○人は人で磨かれる
・君の友人に会わせたまえ、君がどんな人間か当てて見せよう。君が君のクオリティアップを図りたいならば、一番効果的な方法は、「自分よりも優れた人と付き合うこと」に尽きる。人間はつき合う仲間によって、知らず知らずのうちに、絶大なる影響を受ける。「親友」よりも心をさらけ出せる「心友」を得る。
・犬小屋から抜け出しなさい。よき心友を得るために自分のコンフォートゾーンから抜け出す。「犬小屋の論理」に陥らない。ランチを社外の人と食べる。質の良い勉強会や異業種交流会に出かける。異質の人と触れ合うことで、感性の泉がいつまでも枯れることがない。
・理念がなければよき心友は集まってこない。自分の価値観を明確にし、それに沿った行動をしていると、周りから信頼と尊敬を受けることになり、それが求心力の源になる。
○オープンマインドで耳を傾ける
・目標が大きくなればなるほど、自分ひとりの力だけではたどり着けない。
・よき心友だけでなく、メンター(師)が必要である。
・メンターに完璧を求めてはいけない。メンターがその欠点をどう矯正しているのか、どう折り合いをつけて生きているのかまで学んでこそメンターの存在の意味がある。
・耳の痛いことを言ってくれる人ほどそばにおけ。客観的な視点から指摘してくれる人が一人もいない人は危うい。
・理念がなければメンターには出会えない。
○真のリーダーを目指しなさい
・部下には君の理念を示せ。物事を長期で捉える。「多長根」の視点。
・リーダーは長期に加え、短期でも考えられねばならない。変化に対しても柔軟でなければならない。
・変化に対し、マネージャーは「改善」を考えるが、リーダーは「革新」を考える。
・部下の心をインスパイアする。
・人望とは。リーダーとしての能力〈スキル・マインド〉を発揮し、仕事で結果を出した時に生まれるものである。
○心を揺さぶるスピーチの秘訣
秘訣1.目的を明確にする
秘訣2.相手と波長を合わせる
秘訣3.話を三点に絞る
秘訣4.なるべく借り物のネタや言葉を使わない
秘訣5.心で話す、情熱的に話す
秘訣6.質問を投げかけて注意を引く
秘訣7.最初に言い訳と謝罪をしない
秘訣8.ジョークを交えて話す
○負けないチームのつくり方
・チームワーク強くする二つの条件
条件1.理念と目標を全員で共有する-全員のベクトルを同じ方向に向ける。自分が究極の理念を示し、それにみなが共鳴すると、考え方に大きな違いがなくなり求心力が働く。
条件2.会社の目標と個人の目標を一致させる
・部下に必ず結果を出させるための6つの秘訣
秘訣1.目標と責任を明確化する
秘訣2.目標の決定のプロセスに関与させる
秘訣3.権限を出来る限り委譲する
秘訣4.結果責任はリーダーが追う
秘訣5.信賞必罰を徹底する
秘訣6.部下を資産として扱う
○最後に勝つのは、負けなかった人
・30代まではダボハゼでいけ。与えられた仕事には何でも食らいつく。
・不得意なことは切り捨てろ。どんなに努力しても人並み以上になれないことは切り捨てる。
・人間力を高めろ。情熱を持つこと、肯定的に物事を見ること、謙虚さを失わないこと、自分の理念を持っていること、礼儀礼節をわきまえること。ただし、スキルあってのマインド、人間力が高くても仕事ができなければ意味がない。
・あきらめなければ負けではない。最後に勝つのは、あきらめなかった人だ。多くの問題や苦難に立ち向かい、自分に克ち続ける。克つ人は勝つ人になるのだ。
今回のテーマは「仲間がいる人は負けない」。自分には「心友」は何人いるだろうかと思わず自問しました。自分の悩み、弱み、欠点をさらけ出せる心友。よき心友をつくるにはコンフォートゾーン(快適空間)から脱出しなければならない。多くの人と会って価値観の合う人を見つける。焦らずゆっくりとたくさんの人と会うことが大切だということを実感しました。確かに長い人生の中で、会社や学校という箱の中で出会う人というのは本当に一握りですよね。もっと視野を広げて、いろいろな世界を見なければいけないし、もったいないと感じる今日この頃です。ソーシャルメディアというツールがリアルを補完するものであるとすれば、ネットでの交友から価値観のある人を選別してリアルの心友にも発展する可能性もありますよね。様々な可能性を模索しながら、自分の人生を充実させてくれる心友を一人でも多くつくりたいものですよね。