの要素「思考、感情、言葉、行動」をどれだけ高めてくれるかが問題である。

時間に人生を支配させてはいけない

・自分の人生を生きるとは、人生を自分のものにするということである。

・まずは自分が時間の主人であることを明確認識すること、そして、どこにどれだけ時間を配分するかという選択において、自分の意思を介在させることが出発点として重要である。

横に並べているものを縦にする

・全てに時間を均等に配分することは、自分の人生に対する冒涜である。

・「横に並べているものを縦にする」という意識をもち、やるべきことの優先順位をきめよう。そのための判断基準となるのが、「自分は何のために生きているのか」という原点である。

集中力により時間の濃度を高める

・人生の最終的な価値は長さ×深さで決まる。ひとつひとつの瞬間に注入する魂の濃度によって、時間の価値=人生の価値が決まる。

・時間の深さを高めるには、緊張感と集中力に尽きる。

人生を短くしているのは自分自身

・優雅なる自分だけの時間をつくるためにも、何に集中するかを決めることが必要になる。それはすなわち、何に集中しないかを考えることでもある。

未熟さを知ることが成熟への第一歩

・自分の未熟さや弱点に気づくことは、成長のための第一歩である。それを改善する行動を起こす。さらに、それを反復する。この三段階を踏むことが、人間としての成長につながる。そう考えれば、未熟さに向き合うことに、喜びを見いだせる。

「忙しい」のは器が小さい証拠

・つねに「忙しい、忙しい」と感じて毎日を送ることは、時間に支配されて生きることである。「忙しい」と人に言うことは、自分の時間のマネジメントの未熟さを、ひいては自分のキャパシティの小ささを告白していることにほかならない。

自分に最大限の負荷を与える 今の自分を基準にしてはいけない

・高い目標と、タイトなデッドライン。それは自分の未来の可能性に対する信頼の表れでもある。

・挑戦は未来の自分の可能性に対するエールである。目指すは挑戦の常態化なのだ。

目的を短く刻んで軌道を修正する

・目標に無駄なく到達するには、時間を短く刻み、常に「何のためにこれをやっているのか」という目的意識を確認し続けることだ。それを現在の行動、思考、判断にフィードバックし、すぐに軌道修正を図れる体制を取っておく。そうすれば、遠く見えていた目的地がどんどん近付いてくるだろう。

人生に「ムーアの法則」を適用する

・人間は一定の年齢になると勝手に許容量の限界を感じてしまう。何か問題がなければ、あえて広げようという意識も持たなくなる。広げるより、守りに入っていきがちだ。しかし、意思次第で内面の許容量はいくらでも広げられる。

 

 まとめ

時間に支配されている人はすごく多いと思います(自分も含めて)。

でも、主体的に人生を送っている人は、時間を支配しているように思います。

 

私が憧れる人たちはみなさん時間を支配して、人生を楽しまれています。

 

たとえ今が仕事に時間が制約されていようとも、それが自己成長のための有効な時間であると自覚して、少しでもその中から自分が支配する時間を生み出すことが大切だと私も考えています。

 

人生の残りの時間は有限であるということを常に意識し、自分にとって何が一番大切なのか、そして自分は何のために生きているのかを立ち止まり考えること。

 

そして、人生に大きな夢や希望を持ち、それ以外のことへの余計な時間を使わないという覚悟を決めることが大切ですね。

 

 

 

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超一流の「生き方」-世界最高のホテル「ザ・プラザ」超一流の働き方


 

■規則は完ぺきではない 不都合は自分で補えばいい

・人間は正しい行いをした時に、清々しさを感じるようにできている。

・規則は完璧でないから、不都合が生じる場合には、自分たちでそれを補う。規則を守るがゆえに不都合を生み出すとしたら、それは鈍する者の行いとなる。

 

■情報に勝るサービスはなし

・サービスマンは情報マンであれ。ゲストを喜ばす手段の一つは、彼らが聞きたがる情報を常日頃から用意しておくことだ。

・知識を蓄えることに励もう。たとえ何もなくても、超一流は十分にゲストを喜ばすことができる。人々が知りたがる情報を持ってさえいればいいのだ。

 

