なぜ普通の人は幸せな小金持ちになれないのかー幸せな小金持ちへの8つのステップ


■普通の人が小金持ちになれない7つの理由

①今までお金について真剣に考えたことがない

・「お金のことを真剣に考える」とはお金と真剣に向き合うということ。

・ほとんどの人が自分の人生を真正面から捉え、仕事、お金、などの人生の大切なことを見直そうなんて考えない。このことが、普通の人が「お金に縁のない人生」を送る大きな理由である。

②自分の好きなことをやって生きていない

・もしあなたが自分の大好きなことを仕事にしていなければ、人生の大部分を無駄にしていることになる。

③自分が幸せにも、金持ちにもなれると思っていない

・どんな条件の悪い人でも、あきらめなければきっと道は開けるもの。

④幸せな小金持ちになるために必要な知識や習慣がない

・お金持ちになるためには、最低限知っておかなければならない知識がたくさんある。

・「体系的なお金の教育を受けていないこと」が、普通の人が金持ちにならない理由の一つである。

⑤勇気や行動力、決断力がない

・多くの人は、勇気と行動力がないために普通の人生を送っている。

・決断力も、豊かさへの大きな鍵。決断とは文字通り、もう一方の選択肢を切り離し、断つことを意味する。

⑥やるべきことを先延ばしにしている

⑦幸せな小金持ちに導いてくれる先生や友人がいない

・あなたの友人や周りの人は、あなたのお金との付き合い方に大きな影響を与えている。

・あなたの友人が幸せな小金持ちでなければ、あなたが金持ちになることを邪魔することはあっても、助けることはできない。

 

■普通の人の人生を蝕む6つのストレス

①お金のためにしなければいけないイヤな仕事

・お金に働いてもらう知恵と才覚がなければ、お金のために働くしかなくなる。

②自由のない奴隷人生

・会社勤めをしてしまうと、時間の自由も失いますが、「自分の大好きなことをやって生きよう」という精神的自由も失う。

③お金がらみで起こる夫婦間の緊張感

・離婚の原因のダントツトップは、お金がらみ。

・問題の本質はコミュニケーションだが、それがお金の問題として浮上する。

④よそよそしい家族、ぎくしゃくした人間関係

・お金とうまく付き合えないと、家族や人間関係、友情までもだめにしてしまう。

⑤夢とワクワクのない退屈な人生

・生活のためだけに仕事をやっていると、だんだん自分らしさを失ってしまう。

・毎日の生活に生き生きした情熱がなくなり、砂をかむような人生になってしまう。

⑥日常的なお金の心配と老後の不安

・お金のことをマスターしていないと、絶えずお金の心配に悩まされることになる。

 

 

 ■まとめ

日本人の美徳として子供のときに常識的に刷り込まれるのが「お金は汚いもの」「お金のことをやたらと口にしない」というようなこと。

私たち普通の人の大半は日常的にお金のことを考えずに、毎日忙しさにまぎれながら人生を過ごしていきます。

そして、生活に行き詰まったときにお金についてようやく考えるようになりますが、そのときはお金に関する不安や悩みばかりが浮上してくるケースとなるようです。

 

幸せなお金持ちになるためには、一度立ち止まり自分の仕事・人生・お金と向き合う事が大切だということです。

今の仕事や生活にワクワク感を得ることができているのだろうか?そしてこの先にワクワクはあるのだろうか、つまりワクワクする方向へ動き出しているのだろうかと。

 

そしてもう一つ重要なことはお金についての知識を持つということ、税金・投資・年金などお金に関する知識や社会の仕組みに関する知識を持たずに小金持ちにはなれないということ。

 

ワクワク感を大切に、そして下地となる知識をつけながら小金持ちを目指していきたいものですね。

 

 

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美しく生きる-不安が力になる


問いをつくる力

・これからの社会に求められるのは、与えられた問題に答えを出せる人材ではない。自分で問題をつくり出す人材だ。問題発見や問題設定ができる能力が重要になる。

・全ての問題にはそれぞれの文脈がある。まったく同じやり方をしても。同じ答えにはたどり着かない。文脈ごとに答えが変わっていくという意味では、文脈の把握能力を持ち、その文脈に合わせたかたちで、何が問題なのかを特定する能力が必要なのだ。

