目標達成の扉ー目標達成の技術


 ■戦略的に目標達成するということ

・人生の目的とは、「わたしは、何のために生きるのか?」という自己の存在理由であり、生きる意味です。目的が土台にあって、それを実現するために目標を設定するのです。

・真の目標達成技術とは、成功からの逆算と、土台に則った一貫性のある生き方をするということなのです。

・行動は、「思考」「行為」「感情」「生理反応」の4つの要素から成り立っています。車に例えれば、前輪が「思考・行為」、後輪が「感情・生理反応」となります。さらに車のエンジンは基本的欲求、ハンドルは願望を表します。

 

■3つの原則

①人は自分の行動に責任がある。社会、遺伝、過去のせいではない

②人は変わることができ、より効果的な人生を送ることができる

③人はひとつの目的を持っている。すなわち、陶芸家が粘土をこねるように、自分の環境を操作して自分の求めているイメージ写真に近づけようとする。

 

■アチーブメントピラミッド

・ピラミッドの土台には「人生理念」があります。これはぶれない自分の軸です。企業には企業理念があるのと同じように、人生理念はあらゆる物事を判断し、選択する羅針盤になります。

・この土台の上に「人生ビジョン」を積み上げます。しっかりとした人生の価値観・哲学・信条・理念に支えられることによって、揺るぎない将来のあるべき姿が浮かび上がってきます。

・次いで人生ビジョンを実現させるための長期、中期、短期と期限を切った目標を設定していきます。

 

■グランドルール

○グランドルール①能力開発の5段階

・ レベル1:知識ー知っただけで知ったつもりになって満足しない

・ レベル2:理解ーわからないことをわからないままにしない

・ レベル3、4:実践・習得ーできないことをできなままにせず、できるようになるまで行う。

・ レベル5:じぶんができるようになったら、周りの人に分かち合う

○グランドルール②代価と報酬の原理

・自己投資を惜しんではいけません。代価を払わずして報酬は得られないからです。積極的に自分の未来に対して先払いをしていきましょう。

○成功者の7つの「技術

・プライオリティマネジメントスキル…優先順位を守る。目標に向かって最優先テーマを実行する。

・コミュニケーションスキル…相手を理解し、自分の考えを相手に伝えることができる。

・ヒューマンリレーションスキル…どんな人とも仲良くなっていける能力を開発する。

・タイムマネジメントスキル…時間の有効活用と目的目標に向かって、効果的に行動を選択することができる。

・ネゴシエーションスキル…交渉力を駆使し、目的目標達成のために、他の人を最大限に活用し、自分の目標を達成する。

・ディシジョンメイキングスキル…願望実現に対して、効果的な意思決定ができる。

・マネジメントスキル…ほかの人々の強力を得て、組織的に目標を達成することができる。

 

■成功の5つの条件

・恐れ、怒り、罪悪感から解放された自由な心をもっている

・健康で活力にみなぎっている

・人間関係の悩みから解放され、素晴らしい人的ネットワークを構築している

・人生のライフデザインの元に経済的基盤を作り上げている

・人生理念に基づき一貫性をもって生きている

 

 

 

■まとめ 

目的と目標。文字は似ていますがまったく非なるものですよね。

目的があってこそ、それに沿った目標が設定できる。

人生の目的やビジョンをしっかりと土台に据えないと、いくら目標を立てたところで終着点が定まりません。。。

戦略的に目標達成するための前提条件について、非常に分かりやすく説かれています。

 

私もつい最近まで、目的と目標を明確に区別することができていませんでした。

例えば、会社から与えられる目標管理というもの。上司から与えられた目標について、そのプロセスや結果で評価されるというものですね。

ただただ数字を追うだけの目標であれば、目標の奴隷となり本来の達成感は味わうことができないし、本当の意味で社会に貢献することができているのかどうかは疑問ですよね。

会社の土台となる社是や経営理念という会社が存在する目的に沿った目標に向かって仕事をするということが出来れば、その会社は本当の意味で社会に貢献できるし、そこで働く人々も満足感が得られるのでしょう。

スターバックスコーヒーなんかはまさにそれを体現している企業ですよね。

 

人生に関しても同じですよね。目標から先に立てれば、違和感や壁にぶつかったときに簡単にあきらめてしまうし、達成したとしても次の目標が立てにくい。

でも、人生の目的やビジョンが明確であれば、それに沿った目標を次々と立てられるし、必死に乗り越えようとする。

土台となる人生理念・目的がきわめて重要だと感じます。時々立ち止まって、「何のために生きているのか」「どう生きたいのか」ということを自問することが大切ですね。

 

 

 

 

 

 

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「4つの習慣」の実践法ーソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣


■本当に伝えるべきことを言う

・一番大切なポイントは、技術的なことよりも投稿する内容の根本的な方針にある。

・ソーシャルメディアをビジネスに活かしたいと考えている人が打ち当たる壁は、本来自分が発信した情報を拡散してほしいはずのソーシャルメディア上の「友達」からの拒否反応。

・ソーシャルメディアでは、告知の前に、普段のやりとりで培われた濃い関係性が大切。そして、そのつながりの延長線上で自分の仕事に対する考え方や工夫、こだわりを噛み砕いて伝えることが、「本当に伝えるべきことを言う」たった一つの方法。