■優れたサービスは、真似ることから始まる

・優れたサービスの手本は至る所にある。サービスを真剣に分析する習慣をつけていけば、目が肥えて、それまで見えなかったことも見えるようになってくる。

・よいサービスに出会ったら、まずは真似をする。その後、磨きをかけて、さらに良いものへと進化させよう。

 

■接客会話は、最強のツールなり

・ポジティブワードを使う。わずかな単語の選択の差で、人の心は大きく変わる。そして、うまくいくものもいかなくなる。

・短い言い回しで、相手がすぐに理解でき、もっと聞きたいと思わせる会話力が必要。

・たとえ先生でなくても、人々の目線を動かすことはできる。そのためにはまず知性を出すこと。そして、この人の話を聞きたいと思わせること。

 

■タラレバで結構 夢を膨らませろ

・夢を膨らませられない人々からはバイタリティを感じることができない。バイタリティがなければ前進する力も弱くなるはずだ。

・ビジネスプランが人々に大きな夢を与えられるものであれば、投資が集まる。だから、そのプランは夢にあふれたものでなければならない。

・プランをつくる上で大切なことは、数字にして具体性を持たせること。最初の数字は目標を設定するためのもので、その次に来る数字は、その目的に到達するためのもの。

・タラレバで結構、必ずステップを数字でつくり、それを追いかけて行動に移す。

 

■仕事に追われるな 自分から仕事を追え

・今、多くのサービスマンに必要とされていることは、時間的余裕をつくり、能動的にアイデアを考え実行していくことだ。

・ポイントは4つ

①    今、目の前にあることは、その場で終わらせる。

②    物事を判断する時は、的確な材料だけを元に行う。

③    緊張状態を長く続けると、疲れて失敗するようになる。そうなる前に、すべきことを終わらせる。

④    毎朝オフィスに来たら、その日のうちに終わらせる仕事内容を確認し、「何時までにあれとこれとを終わらせて」というその日のスケジュールをつくる。

 

■サービスマンはエンターティナーを目指せ

・エンターティナーを目指すことによって、自信は大きくなり、仕事への意識もいつしかゲストに仕えるという感覚から、ゲストを楽しませるという感覚に変わってくる。

・自分なりのサービスをつくり上げ、独自のサービスを確立させることで、人々に喜びを与え、人々の記憶の中でいつまでも生きていくことになる。

 

 

■まとめ 

超一流は正直オリジナリティとか伝統とかにこだわるものと思っていました。

「優れたサービスは真似ることから始まる。」ということにはすごく驚きました。

でも、考えてみると、常にゲストがどうすれば満足してくれるのかを考える上で、自分の殻に閉じこもったり、下手なプライドにこだわったりするのではなく、柔軟に他社・他業態の優良なサービスを取り入れることで、超一流のサービスができるということなんですね。

超一流は頑固ではなく、柔軟性と謙虚さも兼ね備えているのだと思います。

 

そしてエンターティナーとしての生き方。

お客様に仕えるという意識をもつのでなく、お客様をどう喜ばせようかとワクワクしながら仕事に取り組む姿勢がすごい!

これはサービスマンという枠を超えて、まさにエンターティナーの域ですよね。

 

 

 

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超一流の「自分の活かし方」−世界最高のホテル「ザ・プラザ」超一流の働き方


 

■失敗したら、とことん悔んで自分を許せ

・失敗を笑い飛ばすのが超一流。

・たとえ失敗しても、挽回に向けて全力を尽くす。挽回するまでは後悔の念など後回し。

・失敗を恐れない心は「楽天的」な性格を育て、失敗を恐れる心は「悲観的」な性格を育てる。

・失敗をしたら、短い時間でとことん後悔する。その後悔を強く胸に刻み込むことで、同じ失敗を繰り返さないようにする。それで自分を許す。

 

