■どんな言葉で「タグ付け」されているか考えよ
・コモディティとは、人材として代替可能だということ。「日産の岩田さん」でいる限り、周囲からは「日産の鈴木さん」や「日産の佐藤さん」にいつでもチェンジ可能だと思われてしまう。
・その人にしかできないことがあると周囲が感じてくれている。このような人の代わりはみつからない。ブランド化とは、言葉を変えれば「差別化」ある。自らを会社名以外で「○○の××さん」とタグ付けされるような、○○の部分が必要。
・一方で「負のタグ付け」がされないよう注意しなければならない。
■仕事にやりがいが感じられないときの処方箋
・ブランド化された人と、コモディティの人の決定的な違いは、他人が見て評価できる履歴書や職務経歴書が書けるかどうか。
・せっかく苦労して会社に入ったのだったら、ひとつでもふたつでも「勲章」がつけられるまで、職務経歴書に書ける実績やストーリーができるまで、頑張ってみてほしい。
■西郷と大久保ブランドなのはどっち
・西郷が人気を集めている理由は、「世のため人のために働く」という志の高さであり、およそ私利私欲がなく、財貨に執着しなかったからであろう。
・日本人は「無私」や「清貧」を好み、高い志を掲げている人を尊敬する傾向がある。
・西郷の「無私」はブランド化しやすかった、大久保は孤高のあまり自分のブランドの見え方に気を払わなかった。
・竜馬や西郷は、日本そのものの未来を考えていた。汲み取るべき教訓は、不動のブランドは、より広い、大きなミッションによって築かれるということ。
■まとめ
ブランド人になるためには、どう見られるかにそれなりに気を使わなければならない。人からブランドを認知されるためには高い志をもった生き様を見せること、そして何かに特別に秀でることも重要な構成要素ですよね。
どのような見え方をされたいか?つまりどのようなタグ付けをされたいかということを考えることはすごく大切なことですよね。自分自身のキーワード「○○と言えば伊藤さん」というもの。私自身は何かに特別に秀でているということはないので、とにかくFacebookなどでは自分の好きなことに特化して自分をタグ付けしようとしています。私の場合は「ランニング」「読書」「健康的」こういったキーワードでタグ付けされたいと思っているのでなるべく投稿でも露出するようにしています。
なにかしらのキーワードでどんな人かということを認識してもらうことも個人のブランド育成のポイントなのだと改めて実感しました。