・売り込みを投稿するのではなく、自分がなぜこのサービスを始めたのか、どんな思いでお勧めするのかといった部分を語ること。ソーシャルメディアをビジネス活用して本業を盛り上げたいのであれば、本業に携わる思い入れやこだわりを、一つのストーリーとして発信する。

・言いたいことと、周囲が注目、期待していることにズレがあることも多い。そうならないように「自分の価値や個性」について他人から意見をもらって、自分が本当に言いたいことを構築してみるのも良い。

・ブログを使って人に伝えたい情報を蓄積し、ソーシャルメディアで拡散する仕組みを作る。

メリット①昔の資産(ブログの文章)を再活用できる

メリット②ブログにアクセスが集まりドメインパワーが向上する

メリット③「いいね!」がたまって、信用という資産がたまる

 

■繰り返し投稿しよう

・「本当に伝えるべきこと」のブログを「繰り返し投稿」すればいい。ソーシャルメディアは「共感した人が、共感したときに共有する」サービス。

・「フロー型」メディアでは、同じ情報を繰り返し投稿しても、受け手に嫌な思いをさせることはまずない。

・投稿を目にするユーザーは毎回変わる。毎回8割の人が入れ替わるとすると、その新しく見に来た8割の人に見てもらう意味はある。

 

■応援され上手になる

・ソーシャルメディアは「自分でやらずに、他の人にやってもらう」メディア。ソーシャルメディアの本当のパワーを引き出そうと思うなら、ユーザーの力を借りて、ユーザーに自分の情報を発信してもらうという考え方が必要。

・応援に「感謝」を加えて情報拡散の好循環をつくる。ソーシャルメディアでは「応援と感謝」の組み合わせがすごく重要になる。

・ほかのユーザーに対して「応援と感謝」を続けながら、自分の情報を発信し続ける。そのふたつの車輪を回すことが習慣化できれば、応援された人があなたに興味を持って、あなたのタイムラインを見に来てくれる。

・自分のお客さんや友達を意識して、見てもらいやすいタイミングを見計らって投稿する。

 

■運営会社を味方にする

・Facebookで言えば、友達の投稿すべてが表示されるわけではなく、独特のアルゴリズムで重要と認識された一部の投稿のみが表示される。

①毎日(定期的に投稿する)…ログイン回数が多い人ほど投稿が表示される可能性が高い。

②「いいね!」やコメントを増やす

③フィード購読者機能を利用する

④公開投稿する

・ソーシャルメディアを本業のために活用するのであれば、各企業の意向を反映した情報についても敏感になり、それを習慣化することが大切。

 

 

■まとめ

投稿で本当に伝えたいことを伝えることができていますか?

おいしいものや美しい風景を投稿したり、名言を投稿したりだけでは、本当に何がしたいのかが伝わらないですよね。

 

Facebookをする理由・目的を自分の中で明確にした上で、ビジネス活用を目的とするのであれば、お買い得情報や単なる売り込みの投稿に終始するのではなく、自分の本業に対する思い入れやミッションをしっかりと読者の共感を呼ぶ形で投稿しなければなりませんよね。

そのために最も効果的なのが、ブログに本業のミッションや思い入れをしっかりと蓄積していくことなんですね。

 

継続的に投稿していますか?投稿するネタがなくて困っているということはありませんか?

フィードに流れる情報は古くなっていくとたくさんのほかの人の情報に埋もれて消えていきますよね。プラットフォームとなるブログを持ち、軸となる投稿を持っていれば、それを繰り返しソーシャルメディア上に投稿すればよい。そうすれば、継続的に投稿することも簡単ですよね。しかも、毎回入れ替わる読者に「いいね!」を押してもらうことにより、ブログの記事の信頼度も上がる。一石二鳥ですよね。

 

投稿で人を応援していますか?

応援されたいと思うのならば、まず相手のことを応援すること。応援をする際は相手の伝えたい意図をしっかりと理解した上で投稿することが大切です。いかにも下心が見え透いた応援投稿は気づかれてしまいますよね(笑)

応援と日頃の感謝の気持ちを込めて、真心を込めて応援の投稿をすること。これって応援する方もされる方もすごく気持ちのいいものですよね。

一番大切なのは「応援と感謝」の連鎖がたくさんの人の共感を呼ぶということ、その結果シェアがシェアを呼び拡散するんですよね。

応援されたい側も常に読み手側の立場に立って、どうすれば共感を得られることができるのか自分自身の投稿について実験・検証をしながら、投稿の質を磨いていくことが大切ですね。

 

 

 

 

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従来の概念を捨て去ろうーソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣


ソーシャルメディアに適した情報発信方法とは

・「ソーシャル難民」となってしまった人は、ソーシャルメディアの特性を理解しないまま情報発信した人ばかり。

・ソーシャルメディアが登場した当初にビジネス活用して成功した人は、十分な読者がいた人ばかりであった。

・ソーシャルメディアでは情報発信自体は簡単にできても、有名でない人は注目されること自体が少なく、情報発信しても読まれないことが多かった。これはその本来の特徴を考えないまま、一方通行な情報発信を踏襲した結果。

