リーダーは饒舌でなくてもかまわない-「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方


日々の言動が信頼関係を作る

・部下は三日で上司を見極める、リーダーの日々の言動、さらには仕事ぶりそのものがコミュニケーションになっている。

・時には先輩を立て、救ってやることも必要になる。そういうことを部下に教える、という意味合いに置いても、リーダーが果たすべき役割は小さくない。

 

言葉ひとつで部下のやる気は変わる

・たった一つの上司の言葉が、委縮することなく、伸び伸び仕事をすることを可能にする。それだけの言葉をリーダーは発することができる。

・会議をするにしても、モノを運ぶにしても、書類を作成するにしても、火花が散る瞬間はいつかを意識する。

・「火花」が散る瞬間とは、ビジネスの、あるいは仕事の本質を考えることである。

 

リーダーの方から部下の意見を積極的に聞く

・部下は、一緒に目標に向かっていく仲間。ならば、一緒にミッションから考えればいい。一緒にどうすればいいか、考えればいい。話を聞いてみるべきだ。

・自分の意見を言う前に、必ず先に部下から意見を聞くようにする。すると、部下独自の意見が出てくる。出来る限り年次の低い社員から聞いていく。リーダーが指名してあげる。そして、リーダーは最後にしゃべる。

 

二つの就任演説から学んだ、聞く人をイメージして話すこと

・心からの一所懸命な言葉、生身のコミュニケーションが、会社を大きく変えるきっかけとなった。

 

意識するのは、とにかく「わかりやすさ」である

・リーダーとして部下に話をするとき、最も重視しなければいけないのが、「わかりやすさ」である。

・リーダーが部下に愛情を持っていれば、自然に何をすればいいかが見えてくる。

・シンプルでキャッチーなフレーズを作る。それは、チームや組織にやろうとしている事を浸透させ、勢いをつけられることである。

 

思いは文字にすると伝わる

・できることなら直に言葉で伝える方がいいに決まっている。しかし、それができないとなれば、他の方法を考える必要がある。身近でリーダーの言葉を聞ける人は別だが、そうでない人もリーダーの言葉は聞きたいのではないか。

・覚えたり、習慣にすることは、極めて難しい。だから、何度も何度も語りかける必要がある。そこに書く意味が出てくる。

・何十回も出てくる言葉こそ、最も本質的なこと。過去に言ったかどうかなど気にせず口にする。

 

「あなたらしくない」「あなたでさえ」という叱り方をする

・部下を叱るときに注意すべきこと、自尊心を傷つけない叱り方をする、ということ。

・絶対にしてはいけないことには、リーダーは声を荒げても怒りを表すべきである。

・なにか指摘をする時には、何かを肯定し、褒めた上で「こうしてほしい」という言い方を心がける。

 

大勢の前でうまく話すには、とにかく準備をすること

・うなずいてくれる誰かを何人か早く見つける。そして、その人たちに向かって話しかける。

・「コンテンツ」と「熱意」があれば何とかなるさ、と開き直ること。

・原稿は用意するものの、読もうとはしないこと。

・虚勢を張る必要はない。庶民派リーダーでよい。本当の自分は、そこにこそあるのだから。

 

 

まとめ

私は人前で話すことがあまり得意ではありません。難しい言葉を使ったり、専門用語を使ったりしようとして、結局中身や脈絡のない話になることが多かったのですが、今回の学びですごく気が楽になりました。

 

リーダーは決して饒舌でなくてかまわない。

わかりやすくシンプルに、そしてミッションからくる情熱をストレートに伝えればいいということです。

そのためには何度同じ言葉を使ってもいいし、大切だと思わせるためにむしろ同じ言葉を何度も言った方がいいのかもしれない。

 

そして聞く人のことをイメージして話すということ。

聞く人がどのような思いでいるのか、またどの次元の話を求めているのかということに気を使わなければならないということを学びました。

そのためにリーダーだからと虚勢を張らないで、謙虚に部下のことを常に気に掛けるやさしさと人格を磨いていかなければいけませんね。

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投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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