「小さなプライド」というゴールに立ちはだかる高いハードル
・努力では解消されない壁が心のハードル。
・何の得にもならないちっぽけなプライドを捨てていったら、人間としての自分を尊敬する気持ちが現れた。
失敗を「すべて」ではなく「一部」と捉える
・自分の全力を出し切っておくこと、そのことが後悔を整理することや、物事をきっぱり終わらせるためにもすごく重要。
・転倒=恥と感じる人、失敗=胸を張れないことと感じる人は多いかもしれないけれど、「胸を張れないこと=転ぶこと」では絶対にない。
・失敗を「すべて」ではなく、長い成功への道のりの「一部」としてとらえられるかどうか自分自身への自信の度合いが大きく変わる。
「恥ずかしい」という気持ちが、成長を止める
・間違うこと、失敗することに過度に反応したり、それ自体を「恥」として避けて生きている人は多い。
・失敗が恥ずかしい。その気持ちを克服しないまでも、きちんと向き合っておく方が、結果として競技力向上につながる。
「自分」をあきらめない。立ち上がった瞬間が自信になる
・失敗したけれど、もう一度跳ぼうと思った。その決意した瞬間が、その後にとても大きな影響を与える。
・挑んで、負けて、また立ちあがる。立ち上がった瞬間、自己肯定感が磨かれる。
自分で選んだものは、失敗や反省も含めて、濃い
・空気を読まずにタブーを打ち破る強靭さのようなものが、突き抜けるためには必要。
・失敗も成功も自分で選んだものは最初から最後まで自分の責任であるということ。
・自分の臨界点を知ると、頭で考えていたのとは案外違っていることにも気がつく。
・「できる」「できない」という臨界点の領域が明確であればあるほど「ピンとくる感覚」も鋭くなる。
初動が早ければ東大生にも勝てる
・初動の速さが全てに影響する。
・自分のいるところから動けないのは、正解を求めすぎるから。確信を求めすぎるから。
・仮説状態で即決即断し、素早く修正しながら前に進む。
いつもの毎日を「続ける」ことは、他の人生を毎日「あきらめる」ことである
・選択肢の存在を意識して、「今はこっちを選ばない」と知りながら生きているのと、ルーティンとしてただ「今までやってきたことをこのまま続けている」のとでは、大きく違う。
・「あきらめている他の人生」の存在に気づくかどうかが、人生を広げる鍵。
どうでもいいこだわりを、いかに減らせるかが成長の鍵
・成長の鍵は、自分が大事だと思い込んでいる「どうでもいいこと」を、どれだけ少なくできるかにある。
・本当に大事なことを突き詰めるには、こんなふうでいたい、こんなふうに見られたいという欲望との決別が必要になる。
「他人軸」から「自分軸」へシフトする
・結局、自己評価の揺れは、自分で何とか折り合いをつけるしかない。
・他人軸に入ったギアをニュートラルに戻す。それが「認識する」こと。すぐに自分軸へギアを入れることができなくてもいい。一旦ニュートラルに戻すこと。
ありのままでいることは結構難しい
・他人が自分を肯定してくれるから自分は素晴らしいと思っている間は、残念ながら満たされない。
・ただありのままの自分を認めてあげること。あなたとして生きていることを、ただほめてあげること。人生をかけて徐々に許していくことしかできない。
まとめ
心のハードルを乗り越える。失敗・恐れ・自分でつくる限界・常識・他人の目、数え上げれば心のハードルってやつはキリがありませんよね。
その一つ一つのハードルを乗り越えるには結局自分自身で理解して、折り合いをつけて受け入れることなんですよね。
失敗は誰にでもあるし、それは恥ずかしいことではなく、長い目で見たときの成長の過程にある一部のことであって、それは長い人生においては本当にちっぽけなもの。
むしろ行動を起こさず、自分がやらなくてはならないと思い込んでいることや他人の常識にとらわれて大事だと思い込んでいることをひたすら続けていると、「あきらめているもう一つの人生」に気がつかない。
今はあえてやらないと自分軸で選択しているのか、「どうせできない」と逃避しているのかを考えないといけない。
とにかく、思い込みを捨てニュートラルに自分を持っていくことが心のハードルを乗り越えるのに必要な精神状態なのだと感じます。