セカンドクリエーターを味方につけろ–革命のファンファーレ


セカンドクリエーターを味方につけろ

・クラウドファンディングがメディアで取り上げられる時に、いつも「金額」が注目されるが、クラウドファンディングの金額には何の価値もない。目を向けなければいけないのは、支援学ではなく、もう一つの数字。支援者数だ。

・これまで僕らは「いかにお客さんを増やすか?」の競争をしてきたけれど、そんなことはしなくてよくて、「作り手」を増やしてしまえばいい。作り手は、そのまま消費者になるから。

・クラウドファンディングは、資金調達のツールではなく、共犯者作りのツールである。

・僕らが「買うモノ」と「買わないモノ」を線引きする基準は単純明快、「生活する上で必要であるか否か」だ。

・どうやら僕らは「作品」にはお金を出さないが、「思い出」にはお金を出すようだ。

・「おみやげ」は生活必需品だったのだ。

・人は「体験」に流れ、その「体験」を家族や友達と共有するべく「おみやげ」を買う。

・セカンドクリエーター(ラジオでいうハガキ職人)の層が増えに増えた。

・これからの時代は、このセカンドクリエーターのクリエーター心をいかに揺さぶるか。いかに「作ってみたい」と思わせるか。そこがヒットの鍵になってくる。

 

信用時代の宣伝は、口コミが最強。口コミをデザインせよ

・現代の宣伝力は、つまり信用力だ。信用が担保されない広告に、広告効果などない。

・広告は「いかに口コミをさせるか」の勝負になってくる。

・自分一人で広告をしてはいけない。”広告させる”ことが大切だ。

 

ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え

・大切なのはニュースを出すことではなくて、ニュースになることだ。

・手元にはどんなカードがあるのか?そのカードを使ったほうがいいのか、カードを使わないほうがいいのか?それはその時々で変わってくる。広告とは、常に「最適解」を探す作業だ。

 

お客さんは、お金を持っていないわけではなく、お金を出す「キッカケ」がないだけだ

・皆、1500円は持っているのだけれど、本屋には、1500円を出す「キッカケ」がないのだ。

・本屋に置かれている本は、「本の力」だけで売れなければならないのだ。

・そのプロモーションからゴッソリ抜け落ちているのは、コミュニケーションデザインと、それともう一つ、「お客さん側の手柄」だ。

・本気で本を売るのなら”本を買うキッカケ”をデザインする必要がある。それは「コミュニケーション」だ。

 

まとめ

自分自身はクラウドファンディングを立ち上げた経験はないのですが友人のクラウドファンディングの支援をしたことはあります。

その時感じたことは支援をし、プロジェクトに携わっているとそのプロジェクト自体が自分ごとのように感じられてくるということです。

書かれているように金額の多寡は全く広がりができないけれども、共犯者を多く作ることでその輪がさらに大きく広がり支援者が支援者を呼ぶ流れになるということを実感することができた貴重な機会です。

 

商品を売るにしても、サービスを広げたいと思ったとしてもやはりそれはいかに共感者を作ることが大切なのかということを実感します。

共感者となった人がその体験に満足を感じながらセカンドクリエーターとなって商品やサービスを自然発生的に広げていってくれる。そんな環境を作り出していくことができれば成功したも同然なのでしょう。

そのためには「この人のために」とか「お世話になっているから」という信用がその人自体になければならないのだと思う。

しかし信用は1日にしてならず。

結局は地道な努力を積み重ねて人とコミュニケーションをとりながら信用を積み重ねていくことが大切なのだと実感します。

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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