「質」も「スピード」もあってこそのプロの仕事
・仕事の質を上げることが、最も時間短縮につながる。
・事前に仕事の全体像をイメージし、ポイントを押さえておく。一手も二手も先の手を考えておく
・スタートとゴールを明確に決定し、仕事の道筋をイメージしていく
メモは取らない
・メモをとっているうちに、大切な話を聞き逃してしまうのを極力避ける。
・メモを取ることで安心するのでなく、その場で話されていることに意識を集中する。
デキる人ほどよく眠る
・しっかりオンとオフをつけていかないと、仕事はスピーディに進まない。
・自分に合った休息法を持ち、それをオフの時間に味わうことでエネルギーを充電する。
“得意分野”での成長に天井なし
・仕事をスピーディに進めたいのなら、自分の得意なこと、不得意なことを自覚するべき。
・不得意分野の克服よりは、得意分野を伸ばすことに集中する。
・不得意なことは誰かとコラボするという考え方で仕事に取り組むと結果が出せる。
下手なプライドがあなたの足を引っぱる
・仕事が先送りにされる原因は「感情」にある。
・自分がどんなミッションを果たしたいのか、それを鮮やかに頭の中で思い浮かべると、目の前の自分の悩みがいかに馬鹿げているかに気づくことができる。
・現状を打開し、次の一歩に進むことこそが優先すべきだと理解し、自分の小さなプライドを次々と乗り越えることで、大きな結果が出せるビジネスパーソンとしての器量が育つ。
アイデアマンに学ぶ「自分化」する技術
・よいアイデアをどんどん生み出すには、常に物事を「自分に落とし込む」という習慣を持つことが大切。他人事を自分ごととしてとらえ直すことが「自分化」である。
・あらゆる場面を活かして「自分化」して考える習慣が身につけば、物事の核心が見え、アイデアに困ることがない。
プロに「受け身」の姿勢は許されない
・速く動けば、速くなる。一歩も二歩も先を想定し、自分から進んで動く。これだけで仕事がスピーディになる。
・何事においても、自分から主体的に動くと強く心に埋め込む。
・多くの人がスピードを“重視しない”からチャンスがある。
まとめ
できる人は仕事が早い。良くビジネス書などには仕事の早さが仕事のデキる人だという内容を見かけます。
私も仕事に当たる時はなるべくスピードを意識して行動するようにしています。
しかし、本書が求めるのはデキる人の条件は「スピード」に加え「質」。
つまり「仕事が早い」ではなく「“例外なく”仕事が早い」こと。
この“例外なく”という部分が重要で、自分には抜け落ちている部分だったと自戒するところが多々あります。
全体像の俯瞰、俯瞰からの逆算でスピードを上げる、そして自分を他者の立場に置き換える「自分化」技術によってポイントを捉えた仕事をする習慣をつけることが重要ですね。