いまの人生を変える−「人生の目的」


 自分の生きたい人生

・自分が望んでいる人生があるとしたら、あなたは、何を優先するのか。それをまず決めていきましょう。

・自分の理想の生活に、あなたの人生の目的はあります。具体的にイメージしていくことで、それにつながっていくことでしょう。

 

人の望みか、自分の望みか

・私たちの不幸の原因は、自分が理想とする人生を生きていないことにあります。

・好きなことをやると、毎日が幸せ感と充実感で満たされていきます。そして、イキイキしたあなたは、魅力的になり、人やチャンス、お金を引き寄せやすくなります。

・逆に、自分の嫌いなことをしていると、イライラ、不満、倦怠感でいっぱいになります。人とお金を引き寄せるどころか、どんどん離れていってしまいます。

・人生の目的は、あなたが心から望むことをやっている延長線上に現れてきます。なので、いま退屈だと感じる仕事をやっていたとしたら、そこから本当にやりたいことへのシフトは、大切なステップになります。

 

自分の人生を生きるのに必要なもの

・あなたが心から幸せを感じて生きるためには、「自分がやりたいことはこれだ」と明確にすることです。

・まわりに遠慮ばかりして生きてきた人は、頑張って、利己的に考える回路が必要です。

 

変えなければいけないもの

・理想の人生を生きるためには、変えなければならないことが出てきます。それは、あなたの消極的な態度かもしれませんし、世界にてする懸念かもしれません。
自分の性格かもしれませんし、お金の使い方かもしれません。何を変えなければ行けないのか。これも戦略的に考えましょう。

・あなたが変えなければいけない分野は、複数あるはずです。
なぜならいまの生き方のなかに、たくさんの遠慮があり、自己制限があるからです。

・ダイナミックにライフワークを生きたとしたら、いまよりもお金をもっとたくさんもらうことになるでしょう。
すると、増えた収入を自分が学びたかったことのためや、人を助けるために遣うようになるでしょう。

 

自分の思考パターンを見る

・自分にどんな思考グセがあるかを知っておくと、自分が楽観しすぎているかもしれない、あるいは深く考えすぎているかもしれない、と気づくことができます。

・ふだん、ポジティブに見るクセのある人は、ネガティブな面を見るようにしてみましょう。
そして、普段ネガティブな人は、ポジティブな面を見て、積極的に生きるように心がければ、いままでとは違ったことを体験できます。

 

つき合う人を替える

・あなたの人生は、あなたがつき合う人で決まります。

・ふだんから幸せな人たちに囲まれていたら、自然とあなたは幸せになるでしょうし、いつも不満だらけの人と一緒にいると、彼らに影響されてしまいます。

・人生を変えるのに、いちばん簡単な方法は、ふだんつき合っている人を替えることです。

 

まとめ

あなたの人生は誰のものですか?

もちろんあなた自身のものです。

でも、知らず知らずのうちに誰かのための人生にすり替えていませんか?

例えば、親のためにいい大学に行って一流企業に就職する。

例えば、妻と子供のために辛くてやりたくない仕事をしなければならない。
それは自分自身の人生を放棄して他人の期待感や思惑のなかで生きていることになるのです。

主体的に生きるということは、利己的に生きるということと勘違いされやすい。

でも、僕が思うのは主体的に生きることでしか自分に関係する人にプラスの影響を与えていくことができないのではないかということ。

他人の人生を生きているうちは、本気で生きることはできないしステークホルダーたちにもいい成果をもたらすことができない。

だから利己的だと言われても、自分の生き方を貫くことが大切だと僕は思う。

まずは絶対に譲れない自分の人生の目的を形成する軸をつくることですね。

 

苦しみ、挫折、悩みとどう向き合うのか−「人生の目的」


ストレスがないときは一生やってこない

・人生を通じて、ストレスや問題がないという時期は、ほぼないと考えて間違いありません。

・幸せになるほど、心配の種も増える可能性がある。それが人生なのです。

・いろんな心配事を抱えながらも、毎日を生きていく。
これが、ある意味で、普通の人生だということを認識しておきましょう。

 

苦しみ、挫折は「期待する」から起きる

・苦しみや挫折がなぜ起きるかというと、人生に、期待してしまうからです。

・仕事の問題、恋愛、病気、事故などを含めると、必ずと言っていいほど、どんな人も、人生で何度かは、死にたくなるような苦しみを味わうようになっているのです。

 