・マスメディア(TV、新聞など)、オウンドメディア(ブログ、HPなど)、ソーシャルメディア(Facebook、Twitterなど)。自分の世の中での影響力のステージに合わせてメディアを選択し、組み合わせを考えて発信する意識を持つことが大切。

 

自分の影響力のステージを理解しよう

・「マスメディア」は「プロ」が情報発信するメディアであるのに対して「ソーシャルメディア」はもともと「一般の人」が情報発信するメディアである。

・ソーシャルメディアでの情報発信は、ある意味ではプロの情報発信より効果がある。人は心的距離の近い友達からの情報であれば、無条件に信用しがちだから。いわゆる口コミ効果。

・一般人の情報発信は、芸能人やテレビのコメンテーターのような有名人の情報発信とはまったく違うことを、しっかりと認識する。

・ソーシャルメディアのビジネス活用を考えているのであれば、自分の投稿に対する反応の数と質を一度見直してみる。

・継続することがビジネスで成功するための前提なので、むしろ「気軽にできることからトライしてみよう」くらいのほうがおすすめ。

・最初は、ソーシャルメディアで身近な人と交流して、親しい人間関係の中で情報発信することになれていくことから始めていく。楽しいやりとりになれておくことは重要。

・次にブログやウェブサイトなどのオウンドメディアを立ち上げる。情報発信をするための自分だけのプラットフォームをつくることによって、自分が何者で、どんなことをしたいと思っているのかということを一カ所に集約できる。

 

「4つの習慣」を始める前の準備

・本業が繁盛するとは、一言でいえば、ソーシャルメディア上で発信した商品やサービスの情報を、読んだ友達が共感し、共有・拡散してくれる仕組みをつくるということ。

 

必要な二つの要素

①続け上手になる…情報を効率的に拡散するための投稿のルールをつくり、それを守り続ける。

②応援され上手になる…ほかのユーザーがあなたの情報を発信・シェアしたくなる状況をいかにして作り出すか、を考える。

 

応援され上手の3つのポイント

①一人でも多くの人に見られるようにする

②タイミングを見計らって投稿する

③友達に伝えたくなる情報だと感じてもらう見せ方をする

・キーワードは「誠実な下心」。読者を参加させ、同じ体験をして共感してもらうように、積極的に周りの人に投稿を促す「下心」。あくまでも人の役に立つ情報を広めたいがための「真心」。だからこそお客さんも仲間意識を持って情報をシェアしてくれる。

・友達を「応援」するクセをつける。ソーシャルメディアはオウンドメディアのような自分自身の情報発信だけではなく、ユーザーを巻き込んで、一緒になって発信していくメディア。どうしたら「応援」してもらえるようになるのかは、言い換えれば、ほかのユーザーを「応援」できているかどうか。

・応援する際は、しっかり相手の考えや行動を理解し、自分の言葉で応援する。そこに気づけば逆に「自分は応援してもらえるような情報発信をしているのか」ということにも気づくことができる。

 

 

 

まとめ

ソーシャルメディアをビジネスに活用して成功したいですか?

少し毒を吐かせていただきますが、ただやみくもに友達を増やしたり、フォロワーを増やしたりすることでビジネスにつながると勘違いされている方が非常に多いように感じます。

Facebookをうまく活用して、ビジネスに活用されている方をこの本でしっかりと研究された上で、ビジネス活用をされたほうが良いと思います。非常に有用なソーシャルメディアへの向き合い方や、たくさんのビジネス活用での成功事例が細かく掲載されています。

 

私のFacebook上での友達もビジネス活用で成功されている方がたくさんおられます。

なんといっても彼らのビジネス活用にはまったくといっていいほど嫌らしさがないのです。それどころかむしろ清々しい気持ちになり、応援したくなります。

 

ソーシャルメディアで成功されている方とそうでない方の差。

それは身近な親密な友達関係をネット上で構築されており、リアルで会うことによって友情を補完するという関係を築かれていること。一朝一夕でない、継続的な投稿のやりとりによってじっくりと時間をかけた強固な関係が構築されていることです。

その上でお互いの意図を汲み取った「応援」と「感謝」の応酬があり、そのやりとりに好感を持つ人たちを巻き込んで思いもよらないような勢いで拡散していくのです。

 

「応援したい」と思われるような投稿をするようになるには、自分自身の投稿テクニックやタイミングも日々の継続の中で磨くことはもちろんですが、日々の投稿でのやりとりで気持ちの通い合う「真心のこもった交流関係」の構築が必要なのだと思います。

 

 

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さらに「しつもん力」を磨き、最高の上司となるためにーしつもん上司術


■しつもんは継続することで効果が出る

・しつもんは無意識を意識化するツールですが、短期間でやめてしまえば、その効果は無くなります。何度も問いかけ部下がその思考パターンにたびたび触れることで、気づきを習慣化していくことができるのです。

・「しつもん体質」とは、常に自問自答ができるようになる状態のことです。

部下が「しつもん体質」になれば、部下は自分自身で「しつもんする⇄答える」ができるようになり、勝手に答えを導きだし、動くようになります。

 

