「どうして自分がリーダーに?」でまったくかまわない
・見てくれている人は必ずいる。頑張っていれば、周りの人が自分を押し上げてくれる。
リーダーシップは生まれつきのものじゃない
・リーダーシップは生まれつきのものなどではない、ということ。誰でもリーダーになれる素質を持っている。
・「リーダーシップ」のイメージを変える。カリスマ的な力でぐいぐい引っ張る「第四水準」の上に、謙虚な姿勢を持ち、人格的にも優れた「第五水準」のリーダーがある。
人を動かすより、まず自分を動かせ
・「努力をすれば、必ず報われる」と自分を信じる強い気持を持つ。
・人を治める前に、まず自分を修める必要がある。自分を修められないのに、人を治めることなどできない。自分で自分を修めようと努力し、自分でコツコツ頑張って自分を高めると、周りから推されてリーダーになっていくのです。
部下は、上司の人間性をこそ見ている
・部下は上司をよく見ている。そして見ているのは仕事ぶりだけではない。
・偉い人が謙虚でいるのはかっこいい。
・威厳を振りかざすよりも、何よりもありのままの自然体を見せたほうがいい。
挫折の経験が人の痛みを想像できる人にする
・苦い経験、挫折経験が意識や目線を大きく変える。人の痛みが想像でき、それを理解したうえで行動できる。
現場、そして弱い人を大事にする
・リーダーに問われるのはいかに動いてもらえるか、ということ。より強く目を向けなければいけないのは、部下なのである。
・偉い人や上司の顔色を気にする以上に、部下や後輩への態度を見直しておく。強くない立場の人たちに、しっかり目を向ける意識を持つ。
権力の恐ろしさを理解しておく
・地位を持つのと同時に、責任も背負う。人間を磨いておくことこそ、実はリーダーの最低条件なのである。
リーダーが発するべきは「ミッション」である
・みんなが納得する、頑張れるミッションをつくる。それは大きなパワーになる。
・「情熱を持って取り組めるもの」「自社が世界一になれる部分」「経済的原動力になるもの」の三つの円が重なる部分を会社として目指す。(針鼠の概念「ビジョナリ-カンパニー2」)
トイレに行く姿まで常に見られていると意識する
・大事にしなければならないのは、常に「長期的には、何とかなる」と楽観的であること。部下の前では「1%でも可能性があるのであれば、絶対にいけるぞ、大丈夫!」という気持ちを持ち続ける。
・いくら虚勢を張ったところで、できることには限界がある。それよりもみんな支えてくれ、というスタンスを大事にすること。
まとめ
私はリーダーになる人というのは生まれ持ってのカリスマ的な統率力や魅力がなければできないものだと思っていました。
しかし、そうではなく人間力を高めて謙虚な姿勢を貫けば、後天的にカリスマ的なリーダーよりも高い水準のリーダーシップを身につけるということです。
そして真のリーダーになる人というのは、ガツガツと自分がリーダーになるという野心を持つ人でなく、この人なら任せられると周りから推される人なのだということ。
そのためには、
虚勢を張らず常に謙虚な姿勢でいること、
弱い立場の人を気遣い決して上ばかり見ることはしないこと、
常に見られているということを自覚して振る舞うことが 求められます。
仕事力はもちろんのこと、人間力を高める努力もしていきたいですね。