 

交渉力を身につける

・人間は論理や理屈だけで動くものではない。ここを深く理解すると、他者との関わり方が変わってくる。日本人は日本の価値観しかわからない人が多い。グローバルな意味で客観性を持っていない傾向がある。自分の倫理観に沿って行動した時、それが他国の人からどう見られているのかということにも、想像力を広げるべきである。

 

感情を制御する

・宗教性が希薄であることは、自分の内面とどう向き合うかということを考える機会が人々に少ないことにも結び付く。ネガティブな感情が心を支配した時にどうするのか。誇りや自信を失った時に、どうそれと向き合うのか。こうしたことに戸惑う日本人が多いのは、頼るべき絶対的なものがないためである。

・人間が幸福になるために一番大事なのは、自分の中にあるネガティブな感情を制御できることである。直面した苦悩をどう捉え、成長につなげていくか。

 

美しく生きる

・人間は主体的に思考し、それを他者に表現し、行動することが大切だ。自らの思考や言動を主体的にデザインするという行為には、美しさという概念が含まれている。

・客観的な意味での審美眼ではなく、自分にとっての美しさを判断する心を磨く。それが自らの人生を彩り、豊かな生活へとつながっていく。

・単に頭がいいとか人格的に優れるということでだけではない。さらにその先に行くと、美しさや美的であるという領域に、必ず人はたどり着くのではないかと私は思う。

 

媚びない人生のその先へ

・どう生きるかとは、自分の人生において、何に価値を置いて生きるかということだ。

・自分にとって主体的な判断をするためには、判断基準を明確に持つことが不可欠だ。何を判断基準とするかというぶれない軸と、基準の中での優先順位を明確に意識する。その基準が明確であればあるほど、その人は時間をかけずに判断ができる。そして、直感で判断しても精度が極めて高いことになる。

・経験を全て吸収した上で、自分にフィードバックし、今の価値基準が自分にとって最善のものなのかどうかを検証する。不可欠なこの作業によって、直感を常にバージョンアップしていくのである。その作業は死ぬまで続く。これが息を吸うようにできるようになることが、自分が成熟したという証なのだろう。

・目標に向かって山を登る人生の先に、海のように大らかにたゆたう人生が待っている。それは、美しいという言葉で形容できるような人生だ。

 

 

まとめ

「美しさ」は日本人が最も強みを発揮できる部分。そして「美しさ」こそが自己成長には欠かせない要素。

人間は主体的に自分の思考や生活態度、言動を自らデザインすることができる。

つまり主体的に美しさを追求することができる。それは客観的に定義された審美眼的美しさではなく、人それぞれの主観に基づいた「美しさ」。

他の人がどうであれ、社会がどうであれ、自分自身が美しいと思う人生をデザインしていく。

それはある意味、自己満足の世界なのかもしれない。

 

でも決して他者が入ってこれない自分という絶対不可侵領域の中で自分自身と向き合って出す答え。

 

自分が求める山の頂上から見る景色の美しさを愉しむために、一生をかけて自分自身と向き合いながら「美しさ」の判断基準を追求することが大切ですね。

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世代を超えて調和する-不安が力になる


日本の若者の間で進む幸福の革命

・今の若者は自分の人生に対して強い責任感を持っている。他の誰でもなく、自分の人生の責任は自分でとりたいと考えている。

・自分自身の人生に責任を持って、欲望や所有をしながら生きていく。それが、物質的充足が満たされた時代に適応した、人間の一つの在り方ではないかと思う。

 

幸福の裁量権を自分で握る

・幸福度というのは、欲求の量に対して、どれくらい所有しているかで決まるのだ。所有の絶対量が上がったとしても、それが欲求の量を超えない限り、幸福は感じられない。

・必死に稼がなくてもある程度の衣食住を確保できる社会が日本では実現した。しかもソーシャルメディアでつながり合うことで、承認欲求すら満たせるようになった。

・結果、社会から与えられた価値観によって幸福を感じるのでなく、何を幸福とするかを自分で定義する人が増えてきた。

 

自分を真水に戻してから考える

・それまで生きてきた理由ではなく、これから生きていく理由を見出さねばならない。今後の自分像を描くためにも、一旦自分をろ過し、真に純粋な自己を見つめることが大切なのだ。