ポジティブ思考の限界

・ポジティブ思考が行き過ぎると、感情を麻痺させることにも繋がりかねません。

・ネガティブな感情があっても、自然に受けとめ、受け入れ、そのうえで前に進むことができたとき、ようやくポジティブに考えられるようになります。
それまで時間がかかったとしても、それはそれでいいのです。

・過剰に責任を取りすぎなポジティブ思考の人と、責任を取らなさすぎるネガティブ思考の人が、この世界をつくっているわけですが、その綱引きをやっているかぎり、人生の目的とつながることはできなくなります。

 

悲しみは人を深くする

・悲しみや苦しみを体験することで、人はより大きくなります。
それは、悲しみがその人を深くするからです。

・悲しみは避けられるものなら避けたいものですが、悲しみや苦しみが、豊かな人生観をつくるということもあるのです。

 

人生を苦行の連続にしない

・人生はあなたが望んだようになります。人生を修行だと考える人には、次々に試練が訪れます。

・今回の人生をネガティブな体験を中心にしてみようと無意識に決めている人は、本気で変えようと思わないかぎり、そこから出ることは難しいでしょう。

 

トラウマに、人生の目的は隠されている

・苦しい状態から抜け出すひとつの方法は、「幸せの種」を見つけることです。
幸せの種はつらい状況のなかにこそ、隠されています。

・人生の不思議なところは、その人が一番苦しかったことの周辺に、人生の目的も隠されているということです。

 

まとめ

ストレス・悩み・挫折。人生には付き物ですよね。

けれども、人間は弱い生き物でそんなことはわかっていても辛いものです。

どんなに幸せそうな人でも、経済的に成功している人でも何かしらの悩みに苛まれるということを聞きます。

人間は慣れの生き物だから、どんどん閾値が上がっていってしまうのでしょうね。

以前に悩んでいたことが思い出せば、些細なことで悩んでいたと感じることはありますよね。

本当に人間ってそのときそのときで悩みをつくり出していく生き物だと感じます。

 

大きなトラウマを抱えた人が、そのトラウマと向き合い自分のライフワークにされたという話はよく聞く話。

悩みや挫折は、人生の目的が潜んでいる可能性があると思って向き合っていきたいものですね。

 

 

 

これまでの生き方を振り返る−「人生の目的」


自分が生きてきた流れを知る

・あなたがこれまで幸せに生きてきたと感じていたとしたら、これから幸せに生きられる可能性は大です。
逆に、いままでストレスの多い人生だったと感じるとしたら、これからもストレスが多い人生になるでしょう。

・どんなときも幸せを感じるのが上手な人は、どんなにひどいところに行っても、そこに素晴らしいことを見出すでしょう。
逆の人は、たとえ天国に行っても、不満なことを見つけるのではないでしょうか。

大事にしたいもの、手放したいもの

・自分が何を大事にしてきたか、そしてそれがちゃんと手に入っているか見てみましょう。

・もういらないと思ったもの、それを思い切って、手放してしまうと決めましょう。きっと、心も体もフッと楽になると思います。

何を一番大切にしてきたのか

・あなたの人生の手元にあるものは、あなたがこれまで大切にしてきたものだといえます。
たくさんお金がある人は、これまでにお金を大切にしてきた過去があるはずです。

・現時点で、自分の人生で手に入れたもの、手に入らなかったものを見て、あなたは、深い充足感を得られているでしょうか。
それとも、空しい感じを持つでしょうか。
そこにこれからを生きるヒントがあります。

あなたの観念が、人生をつくっている

・ふだん意識しているいないにかかわらず、たいていの人は、「人生とは○○だ」と感じています。「○○」には、人それぞれ、様々な言葉が入るでしょう。

・「人生はつらいものだ」と考えている人にはつらい人生が手に入ります。
その観念を書き換えるには、過去のイヤな体験を受け入れ、「でも、人生は変えることができる」ということに気づくことが最初のステップでしょう。

あなたの幸せ、あなたの苦しみ

・自分はどうして、そんなときに幸せを感じるのか、悲しみを感じるのかを考えてみましょう。
そこにあなたの人生のヒントが隠されています。

・健康でなくても、お金がなくても、パートナーがいなくても、仕事がなくても、人生全体に不満を感じることもできます。

・人生が面白いのは、自分の心ひとつで幸福度が決まることです。

今までの人生で後悔していることは?

