仕分けする人は負けないー負けない力


○都合良く物事が運ぶことはめったにない

・問題解決力は「負けない力」を得るために大切である。

・問題発生は改善するチャンス。日ごろからリスクマネジメントの意識を持ち、重大な事故が発生する前に芽を摘むことのできるシステム。そして、管理職や同僚とその芽の存在を共有できる人間関係と習慣をきちんとつくっておく。⇒「PDCマネジメント」

・他人や天気は自分の思い通りにならない。

・自責と多責の順序を間違えない。

・自責は多責の3倍重要である。

・事実だけを見て、無用な心配をするな。事実と推測をきちんと仕分けする。

・緊急度・重要度の低い問題はズバッと断ちきる。

・全て追えば全てを失う。「メリハリ」「つぼを押さえた仕事をする」。自分にとって無駄なこと(相対的に重要度が低いこと)を思い切って切らないと、自分の限られた人生資源(時間やエネルギー)を重要なことに投入できず、スキルも高まっていかない。

・仕事ができる人は「多長根」で考える。成功する人は、一面ではなく多面的に、短期に加え長期的に、枝葉末節にとらわれず根本的に考える。

・数字でイメージすると心が折れない。自分のすべきことを数字でイメージする。

・楽しんでやれば、物事はうまくいく。今やっていることを好きになる。人間は、かなりの部分は自己暗示の動物である。好きなのだ、楽しいのだ、と思い続けると、だんだんそうなってしまうのだ。いい意味で自分を錯覚にかけ、催眠術にかける。「心頭滅却すれば火もまた涼し」である。

○逆境に負けない3つの心得

心得1.備えあれば憂いなし…貯金、スキル取得など経済的な防備

心得2.自分の能力を高めておく…将来への種まき、爪を研ぐ

心得3.苦しい時ほどいつも笑顔でいろ…どんな人間なら応援したいか考える

○他人が失敗した君を見ている2つの視点

視点1.君はチャレンジ精神のある人間か…1度目の失敗は学習、2度目の失敗は確認。

視点2.君は失敗から学べる人間か…PDCの「C」 の作業を欠かさない。

○戦略は実行して初めて意味をなす

質問1.言いっ放しになっていないか?…理念と戦略との間の整合性

質問2.成功しやすい場所にいるか?…できるだけ有望な市場に自分の身を置く

質問3.付加価値があるか?…差別化できないビジネスマンは幸せになれない

質問4.集中しているか?…得意技を持っておく

質問5.実行しているか?…評論家になってはいけない

質問6.チェックしているか?…PDCのCの部分を忘れてはいけない

質問7.負けない仕組みをつくっているか?…判断基準を数値で決める

○自分に満足した時から過去の人になる

・3つの満足

①    「悪い満足」自己満足、いわれなき満足感に浸りきっている様。安易な現状是認。

②    「正しい満足」やりがいと誇り、朝起きた時わくわくするような状態

③    「前向きな不満」現状否定、対策肯定。改善のため努力する状態

 

 

今日のテーマは「仕分けする人は負けない」。仕事上で大きな問題が、あちらこちらに出てきたときに動揺して結局対応が後手後手に回ることはよくあります。問題解決能力は仕事力を高めるためにも身につけておきたい能力ですね。特に大切なのは仕事におけるPDCのCの部分だと書かれています。日ごろからリスクマネジメントの意識を持ち、重大な問題が発生する前にその芽を積むこと、つまり評価・学習・反省・改善の検証作業が必要だそうです。

そしてもしトラブルが起こってしまった場合、中身を仕分けすることが重要だそうです。例えばコントロールできることとできないこと、今すぐできることと後回しにできること、人への対処とモノへの対処、上位20%かその他の80%かなど。全てを一気にこなそうとするとつぶれてしまう。いろいろな観点で問題を仕分けし「切る」ことが重要ですね。

 

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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