リーダーは、人のすることは信じてはいけない-「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方


判断は必ずしもスピーディでなくていい

・自信を持って意思決定できないときは、決定のタイミングを先延ばしする。つまり「今決定しない」ということを決定する。そして、どうしてもこの時点までに決めなければいけない、という時期を確認する。

・朝令暮改をしてもいいし、最終決定までに判断が揺れ動いてもいい。

「事実」と「判断」を混同しない

・事実を重視する。正しい事実を集める努力をする。

・大切なのは、「人を信じてもいいけれど、人のすることを信じてはいけない」ということ。

・まずは、事実を聞く。その上で部下はどう思ったのか、を聞く。これをやらないと、判断だけを聞いて終わってしまいかねない。事実がきけない。

 

前向きなチャレンジは、迷った時には、やってみる

・やらなかった後悔と、やった上での後悔であったら、やった上の後悔の方がずっといい。

・どれだけの損失が出るかをイメージし、どこまでの損失に耐えることができるか、それを判断した上で、決断する。

・ひとつは、チャレンジしろ、とはっぱをかけること。そしてもう一つは、万が一、失敗した場合は、責任はリーダーがとる、と明言すること。

 

いつでも「何とかなる」という感覚を持つ

・「この会社にいなければ自分はおしまいだ」などと思わない。

・自分にできる最大限のことをやれば、神様は悪いようにはしない。

 

部下の意思決定力を鍛える

・意思決定の瞬間は、実は部下を育成できる絶好のチャンスでもある。なぜなら、リーダーにとって一番求められるのは何かを「決める」ことだからである。だから部下に判断させ、理由を聞いてみる。

・売り手の場合も買い手の場合も、最終的にどう折り合いをつけるのか。相手側の立場に立った交渉技術や考え方についても、リーダーはしっかり部下に見せてあげるべきである。

 

リーダーは逃げてはいけない

・「上が決めたから」は絶対言ってはいけない。大切なのはどうしてそうなったのか、をしっかり部下に語れなくてはならないということである。

・「決断力」を日ごろから強く意識する。怒られても恨みを買っても、決めなければならないことがある。リーダーは恨みに任ずる覚悟が必要である。

・逃げないとはつまり、決断すること。だからこそ決断する力を磨いておかなければならない。

 

 

まとめ

大切なのは「人は信じてもいいが、人のすることを信じてはいけない」ということ。

人格的に優れており、仕事のスキルの高い部下がいるとすると、その人間の評価がそのまま仕事への評価に繋がりやすくなります。

ただその部下も生身の人間、どんなところで失敗を犯すかわからないですよね。

リーダーと呼ばれる人はその部下のことを信頼しながらも、部下のする仕事・行為に関しては常に細心の注意をはらい、確認作業を徹底するものだということですね。

 

ついこの間このことを痛感させられる失敗を犯してしまいました。

信頼できる人に仕事を任せていたら、その人が多忙のため任せておいたことを忘れていて、お客様に迷惑をかけることになってしまいました。

やはりたとえその人が人間的に信用できる人であっても、自分が確認作業を怠らないことが非常に大切だと実感します。

 

確認作業をするということは、責任を部下に追いやるのではなく、自分の責任を自覚することだと心得たいと胸に刻みました。

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投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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