・自分がいつも後悔することの共通点がわかれば、それを阻止することができます。
同じような状況になったときに、いつものパターンにならないように気をつければいいわけです。
それを心がけるだけで、これからの人生に後悔を少なくすることができます。

・お金や時間の使い方に関して後悔する人は、それを意識しておくことで、これからは、より後悔が少ない人生を生きられます。

まとめ

人生において幸せを得るために必要なことは、僕は人との競争に勝つことではないと思います。

過去の自分を見つめ直し、向き合い、過去の自分よりもいまの自分や将来の自分が成長するところに喜びや幸せがあると思っています。

今までの自分が、どんなことに幸せを感じ、後悔してきたか、そして自分が何を本当に大切にしているのか。

そんな風に一度自分自身を棚卸ししてみると、ふとしたことで自分が幸せに生きるためのヒントが見つかるのかもしれませんね。

人それぞれ感じ方は様々。一般的な常識や通念的な幸せでなく、自分にぴったりの幸せな生き方を見つけたいものですね。

 

 

意味のある人生とは−「人生の目的」


意識を向けたものが手に入る

・人生では、その人の意識が向いたものが手に入るようになっています。

・もしも、お金を大事にしているつもりなのに、お金が入ってこないという人は、「大事にする」対象を間違えている可能性があります。
「お金」ではなく「お金がなくても頑張る自分」を大事にしているのかもしれません。

・誰だって、苦しいことやつらいことを経験したくはありません。
それなのに、なぜか「苦しいこと」を引き寄せてしまうのは、知らず知らずに、苦しいことこそが人生だと信じてしまっているからです。

 

「人生の意味」をどう見つけるのか

・人生には意味があるはずだと考える人は多くいますが、それが苦しみの原因になることもあります。

・いっそのこと、「人生には意味があるようで、意味がない」と考えてみるのも、一つです。なぜかと言うと、動物として人間を見たとき、一生は、「命をもらって、そして受け継ぐだけ」という側面もあるからです。

・あなたが「意味を感じる」ものを探せば、人生に意義を見出せるかもしれません。多くの人は、誰かを愛したり、誰かに愛されたりすることで、自分の人生の意味を見出します。

・あなた自身が「これは意味がある」と思えることでいいわけです。
それが、どんなに地味で目立たなくても、あなたがこれをやるために生まれてきたと感じる活動をやっていれば、心から充足する日々が送れます。

 

社会的な価値から脱する

・人生の意味を見出すためには、自分なりの価値観をもつことが必要です。
・たとえ世間がどう言おうと、あなたにとって大切なことを一番にしていかないと、人生の意味を見出すのは難しくなります。

・何が正しくて、何が間違っているのか。何が好ましくて、何が好ましくないのか。そういうことを一つ一つ整理していくことが、あなたの幸せにつながっていきます。

 

「いいか、悪いか」で判断しない

・私たちは物事をつい「いい」「悪い」で判断しがちです。けれども、ある時点では「いいこと」が別の時点では悪いことになったり、ある時点では「悪いこと」が、また別の時点でよくなったりすることはよくあります。

・簡単に「これがいい」「これが悪い」ということを考えずに、「これはいいかもしれないし、悪いかもしれない」「これは悪いかもしれないし、いいかもしれない」というニュートラルな状態でいなければ、人生の本質は見えてきません。

・何かを判断するとき、自分にとって絶対はずせない基準をもっておくことです。直観で決めるか、世間的に有利かどうかで決めるかでは、まったく違った決断になるでしょう。

・忘れてはいけないのは、誰かの判断で決めようとしないこと。自分の物差しをもつことです。

 

まとめ

人生では意識を向けたものが手に入るようになっている。

37年の人生を生きてきた僕は自分の求めてきたものを手に入れていると実感できる。
たとえば安定した仕事に就き、自分の家族をつくること。

逆に言えば、それ以上でもそれ以下でもない。

自分が大金持ちでもなければ、貧しさに苦しんでいるわけでもないのは過去の自分が安定した中流の平凡な暮らしを志向していた結果なのだと思う。

求めるものがもっと豊かなものであれば、もっと豊かな暮らしを得ていたのだと感じる。
僕が中流の家庭で中流の親に育てられ、それが正しいことだと思っていた。
つまり、そういう思考しかできない土壌で育ったのだと思う。
決して、だから不幸だと言っているのではない。
僕は十分幸せを感じている。

 

