部下は“過剰サービス”から始めなさい-「君にまかせたい」と言われる部下になる51の方法


■上司によって求める報・連・相は違う

・報・連・相が何のためにあるのかと言えば、必要とする人のためにある。基本は相手が求めているもの。

・上司がどんな報・連・相を求めているのか、上司のニーズの“マーケティング”が極めて重要になる。

 

■上司が言わないことは、部下が聞かないといけない

・上司が満足する仕事がどういうものなのか、そこをしっかり理解しておかないと、上司を満足させる仕事も、報・連・相もできない。

・上司の話を聞くだけでなく、部下から聞きにいく。それは部下による上司教育にもなる。

 

■まずは“過剰サービス”から始めなさい

・足りないものを指摘されて加えていくのでなく、過剰なものを削っていく。それが、上司が求める報・連・相を達成する方法。

・部下の様子の変化が最もわかりやすいのが、実は挨拶。その時に、優れた上司はよく観察しているもの。

 

■「上司に何をしてほしいのか」を明確にする

・報・連・相をしたら、おしまいではなく、それでどうするのかをしっかり言ってくれる部下には「まかせたい」と思うもの。

・状況が厳しい時ほど、対応策が多く打てるように、早く上司は報告がほしい。

・自分が咀嚼し、すべての責任を負う。部下の責任も自分が負う。そのくらいの意識がなければ、上のポジションは務まらない。

 

■悪い話のとき、「事実」と「判断」は分けて伝える

・上司にとって、報・連・相を受けて一番大切になるのが、ネクストステップ。そこで、しかるべき対応ができるかどうか、ということ。

・大事なことは「罪を憎んで人を憎まず」。起きてしまった悪い話は、悪いことだから憎む。しかし、それを引き起こした人を憎んではいけない。別の言い方をすれば「人を信じてもいいけれど、人のすることを信じてはいけない」。

 

■仕事の本質を理解しておくと、報・連・相も間違えない

・問われるべきは、本質的な仕事として付加価値をつけられているのか、ということ。火花が散る瞬間はいつか、をいつも意識しろということ。

 

■こまめな報・連・相は自分にもプラスになる

・こまめに報・連・相してもらうことで、上司は軌道修正を図れたり、イメージ通りの方向に持っていくことができたり、より精度の高いものにしていくことができる。

 

 ■まとめ

報・連・相に関しての理解にも新たな気づきがありました。

報告は上司から指示されたことのみで終わっていたのですが、上司に指示されて情報を足すのではなく、はじめから上司の必要とするだろう情報を過剰なくらいに集めて、そこから削り込みをするということ。

これは上司をお客様に見立てて、ニーズに合わせて選択肢を用意するといったマーケティング的な側面もあるのだということは目からウロコでした。

密度の高い報・連・相によるコミュニケーションを重ねることでより仕事の精度が上がるということですね。

これは実践すべきことだと感じます。

 

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投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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