○粗利の高いビジネスであること
・あたらしい働き方は、基本的に事前に投資をし、後から回収するスタイル。最初に投資ができる利益体質がなければ、どうしても自転車操業のようになってしまう。
○自由から成果・利益につなげる仕組み・体制
・経営においては、人は重要な資産であり、能力の高い社員がコミットしてくれたなら、成果は必ず上がる。
・個々の社員の能力をマネタイズする仕組みをビジネスとして持つ。
○社員の無駄・非効率を徹底的に排除
・あたらしいハードワークのもとでは、社員が本気に仕事に集中できるよう、経営者は徹底的にムダを排除する必要がある。
・ハード・ソフト両面で、多くの会社が社員が働きやすい環境を整えている。
○コラボレーションする環境づくり
・必要なのはみんなのアイディアが浮かびやすかったり、コラボレーションがしやすい環境、偶然が生まれるオープンな場所づくり。
○オフィスのロケーションを真剣に考える
・少し外れたところにオフィスを置くことで、会社としてコストを小さくすることができるし、近所に住むことになる社員も生活コストを下げられる。
○管理から解放、命令から合意
・「保証・条件・権利・管理」から「自由・成長・チャレンジ・選択」へ。
・管理された環境からはクリエイティブな発想は生まれない。
・心理的満足度が高いと、お互いがお互いに貢献しようという意識が生まれる。
○クリエイティブな人事制度
・制度づくりでは、面白いもの、ユニークなものを意識してつくっていくことも一つの考え方。制度づくりも発想の転換が必要。
○ルールを減らす
・ルールを減らせば、自分で考えなければならない。自分で考えて働く社員が増えていく。
○カルチャーが方向性を作る
・明文化されたルールをどんどん減らし、その代わりにカルチャーをつくっていくという意識。
・入り口となる面接は、会社にとって生命線といえるほど大切。
・カルチャーがあるからこそ上司の命令でなく、ピアプレッシャーによってモチベーションが高まる。
○社会的意義があるか
・社会的に意義がある、自分たちがやっていることが世の中を変えることにつながる、と思って働いてもらえる環境をつくることは、優秀な社員を採用するという点で大きな意味を持ってくる。
・上場するだけでなく、上場して世の中を変える。そのくらいのスケールのビジネスを経営者が発想しているかどうか。
あたらしい働き方を提供する会社経営に求められているのは、全ての項目において既存の会社の「常識」を覆したものだということです。社員の自発性や能力を最大限に引き延ばすための環境整備、無駄を徹底的に排除した労働環境づくりへの配慮。
そこで働く社員たちは、ルールや命令に縛られず、合意という名のもとに自分の能力を最大限に発揮して、それが周りの働く人たちのモチベーションになり、カルチャー化する。すごくいい循環が生まれそうですよね。
会社は個人の能力をマネタイズするビジネスモデルをつくり、そこで働く社員は自分の個性を発揮してのびのびと仕事ができる。会社と個人の間にもWINWINの関係が発生する。このような会社が存在するんですね。。。