○信頼される男は、「信頼関係をもとに・・」とは言わない
・信頼は目に見えず、「形」の無いものだからこそ不安になる。
・信頼関係は時間をかけてお互いを知っていく中で、自然と生まれ、熟成される。
・信頼は共用すればするほど、失われていくもの。言葉にした瞬間「偽物」になる。
○信頼される男は「言い訳」をしない
・「言い訳」はあくまでも自分を正当化する弁論。
・「言い訳」の数だけ信用が失われていく。
・遅刻をするということは、相手の時間をリスペクトせずに、自分本位の時間の使い方を相手に強要していることになる。
○信頼される男は自分の「肩書」をわざわざ言わない
・自分の「肩書」は、あえて言葉にしないというのが、美徳。
・「肩書」はその人の「人となり」とは異なる。
○信頼される男は、「過去」の自慢話をしない
・人生のピークを「過去」に持っていかず「今」を生きる。
・言葉のキャッチボールにより、少しずつお互いの「心」と「心」が近づき、「共感」が生まれる。
○信頼される男は「ありがとう」を惜しみなく伝える
・「ありがとう」は魔法の言葉。相手の気分や気持ちをパッとポジティブに変えてしまう。
・心のこもった「ありがとう」の数だけ「信頼」される。
○信頼される男は「Recognition」を演出する
・「ありがとう」と称賛したい人がいる場合に、その人の真価を認め、正しく評価すること。つまり「Recognition」の演出で感謝の気持ちを伝えるのが上手い。
○信頼される男は必ず「理由」を伝える
・「理由」なくころころと主張を変えない。
○信頼される男はネガティブな言葉を発しない
・「言葉をかける」ということは、相手の気分に影響を与えている。
・日々「ポジティブ・フィードバック」をし、感謝の気持ちを部下にきちんと伝え、彼らのモチベーションを上げている。
今日から取り上げるのは能町光香さんの「一流秘書だけが知る信頼される男、されない男」を取り上げます。秘書目線から会社の役員クラスの人の器を見極めてこられた著者の本音が入っており非常に面白い本でした。
今回のテーマは「信頼される男は伝え方がうまい」。もっとも共感できたのは「過去の自慢話」をしないということ、目上の人の話で「私の時はこうだった」とよく武勇伝を話される方がおられますが、聞いていてうんざりすることはよくあることだと思います。リーダーは過去の成功体験に居心地のではなく、状況の変化を読み取り現在・未来に生きなければならない。過去の自慢話はかなり相手のモチベーションを下げる行為なのだということを肝に銘じなければならないと思いました。
そして、「ポジティブフィードバック」「Recognition」といった部下のモチベーションを上げる行為をしっかりと身につけていきたいものですね。