ミッションの4つの大切さ
1.社会は常に変化しており「想定外」の連続。全てのケースを事前に想定してマニュアルを作成することは到底不可能。「想定外」の時にむしろ重要なのは、原理原則である。
2.同じ企業といっても、そこに集まる人は様々な価値観を持っている。みんなを同じ方向に向かわせるには、目印となる明確なゴールが必要となる。
3.ミッションを高く掲げることによって、それに共鳴する人たち、つまり最初から目指す方向が同じ人たちが入社してくる。
4.ミッションとは、通常とても崇高なもの。それを目指していると、社員のモラルが高くなっていき、離職率が減る。
ブランドとミッションは表裏の関係
・しっかりとした価格政策を保っていかなければ、ミッションに共鳴してくれていたお客様や従業員から裏切り行為として嫌われてしまうことがある。
「お客は値引きを望んでいる」という幻想
・お客様の満足は、決して値引きの絶対的幅が決定づけるわけではない。
同じ会社で働き続けるリスクとは
・大企業にいると、自分で意識しない限り、ミッションを考える機会が失われがちです。
・磨かなければならないのは、社内での経歴ではなく、どこに出ても役立つ自分のスキルなのです。同じ会社で働き続けるということは、その事実に気づかないリスクでもあります。
・だから私は会社のミッションと同時に、自分自身のミッション、言い換えればどの会社で働こうと変わらないミッションを持とうと強く考えるのです。
日本を今一度せんたくいたし申し候
・自分を会社にたとえたら、どんなミッションで自分を運営していくのかを、まず考えてほしいのです。すると、何をするのか、どんな会社で働くのか、どういう形で働くのかについても、答えが見えてくるはずです。
・会社員であるか、フリーランスであるか、起業家であるかは、問題ではない。大切なことは、ミッションを持ち、社会をよくする一翼を担うこと。
ミッションがある人は頑張れる
・人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力(稲森和夫)
・ミッションを持った人は頑張れる。すばらしいミッションを持つことができれば、明確なビジョンができるし、強いパッションがわき上がってくる。
まとめ
僕たちは何のために働いているのか。
この本を読むまではそれほど深く考えたことのないテーマでした。
生活のため、自己実現のためなど人によっていろいろと理由はあると思いますが、岩田さんがスターバックスでミッションとして徹底されたのが社会のためにという崇高なこと。
経営者として会社を社会のためにお役に立つものにしたいという思いを持つことは当然なのかもしれませんが、そのミッションが従業員にまで浸透すると会社全体がブランドになってくるということだと思います。
会社としてはいいミッションがあったとしても、それが従業員に浸透して従業員がそのことに誇りを持って仕事をしていないと活かされない。
私も一従業員として、もう一度会社のミッションを想起して、それを自分の軸に置いて仕事をしなければならないと強く思いました。