■「考える力」がついたらシンプルなしつもんで十分

・「どのようにすれば?」はずっと使えるフレーズ。

問題解決のポイントを押さえるのに効果的なので、たとえ部下が成長しても、意識的に使っていきたいしつもんの一つです。

・「本当に?」というしつもんは、物事の確認をするときに使います。これを投げかけることで、部下にもう一度考えるクセがつき、間違いや失敗が減っていきます。

・「それで?」というしつもんは、さらにその先の展開を促すときに使います。事実があやふやになっているときには、これを投げかけることによって、話が整理されていきます。

・「○○とは?」というしつもんは、相手の言葉を受けて、「その○○とは、どういうことなのだろう?」という別の視点から物事を見るときに使います。

いろんな角度から物事をみてほしいときに投げかけると効果的です。

・しつもんの答えを書き出すことも、しつもんをより有効に使うひとつの方法です。

書くことで思いや意見がより明確化し、思考を整理することができるからです。

 

■「しつもんしすぎない」ことも大事

・部下が自ら考えて仕事を進めているのを実感できるようになったら、上司としても次のステップに入ります。

これからは「しつもんしすぎない」を実行するときです。

・この状態になったら「どんな感じで進んでる?」「困っていることはない?」などの気にかけるしつもんをしていくのがいいでしょう。

・部下の力を信じて、あくまでも「気にかける」姿勢を貫きましょう。

・部下に成長し続けてもらうには、部下自身に「自分の成長」に気づいてもらうことも必要です。

人は、自分の成長を感じることができたとき、成長速度が増します。

 

■チームの力を最大限に引き出すには?

・「そのプロジェクトが終わったときにどうなっていたら最高?」このしつもんで、目指すべきビジョンが明確になると、行動が生まれやすくなります。

チーム全体で一つのビジョンの共有ができると、一体感が生まれます。

・部下に何か目標があったとき、その目標に近づくために「今の仕事をどう生かしていくか」を上司として考えることも大切なことです。

 

■しつもんを使って「結束力」を高める

・問題を解決する4つのしつもん

①「それはどのようにすればうまくいくだろう?」

②「問題は何だろう?」

③「本当の問題は何だろう?」

④「問題解決に向かうために何ができるだろう?」

 

■メンバーの不調和に気づいたら早めに対処

・部下の思いを聞くということは、どんなときでも上司としての最優先事項です。

・部下に何かをリクエストするときのポイントは「してほしい行動」にプラスして「自分の感情」を添えることです。「○○してもらえると嬉しい」

・「何か問題があるかもしれない」と感じたときは、その状況が深刻になる前に、できるだけ早めに話を聞くことが必要です。

 

■しつもんできる人こそ、これからの真のリーダー

・社内にしつもんができるビジネスパーソンが一人いると、その会社は変わっていくと思います。本当の問題や課題が発見しやすくなり、会社が目指す本当にたどり着きたい目標への行動も生み出していけるようになります。

・その人がいるだけで、周囲の人が自ら動き出すようになる。それが、これからの時代に最も必要とされる人物であり、次世代のリーダー像ではないかと感じます。

 

 

■まとめ

多くの会社でそうだと思うのですが、トップダウン型の指示一辺倒で部下に「やらせる」上司が非常に多いと思います。

部下に強制力を伴う指示をすることで、業務はスピーディーに進むかもしれません。

しかし、部下自身の中でやる気スイッチが入らず結局は効果が上がらないということは多々あるのではないでしょうか?

 

しつもんで部下に主体的に取り組んでもらう、また部下が悩んでいるときもコミュニケーションの中でしつもんによって悩みを取り払ってあげる。

そんなしつもんができるビジネスパーソン「ビジネス質問家」が社内にたくさんいれば、社内コミュニケーションも上がり、業績も上がるのでしょうね。

しつもんを効果的に使いながら、結束力を高めつつ、問題点を発見し、それに対する解決策を生み出し、目標に向かって邁進する。

会社としてはそんなしつもん上手な人材を育成することが、業績に直結するのでしょうね。

 

私も指示や教育よりも、しつもんを優先する心構えを持ちたいと思います。。

 

 

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今すぐ使いたい部下のやる気を引き出す「しつもん」ーしつもん上司術


■この一言で部下がどんどん動き出す

・上司は、業務を円滑に進めると同時に、部下を成長させるという責任を担っています。これは、とても大変なことです。でもその目的を果たすために、しつもんは強力なツールとなります。それは、しつもんが、人の意識に問いかけることができる唯一のツールだからです。

・上司として最も心がけたいのは、仕事に対して、部下を「受動的な態度で終わらせない」ということです。

 

■部下の仕事をサポートするための「しつもん」

・「一番重要な部分はどこだと思う?」…「完成度」を高めるためのポイント。最終目的の意識付け。

・「どの順番で進めるのがいいと思う?」…「考えてもらう」ことが最優先。

・「全体的にみて、一番緊急なのはどれ?」…「緊急の理由」まで掘り下げて聞く。

・「今できているところまで見せてもらえる?」…「見えるもの」で確認するのが一番。

・「なぜ報告が必要だと思う?」…迷いなくホウレンソウができる状況を作る。

・「うまく進まないのは何が原因だと思う?」…感覚や感想よりも「事実」を重視。

・「どのようにすれば期限を守れると思う?」…「言い訳」をさせない聞き方。

・「今の状況の問題点は何だろう?」…一番の問題は何なのかを見極める。

 

