■あらかじめ計画を立てる
・一日の計画を立てておけば、風を切って走るようにスイスイと目指す目的に向かって進んでいける。
■やることを決める
・やることがあり過ぎて何もできない状態を抜け出すには、リストを作成して課題を小口に分割し、今年一年集中するテーマに重点を置く。
■やらないことを決める
・自分のやるべきことをやり遂げるにはどこに集中するのかを選択するだけでなく、何に関心を向けないのかを判断することが重要だ。
■予定表を使う
・本当に実行したいことがあれば、「いつどこで」やるのかを決めよう。
■ToDoリストに残さない
・3日手つかずのものは次の4つの選択肢のどれかを選ぶ
① ただちに実行する
② 予定表に組み込む
③ そのままにしておく
④ いつの日か/もしかしたら
・やることリストの項目は72時間以内に対応してリストから消す。それ以上とどまれば、やるべきことの妨げになる。
■よい中断は生産性を上げる
・的確にストップをかけると時間と自分自身をうまくコントロールしていくことができる。集中を続けるために、安定した状態を続けるために、時間ごとにストップをかけてみよう。
■夜は見直しと学習の時間
・一日の終わりに必ず数分間確保し、今日自分が学んだこと、そしてコンタクトを取るべき相手について考える。この数分間が明日を今日よりもいい日にするためのカギとなる。
■日課をつくる
・一日に運営する作業を日課にする
① 朝の日課(5分)あらかじめプランを立てる
② 改めて集中する(1時間ごとに1分)1時間単位で軌道を修正する
③ 夜の日課(5分)今日を振り返る
・一日わずか18分の日課で、効率の悪い時間と決別できる。集中すべきことを慎重に的確に選択し、一日を通じて新鮮な気持ちで取り組めるように自分自身に働きかける仕組みをつくる。
■まとめ
一年・一か月といった中長期のスパンよりも一日という短期のスパンにはスピード感が要求されますよね。今回特に勉強になったのは一般のビジネス書などには必須のToDoリストを活用するのではなく、やらなくていいことをまずリストアップすること。やらなければならないことにまみれて結局なにもできなかったということはよくあることですが、やらなくていいことを先にリストから外す作業をすれば確かに効率がよいということに気付きました。日常のルーチン業務の中にも削ればもっと大切なことが見えてくるということがたくさんあると思うのでこれはすぐにでも実践していきたいと思いました。
また本書のテーマである18分の法則についての説明が出ていましたが、これも大きな歯車と小さな歯車が回るように一日単位と一時間単位のPDCAを組み立てていくということですよね。特に短いスパンで結果を出そうと思えば、一時間に一回軌道修正が必要になりますね。これを実践できれば、毎日仕事が順調に回り、一日一日の充実感も得られるのだろうと思います。