中身のない誇大広告は反感を買う
・社会的な肩書は、あくまで会社のミッションを全うするためのポジションに過ぎない。
・自分が発信した言葉と、受け手が抱いたイメージには、ずれが生じることがある。
「セルフ・ブランディング」では人を惹きつけられない
・「世のため、人のために何かをしたい」という、人間として本来持つべきミッションがあり、それを実現するために具体的行動をすることで、外見にその志がにじみ出して現れてくるものがブランド。
・見せ方やテクニックでは一流にはなれない。
ミッションと相反するブランディングはやがて破綻する
・ミッションとブランドは表裏一体。無理をすればミッションと相反するブランドも一時的には成立しうるが、決してサスティナブルではない。
「○○会社の××さん」はブランドではない
・企業は何のために存在し、私たちはなぜ働くのか、というミッションを追求し、それを仕事で愚直に表現し続けることが、自分自身の「価値」=「ブランド」。
・「○○会社の××さん」という状態では、なぜあなたがその会社で働いているのか、何を思って、どんな理想を抱いてその仕事をしているかについて、誰もわからない。
「ブランド」は管理しなければならない
・大切なことは、自ら内に秘めた志が、「他人にはどう見えているか」を管理すること。
・ブランドとは本来、その企業や個人の志が滲み出てくるもの。
・お金儲けが大好きな人、ステータスや権威ばかりに目がいく人、自分だけを大切だと思っている人の周りには、不思議と同類が集まって「負のブランド」を形成する。
まとめ
ブランドとはミッションと表裏一体。ミッションを達成しようと努力し、それを発信することで伝わり、ブランドとして認知される。ブランドというものはまさに氷山の一角であり、その水面下には壮大なミッションがなければならない。
これは企業などの組織だけに言えることではなく、個人にも言えることですよね。
SNSなどでも「セルフブランディング」ということが独り歩きしています。たしかにこの時代SNSを使って個人をブランド化するということは有効な手段だと思います。「セルフブランディング」で成功されている方は、根底に強い志(ミッション)が明確な方が多いと思います(例えば安藤美冬さんとか)。
やはり単にお金もうけやステータスを得たいという欲望のために「セルフ・ブランディング」を公言されている方はなんとなくそれが透けて見えてきますよね。
芯の通ったミッション(大好きなこと・得意なこと・世の中の役に立つこと)を持たなければ、本物のブランドは構築できない。私利私欲を捨てて、世の中の役に立つということを最終目的にしなければ人は惹きつけられないと肝に銘じます。