■部下が仕事に対して消極的な時にする「しつもん」

・「今、目標の何%達成してる?」…「どのくらい」を数値化する。

・「どんなときにやる気が出る?」…部下の「やる気のもと」を知る。

・「そうなんだね。それで?」…物事の本質をズバリ見抜く。

・「今、気になっていることはどんなこと?」…いいアイデアは日常の中で生まれる。

 

■部下の問題行動を正したいときの「しつもん」

・「どのようにすれば時間どおりに来れるかな」…遅刻を繰り返さないための「具体策」。

・「この会議の重要度は、どれくらいだと思う?」…「重要度」が分かると休まない。

・「お客様だったらどう思うかな?」…「お客様」「職場の人」を主語にする。

・「経費とは何だと思う?」…「無意識」の部分に働きかける。

 

■部下のメンタルをサポートする「しつもん」

・「今、何が一番大変?」…「力になりたい」ことを伝える。

・「なぜその状況になったのだろう?」…意外と「なぜ?」を押さえていない。

・「あなたができることは何がある?」…本当のゴールはいったいどこか?「自分にできること」をサポートする。

 

■部下の成長を後押しする「しつもん」

・「何かステップアップに対する不安点や疑問点はある?」…「悩みのタネ」が分かればスッキリ。

・「○○というプロジェクトに興味はある?」…あくまでも判断するのは部下。

・「どんな仕事があったら、強みを発揮できそう?」…「自分で探す」ことに意味がある。

・「どんなときに満足感があった?」…天職とは「何(What)」より「どのように(How)」。

・「一年後にどんな成長があったら最高?」…長期的な成長を後押しする。

・「一年前に比べると、どんな成長があった?」…部下の自信につながる。

 

 

 

 ■まとめ

人は強制されるとやる気を失う生き物ですよね。自分の意志ややる気を尊重してもらいたいものです。

ある種の強制力を伴う「指示」よりも、部下自身が考え行動するための補助となる「しつもん」は仕事を円滑に進めたり、部下の育成に非常に効果的だということが伺い知れます。

 

「しつもん」にも様々なシチュエーションやタイミングで使い分けが必要なことが分かります。

部下がどんな状況にあっても、どんなレベルであったとしても、決して部下が受動的になるような状況をつくらないことが必要ですね。

 

上司としては、歯がゆさを感じてついつい教えたくなったり、叱りたくなったりすることもあると思います。

それをひとまず内に収めて「しつもん」を繰り出すことが、長期的な部下の成長につながります。

とにかく部下に考えてもらいたい、考えた上での行動を起こしてもらいたいと愛情を持って部下を見守る心構えが必要ですね。

 

 

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しつもん育成法がうまくいく6つの秘訣ーしつもん上司術


どんな答えも「そうなんだ」で受け止める

・いいしつもんとは、相手のことを理解した上で使うものです。

・「受け入れる」でなく「受け止める」。相手の感情に振り回されずに「受け止める」姿勢を保つことで、話の中にある真実を見つけ出すことができるようになるのです。

・もし「わかりません」と答えが返ってきたら一緒に考えるスタンスを提示する。なにより部下に「考えてもらう」ことが大切なのです。

・答えの善し悪しは後にして、部下が考えて出した答えはどれも、その時点での「正解」として受け止めるようにしましょう。長期的な目で、根気づよく部下と関わってあげてください。

 

自分の望むような答えを期待しない

・最初から答えを期待している問いかけはうまくいきません。実は、しつもんの効果を上げるのに、最も邪魔になるのがこの「期待」です。期待は、手放したほうが、しつもんの質も上がり、人間関係もうまくいくのです。

・「期待を手放すこと」と同様に大切なのが、「しつもんの効果を信じること」です。

・自分自身にしつもんすると、自分なりの答えが出てきます。この感覚に触れると、「しつもんで出ない答えはない」はということを信じられるようになるのです。

①「あなたの理想の上司像はどんな上司ですか?」

②「なぜ、その人が理想の上司だと思うのですか?」

③「(②に対して)その要素をあなたに取り入れ、実践するとしたら何ができますか?」

④「(③に対して)それに向けて、今日からできる小さな一歩は何ですか?」

→しつもんによって、今すべき行動が見えてくる。

 

部下を信じよう

・部下を信じるとは「どんな答えであっても、部下が考えた末に出した答えならば、それによって自ら行動を起こし、必ず成長していくことを信じる」ということです。

・上司のあなたが「自分が満たされている状態」になると、部下を信じることができます。シャンパンタワーの法則。全体を満たすためには、一番上のグラス、つまり自分自身のグラスを満たさなければなりません。

 

複数の質問のパターンを使えるようにしよう

①クイズ…知識を確認するときにはよいが、これにより部下の「考える力」は伸ばせない。

②疑問…ビジネスを円滑に進めるために、疑問は必要。ただ、これにより部下の「新しい考え」を引き出すことはできない。

③尋問…何かを生み出すというよりは、物事を突き詰めるために使われる。尋問からは未来につながる解決策は生まれない。

④命令質問…指示命令であり、部下の本当の成長にはつながらない。

⑤しつもん…アイデアや解決策、改善策が生まれるだけでなく、相手の本当の想いを引き出すことができる。

 