 

デジタル・ネイティブの世代

・今の世代は呼吸するようにデジタルツールを使いこなしている。デジタルツールが当たり前に生活の中に入り込み、PCからモバイルになり、二十四時間それを使い続けているような状態だ。もはやアナログとデジタルの区別は用をなさない。ソーシャルメディアはもはや自分の身体の一部であり、空気のような存在となっている。

・若い世代の「孤独」に対する免疫は落ちている。ソーシャルメディアを使いこなすことで、社会性が上がった気になっている若者もいるだろう。しかし、そこでは一対一の思い対話がなされることはほとんどない。ソーシャルメディアだけでは社会性は身につかないことを自覚する必要がある。

 

定年後に新たな人生が始まると考える

・定年後は、企業などではなく、自分の人生に向き合うことが必要なのだ。人生に対しての指揮権を、所属していた組織から取り戻さなければならない。

・他者に指揮権を委ねるのをやめ、主体的な人生を歩み始めることは、いつだってできるのだ。

 

自分が何者か語れるようになる

・本来、内面が充実している人は、孤独であっても退屈をしない。自分の中で、豊かな精神性を育んでいけるからだ。ただ、内面と向き合うことを放置して、他者とのかかわりだけで自分をつくってきた人は、一人になった途端に、何をしてよいのか分からなくなる。

・労働時間が長い国の会社員は、企業に全てを捧げている。彼らは人生の大半の時間を仕事に費やし、企業に、社会に、そして給料というかたちで家庭に貢献できているのだと、自分を納得させている。そこに自己犠牲が含まれていることも自覚している。

・仕事が忙しい人ほど、定期的に自分の時間の使い方を検証する姿勢が必要なのだ。

 

未来が暗くても不安は克服できる

・これからは、不安をデフォルト(初期設定)として、まずは受け入れなければならない。その様な不安こそが自己変革の糧になる。

・自分がコントロールできないものに左右されると思うから、不安が生じるのだ。不安を心配に変えてはならない。だからこそ、自分の将来の手綱は自分で握る。そうすれば、一瞬一瞬が、むしろ挑戦し甲斐のある、希望に溢れたものに思えてくるはずだ。

 

 

まとめ

「不安をデフォルトとして受け入れる。」

このことがこれからの時代を生き抜くキーワードなのかもしれない。

自分の力ではなすすべもない不可抗力に対して不安に怯え狼狽するのでは成長は無いし、事態は変わらない。

その不安を受け入れて、「それならばこんな生き方もありなのでないか」と発想を切り替えるよいきっかけになると考えるならば決して生きにくい時代ではないと思う。

押し付けられた過去の価値観を捨てて、自分自身を真水に戻して向き合うことで、本当に自分がやりたいことの器がどの大きさなのかがよくわかり、それを満たそうと努力する。そのギャップは一昔前よりも小さくなってきているのではないかとすら感じることがあります。

ますます主体的に自分と向き合い、生き方を考える必要性に迫られる時代になったのだと思う。

 

 

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自分の人生は自らデザインする-不安が力になる


理不尽を受け入れて平穏を手に入れる

・自分では動かしようのない不可抗力的な事柄や、理不尽な出来事に対していくら不満を持っても仕方がない。そういう不満や怒りを持った瞬間に、自分の内面がどんどん腐っていく。常に怒りを抱いていると、日常生活の全てがその怒りに侵食されたものになり、自分自身が毒されてしまうのだ。

・社会は変わるべきだとか、他者を変えようとする前に、自分の内面での捉え方を変えることによって、見える日常風景が全く違ってくるのである。

 

合理性の考え方

・同じ国の中でも、人々は違う合理性を持っている。時には一人の人が、状況によって自分の合理性を気まぐれに変えていくこともある。

だからこそ、他者とかかわるときは、自分の中にぶれない軸を持つと同時に、すべてを包み込む思考が必要だ。

・いつも自分を肯定してくれている人ばかりと一緒にいると、どうしても自分への視線は甘くなる。

普段の行いに対して緊張感や振り返る機会を与えてくれる相手は、貴重な存在なのである。

 