■腹が立った時は何も言わず、何もするな

・人は冷静さを欠いている時に過ちを犯すことが多くなる。

・アメリカで人を叱ることは、悲劇を生むことはあっても、よい結果を生むことはまずない。ならば叱らずに、よい結果を生む方法を考える。

・反撃をせずにいれば、冷静になった時、相手の気持ちも理解できるようになる。それがあなたの視野を広げ、さらに多くの人々からの信頼を得ることにつながる。

 

■幸運は、幸運を信じる人のところにやってくる

・オーラを出すには自信を持ち続けること。そして、自信をつけるためには、まず自分はとても運がいいと思うことが必要だ。

・自信の欠如が、一歩踏み出す妨げとなり、成功を逃していく。その繰り返しがか弱い印象を与える人間像をつくり上げる。

・いつも心から、自分には運がついていると信じていれば、何事をするにも自信が持てる。それがオーラを出す源となる。

 

■辛さを乗り越えた分、自分は強くなれる

・苦しい思いは、すればするほど人は強くなる。

・あなたもさまざまな困難にぶつかり、苦しみを体験する時があるだろう。仕事が辛いと思った時は、信じてほしい。その辛さを乗り越えた時に、自分はさらに強い人間に成長できるということを。

 

■将来の夢は見ても、将来の不安は抱くな

・不安を感じれば、人は委縮する。自信も失せる。魅力的な輝きも消えていく。

・不安を感じて困っている人へのアドバイスは決まっている。実力をつけること、だ。

・不安はあなただけではない。だが、不安は負のスパイラルをつくり出すから、一刻も早く払拭しなければならない。

 

■人の怒りは、自分を進化させる材料となる

・曲がったプライドはいらない。必要なのは誇りだ。

・まずは「この人間は許せない」と思っている自分の心を変えなくてはならない。それには彼のいい面を見つけることだ。

・人の怒りは正面から受け止めてはいけない。また、その必要もない。

・怒りをあらわにする人は発展途上人程度に考えればよい。それよりも、二度と同じ状況に自分を追い込まないようにすること。それができれば、怒りを受けたこともまた、あなたを前進させるものとなる。

 

 

 

■まとめ

超一流は自分の活かし方を熟知されているということ。

どのような環境に置かれても、自分の活かし方を知り、ゲストに尽くす。

やはり根底にあるのは楽天的な態度と前向きな気持ちですね。失敗をしてもとことん後悔してすぐ立ち直る、そしてそれを糧として成長し続ける。

やっぱりこれなんですね!
超一流の人も才能や資質でなく、後天的な努力や考え方によって成長されてきたのだと考えると、少し親近感が湧き、やる気が出てきますよね。

 

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超一流の「サービス」−世界最高のホテル「ザ・プラザ」超一流の働き方


■サービスに上限はなし

・会話術の本質は「いかに相手を知るか」。相手の欲するものを聞き出すでけでなく、相手の人格をも理解する技術。

・ゲストを喜ばせるのではなく、「ゲストを喜ばせる快感」を楽しみに働く。

 

■サービスマンは人の思い出にさえなれる

・リピーターを増やすというよりも「ロイヤルカスタマー(生涯常連顧客)」獲得を目指す。

・人々が何を期待してあなたのところに来たのか、それがわかるようになった時、サービス業の「さらなる楽しみ」を感じるようになる。なぜなら、あなたは彼らの思い出の一部となり、いつまでも心に残る存在となれるかもしれないのだ。

 

■私は神のようにはなれない、でも役者にはなれる

・いつなんどきでも、さわやかに喜びあふれた姿を維持できるかどうかは、その「覚悟」があるか否かだ。

・根が優しく親切でおひとよしの人は、多くの人に慕われるサービスマンになる素質を持っている。だが、あなたがそうした気質の持ち主でないとしても、素晴らしいサービスマンになれる。演技ができればいいだけのことだ。

 

■超一流のサービスマンの辞書に「できません」はない

・アメリカのプロフェッショナルサービスマンにとって、代案を見つけることは自分をプロモートするための手段のひとつ。

・代案が必要とされる事態を想定して、何がベストな代案かを常に考える。

・難しいリクエストを受けた時こそ、燃えてみよう。「絶対に解決してみせる」と。

 

