人間関係の幸福とはー幸福の習慣 


○幸福は人から人へ感染する

・日々接している家族や友人が幸せを感じていると、幸せを感じる可能性が15%高まる。

・あなたの友達の友達、そのまた友達の幸福度が高いと、あなたの幸福度は6%向上する可能性がある。

・幸せになりたいのなら、収入を増やすよりも、よき家族や友人との関係を強める方が効果的である。

・一人の健康と幸福は、周囲の人の健康と幸福に影響する。つまり、一人の幸福は、個々人の中で完結するものではなく、人類全体の幸福につながる。

○肥満も人から人へと“感染”する

・“ネットワークの影響力”は、体重にも影響を与える。

・もし、あなたの友人が太っていると、あなたも太る確率は57%上昇する。あなたの兄弟姉妹が肥満になった場合、あなたも肥満となる確率は40%高くなり、あなたの配偶者が肥満になった場合は、37%の確率であなたも肥満となる。

・身近で親しい人は、遺伝的な要因よりも、強く健康に影響を与える。

・健康的な習慣を取り入れるために、人間関係をうまく組み合わせると、相乗効果が期待できる。

○人間関係には治癒力を高める力がある

・親しい友人との関わりには、健康に効果のある何かが存在している。

・人間関係と健康状態の関係についての研究が進むにつれ、人が何らかのダメージから回復する際に、「人間関係の幸福」が、大きな影響力を持つことが明らかになった。

・身近な友人関係は互いに大きく影響し合って、まるでさざ波のように波及する。誰かが健康や幸福にプラスになるよう行動すると、周囲の健康や幸福を高め、その効果はまた本人に返ってくる。

・周囲の人の幸福を高めるためになるような“投資”をすると、確実に“リターン”が得られる。

○誰かと一緒に過ごす時間が幸福感を高める

・毎日6時間以上人と関わる時間を持っていると幸福度が上がり、ストレスや不安は小さくなる。

・内向的な人でもコミュニケーションの時間を少しでも長く持つと、人生の全体的な質を高める効果がある。

○最高の友人と呼べる人がいますか?

・“職場に最高の友人がいない”会社員が仕事に熱意を持って取り組んで成果を出せる可能性は“職場に最高の友人がいる”会社員の12分の1しかない。

○職場の人間関係は、仕事のやる気と成果を高める

・最も重要な要素は、“何をしているか”ではなく“誰と一緒にいるか”である。最高の友人と共に働けることは、仕事のやる気を高め、困難な状況の中でも共に成果を出すことにつながっている。

・職場の誰かと会話を交わすなど、ほんの少し人間関係が強まる行動で生産性は大きく向上する。

・コミュニケーション・ツールは業務を効率よく行うためだけでなく、従業員が互いに個人的なつながりを持つために活用すべきである。

○幸せな親友はあなたを幸せにする

・人間関係の幸福度を高めるためには、まずは親友を持つことです。その親友との関係の質が、あなたの健康状態と幸福にとても重要な役割を果たします。

・日々の生活に幸せを感じている友人が一人増えるごとに、幸せになる可能性は約9%ずつ高まる。反対に、日々の生活が不幸だと感じている友人が一人増えるごとに、幸せでいられる可能性は7%ずつ低下する。

○一人の友人に全てを期待しない

・互いに1人に依存せずに、何人かの友人の強みに意識を向けることがすばらしい関係を築くカギである。

○まとめ:人間関係の幸福とは

・人間関係の幸福度が高い人は、彼らが何かを成し遂げたり、人生を楽しんだり、健康でいることを応援し、成長に手を貸してくれる親しい仲間に囲まれている。

・彼らは仕事の時間も含めて、毎日ほぼ6時間程度の時間をコミュニケーションのために使っている。さらに、意識的に時間をつくって、仲間と集まったり、ともに旅をすることで絆を深めている。その結果毎日ポジティブなエネルギーを得ることができているのだ。

 

 

今回のテーマは「人間関係の幸福」。幸福は人から人への感染する。友人が幸せであれば、自分が幸せである可能性が高い。幸せになりたいのであれば、収入を上げるよりも、すばらしい家族関係や友人関係をつくるのが最も効果的だそうです。最近実感するのが「ネットワークの影響力」というもの。Facebookで人間関係を築くことによって、確実に自分への影響が出ていることが分かりました。知っている人知らない人問わず、すばらしい行動やライフスタイルをもっている人と良い関係性を持つことによって、知的にも身体的にも良い影響を受けることができると感じています。まさにSNSはリアルの幸福感にも影響を与える、リアル補完ツールだと最近実感することができます。

一人の友人に全てのことを期待しないで、それぞれの得意分野を持つ人たちとつながる。たくさんの人と知り合い、その人たちの強みに注目して自分に影響を受けさせるということが、自分の可能性の幅を広げることだと実感しています。

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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