普遍を見つける

・個別のケースから、その答えを出すだけでは足りない。

一つのケースから普遍的なものを見つけられる人間になってほしいと考えている。

抽象化する力。これが必要なのだ。何かを見て抽象的な原理を引き出せる人間は、一から多くのことを学ぶことができる。

・日常の中に非日常を取り入れていくことで、自分の世界を意図的に拡張していくことができる。

・異質な文脈を取り入れるのに、すぐできて、かつ有効な方法がある。それは、あたらしく出会う人をできるだけ深く理解することだ。

 

挑戦の本質

・自分で自分の未来の可能性を信じた人にしか、挑戦はできない。挑戦する前の時点では、全く想像もつかなかったようなことに出会える。

それは出来事も人も、あらゆる世界が広がっていく感覚だ。それらが全て、自分の成長の肥やしになる。

・挑戦すること自体に意義があるのだ。その先にある、社会的な評価、成功したか失敗したかなどは二次的な問題でしかない。

自分を信じて、挑戦に飛び込んだ時点で、自分への信頼は数倍高まっている。それ自体が意味のあることだし、必ず自分の力になる。

 

ルートは直感に任せる

・世の中というのは、そもそも計画通りになどいかない。計画に縛られ過ぎると、目の前を通るチャンスを逃すこともある。

また硬直的な計画を立てた場合、その計画から外れたときに自分の心が激しく動揺し、そのコントロールに追われることがある。

・瞬間を真摯に生きていれば、自分の直感に対する信頼が生まれる。

直感とは、感情と思考の結晶でできている。だからこそ直感を信じ、抽象度を高めて先を目指す方が、最終的に遠くにたどり着けるようになるのだ。

 

 

まとめ

「抽象度を高める力」。これがこれからの時代生き抜くために必要な力だということを感じます。

世の中は自分の思う通りにはいかない。社会や政治、そして会社内でも理不尽な出来事は山のようにありますよね。

 

全てが全てこうあるべきだと自分の中で具体化して硬直化した生き方をしていると、そういう出来事に出くわしたときに自分の生き方や信念に対して疑念を持ったりして心を病んでしまうかもしれません。

 

私が解釈する「抽象度を高める力」というのは、外的な理不尽な出来事や不可抗力には抗わず、受け入れる力。

つまり、自分の中にぶれない軸を持ち、自分の具体性のある軸に立った上で柔軟性を持って主体的に物事を抽象的に考える力。

軸を育て、直感に対する信頼度を高めながら、これからの時代を他者に依存しすぎることなく、主体性を持って渡り歩いていきたいものです。

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日本はまだ沈んでいない-不安が力になる


■資本主義的価値観から抜け出す

・日本では、個人の大切なものが、金銭から、生活、信頼、コミュニティへの貢献というかたちないものにシフトしつつある。

・若い世代は日常生活の中で得られる内面的充実に価値をシフトし、自分なりの幸せを感じている。自分で幸せを定義する力が養われているのだ。

 

■日本人は日本の素晴らしさに鈍感

・素晴らしい国日本、その素晴らしさは、日本人の持つ高い倫理観に基づいている。

・戦争を体験していない世代も含め、国民はみな平和が持つ大切さを心に刻みつけている。

・日本人は、自分たちの弱点や課題については明確に認識し、メディア等でも声高に指摘する。しかし、自分たちが持っている本質的な素晴らしさは十分に認識していない。

 

■幸福に対する価値観は多元化している

・日本人は十分に豊かであるにも関わらず、不安を感じている。その原因はどこにあるのか。

一つは、成長至上主義の次のプロセスに日本が位置していることであろう。そこは未知の領域だろう。

もう一つは、自分の幸せを外部に委ね、自己省察を省略してきたことに由来するのではないだろうか。

・自分自身を見つめ、自分の信念を自分で生み出す。そういった意味での個人主義を持たないと、これからの時代は生きていけなくなるだろう。

・幸福を分数として捉え、欲望を分母、所有を分子と考えてみよう。

そうしたときに、分母となる欲望の中身を正しく見極める。自分が追い求めるのに値する欲望なのか。

それを、自分と向き合って省察した人は、最低限の所有でも大きな幸福を得ることができる。

 

