掌るー時間に支配されない人生


ネガティブな感情を檻に入れる

・感情はプラス面もあるが、ネガティブなエネルギーで人間を支配することもある。

・感情が先走らないようにコントロールし、普段は檻に入れておくというリスクヘッジが必要になる。それが自分を掌るという行為である。

 

現実の理不尽にまみれつつ穏やかでいる

・心の穏やかさとは、自分を取り巻く社会・環境やその変化を受け入れる心があるということだ。それを可能にするのは、自分が最善を尽くしているという自信や自負である。

・発生する事態や結果についてはコントロールできない不可抗力な部分があると割り切り、すべてを受け入れる。選択は常に主体的に行い、結果に対する責任を負う。望んだ結果でなくても、自分の成長につながっているという喜びを見出す。

 

他者の自由意志を認める

・相手の言動が自分にとってどんなに理不尽極まりないものであっても、相手の立場になれば、そこには、相手にとっての合理的な理由が存在している。それは受け入れなければならない。

・他者の自由意志を認めよ。それにより怒りは消え、自分が穏やかでいられる。

 

自己統制できる人だけが他者を動かせる

・他者の感情への想像力は、自分の感情の機微を理解することによって養われる。相手を動かすスイッチを発見する力も高まる。

・他者を変えようとするならば、自分が変わることが最も近道なのだ。

 

感情の暴走という言い訳を排する

・理性が動く前に感情が暴走すると、生じた結果に対して納得がいかない。そうすると、自分で責任を取ることが苦痛になる。その感情は、自己否定につながり、負の感情のスパイラルに陥ってしまう。

・理性と感情は対立関係ではなく、主従関係に変えなくてはならない。

 

内面世界に不可抗力は存在しない

・意識や感情は不可抗力な世界だと思われているが、内面の隅々まで意識や理性の光で照らしだせば、制御可能な世界に変えていくことができる。

・自分の内面に不可抗力の部分がなくなれば、世の中がどんなに混沌としていても、幸福で穏やかな状態を築くことができる。

 

不安を心配に変えてはいけない

・不安を抱きながら、何も行動を起こさないとき、不安は心配に転じる。心配とは、不確定な未来に対して何もしない現在の自分を正当化する言い訳である。

・不安を次の行動への起点にするとき、不安はポジティブな意味を持つものになる。

・不安を感じることを恐れてはいけない。自信を持って不安に向き合ってほしい。正しく扱うことで、不安は、希望に満ちた未来への原動力となる。

 

 まとめ

感情を抑えて内面をコントロールする。

悲しいことがあったり、腹の立つことがあったり、苦しいことがあったり。

現実世界には本当に自分ではどうすることもないネガティブな事象が多いですよね。

 

ネガティブな事象が起こった時、あなたはどうしますか?

ネガティブな感情があふれ出てしまいますか?それとも我慢してポジティブを振る舞いますか?

 

ジョン先生が言うのは、自分ではどうしようもない不可抗力には抗わず割り切り受け入れること。

そして、内面で不可抗力を取り除き、それを自分の成長につなげようと解釈すること。

 

たしかに内面を制約するものって自分しかないですよね。

 

不安や恐れを行動の起点にする。心配の虜にならない。

これこそ本当の意味でのポジティブ・シンキングなのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

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投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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