■サービスマンはいつもさわやかであれ

・「さわやかな人」を表現するうえで、最も難しく、また最も大切な要素は「会話」にある。

・会話が上手な人は、人から好かれる。だが、話すのが好きなことは、サービスマンにとってはもろ刃の剣にもなる。

・辛い時も苦しい時も、精いっぱいの演技をして、人前では、さわやかな姿を見せよう。それがあなたの人間としての品格を上げていく。

 

 

 

■まとめ

超一流のサービスとは。

私が感じた超一流のサービスはサービスマン自身が「悦ばせることを楽しむ」こと。そして「役者に徹しきる覚悟をする」こと。

ゲストを悦ばせることを楽しむためには、決してマニュアルに縛られることなくゲストがどのようにすれば悦んでくれるかを優先する。

たとえ、理不尽なことをゲストから言われようと、自ら役に入り込んで、ゲストに対して最高のもてなしをする。

決して超一流のサービスとは先天的な資質や才能を要するものではなく、後天的な心の持ち方から生まれるということを感じました。

 

 

 

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超一流の「心の持ち方」-世界最高のホテル「ザ・プラザ」超一流の働き方


自分は正しい。でも、ほかの正しい考え方もある

・広い視野を持てば、より多角的に物事を分析できるようになる。それは、多くのアイデアを生み出し、あなたを成功に導くものだ。そして、広い視野を持つ一番の方法は、他人の経験を自分のものにしてしまうこと。

 

誰のためでもない、すべては自分のために

・人の5倍もの仕事をするには、革新的なアイデアで生産性を上げていかなくてはならない。そのアイデアは、エキサイティングな気持ちから湧きあがってくるものだ。

・「全ては自分のために」という気持ちを持てたとき、素直でさわやかな顔ができあがる。人はそうした顔を持った人に惹かれ、リピーターが育つ。

 

あなたもリーダーを目指せ。出る杭にはなるな

・仕事がどんなにできても、演説が上手くても、リーダーにはなれない。部下から支持されない者は「出る杭」止まりとなる。そしていつか打たれる。

・超一流のリーダーは、正しい判断力、バイタリティあふれる行動力、誰からも好かれる人間性を備えていなければならない。

 

いたわりと感謝の気持ちは、人生を成功へと導く

・面倒な状況に押されて心が折れそうになる時は「あの人ならば、きちんと最後までやり遂げるだろう。自分も負けてはいられない」と競争心を出す。もうひとつは、いたわってあげたい自分の身内や、いたわりが欲しかった自分の過去を思い出す。

・もし自分は人を見て態度を変えていると思ったら、あなたは自分を変えるときだ。

 

進路はいくらでも変更すればいい、ゴールに到達するためならば

・肝心なことは、いい結果を出すために調整を行うのであり、やめるのではないこと。ここに「必ず結果を出す」という、自分への誓いが必要とされる。

 

感謝はしすぎても、感謝しすぎることはない

・「結果を優先して考える習慣」こそ、習わなければならない大切なことのひとつ。

・大切なのは、相手が自分の気持ちを十二分に理解するだけの行いをしているか否か。感謝の念はいくら表現しすぎたとしても嫌われることはない。多くの人は、さらに大きなサポートをしてあげたいと思うもの。だから精一杯の気持ちを伝えることが必要だ。

 

 

 

まとめ

「超一流」にどういうイメージがありますか?

 

私は、プライドが高く、近寄りがたく、敷居が高いというイメージがありました。

しかし、今回それが間違っていることに気付きました。

私が持っていたイメージは「一流」に対してのイメージであり、「超一流」はその全く反対であるということです。

ある意味、「超一流」のほうが「一流」よりも人間らしさとか、柔軟さとか、暖かさといった「ふんわりとしたイメージ」を持ちました。

 

もちろん「一流」を経ての「超一流」、このように本書ではややマイナスイメージな「一流」という状態から「超一流」というステージに達するには、謙虚に反省する姿勢や感謝の気持ちを常に持ち続けること、視野を広げ人間力を高めることを怠らない一部の人なのでしょうね。

