■現実や常識よりも価値のあることを考えよう
・「あるものの中から選ぶ」ことしかできなかった時代から。無限にある候補の中から自分の意思で選択することが求められるようになったいまの時代は、働き方においても、いままでの常識にとらわれず、自分の「好き」を優先するほうがうまくいくように変わりつつあります。
・サラリーマンの最大のデメリットとして、自分の価値を自分で決められないことが挙げられます。
・「安定・安心」と「自由」はトレードオフの関係にあります。
■サラリーマンだから不自由というのは時代遅れ
・フリーに向かない人が無理に独立しても、毎日を楽しめないし、後悔することのほうが多いでしょう。
・会社で仕事をしつつ、自分が「これで食べていく!」と確信を持てる分野をつくり、その得意分野の力を磨くことを優先してください。
このプロセスを踏まずに、ただ「今いる会社がイヤだから」というだけの逃げの姿で独立してしまうと、その先には「自由」な人生ではなく、「お金に縛られる」「お金がなくて困る」人生が待っていることでしょう。
■自分だけの「軸」に従うことに徹する
・自分軸とは何か。それは、「認識と行動が一致すること」。
・自分軸を作るというのは、目指す自分、つまり自分の意識に向かってひたむきに行動していくことなのです。
・誰かのマネをする必要もないし、どの生き方が優れているとか正しいというようなことは全くありません。
・自分の「思い」をしっかり認識し、その思いに一致した行動をとり続ける。それが「自由な生き方」の第一歩となるのです。
■ドリームキラーとは付き合う必要はない
・ドリームキラーはあなたの現状だけを見て評価するため、あなたの未来の可能性を高めてはくれません。
・人間が大きく変化するときには、自然と付き合う人も変わっていきます。
・パートナーがドリームキラーになってしまった場合は、焦らずじっくりと話し合うことで、お互いの方向性を修正することが大切です。
■自分を信頼できない人は、過去と未来しか見ていない
・自信がないというのは、自己否定という思い込みを「持っている」状態を指します。
・自己否定というのは、「自分で選んでいる」ということに気づいていない人がほとんどなのです。
・過去と未来を勝手に連結して自分を貶めるのはやめましょう。
それは世界にたったひとりしかいないあなたの、立った一度きりの人生を貶めてしまっていることだと強く認識して、自分をもっと大切にして下さい。
■「本当に自分がやるべきことなのか」を考える
・日々の感情に振り回されて疲弊してしまうのは、自分が仕事を「何のために」やっているかを明確にしていないからという可能性を考えてみてほしいのです。
・自分のするべきことが明確になると、自分の「軸」がブレることがなくなります。
・自分のやりたいことがある程度実現してくると、僕たちはより社会的な存在へと変化していくことが多いのです。
・自分を慰め、騙してしまうと、あなたは自分を騙したまま一生を終えることになります。
■備えができている人は突っ走れる
・大きな決断をして成功する人は、決断をする前に、ありとあらゆる努力を積み重ね、決断が「勝負」にならないように下準備をしているのです。
・勝負をするという精神状態にあるということは、準備が不足していることを意味すると思ってください。
・一度選択をしたならば、その道が正しい道になるように全身全霊で努力をし、「道をつくって」いくのです。
■まとめ
僕たちが就職した15年くらい前までは、ある程度会社にいい意味でも悪い意味でも依存していれば安心という考えがあった。
与えられる給料をもとにローンを組み、自分の城としてマイホームを建てれば安定安心という時代だった。
世の中は変化し、いつその安定安心が奪われるかもしれないという危機感と隣り合わせ。
また、逆にインターネットやスマフォの普及により、新しい働き方が可能な時代になっている。
そんな中で生まれてきた、フリーになれば幸せになれるというような風潮。
でも実際、フリーになって成功するというのはすごく難しいこと。
今の仕事がいやだからとかフリーに憧れてとかいう甘い考えでは簡単に成功することはできないだろう。
結局フリーになって成功する人というのは、確固たる自分の価値観を持ち、
それに従い「好きなこと」「得意なこと」「人の役に立つこと」を仕事にできている人。
そしてフリーランスには自由が与えられるが、自律と自立が求められる。
給料は自動的に与えられるものではない、自らが仕事をとって稼ぐしかない。
その意識がなければ成功できないのだろう。
サラリーマンであろうと自分の軸を持ち、自分自身が他者に振り回されずに何をなすべきかを知ることができれば、会社からも自由になれると僕は思う。
フリーになりたければ、そういう土壌を養って、機が熟した時なればいいのではないでしょうか。