■個人のマインドから変革は始まる

・トップダウンでなくボトムアップ。それもボトムを支える個が、孤立しているのでなく、相互につながり合っているイメージだ。

それらのコラボレイティブな関係の中で創発が次々に生まれていく。

・社会全体の景気が良くなって、給料が上がることが幸せなのでなく、個人が自分の労働や生活を、シナジェティック(共同作業的)に昇華させていくのが、これからのかたちだろう。

 

■相対的な比較から抜け出す

・他者との相対的な比較に囚われるのでなく、絶対的な自己認識を持つことで、誰に対しても寛容になれるはずだ。

資本主義の先にいる日本社会は、そうしたステージを目指すべきではないだろうか。

 

 

 ■まとめ

先行き不安ということばが、テレビや雑誌でよく言われていますよね。多くの日本人は煽られているものの、どうして不安なのかがよくわからないまま、ただ漠然と不安を感じなんとなくどんよりと社会の雰囲気が沈んでいっているような気がします。

 

いいところを脇に置き、よくないところにばかりフォーカスするのが日本のメディアとそれを鵜呑みにする日本人のよくないところと思います

日本人は不安を抱えながらも、日々の仕事に追われ疲弊して自己省察をすることを怠っている。それは紛れもない事実だと思います。

世界的な視野で客観的に見て、自分たちがどれほど豊かで恵まれているのかということを自覚して感謝の心を持つことが大切ですよね。

そして、社会の変化に飲み込まれて漠然と不安になるのでなく、自分自身のぶれない価値感を持ち変化に対応していくことが幸福感に繋がるのではないかと私は思います。

 

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一流は相手の幸せを探す-BRANDブランド


 一流は「to be good」二流は「to do good」

・自分自身のイメージと、他者があなたに抱くイメージを一体化させていくと、素晴らしいブランドができていく。

・他者から見たあなたは、いくら事実とは違っていても、他者にとってはそれが「真実」。

・ブランド化された人のもっとも基本的な要素は「to be good」(善そのものであること、よい存在であること)。

 

センシティブ・トレーニング」のすすめ

・大切なことは「自分のイメージは、他人に聞くよりほかにない」ことを意識すること。

・ネガティブなフィードバックをきちっと指摘してくれる人ほどありがたいことを知っておくべきである。

・何人かの信頼できる人に、指摘をしてくれるようあらかじめ頼んでおくことで謙虚さを発揮できる。

 

誰にでも平等に関心を持つ

・一流の人は、相手の立場や肩書に関係なく、誰に対しても同じように接する。むしろびっくりするくらい腰が低く、こちらが恐縮することすらある。

・「関心を持つこと」とは、まさしく「愛すること」である。

 

ロール・モデル」にする人の4つの条件

①大勢に慕われている人…素晴らしいブランドを持つ人には、人が自然と集まる

②勉強家の人…日ごろよく勉強しているために、何事にも自分なりの考え方をもっている

③謙虚な人…一流の人は周囲から学び続ける

④行動力のある人…「機を見るに敏」といえる行動力をもっている

 

ミッションをつくり、絶えず進化させる

・自分自身のこの世における存在理由を文章にしておくと、迷いが生じたときに、つねに「戻る場所」ができる。

・大切なことは「ひとりの人間としてどう生きるか」

・ミッションをつくったら終わりではなく、自分がどんなことに対して喜びを感じるかを確認しながら、ミッションを進化させていく。これを繰り返すことで働く喜びが明確になる。

 

一流は「相手の幸せ」を探す

・個人のブランド化は「幸せの追求」と大きく関係する。「ある人はブランド化されている」ということは、その人の志や思いが、他人に見えている状態である。その姿は幸せそうに映る。

・「今、相手が何をされると最も幸せを感じるか」を考えられる仕事。それは究極の「幸せ=利他」の姿で、いきいきと仕事ができるようになる。

・最初は、自分の愛する家族のためでもいいし、社員や仲間のためでもいい。大切な人のために自ら心をくばる。そしてそこから目線を高めていけばいい。

・人を喜ばせるために、あなたは存在している。

 

