●失敗から学ぶ
・あきらめずに立ち向かうことは、勝ち負けや、失敗か成功かという結果よりも、自尊心にとって、長期的にいい結果をもたらす。
・実際に失敗した時の辛さよりも、失敗するかもしれないと感じる時の恐怖の方が、実は私たちを痛めつける。
・失敗からより賢く、強くなったということに気づけば、これからもずっと生き延びていけると自信を持つことができる。
●完璧主義を手放す
・最善主義…失敗は人生の自然な一部分であり、成功につながる欠かせない要素。
・失敗を楽しむまではできないにしても、自然なこととして受け入れ、心配をあまりせずに活動を楽しむことができるのです。
・完璧主義者
⇒失敗を拒否する
⇒辛い感情を拒否する
⇒成功を拒否する
⇒現実を拒否する
・最善主義者
⇒失敗を受け入れる
⇒辛い感情を受け入れる
⇒成功を受け入れる
⇒現実を受け入れる
●価値ある行動をする
・20%の時間に努力を注ぐことで、期待する80%の結果は得られるであろう。
・「大事な2割」を知る。自分が大切にしている価値観に基づいて生きているかを考える。
・優先順位をつけ、80%の満足感を与えてくれる20%を選ぶ
●安全圏から出る
・人に親切にしたり勇気ある行動をしたりすれば、自分自身に対する考え方が変わり、自分をより親切で、より勇気ある人間だと感じるようになる。
・安全圏を超えて冒険をし、人に助けてもらったりフィードバックをもらったりして、たとえ失敗しても気にしない。
●感情を味わう
・子供時代や若いころに身に付けた考え方を変えることは難しいこと。わたしたちの多くが素直に感情を出せない理由はそこにある。
・つらい感情に焦点を置き、開かれた心で受け入れ、しっかり味わうことで、その辛さを解消することができる。
・感情が湧いてきたら、変えようとすることなく数分間その気持ちに浸ってみよう。
・感情を理解したり、変えようとしたりするのではなく、あるがままに受け入れ、その感情に寄り添う。
●一貫性をもつ
・その人が自分の言ったことを全て実行しているかどうかではなく、どの程度実行しているか。
・自分の発言を尊重することは、自分自身を尊重することになる。
・一週間の終わりに、書き出したことを振り返り、きちんと行動できたか考えてみる。
・自己信頼感が高まり、人から尊敬されるようになったと気づくまでに二週間はかからない。
今回の中で特に印象に残ったのは「完璧主義を手放す」ということ。完璧主義者は現実を拒絶する、最善主義者は現実の制約の中で最善を尽くそうとする考え方を持ち、現実を受け入れる。完璧主義者はゴールまでの道に一切の障害がないものと思い込み、最善主義者は失敗は人生の自然な一部分であり、成功に繋がる欠かせない要素だと理解している。完璧主義者は非合理・非現実な基準を設け、その基準を達成できず、欲求不満で不全感に悩まされるのに対し、最善主義者は失敗を楽しむほどまではいかないが、自然なこととして受け入れ、心配をあまりせずに活動をし、豊かで満たされた人生を送る。どうしても完璧主義に陥って自分で自分を苦しめることは人間誰しもあるとは思いますが、人生の中で一度立ち止まって俯瞰して最善主義者になると人生幸せにゆるく生きていけるのだろうなと思います。私自身も完璧主義を手放し、最善主義的考え方を持つように心がけたいと思いました。