ソーシャルメディアに適した情報発信方法とは
・「ソーシャル難民」となってしまった人は、ソーシャルメディアの特性を理解しないまま情報発信した人ばかり。
・ソーシャルメディアが登場した当初にビジネス活用して成功した人は、十分な読者がいた人ばかりであった。
・ソーシャルメディアでは情報発信自体は簡単にできても、有名でない人は注目されること自体が少なく、情報発信しても読まれないことが多かった。これはその本来の特徴を考えないまま、一方通行な情報発信を踏襲した結果。
・マスメディア(TV、新聞など)、オウンドメディア(ブログ、HPなど)、ソーシャルメディア(Facebook、Twitterなど)。自分の世の中での影響力のステージに合わせてメディアを選択し、組み合わせを考えて発信する意識を持つことが大切。
自分の影響力のステージを理解しよう
・「マスメディア」は「プロ」が情報発信するメディアであるのに対して「ソーシャルメディア」はもともと「一般の人」が情報発信するメディアである。
・ソーシャルメディアでの情報発信は、ある意味ではプロの情報発信より効果がある。人は心的距離の近い友達からの情報であれば、無条件に信用しがちだから。いわゆる口コミ効果。
・一般人の情報発信は、芸能人やテレビのコメンテーターのような有名人の情報発信とはまったく違うことを、しっかりと認識する。
・ソーシャルメディアのビジネス活用を考えているのであれば、自分の投稿に対する反応の数と質を一度見直してみる。
・継続することがビジネスで成功するための前提なので、むしろ「気軽にできることからトライしてみよう」くらいのほうがおすすめ。
・最初は、ソーシャルメディアで身近な人と交流して、親しい人間関係の中で情報発信することになれていくことから始めていく。楽しいやりとりになれておくことは重要。
・次にブログやウェブサイトなどのオウンドメディアを立ち上げる。情報発信をするための自分だけのプラットフォームをつくることによって、自分が何者で、どんなことをしたいと思っているのかということを一カ所に集約できる。
「4つの習慣」を始める前の準備
・本業が繁盛するとは、一言でいえば、ソーシャルメディア上で発信した商品やサービスの情報を、読んだ友達が共感し、共有・拡散してくれる仕組みをつくるということ。
必要な二つの要素
①続け上手になる…情報を効率的に拡散するための投稿のルールをつくり、それを守り続ける。
②応援され上手になる…ほかのユーザーがあなたの情報を発信・シェアしたくなる状況をいかにして作り出すか、を考える。
応援され上手の3つのポイント
①一人でも多くの人に見られるようにする
②タイミングを見計らって投稿する
③友達に伝えたくなる情報だと感じてもらう見せ方をする
・キーワードは「誠実な下心」。読者を参加させ、同じ体験をして共感してもらうように、積極的に周りの人に投稿を促す「下心」。あくまでも人の役に立つ情報を広めたいがための「真心」。だからこそお客さんも仲間意識を持って情報をシェアしてくれる。
・友達を「応援」するクセをつける。ソーシャルメディアはオウンドメディアのような自分自身の情報発信だけではなく、ユーザーを巻き込んで、一緒になって発信していくメディア。どうしたら「応援」してもらえるようになるのかは、言い換えれば、ほかのユーザーを「応援」できているかどうか。
・応援する際は、しっかり相手の考えや行動を理解し、自分の言葉で応援する。そこに気づけば逆に「自分は応援してもらえるような情報発信をしているのか」ということにも気づくことができる。
まとめ
ソーシャルメディアをビジネスに活用して成功したいですか?
少し毒を吐かせていただきますが、ただやみくもに友達を増やしたり、フォロワーを増やしたりすることでビジネスにつながると勘違いされている方が非常に多いように感じます。
Facebookをうまく活用して、ビジネスに活用されている方をこの本でしっかりと研究された上で、ビジネス活用をされたほうが良いと思います。非常に有用なソーシャルメディアへの向き合い方や、たくさんのビジネス活用での成功事例が細かく掲載されています。
私のFacebook上での友達もビジネス活用で成功されている方がたくさんおられます。
なんといっても彼らのビジネス活用にはまったくといっていいほど嫌らしさがないのです。それどころかむしろ清々しい気持ちになり、応援したくなります。
ソーシャルメディアで成功されている方とそうでない方の差。
それは身近な親密な友達関係をネット上で構築されており、リアルで会うことによって友情を補完するという関係を築かれていること。一朝一夕でない、継続的な投稿のやりとりによってじっくりと時間をかけた強固な関係が構築されていることです。
その上でお互いの意図を汲み取った「応援」と「感謝」の応酬があり、そのやりとりに好感を持つ人たちを巻き込んで思いもよらないような勢いで拡散していくのです。
「応援したい」と思われるような投稿をするようになるには、自分自身の投稿テクニックやタイミングも日々の継続の中で磨くことはもちろんですが、日々の投稿でのやりとりで気持ちの通い合う「真心のこもった交流関係」の構築が必要なのだと思います。