最近、SNSを通して過去の自分のお付き合いの枠を超えた方々と交流することが多く自分自身のそういったブロックも外れつつある。

自分の軸を保ちながらも、自分の外枠を広げていくことで人生の面白さをもっともっと味わえるのではないかと感じているのだ。

そういう風に社会的な価値や常識から判断しない見方で、人生を見つめ直すとこれからの半生はもっとワクワクしたものになるのではないかと期待に胸が躍るのです。

 

 

選択力ー「断言しよう。人生は変えられるのだ。」


人は選択を通じて、人生をいつでも軌道修正できる

・今の自分は、過去の自分の選択にもとづいて生まれた結果である。
そして未来の自分は、これから自分が下す選択の積み重ねによって生まれる。

・われわれが選択するのは、未来が不確実だからだ。だから選択が求められる。

・不安があるというのは「未来に可能性があるのだ」という裏返しだと気づいたとき、
選択において感じる不安は、自分の中で喜びに変わる。

 

結果ではなく、最善を尽くすことを目標にする

・選択をするとき、一つ心がけておくといい。
それは、あらゆる選択の中で、最悪の状況を想定しておくことだ。

・ポジティブな状況でいたいなら、ネガティブな状況をあらかじめしっかり考えておくということである。

・選択の前段階においては、徹底的な悲観主義になっておくことをお勧めする。

・大事なことは、最善を尽くすこと、そして、最終的な結果については、あまり気にしないことである。

・目標を達成するために、過程を犠牲にしないことだ。明日の夢を実現するために、今日を犠牲にしない。
そんな風に過程を楽しむ方法の一つが、目標の内面化なのである。

 

回り道に見えたことが最短距離の場合もある

・人生においては問題を出す側も、解く側も、採点をする側も自分自身である、ということを忘れてはならない。

・愚かな一貫性より、懸命な柔軟性が求められる場面が、人生にはたくさんある。
われわれは自由に人生を選択できるし、人生を自由に自分の意思で変えていくことができるのだ。

 

人生の醍醐味は正解を自分で決めることにある

・正解は決まっているわけではなく、自分自身が正解にしていくのである。

・正解は、自分で決める。人生を生きる意味はまさにここにある。

・ここであえて自らに問うてほしい。
自分の人生を、まわりが決めた正解なるものにあわせ続けることで一生を終えてしまって良いのかどうか、と。

 

自分の信念を貫いた非常識は美しい

・誰がなんと言おうが、自分の信じるこの道を自分で納得した正しい道だと考える。

・100人いて、99人が左に行っても、自分は右が正しいと思ったら、自分を信用して右に行く。

・世の中から愚かだと言われても、自分にとっては正しい道を進む。

 

選択とはその他をすべて捨てること

・選択とは、ゼロから何かを創り出していくような創造的な行為ではなく、
捨てたり、やめたり、断ったり、削ったりという、極めて禁欲的な行為である。

・常に自分の人生の中で大切なことは何かを問い続け、それを先送りしない人生を生きることだ。
そういう人生であれば、人生は一度で十分。

・自分の人生は自分で守り抜くという意識と、絶対不可侵の人生を確立するという決意が、
われわれの人生に夢と希望と自由を与えてくれる。

 

 

まとめ

今の状況は過去の自分が下した選択の結果。

もしも、今の状況に不満を抱き愚痴をこぼすような毎日を過ごすならば、
それは過去の自分の選択を全否定することになりますよね。

これってすごく悲しいことですよね。

過去の選択を「これでよかったのだ」と認めてあげるために、
今ここを精一杯に生きて正解に近づけていけば良いのです。

もしもそれでも変わらない、変えられないのならば、
今ここで選択を下し、未来を変えていくしかないでしょう。

それは、何かを選ぶ代わりに何かを捨てるということ。

もちろん、そこには手放したくなかったものを失うというリスクもあります。
最悪の事態を想定しておかなければならない。

だけど今を精一杯に生きるために、
不満だらけの日常はすぐにでも捨てるべきなのだと感じます。

 

感受力−「断言しよう。人生は変えられるのだ」


人間は裏では感情九割、理性一割で動く

・まずは、自分の感情を客観的に冷静に見ることができていなければならない。
そして、理性を介在させ、感情を制御する。その上で重要になるのが、相手の感情を理解しようといているか、だ。

・人間は、表では理性九割、感情一割で振る舞うように見えるが、裏では感情九割、理性一割で動くことも珍しくない。
そのくらい、人間は実は感情的な生き物なのだ。

 