部下のタイプによって響くしつもんは異なる

・コミュニケーション型は「気にかけること」。例:「今どんな感じで進んでる?」

・自立型は「干渉しすぎないこと」。例:「進捗状況はどう?」

・未来思考型は「未来にフォーカス」。例:「このようにすればもっとうまくいくかな?」

・リスクヘッジ型は「過去にアプローチ」。例:「うまくいかないとしたら何が原因だと思う?」

 

 

まとめ

部下を育成するためには「教育する」ことが一番効果的だと思っていた自分には、「しつもん」することが部下を育成することに非常に効果的だということは目からウロコでした。

しつもんはすべて相手軸。相手に考えさせる、相手の立場を考える。

そして相手への愛情が求められる。それに対して叱ったり、教育したりというのは自分軸ですよね。

自分の期待が前面に出過ぎて、相手を苦しめたり、自分が失望したりしてしまったり。。それではお互いに仕事の効率が上がらないですよね。

期待を手放し、相手を受け止める。

そのためにしつもんで育成するということを今後は考えていきたいと感じました。

 

 

 

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100の指示より1つの質問ーしつもん上司術


■上司に必須のツール、それが「質問」

・部下の考えを聞くことによってやる気を出させ、行動を引き出すことで、部下自身の成長をサポートすることができるのです。

・質問は使い方次第では相手のいい部分を引き出しますが、使い方を間違うと、相手を追いつめてしまうことがあるのです。

 

■「自分で考える」ことで部下が変わる

・人は質問されると「無意識に答えようとしてしまう」という習性があります。質問されることによって、自動的に心の中に答えを探し始めるのです。その結果、自分に「考える力」があることに気づきます。そして、この「考える力」こそが、成長につながる一歩になるのです。

・自ら考えて起こした行動の結果は、人のせいにはできません。「自分の責任」として捉えるようになります。

・質問の素晴らしいところは、「無意識でやっていることを、意識化することができる」ことです。無意識を意識化するとは、「自分の頭で考え、行動するようになる」ということです。

 

■指示命令で部下を動かすほうが楽?

・人は、質問された時に、初めて考え始めます。そして、自分で考えるようになると、やる気が増し、自ら成長しようという気持ちが高まります。

・質問を使い始めると、最初は遠回りしているように感じるかもしれません。しかし、長期的にみたら、部下を成長させ、業務を効果的に進めるための一番の近道なのです。

 

■「教えてばかり」では部下は成長しない

・「教えること」と「考えてもらうこと」のバランスが大切。2つのバランスは「1つ教えて、1つ考えてもらう」よりは「1つ教えて3つ考えてもらう」くらいのほうが、より相手の成長を促せると考えます。

・確かなのは「1つ教えて、1つ考えてもらう」のでは、人はあまり成長しないということです。なぜなら、1つの物事に対して1つの答えしかないということはないからです。

 

■「しつもん」と「尋問」ではまるで効果が違う

・人には「人から言われたことはやりたくない」という心理があります。それと同時に、人は「自分から出てきた答えはやってみたい」という習性も持ち合わせている。

・「なんで○○なの?」は部下を追いつめる。私たちが日常で使っている質問のほとんどが、自分の要求を満たすための「自分軸の質問」です。これらの質問では相手のやる気を生み出すことができず、それどころかやる気を失わせることが多いのです。

・「どのようにすれば?」は魔法の質問。質問には、「つい答えたくなる」「答えることがその人のためになる」ものがあります。それは質問者のためでなく、相手のことを思った質問です。

 

■「うまくいっていること」を聞き出そう

・部下の成長を促進するために、「しつもんする」という行動にフォーカスするのではなく、「何を目的としているのか、何を達成したいのか」という視点を忘れない。

・「できないこと」に目を向けるのは後でいい。「できたこと」にフォーカスすることで、次への成長のステップが見えてくる場合があります。

 

 

■まとめ

部下に対して質問をしていますか?

指示ばかりでは部下はやる気をそがれてしまい、自分で考えなくなってしまいます。

私もこの本を読むまでは、部下に質問するよりも指示ができる人間が仕事ができる人間なのだという思い込みをしていました。

しかし、部下のやる気を引き出し、部下に自分自身で考えさせる質問が効果的にできる人が本当の意味で「仕事のできる人」なのだということに気づきました。

 

「なんで○○なの?」という質問。よく職場では耳に質問ですが、確かに聞かれたほうにとってはすごく追いつめられた気持ちになり、萎縮してしまいますよね。

逆に「どうすれば○○できる?」という質問。これなら、どうすればいいのだろうと考え、建設的な解決方法を模索しようと言う意欲もでてきますよね。

質問するときは、自分軸の質問ではなく、常に「相手に考えてもらう」という相手軸の質問を心がけたいものですね。

 

 

 

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日常的にできる5つのことー幸せな小金持ちへの8つのステップ


 ■大好きなことを見つけ、少しずつ日常でやってみる

・一番大切なのは、今までの日常生活のパターンを壊すことです。けだるい毎日に流されるのではなく、自分を変えてみようと決意することです。

・最初のステップは「自分の好きなことを少しずつ人生でやってみようとする」ことをおすすめします。それをスタートに、人生で楽しいこと、ワクワクすることを増やしていけばいいのです。