「未見の我」を信じる

・苦境に追い込まれたとき、辛い局面を迎えるとき、そして迷ったとき、自分には「未見の我」=自分の未開発の可能性があるのだ、ということを信じる。

・まだ見たことのない、まだ知らない自分はどこにいるのか。それを命が尽きるまで探し続けること。あたらしい自分に変わり続けること。

 

 

まとめ

“他者から見たあなたは、いくら事実とは違っていても、他者にとってはそれが「真実」です。”

この言葉を見てハッとしました。

自分が思っている自分が必ずしも他人が自分に抱いているイメージと一致するとは限らない。

自分が志や根幹に抱くミッションを表明し、主張しない限りは、自分と他者の共通認識(ブランドとなる部分)は認知されないということですよね。

さらにその主張はエゴや偽善の単なる押し売りではない、つまり「善人になる」ではなく、「善そのものであれ」ということ。

 

個人のブランドというものは「セルフブランディング」という表面的な見え方づくりの手法の上で形成されるものではなく、自分がどうありたいのか、どうすれば人の役に立てるのか、人を幸せにできるのか、そのために自分には何ができるのかということを考えに考え抜いた上に、その「情熱」や「志」が内面から滲み出て相手に伝わってこそ形成されていくものなのだということを感じました。

 

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「一流の人」と「どこにでもいる人」のほんのちょっとの違い-BRANDブランド


■どんな言葉で「タグ付け」されているか考えよ

・コモディティとは、人材として代替可能だということ。「日産の岩田さん」でいる限り、周囲からは「日産の鈴木さん」や「日産の佐藤さん」にいつでもチェンジ可能だと思われてしまう。

・その人にしかできないことがあると周囲が感じてくれている。このような人の代わりはみつからない。ブランド化とは、言葉を変えれば「差別化」ある。自らを会社名以外で「○○の××さん」とタグ付けされるような、○○の部分が必要。

・一方で「負のタグ付け」がされないよう注意しなければならない。

 

■仕事にやりがいが感じられないときの処方箋

・ブランド化された人と、コモディティの人の決定的な違いは、他人が見て評価できる履歴書や職務経歴書が書けるかどうか。

・せっかく苦労して会社に入ったのだったら、ひとつでもふたつでも「勲章」がつけられるまで、職務経歴書に書ける実績やストーリーができるまで、頑張ってみてほしい。

 

■西郷と大久保ブランドなのはどっち

・西郷が人気を集めている理由は、「世のため人のために働く」という志の高さであり、およそ私利私欲がなく、財貨に執着しなかったからであろう。

・日本人は「無私」や「清貧」を好み、高い志を掲げている人を尊敬する傾向がある。

・西郷の「無私」はブランド化しやすかった、大久保は孤高のあまり自分のブランドの見え方に気を払わなかった。

・竜馬や西郷は、日本そのものの未来を考えていた。汲み取るべき教訓は、不動のブランドは、より広い、大きなミッションによって築かれるということ。

 

 ■まとめ

ブランド人になるためには、どう見られるかにそれなりに気を使わなければならない。人からブランドを認知されるためには高い志をもった生き様を見せること、そして何かに特別に秀でることも重要な構成要素ですよね。

どのような見え方をされたいか?つまりどのようなタグ付けをされたいかということを考えることはすごく大切なことですよね。自分自身のキーワード「○○と言えば伊藤さん」というもの。私自身は何かに特別に秀でているということはないので、とにかくFacebookなどでは自分の好きなことに特化して自分をタグ付けしようとしています。私の場合は「ランニング」「読書」「健康的」こういったキーワードでタグ付けされたいと思っているのでなるべく投稿でも露出するようにしています。

なにかしらのキーワードでどんな人かということを認識してもらうことも個人のブランド育成のポイントなのだと改めて実感しました。

 

 

 

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一流企業に学ぶブランドの築き方-BRANDブランド


感動経験がブランドをつくる

・マニュアルが絶対だとすれば、品質はある一定レベルを維持しやすくなるが、決してそれ以上の商品も、サービスも生まれない。「私たちは日々何のために働いているのか」。これを日々考えていれば、規則やマニュアル以上に大切なことが浮かび上がる。

・満たされた現代社会においてブランドをつくるのは、人々の期待や想像を超えた感動経験である。

 

