■欲望が人間を成長させる
・自らを成長させるために必要な物は「欲望」。何かを手に入れたい。何かをやり遂げたい。今よりもっと素晴らしい生活をしたい。そういう欲望があればこそ、人はそこに向かって努力をすることができる。
・自らが不満足な状態で、他人に尽くすことなどできない。人間は、自分を満たそうとするからモチベーションを下げずに頑張れるもの。
・適正な欲望は、生きていく上で必要なもの。欲望に支配されてはいけないが、欲望を安易に否定することもいけない。欲望とはすなわち、自分を高めるための道具である。
・欲望はそれが叶ったときが終着点ではない。ひとつの欲望を叶えたとき、そこが新たな出発点になる。その連続が、人生を豊かにしてくれる。
■競争心を捨てない
・自らが成長するためには、誰かと競う気持ちが原動力になる。一人きりで努力することはなかなかできるものではない。
・ほとんどの人間は他人との比較の中で生きている。他人と比較することで自分の力量が測れる。誰かと比べることで自分という人間が明確になる。
・ライバルをつくらず人と競うことを避けている人は、厳しい言い方をすれば、人生に対して怠惰なだけ。負けることを恐れ、ただ厳しさから逃げているだけである。
・誰かと競うこと。常にライバルの存在を意識すること。そこには緊張感がある。その緊張感に身を投じることで、人間は磨かれていく。
■「思い込み」を解放する
・8割の思考は思い込み。人は物事を、自分の思い込みでしか見ない。人間の思考は今までの知識と経験と、その中の情報によってしか生み出されない。
・現在の自分にとらわれながら未来を見てはいけない。現在から未来を決めつけるのではなく、未来から現在を逆算して考えることが重要。
・未来の自分の姿と目標を明確にすること。そしてそれを実現させるためには、今自分は何をするべきか考える。
・自分がやりたいこと、ちょっとした欲望。それを自分の力で叶える努力をすることが大事。すぐに諦めてしまうのでなく、欲望を満たすためにいろんな方法を考えてみる。するとほとんどの日常的な欲望は叶えられるものである。
・「やればできる」という気持ちが、いつの間にか潜在意識の中に組み込まれ、次々と大きな目標へと向かう力になってくれる。
■性格を変える方法
・性格というのは卵のようなもの。人の生まれ持った性質=黄身のようなものはたしかにあるだろう。でも巷で言われている「性格」なんて、表面的に現れる言葉や行動=白身だけの話。
・表面的に言葉や行動を「なりたい性格」に合わせる努力をすればいい。
・性格を言い訳にする人間は、決して自分を変えることはできないだろう。
■まとめ
意思は弱く、欲望は強いもの。
欲望を安易に否定するのではなく、欲望をコントロールして利用すれば目標達成に非常に効果的だということなんですね。
何か目標達成に向けて頑張るときに、ひたすらに欲望を断ち切らないといけないという強迫観念のようなもの。よほどの精神力が強い人でない限り、このプレッシャーに耐えきれず続けることが出来ないと思います。
自分の欲求や願望に向き合って、素直にその欲望の指す方向に向けて努力していけば目標達成もしやすくなるのでしょうね。
まずは、自分が満たされること。自分が不満足な状態で人を満足させることなんて出来ない。自分の願望・欲求に沿った行動を心がけたいですね。