 

■「幸せな小金持ち」に導いてくれるメンターを探し、教えを請うこと

・多くの成功者にインタビューしてわかったのは、彼らは自分が師と仰ぐ人を持っていることです。メンターとは人生で迷ったときに指針となるべき方向性を示してくれる人です。

・ビジネスやお金の世界は、危険がいっぱいです。お金は、稼ぐときには、勇気、創造性、アイデア、実行力などたくさんのものが必要ですが失うときには何もいらないのです。

 

■「幸せな小金持ち」の生き方、考え方を学び、自分の習慣を変える

・「幸せな小金持ち」のエネルギーが人生に少し入るだけで、人生は徐々に変化していくのです。何が変わったというわけではありませんが、毎日が何となく楽しく感じられてきたりするものです。

 

■勇気を出して決断し、いろんなことに挑戦していくこと

・ビジネスだけでなく、男女関係や芸術の分野で幸せに成功している人たちは、みな共通点があります。それは、勇気、決断力、行動力があることです。

・年をとって悔やむのは、「何かをやったことより、何かしなかったこと」。

・「君は自分の墓に『リスクを怖がって、何も失敗せずに、退屈な人生を送った惨めな男ここに眠る』と書かれたいのか?それとも『リスクを冒して自分の運命を切り開き、自らと多くの人を自由に、そして豊かにした誇り高き男』ここに眠ると書かれたいのかを決めなさい」。

 

■『幸せな小金持ち」への道のりを楽しみながら歩くこと

・幸せな小金持ちたちは、そこへ至る過程を最も楽しんでいて、最初から目的地を目指してはいません。幸せな小金持ちへの道は、自分を発見する道であり、自分の過去、両親、家族を癒す旅でもあります。その道すがら、知り合う多くの人との縁に感謝し、楽しむことが人生を豊かにしてくれます。

・自分らしさを発見し、本来の自分でないものを手放していく作業が必要になります。がんばることをやめ、自然といろんなことを楽しくできるようになって、初めて小さな小金持ちの世界に通じる道に出たといえます。

 

 

 

■まとめ

幸せな小金持ちになるために日常的にできることについて5つにまとめられています。
そのどれもが決して無理なことではなく、現状のバタバタとしながらもあっという間に過ぎ行く時間の中で人生について考える時間を持てばできること。

日常生活のパターンを一度自分の中で意図的に変えてみる。
そして余計なものを手放し、必要なものや欲しいものに対して貪欲になることを心がける。
本当はやりたくないことを手放し、本当にやりたいことにフォーカスした行動をすこしずつでも起こしていくことが幸せな小金持ちへのステップになるんですね。

 

 

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幸せな小金持ちへの8つのステップー幸せな小金持ちへの8つのステップ


■自分の大好きなことを仕事にする

・幸せに成功した人たちは、例外なく自分の一番大好きなことをやって生きている。

・好きなことをやると、人は情熱的になる。

 

■社会の仕組み、時代の流れを知る

・現代ではお金や物、サービスの流れがどうなっているのかを知らずに、豊かになることはできない。

 

■大好きな仕事(ライフワーク)の周りに儲かる仕組みを作る

・「ワクワクすることをやればお金はついてくる」とよく聞くが、それでは作業はまだ半分です。大好きな仕事(ライフワーク)に、いかにお金が入ってくる仕組みを作るのかがもう半分の作業です。

 

■お金のIQを高める

・「幸せな小金持ち」になるための知識は大きく分けて2つあると考えます。それは、お金に対する知性を扱う「お金のIQ」と、お金との付き合い方の感情的健康度を扱う「お金のEQ」の2つです。

・分かったことは「人は、お金と付き合うとき、感情的な健康を保たない限り、豊かさを味わうことはできない」ということです。

・お金のIQとは

①稼ぐこと…与えた奉仕の量=得る報酬。たくさん稼ぐにはたくさん与えることです。

②生き金を使うこと…消費か投資か。

③守ること…「お金は難しいことばかりだ。お金で簡単なことは、一つだけ。それは、失うことだ。」(ブライアン・トレーシー)

④増やすこと…お金は水のように、流れを伴い移動します。それは、たくさん集まるところに集まるようにできています。また、集まりすぎたら、そこから一気に別のところに流れ出していく性質もあります。

 

■お金のEQを高める

・お金のEQは、お金といかに健康的に付き合っているかを示す「感情の健康度指数」です。

・お金に対して感情の整理が進むと、お金といろんなことのリンクが切れて、お金を等身大で見ることができます。

・お金のEQとは

①受け取ること…受け取るためには、自分の中の無価値観を癒さなければなりません。「気持ちよく受け取ることが、与えることになる」

②感謝して味わうこと…人生では、「楽しめば楽しむほどそれが増えていく」という法則があります。

③信頼すること…子供時代や自分の内面の貧困意識を癒していくと、次第に豊かさや自分の中のパワーを信頼できるようになります。

④分かち合うこと…寄付をすることは、自分には、必要以上の豊かさが流れていることを確認する作業でもあります。

 