理屈で納得させようとしてもうまくいかない

・表面的には理屈通りに進んでいたとしても、頭で納得するだけでは交渉は成立しないのだ。

・相手の感情的な内面の状態を、相手以上に深く理解しようという感受性を持つ必要があるのだ。

 

沈黙を恐れるな、間を置いて話をせよ

・意識すべきは、相手が話した後に、いったん、間を置くことだ。相手の話に深く入り込もうという、物理的な時間を稼ぐことによって、自分が相手に返す内容も、そしてその言葉も精査することができる。
言葉として組み立てる、時間的な余裕を手に入れることができるのだ。

・すぐ反応するのは、自分に自信がないという側面もあるし、深く相手に入り込めていない側面もある。だからこそワンテンポの間を意識することだ。

 

人生の決定を焦らない

・二〇代後半から三〇代前半にかけては、人生の決定を焦らない。

・焦って下した決定というのは、必ずどこかで綻びが出てくるものなのだ。落とし穴が待っているのである。

・決断をすること以上に、決断を留保することには勇気が必要なのである。

・年をとっていけばいくほど、決断の大切さよりも、決断できるにもかかわらず、あえて意識的にワンテンポ遅らせ、判断を留保することが、いわゆる人生の知恵だということに気づけるようになっていく。

 

人と対立することは無意味である

・自分の存在に対して不安があるから、敵をつくったり、対立軸をつくったり、物事を白黒に分けてトレードオフをつくりたがるのだ。

・弱い人間ほど、敵が欲しくなる。敵は、存在の不安から生まれるのだ。

・自分と言う存在に対して、自分自身で認めることができている人、自信がある人は違う。
自分を愛するという気持ちを持ったとき、人間は敵をつくらなくても済むようになる。

・他者によって自分が規定されるわけではなく、自分が自分自身を知り、信じることにより、他者との関係性の中で自分の存在を規定しなくてよくなるのである。

 

目の前の地味な仕事をこなすことが成長の近道

・今の仕事に対して、自分なりに最高の喜びを見出すことができるか。ということを常に自問しながら仕事をしてきたかどうか。

・大事なことは目の前にある完璧ではない環境の中で、自分がどのような意味を見出せるか、ということである。

・遠くも目標を見るのはかまわない。しかし、まずやるべきは、目の前にあるものの中から意味を見出す努力である。

 

理不尽なことを学びに変えていく

・問題の捉え方を変えれば、理不尽なことですら、学びになることに気づける。

・敵の中から自分が学べる材料を探してきたときに、その敵は感謝の対象に変わっていく。
それを延々と繰り返していく人生はたしかにつらいが、今の段階で付き合わなければいけない人であれば、その人を憎しみの対象ではなく感謝の対象に変えていくしかないのである。

・相手のペースに乗ってあげるくらいの気持ちであれば、状況は変わる。
そうした人の存在は、どんどん小さくなっていく。かわいそうな人だとわかる。

・余裕が大事なのだ。余裕を持たなければ、人生は楽しめなくなる。
生活の中で、精一杯にならないよう気をつける。そして同時に、自分のキャパシティを大きくしていく。
自分の器を思考力や感受力も大きくしていく。そうすることで、余裕はさらに大きくなっていくのである。

 

まとめ

組織の中で働いていると何かと理不尽に感じることも多いですよね。

理不尽だと感じながらその感情を持ったまま仕事をしていると、仕事へのヤル気や熱意が消失してしまう。
自分の仕事への誇りが持てずに仕事への自身すら失うという負のスパイラルに陥るという経験は誰しもあるのではないでしょうか。

一見理不尽だと思われることも、問題の捉え方を変える。
つまり、自分目線でなく相手の目線に置き換え、相手の立場を理解する。
そうすることで自分の肚に落とし、その仕事に対してなんらかの喜びを見つけること。
それが負のスパイラルを回避することだと考えられます。

すぐに感情的になり自分の正論を押し通すのではなく、
相手のペースに自分が乗ってあげるというような心の余裕を身につけなければならないと感じますね。

 

 

 

感情力ー「断言しよう。人生は変えられるのだ」


自分を苦しめる人に力を与えているのは自分である

・不条理や理不尽が蔓延する世俗と関わりながらも、心は常に凪のような穏やかな状態を保ち続けること。その境地に達することで人生は今よりはるかに豊かなものになるのではないか。

