誰もが信じている嘘−「ソース」


責任感のウソ

・人がとるべき責任ある行動はただひとつ。自分が心からしたいことをすることである。
それが人生で最も責任あるこうどうであり、その人が負う最高の責任である。

・世間のいう責任感の問題点は、それが罪悪感にもとづいている点です。罪悪感は恐れの感情に根ざしています。

・人にとって最高の責任感とは、自分自身に正直になり、自分の心からの願いやニーズに忠実になることです。

 

ヤル気のウソ

・無理矢理にヤル気を出す必要があるのは、したくないことをしなければならないときだけです。

・多くの人が仕事にヤル気を持てずに能力を出し切っていないのは、他の人が期待することをしているからです。

・心から夢中になれるものがあると、人はそれを無心に追い求めます。
そのワクワクを周りの人間も認めてくれ、励まされると、ワクワクに自己推進力がつき、勝手にどんどん前進していきます。

 

能力のウソ

・ワクワクすることや好きなことに適性がないと思う場合は、なおさらそれをやろう。

・大切なことはただひとつ。自分をワクワクさせることや夢中にさせてくれるもの、幸せな気持ちにさせてくれるものを一途に追い求め、実行することです。
・自分がワクワクする分野に適性や能力がある人はすばらしいと思います。迷わずにそのまま突き進んで下さい。
しかし能力や適性がないと思っている人も、そのワクワクを実行に移していきましょう。これは選択の問題ではなく、自分に対する義務なのです。

 

上手のウソ

・ワクワクすることなら、人は自然にヤル気が出てきて、だんだん上手になっていくし、幸せで満足そうな人のところには人や機会やお金が引き寄せられてくるものです。

・注意しなければならないのは、能力がなければやれないと思い込んでいると、怖くて足を踏み出せない、という点です。

・誰でも好きなことがあります。生まれつき好きなことがあります。それは人と比較したり批評するためにあるのではありません。
生かされるためにあるのです。自分を表現するためにあるのです。

 

決断のウソ

・決心をぐずぐず先に延ばすのは、ものごとの進行過程においてすこぶる自然で必要なことです。悪いことではありません。
私たちがぐずぐずと決断を先に延ばしているとき、実際は、潜在意識が情報を収集して、次に起こる事態にそなえて準備をしているのです。

・決断を延期することにはもうひとつ別の効果もあります。自分にとって精神的または肉体的に好ましくない状況を避けることです。
必ずといっていいほど、ある状況に入り込むほうがそこから抜け出るよりも簡単です。

 

妥協のウソ

・現在の自分に能力がないからといって、自分のワクワクを無視してはいけません。

・自分がやりたいことを全部やるのは可能だ。むしろ、やりたいことはすべてやるべきだ。真に豊かな人生を送っている人たちは、やりたいことをすべてやれる生き方をしている。

・自分の思い通りの人生を、自分でデザインしましょう。夢をすべて叶えることは可能です。人生に妥協など必要ないのです。

 

優先順位のウソ

・優先順位はどこか無理があって、不自然です。経営学や一般の成功哲学では物事に優先順位をつけるように教えますが、人間の基本的なニーズである自己実現という面ではマイナスの効果しかありません。

・いつも優先順位に従って生きていると、心のよろこびがわからない人間になり、人生の重要な決断をする際に多面的に考える能力を失います。

・人生において大切なことはたった一つ。自分が生まれた目的を見つけ、心も体も満たしてくれる方向に向かって歩んでいくことです。自分が生まれながらに持っているワクワクや夢をすべて実現する方向です。人生の目標地点を定めたりせずに、方向のみを定めましょう。

 

 

 

まとめ

目からウロコだったのは、今まで読んだ自己啓発書の中では完全に推奨されていたことが完全に否定されていること。
多くの自己啓発書は「決断しなさい」「優先順位をつけなさい」「妥協してはならない」。。。
と書かれているものが多いのですが、著者はこれを嘘だと言い放ちます。

世間にある多くの自己啓発書によって陥ってしまう罠があります。
それは「成長のためにこうしなければならない」「変わらなければならない」とプレッシャーを感じてしまうこと。

いわば、他者の成功体験による自己を矯正するかのような言い回しによって、自分自身に鞭を打ち強いるように自分の行動を縛ってしまうことです。

強制を伴う行動はたとえポジティブな行動であっても、疲弊し本末転倒となってしまいます。

本当に必要なことは、内側から沸き立つようなワクワク感に突き動かされて実行していくことですよね。
なにか目が覚めたような感覚を覚えました。

あなたが目標の奴隷となっているなら、一度手放してみませんか?
なによりもあなたのワクワクするものが現れるまで待っても遅くはないと思います。

 

 

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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