■ビジネスからあらゆる面をマスターする

・ビジネスに成功するための10の要素

①自分にあったビジネスを選ぶこと

②ビジネスモデルを構築すること

③ビジネスのビジョンを持つこと

④ポジショニングをはっきりさせること

⑤マーケティングの天才になること

⑥セールスの達人になること

⑦儲かる仕組みを作り上げること

⑧チームを作り、プロジェクトを成功させること

⑨法務・税務のエキスパートを雇い、守りを堅くすること

⑩キャッシュフローを的確につかむこと

 

■人間の心理を学ぶ

・「幸せな小金持ち」になるために必要な心理学は、感情に関するものです。それは、感情が人の行動を決めている鍵だからです。

 

■自分の才能・豊かさを分かち合う

・彼らの人生は一生を通して「分かち合い」だったことに気づきます。自分の才能を社会と惜しみなく分かち合うことで、莫大なサービス(奉仕)を多くの人たちにします。その結果として、彼らは、多くの人から(社会から)莫大な富を得ます。

 

 

 

■まとめ

幸せな小金持ちはお金のIQとお金のEQを兼ね備えている。なるほどと思いました。

お金のIQが高い、つまり、稼ぐ能力があり、それを投資運用して増やしたり守ったりする能力が高いこと。

それだけでは幸せな小金持ちにはなれないと本田さんはおっしゃいます。

 

例えば、高額報酬を得るスポーツ選手が浪費や投資の失敗で全財産をなくしたり、有名なIT社長が犯罪を犯してつかまったり。。。確かにこのような例を見るとお金のIQが高いだけでは幸せにはなれませんよね。

 

幸せになるにはお金のEQ、つまり「お金に対する感情健康度」が高いことが必要だということです。お金を受け入れる感情の下地がなければ、急激に大金が入ってきたとしてもすぐに浪費してしまったり、悪用してしまったりしてしまうんですね。

 

まずは「受け取る」「感謝して味わう」「信頼する」「分かち合う」というお金のEQを高める思考や態度を習慣づけるようにしたいですね。

 

 

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幸せな小金持ちという生き方ー幸せな小金持ちへの8つのステップ


■「幸せな小金持ち」とはどんな人たちなのか?

・自分の大好きなことをやって生活をしている。

・自分のビジネスはうまく人に任せ、自分がいなくてもいい仕組みを作っている。

・普通の人たちと違うのは、自分を見つめ、自分に正直に生きてきた点だろう。彼らは、模索しながらも自分の才能を探し当て、それに磨きをかけてきた。

 

■「幸せな小金持ち」の人生 8つの特徴

①自分の好きなことをやって人生を生きている

・彼らの人生哲学は徹底している。「自分の好きなことをやる」ただそれだけ。幸せな小金持ちは、自分の嫌なことをして人生を生きるのはよくないと思っている。

②節約家で普段は質素な生活をしている

・無駄なものを使わないという考えが彼らの人生の基本にある。

③明確な人生観、人生の目標を持っている

・幸せな金持ちは、「人生とは、自分の才能を開花させ、周りの人と分かち合うことだ」と思っている。

・幸せな小金持ちは、人生の方向性や目標を明確にし、しばしば再確認する。

④お金やビジネスが大好き

・彼らはゲームとしてお金やビジネスを心から楽しんでいる。

⑤感情的に安定している

・彼らは、人生の失敗の多くは感情的な未熟さから来ていることを体験的によく知っている。

・「幸せな小金持ち」たちは、「足ることを知っている」。自分の金銭欲やビジネス欲、性欲、自己顕示欲をうまくコントロールしている。

⑥決断力、行動力がある

・行動力とは、やろうと思ったことをすぐやること。やろうと思ったときには、体が動くこと。

・どれだけすばらしいアイデアを持っていても、行動しなければ何も始まらない。

⑦自分の愛するライフワーク(ビジネス)を持っている

・彼らは人生の目的がはっきりしている。その表現として、今の仕事を選んでいる。

⑧愛で結ばれた夫婦関係、楽しい家族、友情を持っている

・「幸せな金持ち」の家は笑い声でいっぱい。

 

 

 ■まとめ

幸せな小金持ちはどんな人なのかというと、人生哲学として「自分の好きなことをやる」を実践している人。

そうはいっても。。。なかなか現状を変えるのは簡単ではありませんよね。若かったり、独身だったり、子供がいなかったりという状況であれば、リスクを冒して「やりたいこと」をできる世界に飛び込みたいと今にしては思います。

そういう意味ではもっと早くこの本に出会えば良かったという思いはないことはありません。

 

でも、私が思うのは、自分がどんな環境に置かれていても、どんなに年齢を重ねていても、人生目的をはっきりさせて目標に対してワクワクした気持ちを持った毎日を過ごすことが大切なのだいうこと。

何かを始めたり、ワクワクすることに早いも遅いもないですものね。

 

大きなリスクをとって、例えば今の仕事をやめて新たなビジネスを立ち上げるなどというのだけが「行動」ではなく、日々の中で目標とワクワクを重ねながら自分をすこしずつでも成長させていること自体が本田さんのいうところの「行動」であるのだと思うのです。

 

残された人生の中で、自分の強みを発見し、開花させていくこと。これ自体が人生の醍醐味なのかもしれませんね。

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