・自己成長と平静なる心は、両立するだけではなく、実は補完し合い、相乗し合う関係になり得るということに気づいておく必要がある。

・自分が権威や悪意に苦しめられていることに気づいたとき、実は彼らが力を持っていたのではなく、その力を容認していた自分を知ることができる。

・大事なことは、自分を大きくすること。相手に力を与えないこと。

 

自分を愛せなければ、他人は愛せない

・もし他者を愛したいのであれば、自分を愛することから始めなければならない。

・ネガティブな感情が生まれたとき、大切なことはその感情に自ら気づいてあげることだ。

・必要なことはネガティブな感情を、無意識の空間から意識の空間へ移行させていくことだ。

 

悪意にも一パーセントの真実が隠されている

・攻撃の九九パーセントが間違っていたとしても、そこに一つの学ぶに値する真実があるとすれば、その敵でさえ、敵対する相手ではなく、感謝の対象と捉えることができる。

・弱さの怖さを認識しておくことである。そして、悪意を持たないから自分は正しい、と思ってはいけない。

 

他者の欠点は、必ず自分の中にもある

・見えるものを増やしていくと、見えているもののそれぞれの意味を、深く刻んでいくことになる。これが、自分を深化させることになる。自分の内面世界を拡張していくことにつながる。

・他者の欠点を笑ったり、非難したりする人がいる。それ自体、自らの感情をネガティブに持っていく行動である。むしろ相手は、自分自身の中にあるかもしれない欠点に気づかせてくれた人だと感謝しなければいけない。

 

感情を制御するには飴と鞭が必要である

・まず心がけることは、自分の感情に自分自身が光を当て、深く理解しようとすること。

・自分の内面を理性と感情に分けて、役割を与える。理性を主人にし、感情を奴隷にする。理性と感情の上下関係をしっかり定めるのだ。

 

人間の力量はあたりまえのことをやる力量で測れる

・大事なことは、外面的な測定基準、判断基準ではなく、自分の中で内面的な判断基準をさだめることだ。最終的には自己評価の場をつくっていくしかない。なぜなら「比較」的なものの考え方というのは、いつまでたっても誰かの人生の話だからである。

・これからの人生で問われるのは、自分自身で問題をつくることだ。

・人間の力量というのは、実は当たり前のことをやる力量だ。

 

悩みは概念化することで手放せる

・物事を一段、抽象化し、概念度を一つ上げる。抽象度を一つ上げる。そうすると思考ができるようになる。大局的になれるのである。

・悩みそのものを、概念化してしまうことだ。個別の事象の表面的で非本質的な要素をそぎ落とし、本質だけを引っ張り出す。概念的な思考は、こうした本質を見抜く思考でもある。

 

人間の命は、死ぬまでの借り物に過ぎない

・いろいろなものを決めつけ過ぎず、将来に対する種を蒔き続けることだ。そして、同時に、自分の前にある、自分の蒔いた種にも水をやる。

・結局、自分の命や人生は、すべて借り物だと考えるのだ。借りたものを満喫しながら、西遊的には返却しなければいけない。

・人生の充実は長さにあるのではない。深さにこそあるのだ。

・感情がネガティブに揺さぶられることが、どのくらい貴重な人生をの時間を毀損するか。

・将来を描くことも大事だ。しかし、それ以上に大事にしなければならないのは、今この瞬間である。目の前にいる人であり、目の前にあるやるべきことである。このことに気づければ、人生に緊張感が走り、そして集中力が高まり、今を深く刻みながら生きることができるだろう。

 

まとめ

相手から徹底的に非難や追求を受けたときあなたはどうでしょうか?

萎縮し、自分に自信がなくなり、さらには自分を責めてしまうのではないでしょうか。
逆に感情が先立ち、頭にきて反論することもあるのではないでしょうか。

大事なことは感情に任せて言い放つ相手に力を与えないこと。
萎縮や感情による反論は相手を余計に高ぶらせてしまいます。

平静な心を持って相手の言葉ひとつひとつに耳を傾けること。
自分の成長の助けになる部分は真摯に受け止め、感謝するくらいの気概でいたいものです。

ネガティブな感情が表れた場合、自己嫌悪するのではなくネガティブに居場所を与えてやること。
ネガティヴに気づいてあげて、意識下にもってきてゆっくり対策を考える。
そうすれば、自分を嫌いにならずに済みますよね。

人は感情次第で幸せにもなれるし、不幸せになりうる。
内面の思考によって、感情を制御する力を身につけていきたいものです。