「愛社精神」がなければブランドにならない

・社員が愛していない会社や商品が、お客様にとってブランド価値を持つ、などという都合のいいことはあり得ない。

・お金ではない何か大切なものを会社から得る。社員の一人ひとりの「愛社精神」を育めるかどうかが、その企業のブランドになるための必要条件である。

 

テレビCMではブランドはつくれない

・志はお金では買えない。見せかけの広告やCMを、消費者は見破る。

・土台となるミッションがなければ、どんなにうまく広告をつくっても、単に一瞬水面に顔を出すだけ。やがて飽きられ、ブームが終われば沈んでしまう。

 

「ジャパネットたかた」の情報漏えい事件から学ぶこと

・ブランド力をつけるには長い時間がかかるのに対し、ブランドはたった一つの引き金を引くことで瞬間的に崩壊する。

・クレームや事故が一件起こると、その30倍のクレームや事故の予備軍があったと考えるべきである。危機管理は一件目の発生をできるだけ早く感知し、早期に、徹底した再発防止の手を打つ必要がある。

・ブランド価値は、異常な事態に対する「勇敢な対応」によって向上する。

 

ブランド人は細部に目を配る

・オーガニック・グロース=今の自分が持っている「よいところ」を活用しながら、自立的に成長していく。

・神は細部に宿る。企業も個人も急成長する必要などない。細かな点まで行き届くスピードで成長していくことが重要である。

 

人々に与える「感動の面積」を増やしなさい

・横軸を「感動させた人の数」、縦軸を「一人当たりに与えた感動の量」とし、感動の面積を増やしていくことが、ミッションの実現には重要である。

 

 

まとめ

ブランドと聞いてどんな企業を頭に浮かべますか?今なら私はスターバックスコーヒー、アップルあたりが頭に浮かびます。

 

スターバックスは「第三の場所」という存在意義を持ち、コーヒービジネスでなくピープルビジネスを展開する企業。

そこにはマニュアルはなく、企業のミッションがアルバイトまでいきわたったパートナーたちの存在がある。

 

アップルは新しい商品やサービスを発表するたびにあらゆる人々を魅了し、感動させる。今までになかったハイセンスな商品やサービスを世に出し、常に事前期待を上回ってきた。

 

二つの企業に共通するのはやはり、「感動」。マニュアルやいわゆる常識では一定水準の域を出ないが、それを軽く超えてくる感動。企業の精神としてのミッションがいきわたり、まさにそれが表出したものがブランドになるんですね。

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あなたをブランド人へと導くジョハリの窓-BRANDブランド


 ■「個性がない」ことがコンプレックスなら「ジョハリの窓」を見よ

①第一の窓…開放された窓(自分も、他人も、知っている自分)

②第二の窓…隠された窓(自分だけが知っていて、他人は知らない自分)

③第三の窓…盲点の窓(自分は知らない、他人だけが知っている自分)

④第四の窓…未知の窓(自分も、他人も、知らない自分)

・本来は眠っているはずの、“まだ見ぬ自分”を探すきっかけになる。

・本当の問題は、ブランドであるかないかでなく、自分のどこに光を当てていいか気付いていないことである。

・「自分は知っている自分」をミッション、「他人は知っている自分」をブランドとする。

①第一の窓…共通認識・定評

②第二の窓…アピールすること、必要があること(心に秘めたミッション)

③第三の窓…フィードバックをもらうべきこと(他人しか知らないあなた)

④第四の窓…未見の我

・自分のミッションを愚直に達成しようと努力していれば、第一の窓を徐々に大きくすることができる。

 

■思いを表明し、「自分の知らない自分」を教えてもらう

・「第一の窓」を大きくするためにまず、「第二の窓」にフォーカスする。まだ表明していない信念や理想をどうやって他人に知ってもらうかが大切。

 

■「未見の我」を探しなさい

・「未見の我」を掘り起こすために必要なことは「自分探しの旅」。意外な自分を発見するのは、いつも旅の途中。

・夢を実現させるために、具体的に一歩を踏み出してみること。旅に出てまだ見ぬ自分を発見する。それによりあなたのミッションはより深く、しっかりしたものになり、それば大きな土台となりあなた自身のあたらしいブランドができあがるはずです。

 

 