 

 

 

 

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夢、希望、野心、アウトスタンディングな人生をープロフェッショナルの絶対「目標達成法」


■「野心」こそ最強の前進エネルギー

・激しさや情熱、怒りや不屈の闘志、そして野心などの「マインド・パワー」は、うまく使えば強力な武器になる。

・野心といった荒々しい心も利用して、結果にフォーカスしていく。それが心の最大エネルギーである「本気の力」を引き出す。

 

■我慢できない「欲求の力」を利用する

・自分がほしいと思うものをきちんと直視しないと、いつの間にか、欲しいという感情が起こる前にあきらめるクセがついてしまう。

・今の自分が手に入れられるものを手に入れるのでなく、本当に自分がほしいものを手に入れる。そのためには何をすればいいのか、そういう心のリミッタ―を外した思考に変えていく。

 

■自分の土俵をつくり、そこで勝負する

・小さな付加価値を積み上げ、そこに特化していけばオンリー1への道は自ずと開けてくる。

・「自分はここなら勝てる」と思う部分をベースにして勝ちを積み上げていくと、プラスのエネルギーが備わってくる。

 

■公言していい夢、してはいけない夢

・リアリティが弱い夢は速いうちから公言してはいけない。自分の中でまだあまりリアリティを感じない夢は、公言すると否定的な意見にすぐ潰されてしまう。

 

■できる人は「二つの顔」を持つ

・仕事はあり得ないことの連続。そんな時に重要になってくるのが「真逆を制する心のパワー」。アクシデントが発生しても、全く動じずに対処していき、突然訪れる不条理な事態を丸呑みできる、大きな肚を持つことが重要である。

・どれだけ修羅場を乗り越えられるか。乗り越えることができれば、結果だけでなく、人としての成長も得ることができる。

・阿修羅のように、穏やかな顔と、鬼のような厳しい顔の両面を持つ。結果を出すには、こんな真逆の自体を制する心のパワーが必要である。

 

■「挫折が人間をつくる」のウソ

・トラブルや挫折などのマイナスの経験がなければ、人間は成長しないという考え方は間違いである。トラブルも挫折も逆境も、先に仕事や人間について学んでおけば、避けることが可能である。

 

■主役は自分、観客も自分

・辛い状況に陥った時は、日々の出来事を自分が主演、監督、脚本の映画のようにして、観客のように味わう「ストーリー化」が有効。

・自分の人生に対して高い視点からとらえることができると、どんな局面に立たされても、冷静さを失わずにいられる。

 

■結果が結果を生む仕組みをつくる

・仕事に対するポジティブな姿勢と努力。これが幸運を呼び寄せる。

・結局前向きに努力し、どんなことからも学び続ける、という当たり前のことを続けた人が結果をつかんでいく。「運」は「努力」と「学び」の二つの方法でコントロールできる。

 

■まとめ 

あなたは夢を持っていますか?

私には夢があります。まだリアリティがないのでここではお話できませんが。。。

どうせ無理とあきらめていませんか?

どんな夢であっても、自分の心の中に持ち続けるのは自由。例え今の実力では叶いそうもないことでも、心のリミッターをはずして妄想するのはすごく楽しいことですよね

そして夢に向けて、希望や野心を持って努力を積み重ねることはそれほど辛くはないですよね。

 

でも、どうしても自分自身を信じ切ってやれず、あきらめそうになることもありますよね。

そんな時、自分自身を主役としたストーリーを観る観客として客観視して、サクセスストーリーになるように監督・脚本家として修正するということは非常に効果的だと思います。

結果から逆算して、客観的に現状を捉えることで、これからどうすればいいのかが見えてくるのではないでしょうか。

 

必ずしも挫折をしなければ夢に近づけないのではない。

本やセミナーを通して、他者の挫折経験を疑似体験し学ぶことでより効率よく夢に近づけるのだと感じます。

そうやって自分のサクセスストーリーの名脚本家としての腕を磨き続けることが大切なんですね。

 

 

 

 

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