■まとめ 

岩田流ジョハリの窓。非常に興味深い内容でした。。

私自身も実はあまり自分に個性がないことに少しコンプレックスを持っているかもしれません。

このジョハリの窓というマトリクスに落とし込んで、自分を見つめなおしたときに具体的にどのように行動に落とし込めばいいのかがすごくわかりやすいと思いました。

 

自分が知っていて、他人も知っている自分(共通認識)。これがひいてはブランドの根本となる部分ですよね。ここを最大限に拡大していくことで影響力が拡大していく。

これを大きくしていくために必要なこと。それは自分だけが知っていて他人が知らない部分、つまり自分の根底にあるミッションを露出して行くこと。これにはSNSなどでの自分の理念や考えの表明が有効だということですね。フェイスブックなどで「あ、この人意外とこういうこと考えていたんだ」という気づきって案外ありますよね。他人の知らない自分を知ってもらおうとすることは大切ですよね。

そしてフィードバックをもらい、自分が知らなかった自分というものを知ること。これが自信につながり、新たな個性として自分の武器にすることもできますよね。

最後は、自分も他人も知らない自分を探すということ。夢に向かって進む過程で、未踏の部分に踏み込む勇気を持つこと。それによって新たな個性を発見できるということです。

考えてみれば、いつでも成長したと実感する時は何かやったことのないことに挑戦したときですよね。そういう体験を積み重ねたいものです。

 

岩田流ジョハリの窓で自分分析して、すこしずつ自分ブランドを構成する要素(個性)を開拓していきたいですね。

 

 

 

 

 

 

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一流のブランド人になるために知っておきたい5つのポイント-BRANDブランド


中身のない誇大広告は反感を買う

・社会的な肩書は、あくまで会社のミッションを全うするためのポジションに過ぎない。

・自分が発信した言葉と、受け手が抱いたイメージには、ずれが生じることがある。

 

「セルフ・ブランディング」では人を惹きつけられない

・「世のため、人のために何かをしたい」という、人間として本来持つべきミッションがあり、それを実現するために具体的行動をすることで、外見にその志がにじみ出して現れてくるものがブランド。

・見せ方やテクニックでは一流にはなれない。

 

ミッションと相反するブランディングはやがて破綻する

・ミッションとブランドは表裏一体。無理をすればミッションと相反するブランドも一時的には成立しうるが、決してサスティナブルではない。

 

「○○会社の××さん」はブランドではない

・企業は何のために存在し、私たちはなぜ働くのか、というミッションを追求し、それを仕事で愚直に表現し続けることが、自分自身の「価値」=「ブランド」。

・「○○会社の××さん」という状態では、なぜあなたがその会社で働いているのか、何を思って、どんな理想を抱いてその仕事をしているかについて、誰もわからない。

 

「ブランド」は管理しなければならない

・大切なことは、自ら内に秘めた志が、「他人にはどう見えているか」を管理すること。

・ブランドとは本来、その企業や個人の志が滲み出てくるもの。

・お金儲けが大好きな人、ステータスや権威ばかりに目がいく人、自分だけを大切だと思っている人の周りには、不思議と同類が集まって「負のブランド」を形成する。

 

 

 まとめ 

ブランドとはミッションと表裏一体。ミッションを達成しようと努力し、それを発信することで伝わり、ブランドとして認知される。ブランドというものはまさに氷山の一角であり、その水面下には壮大なミッションがなければならない。

 

これは企業などの組織だけに言えることではなく、個人にも言えることですよね。

 

SNSなどでも「セルフブランディング」ということが独り歩きしています。たしかにこの時代SNSを使って個人をブランド化するということは有効な手段だと思います。「セルフブランディング」で成功されている方は、根底に強い志(ミッション)が明確な方が多いと思います(例えば安藤美冬さんとか)。

 

やはり単にお金もうけやステータスを得たいという欲望のために「セルフ・ブランディング」を公言されている方はなんとなくそれが透けて見えてきますよね。

 

芯の通ったミッション(大好きなこと・得意なこと・世の中の役に立つこと)を持たなければ、本物のブランドは構築できない。私利私欲を捨てて、世の中の役に立つということを最終目的にしなければ人は惹きつけられないと肝に銘じます。

 

 

 

 

 

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